真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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##第二十話##

キャップ

「クリスを仲間に入れたい」

 

これがキャップの今日の議題だった。

 

モロ

「今、聞いたよ。そんなの」

 

大和

「それで、一体なにがあったんだ?」

 

キャップ

「いや~、あれは逸材だと思うぞ俺、気に入ったもん。それにここの女子連中と同じぐらい気が強いしよ」

 

モロ

「それってもしかして恋、ラヴなんだ」

 

キャップ

「いや、それは無い(キッパリ)。それで俺は賛成なんだけど」

 

モロ

「う~ん、確かにクラスメイトとしてはちゃんと仲良くするけど、ここに入れるのはレベルが」

 

キャップ

「んなもん、解っている、それでみんなはどうだ。」

 

岳人

「俺様は賛成だ。」

 

すぐに、賛成の意を示す岳人・・・・・・絶対外見目当てだ。

 

一子

「う~ん。クリは要らん子だけど、勝負できる奴ができるのはいいわね」

 

キャップ

「ワン子は保留か、それじゃ、そこの二人は」

 

そして、俺らにその話が向けられた。

 

百代

「別にいいんじゃないか、キャップの勘は良く当たるしな」

 

キャップ

「それじゃ、「ちょっと待て、俺はないのか」あ、彰人はどうせモモ先輩と一緒だろ」

 

との一言で、俺の意見は終了。ちなみに百代は上機嫌だったので許した。そしてキャップは一番の関所に当たった。

 

キャップ

「それじゃ、そこで嫌なそうな顔をしている京」

 

「反対」

 

キャップ

「やっぱり?」

 

「ファミリーはこれでいい、他人はいらない」

 

キャップ

「だけどな、京。俺は確信しているんよ。絶対ぇ面白くなると思うぞ。それじゃモロは?」

 

モロ

「う~ん、僕も反対かな」

 

「よしよし、モロ。こちらのキノコワールドに来て、胞子を出して皆を洗脳しよう」

 

なんとも京らしい、じめじめ感MAXだな。そしてそこに

 

岳人

「よし、ワン子、京を説得して来い」

 

そして、一子はそれに応じ京の傍にいくが

 

一子

「ヘ~イ、ミスター京」

 

「ミスターは男だろうが(ギロ)」

 

一子

「そんな、に、睨まないでよう」

 

なんとも、説得の前で撃沈とは。そして、ラストは我らの軍師

 

キャップ

「それじゃ、内の軍師に最後を聞いてみよう」

 

大和

「いいんじゃないか別に」

 

「大和はクリスのこと嫌っているんじゃないの?」

 

大和

「確かに、いざこざはあるが、さすがに外国で一人は寂しいだろう」

 

なんともうちの兄弟は良く出来ているよ。

 

「大和は誰にもやさしいね、それじゃ私は大和に捧げるまで」

 

なんか京は方向性が違うような。

 

モロ

「僕だけ、我が侭言うのは出来ないから」

 

そして、モロも落ち、これで全員が賛成となった、まあ保留も居るが、しかしキャップは

 

キャップ

「なに、空気が悪くなったら、そしたら切る。それでいいな京」

 

「うん、それでお願い」

 

なんとも、さすがと言うのか凄いというのか、まあこれがキャップか、そしてこの会議は終了した。しかし問題はここからだった。

 

キャップ

「それじゃ、この話はここまで。それでは今度は彰人、お前の旅のお話をしろ、これは俺命令だ」

 

百代

「そうだな、色々聞きたいぞ。この美少女を一年間も待たして、なにをしていたのか」

 

なぜか、俺の問い詰めに変わっていた。

 

大和

「それじゃ、質問形式にするぞ。彰人もこれじゃ困るだろうから。」

 

そして、最初はキャップからだった。

 

キャップ

「よし、それじゃ、どこに行ったんだ、彰人?」

 

彰人

「えーと、最初はアフガン、次にドイツ、それで中国行って、後はイギリスかな。」

 

大和

「十分に行っているな。」

 

一子

「それで、彰人は一体何しにいったの?」

 

彰人

「そうだな、最初は墓参りだ。」

 

モロ

「それがアフガン?」

 

彰人

「ああ、それでよ、現地の人に聞いたら丁度、そこで紛争していたから、俺が殲滅させた」

 

岳人

「なんちゅうバカだ」

 

お前だけには言われたくなかったな。

 

大和

「それで、どうしてあのクリスのお父様と知り合いだったんだ?」

 

「そうだね、なんかドイツ語も完璧だったし」

 

彰人

「ああ、その紛争を止める任務についていたのがあの中将殿だったんだ。そこで大体のドイツ語を教えてもらったり、紛争地域行って、一軍隊無力化してたりして、金稼いでいた」

 

百代

「いいな、いいな。私も軍隊とか相手したいぞ」

 

なんとも破天荒な彼女であった。

 

モロ

「だけど、なんで中国なんて行ったの?」

 

彰人

「ああ、それがな。俺の引越しの時に刀見ただろ」

 

百代

「ああ、あの気がめちゃくちゃ出ているやつだろ」

 

大和

「なんか、凄く触りたくないオーラが出ていたよね」

 

彰人

「ああ、あの刀な実は名刀なんだ。」

 

キャップ

「なんだ、実は勇者の剣とかと同じか」

 

モロ

「いや、キャップさすがにそれな無いと思うよ」

 

彰人

「当たりだぞ、キャップ。あれはある意味そうだ」

 

モロ

「ホントに当たっちゃったよ、」

 

大和

「だけど、なんでそんなもん、彰人が?」

 

彰人

「ああ、なんて言うのかな、呼ばれた」

 

一同

「呼ばれた?」

 

皆さん、完全に首が横に曲がっていました。

 

彰人

「なんか、感じたんだ、そして行って見れば」

 

キャップ

「そこに刀があったてか、なんだよ、それ。すんげぇ面白そうじゃんかよ」

 

大和

「う~ん。その刀はなんて言う名なんだ?」

 

彰人

「ああ、御霊フツノだ」

 

一子

「なにそれ、フツノ?変な名前ね」

 

まあそうだろう、しかしこれの昔の呼ばれを聞けば皆驚きそうだな。

 

キャップ

「それじゃ、最後にしとくか、そろそろ遅くなってきたし。それじゃラストはワン子だな」

 

一子

「え、ここはお姉さまじゃないの?」

 

百代

「いいぞ、ワン子。私はどうせ夜になったら、“一緒の布団の中”で色々きくからな」

 

なんでそこで“一緒の布団”を強調するんだこの彼女は。

 

一子

「エロチカだわ。だけど、そうね、なら彰人、なんで九鬼君と仲いいの?」

 

岳人

「ああ、そうだな。なんであんな奴と仲いいんだ。」

 

彰人

「ああ、それが最後のイギリスだよ、正確に言うとロンドン。」

 

百代

「それで、その時どうしたんだ、あなた」

 

なんともいつも思う。この不意打ちはやめてほしい、ほら見てみろ、なんだか凄い目で見られているじゃないか。

 

彰人

「ああ、実はな、中国の帰りに九鬼帝、ようは揚羽さんのお父さんに会ってな、そのとき護衛の依頼があったんだ」

 

百代

「揚羽さんのか?」

 

彰人

「いや、それが英雄だったんだ。だけどあそこにはあのメイドがいるだろ」

 

大和

「ああ、確かにな。」

 

彰人

「だけど、実はその会議がなんでもテロされるという、ものだったんだよ。それで俺は隠れてそれを伺っていたんだが」

 

モロ

「だが?」

 

彰人

「物の見事に爆発が起きた、それでそのとき、隔離されてしまったのが俺、英雄、そしてその会議に出ていた、キリヤカンパニーの社長と、鉄さんだった」

 

百代

「なんと、乙女さんか」

 

彰人

「ああ、それで、その時、まあ色々あって、結局そのテロ犯を殲滅したんだ。」

 

大和

「相変わらず、殲滅好きだな」

 

彰人

「それで、なぜか、『王で我を仕事とは言え、守ったお前。さらにお前の力に我は感服したぞ』、とかなんとかで、あいつと友達になった」

 

なぜか、みんな俺の話を聞いた後、なんでだろう白い目で見られている。そして、一子のこの一言

 

一子

「彰人、まるで戦争みたいね」

 

なんてひどい。しかし他の百代以外は頷いていた。泣いてやる、泣いてやる、百代の胸で泣いてやる。

 

岳人

「しっかしよく、刀なんて持ってこれたな」

 

彰人

「ああ、それは国からOK貰っているから、」

 

大和

「あの総理から」

 

彰人

「ああ、ビックリしたぞ。衆議院議員でいいポジションだったなと、思っていたら総理になっていたな、あの人」

 

そう、今の総理は俺がよく、投げ飛ばしていた川神院の元門下生だった。

 

彰人

「それで、俺がいない間の変化は?」

 

次は俺の質問だったが。

 

キャップ

「う~ん、ないな」

 

クッキー

「僕が来ただろ、なんだよその反応は」

 

クッキー2

「オシヨキがひつようか?」

 

なんで変形するんだよ、このロボ。

 

大和

「そうだな、内の両親が外国に行った位か」

 

他は

 

岳人

「彼女とわかれ「嘘はいいから」」

 

なんとも岳人らしい嘘だ。

 

「とうとう、大和との子供が「できてないから!!」う~ん。程遠い」

 

彰人

「そうか幸せに「なにを勘違いしているんだ、兄弟!!」ふ、冗談だ」

 

一子

「う~ん、ないかな」

 

やはり、皆そんな変わっていなかった。そして最後に

 

百代

「う~ん、そうだな~」

 

彰人

「百代は後で、じっくり聞いてあげるから、今は我慢ね」

 

百代

「う~う~」

 

ああ、やっぱ変わってないや。そして今日の集会は終わった。そして帰った後の川神院での一室では

 

百代

「彰人~。今日も一緒に寝るぞ~」

 

彰人

「はいはい、おいで。」

 

そう言うとホント猫の如く丸まり、俺の胸の中に来る。

 

彰人

「しかし、百代。随分髪を伸ばしたな」

 

百代

「ああ、どうだ、お前だけだぞ触らせるのは」

 

彰人

「うん、すばらしい。それじゃその特別ついでにいただきますか」

 

百代

「な、今日もか、相変わらず「それでは」お、おい彰人。ちょ、ちょっと。もうしょうがない奴だ♪」

 

バカップルでした。

 


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