あの、後。俺らは色々あった。
まず風間ファミリーに入る際
百代
「いいか、今からお前は私たちの舎弟となるんだ」
ニヒル気味男の子
「ああ、契約する。よろしくな、姉さん、兄さん」
彰人
「いや、俺とお前同い年だろ。学校で見たことあるし・・・」
百代
「いいじゃないか。べ~つ~に~。と言うわけで今日からお前は舎弟だからな大和」
大和
「ああ。」
バンダナを付けている男の子
「俺の名は風間翔一。この風間ファミリーのリーダーだ。だから俺のことはキャップと呼んでくれ」
そして、ある台風の日にあの花を守るため、俺らが作り上げた秘密基地の空き地に大雨の中に行き、花を吹き飛ばされないようにしたな。
百代
「く、これじゃ」
百代はみんなを守りながら周りを見ていた時、急に看板が飛んできた。
一子
「え、きゃ、キャァァァァァ!!」
彰人
「せぇぇぇい!!」
そこら辺は俺も居たため無事に終了。そして後日、
岳人のお母さん
「みんな~写真とるよう」
そのときに、一緒に花を守った女の子がいた。たしか学校でいじめに会っている子かな。っと俺が思っていた時
キャップ
「おい大和。あいつも呼んで来い」
大和
「あ、俺がなんで?」
キャップ
「あれ京だろ。なんかお前を怖がっている感じがするからだ!」
いつものキャップの破天荒さだった。そして、大和が京を連れてきて、
岳人のお母さん
「あらあら、新しい子が一人居るのね。まあいいわ。それじゃはいピース♪」
そして、それからと言うもの京は風間ファミリーに入った。
てなことも有り、さらにそのグループにいた岡田一子って子をこちらで引き取り、川神一子に代わった。そのときも
一子
「よろしくお願いします。お姉さま。」
百代
「彰人。とうとう弟だけではなく。妹も出来てしまった。」
彰人
「おい、百代。弟じゃなく弟分だから・・・」
一子
「えーと、お兄様?」
百代
「お、お兄様・・・ぷぷぷ」
一子の一言に今にも笑いそうな百代。
彰人
「いや、一子。いつもと一緒でいいから。彰人でな?」
一子
「うん。それじゃ改めてよろしくお願いします。お姉さま、彰人。」
これが小学生の頃の思い出。
そして中学生に上がり、
京
「大和好き。付き合って、」
大和
「お友達で」
今日は金曜集会と言う日。簡単に言うと京が親の事情で他の県にいくことになってしまった時にキャップが「なら、金曜は必ず風間ファミリーが集まる日にする」の一言で決まった。そしていつの間にか、京は大和に溺愛していた。
キャップ
「なあ、モモ先輩。なんでいつもそこなんだ?」
キャップが指摘している。まあみんなそう思うだろうな。今ここは新しい秘密基地。どっかのビルの一室。ある意味学生が持つ秘密基地の中で最高峰であろう。そして、そこにはソファーなり椅子なり本棚があるんだが、百代は本棚の上に座るのが定位置であるが・・・
モロ
「そうだね。いつもそこだよね」
説明が遅れたがこいつは師岡卓也、ゲームなど基本ヲタクっぽいが風間ファミリー唯一の普通の人だろう。
一子
「お姉さまの特等席なのよ。ね、お姉さま?」
いやいや、一子、それはどうだろう。さらにその後ろにすばらしく羨ましそうに見ている筋肉。もとい岳人。ああ、こいつの説明もまだだったな。こいつの名は島津岳人、土地を色々持っておりこのビルもこいつの家が管理することになっている。
岳人
「それによ、彰人はなにも言わなねしよ。ホントにお前川神院の門下生か?」
そう今現在状況は俺が胡坐をかいている上に乗っているだよこの百代さんが。発端は俺が一番最初に来てそこに座ったら、百代が俺の上に座りだし、他のところに行ったら、いきなり怒り出すし、だから俺は変えてない。ちなみにこの状態だと百代の背中しか見えない。
一子
「岳人、彰人は強いんだから、私なんて簡単にやられちゃうんだから」
岳人
「だけどようー」
百代
「なんだ、岳人。なんか文句あるのか?」
百代の威嚇攻撃、効果は一・撃・必・殺・だ
岳人
「い、イエ。ナンデモナイデス」
モロ
「あはは、岳人ダサ」
岳人
「なんだと、モロの癖に」
と、あっちはあっちで、じゃれているし。
百代
「なんだ彰人。背中に抱きつきたいのなら、いつでもいいぞ」
ああ、なんかこの人も京化している。
彰人
「なあ、兄弟」
大和
「なんだ、兄弟」
彰人
「大変だよな」
大和
「ああ」
これが中学生の思い出、っとそうだ。忘れてはいけないことがあった。それは中学の卒業式の前日の川神院でのお話。
鉄心
「行くのかのう。まあ一年だけだがのう」
彰人
「ええ、そうします。この“腕”を使いこなして見せます。」
ルー
「うん。武術の好奇心ネ。だけど、百代も一子も悲しむネ。」
う、痛いところを
鉄心
「これこれルー。そんな後ろ髪を引っ張ってどうするのじゃ。」
ルー
「おっとこれは失礼ネ。そうだネ考えた末の答えダモンネ。」
彰人
「はい。それに釈迦堂さんの行方も」
鉄心
「すまんのう。それについては、こちらの不備じゃった」
ルー
「ウンウン」
彰人
「それでは明日卒業式ですので」
ルー
「ソウネ。早く寝ること、それ一番」
鉄心
「うむ。それでは天使の腕、完成するようにのう」
彰人
「はい!!」
そして、次の日。もう卒業式が終わり、みんなにバレない様にそっと川神を出て空港に向かった。俺はこれから一年かけて旅に出て見ようとしていた。中学の始めに俺の家族のことについて教えてくれた。そして俺は父さん達が死んだところに行きちゃんとお祈りもしたかったし、この“右腕”も使いこなせるようにするための旅。これは鉄爺からの提案だった。そんなことを思い出していると、もうターミナルに着いた。しかし俺は驚愕した。だってそこには
キャップ
「おい、俺を差し置いて旅なんてうらやましいぞ!!」
一子
「ぞんな~、あぎど、いっじゃうの~」
岳人
「さすがに一声はほしいぜ」
モロ
「ホントホント」
京
「いってらっしゃい。たぶん苗字が直江に変わっているだろうから」
大和
「絶対無い。しかしお前が消えるのは俺もつらいな(精神的に姉さんの相手しないといけないだろうと予測が付いているからだ)」
彰人
「な、なんで」
大和
「ああ、それがな姉さんが彰人がおかしいっていってたからそっと着いてきて逆回りしたってわけだ」
そして、なぜか高校に行っているはずであろう、百代が居た。しかも不機嫌で
百代
「・・・・・・」
彰人
「・・・・・」
百代
「・・・おい彰人」
彰人
「・・・・・う、うん」
百代
「この際、直ぐにすませる」
そういうと、俺は殴られることことを覚悟した。まあそりゃなんも相談せず、しかも黙っていこうとしたから、一発や二発は覚悟したのだが、しかし、あったのは顔に手が触れた。そう触れたんだやさしく。変に思い、目を開けたら、そこには今にも泣きそうな百代の顔だった。
百代
「いいか。これだけは言っておく。どこに行こうが、お前の家はあそこだ。そして・・・そして」
そこで百代は少し泣きそうなのを踏ん張り
百代
「いいか。お前の好きな、大好きな美少女が居るのを忘れるな。」
そして、俺にキスをした・・・え?キス・・・・
他のファミリー
「おおおおおおおおおおおおおおお!!」
彰人
「お、おい。百代!?」
百代
「なんだ、彰人。女の子に恥を掻かせるのかこんな美少女に。結構アプローチはしたんだぞ」
彰人
「うん。気づいてはいたけどいつからだよ」
俺は聞いた。
百代
「うん?なにがだ」
彰人
「いつから、俺のこと好きだった?」
百代
「そ、それはだな。その十才の時からだ・・・////」
彰人
「真剣?」
百代
「ああ、本当だ。この川神百代好きな文字は誠だからな」
彰人
「そうか。そうか、あははははははは」
百代
「な、なんだひ、人がこんなに。がんばったのに笑うだなんて酷いじゃないか」
彰人
「なに、俺とそんな変わらないなって思ってさ。」
百代
「え!?」
彰人
「実は俺もそのくらいからなんだよ。百代を女の子として見始めたの」
百代
「な、な!?」
そして、俺はすこし大胆になってみた。
彰人
「それじゃ、恋人記念に即海外に行ってしまう彼氏の侘びだ」
そして俺はさっきよりも長いキスをして、俺は日本を後にした。
他のファミリー
「俺ら空気じゃん!!」