真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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##第十九話##

 

彰人

「あ~。疲れた、」

 

俺は今日の門下生の修行を見ていて、なんか飽きたせいか、俺と戦いたい奴って聞いたら、全員挙げやかった。それで、百人組み手らしきことをやらされた。

 

百代

「まったく、途中からあのジジイまで入って来たしな」

 

そう、今、俺と百代は秘密基地に行く途中である。

 

彰人

「ホントだよな。最終的に師範代と鉄爺VS俺と百代だったしな」

 

百代

「しかし、彰人は相変わらず、強いな~。間違えて見とれて相手に本気で殴ってしまった。」

 

ああ、だからあの時、壁が壊れていたのか。

 

彰人

「お、そろそろだな」

 

そして、俺らは廃墟っぽいビルの裏に回った。実はそこに一つだけ開いているドアがある。そして、上に上がると、そこには

 

大和

「お、等々。戻ってきたな、彰人」

 

「これでホントのお帰りだね」

 

岳人

「てか、一年いないだけだたがな」

 

もう、この三人は先に来ていたようだ。そしてなぜか、少し京は不機嫌だった。

 

彰人

「どうかしたのか?」

 

俺が大和に聞いたら

 

大和

「ああ、それがな、今日」

 

そして、大和がクリを案内したとかなんとかで、最終的に卑怯者まがいな事を言われて寮についたらしい。

 

岳人

「へ、大和が卑怯な事ばっかしているからだろ」

 

「失礼な奴だね、案内してやって、なんて奴(←怒)」

 

百代

「お、この強い気と、普通の気は。」

 

彰人

「モロと一子だろ。今、大体二階かな」

 

俺らは気で、二メートルぐらいまで気を配ってテリトリーにしていた。

 

「相変わらずの便利なセキュリティ」

 

そして、ドアが開き

 

一子

「みんな~、ジュースよ~」

 

一子は買出しをしていて、そして

 

モロ

「あ、今日から、彰人も・・・ってなんですかその座り方は!!」

 

あ~あ、とうとう突っ込んでしまったモロ。

 

「あ~あ。モロが突っ込んじゃった。」

 

大和

「まあ、恋人同士だし」

 

岳人

「てか、昔もこんな感じだろ」

 

なんとまあ皆ヒドイ。現在の座り方、タンスの上に二人で座っているが、狭いため抱きあっている状況。

 

クッキー

「はいはい、ジュースは回収しとくよ」

 

そこにお世話ロボが登場。

 

彰人

「それで、内のリーダーは?」

 

百代

「ああ、今日はバイトだから、来るのが一番遅いんだ。」

 

岳人

「だけど、なんで今日、モロ遅かったんだ?」

 

モロ

「あ、それがね。実はヨンパチの写真用のPCが不調で見たんだけど、類似のソフトが多すぎて、それで・・・」

 

「始まっちゃったね、モロの機械語り」

 

彰人

「相変わらずなんだな。」

 

俺の安堵感。しかし百代は

 

百代

「おい、どうにかして、止めろ。火種の岳人」

 

岳人

「まったく、ここにはただでさえヤダカリヲタクがいるのに」

 

大和

「なんだ、ヤドカリの良さがわからないなら・・・・・」

 

あ~あ、二人に増えてしまった。

 

百代

「おい、二人に増えたぞ」

 

彰人

「どうするんだよ。まったく」

 

「大和は私が止める。例え貞操を失っても」

 

岳人

「大和の貞操が心配だ」

 

百代

「既に、貞操無かったりして」

 

岳人

「そしてら殺す」

 

「盛大に殺す」

 

彰人

「はいはい。クッキー、ココア有るかい?」

 

クッキー

「うん、あるよ。ここの人達は個性が強いから、いろんな物が揃っているからあるよ」

 

彰人

「そうか、ならば執事(バトラー)、ココアを。砂糖とミルク、アリアリでは」

 

クッキー

「うん、執事(バトラー)じゃないけど、そういうノリは大好きだよ。」

 

そして、クッキーは何処かに消えてしまった。

 

百代

「ああ、この暖かさ最高だな。」

 

そういいながら頬擦りをしている百代。

 

彰人

「なんか、百代、猫みたいだな」

 

一子

「あ、彰人ずるい、ずるい。私も」

 

そういうと、俺ごと抱きついてきた。

 

彰人

「まったく」

 

百代

「良いんじゃないか、家族愛が溢れているぞ。彰人」

 

「あ、そう思えばモモ先輩、お金そろそろ」

 

百代

「ああ、安心しろ。それは今日解決だ」

 

なんだ、まだ借金していたのか、この彼女は。まったく

 

そして、スクーターの音がした。そして

 

百代

「そろそろ、もう一人が来るんだから一人でしゃべるのを辞めろ弟」

 

そう言うと、百代は近くに在った雑誌を大和に投げて

 

大和

「だからこそのあの貝がい、っつ、痛っ!。うん、このスクーターの音はキャップか?」

 

百代

「ああ、この楽天的な気は間違いないだろう」

 

そして、キャップが盛大に入ってきた。

 

キャップ

「ウィィス。お、今日からは彰人も復活か。」

 

一子

「あ、やっと来た。」

 

そしてキャップに方に一子が行き

 

キャップ

「お、なんだなんだ俺に懐いているのか」

 

一子

「待っていたわよ。晩御飯!!」

 

キャップ

「あ、そういう事ね。まあいいそれならばこれを持ってけ」

 

そう言うと、キャップの持ってきた荷物の中身が

 

一子

「わお。今日はお寿司ね」

 

そう、寿司である。

 

キャップ

「ああ、今日は多くの余りもんが出たからな、大量大量だ」

 

一子

「あら、ざるパックまである」

 

岳人

「これぐらいあれば、十分じゃねえか」

 

百代

「岳人、私達がいるんだぞ」

 

一子

「そうよ。私たち、がっつしいくから」

 

そして、いい加減モロもこっちに戻した。

 

彰人

「おい、モロ。お前は箸使うだろ?」

 

モロ

「それで、ビデオアクセラレーターをつけて十八万で、ってキャップ来てたんだ。」

 

よしこれで、

 

一子

「それじゃ、いただきます」

 

キャップ

「よく、食うやっちゃな」

 

一子

「当たり前よ、よく食べて、よく寝て、よく修行よ」

 

うんうん。よい心がけだ・・・・・・ホントにな。

 

「はい、ショーユ」

 

大和

「おう、サンキュウ」

 

「はい、タバスコ」

 

大和

「いや、タバスコはいらんだろ」

 

「いるでしょ」

 

大和

「あ~あ、醤油が赤い」

 

なんとも説明がたい、色だな。おい

 

百代

「ほい、彰人。あ~ん」

 

彰人

「あ、あ~ん」

 

モロ

「だけど、なんか目の前の現状を見ると、ホント彰人が帰ってきたんだなって思うのは僕だけかな」

 

岳人

「いや、俺様もだ。そしてすばらしく殺意が沸いてくる」

 

そして、食事がほどよく終わった。ちなみに俺は全部百代に食べさせてもらい、大和に、「アホですか内の姉さん達は」と、言われてしまった。いいじゃないか、川神院では出来ないんだから。

 

「それじゃ、そろそろ予告通り、回収に」

 

そう言うと、京は百代前、もとい俺の前に来て

 

百代

「ああ、今日は給料が来たからな。ほら持っていけ、金の亡者共」

 

「はいはい、それでは回収」

 

キャップ

「おう、今月ピンチだったからな」

 

モロ

「まあ、返してくれるからいいけど」

 

岳人

「まずは借りないようしないとな、モモ先輩」

 

一子

「それじゃ、三千円ね。だれか、両替して」

 

「うん、こっち。今日のために、細かくしといた」

 

大和

「それじゃ、これで今回は終了」

 

そして、百代は全員に借りていたので、残り

 

百代

「な、なんだ、これは百四十円しか残っていないじゃないか。これでは、購買の焼きそばパンすら、かえないじゃないか。」

 

なんとも落胆している、百代

 

彰人

「ま、しょうがないだろ」

 

百代

「うわ~、彰人~」

 

そして、俺に抱きつく。

 

大和

「そう、なりたくなければ、バイトすればいいのに」

 

百代

「また、荷物持ちか」

 

モロ

「なんか、モモ先輩異常にとび職の衣装似合うもんね」

 

岳人

「そういう、大和はバイトどうなんだ?」

 

大和

「う~ん、保留かな。接待業は疲れるからパスだけど」

 

キャップ

「俺も、この寿司屋バイトは今週一杯だな。」

 

モロ

「それでなんか収穫は」

 

キャップ

「元々寿司屋は、一定の動きだからな、それよりもそこの店長さんが釣り好きで今度、泡美大島に連れてってくれるってさ、それと配達先が大体お年寄りで、それでよく福引券を貰うぐらいだな」

 

モロ

「なんだかんだで、キャップはお年寄りに可愛がられているのね」

 

キャップ

「よし、そろそろ。今日も本題に入るぞ」

 

「彰人の土産話?」

 

キャップ

「それもあるが違う」

 

そして、キャップはこう言った。

 

キャップ

「クリスをうちのメンバーに入れたい」

 


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