真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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##第十八話##

 

勝負が終わり、俺らは教室に戻った。そして女子はクリスの元へ、男子は俺のもとにきた。

 

ヨンパチ

「さっきの技、すげぇなお前」

 

などなど、賞賛の声と

 

モロ

「相変わらずのチートだね」

 

岳人

「なんで、俺様の方が筋肉ありそうなのに、なんなんだお前はよ」

 

お前は何者だって感じの声だった。

 

大和

「まあ、彰人だしな」

 

彰人

「おいおい、結局それに辿り着くのかよ。てか一子」

 

一子

「ん?なに彰人?」

 

彰人

「お前、大車輪、完成したんだな」

 

一子

「もちろんよ、一年を甘く見ないでよ」

 

そして、またもやクリスが俺のところに来て

 

クリス

「マルさんが言っていたことが分かった気がする。私はまだまだのようだ、その事に関して今回の勝負はありがとうと、言わせて貰おう」

 

彰人

「気にするな、俺的には、もう少し骨が着いてから勝負してほしかったな」

 

そんな感じで、俺らは授業に入った。

そして、時間は過ぎてお昼の時間になった。今日は百代がラジオのため、先にパンを買っておいた。

 

大和

「しかし、彰人がこの昼が一人ってのは珍しく思うのは俺だけか」

 

一子

「そうね。大体お姉さまが隣にいたからね。」

 

モロ

「それに、中学の時も、こんな感じに食べていたし」

 

今日はモロもこっちで食事であった。さらに

 

岳人

「ったく、一体なんで内の購買はってなんで彰人がパン持っているんだよ。」

 

岳人もこっちのようだった。キャップは屋上で寝ているらしい、なんともキャップらしい。京は一応こっちにいるがあまりしゃべらない。

 

彰人

「ああ、今日か。今日は百代がラジオだから、先にクマちゃんにパン頼んどいた。てか頼んでもらった」

 

岳人

「なるほどな。」

 

大和

「それでは俺らも食べるか。」

 

そして、食べ始めると、放送がかかった。

 

『さて、今日も始まりました、LOVEかわかみ、パーソナリティは、子供は宝、大人は唯の肉の塊。井上準と』

 

『人生、喧嘩上等、諸行無常、彰人一筋、川神百代だ』

 

彰人

「g、ブホっ!!」

 

さすがに吹きそうになった。

 

大和

「あ~あ、姉さん必死だな。これは」

 

「愛で切れば痛くないかな~」

 

彰人

「なんだ、それは。どこのオープニングだ」

 

モロ

「あはは、だけど、最近じゃ、彰人のアンチも無くなってきてるよ。それよりも逆にファンクラブが・・・・・・」

 

そして、耳をまた放送にかたむけた。

 

『いや~、ホント、そのニュースは衝撃的でしたね。ホントに』

 

『うるさいぞ、このハゲ!』

 

『な、なんか今日も機嫌が悪いご様子で、それではお便りに行きます。え~と、モモ先輩おめでとうございます、なんですかこれ?』

 

『ああ、私と彰人を祝ってくれる人もいたのか、聞いてるか彰人~』

 

なんですか、この鬼畜放送は。

 

『さらにさらに、私ども、モモ先輩女子ファンクラブ一同はこの度の御剣彰人殿にモモ先輩を預けることをここに宣言します、モモ先輩夢をありがとう・・・・・・なんなんだ、このラジオは!!』

 

ああ、俺もそう思うよ。そして

 

モロ

「く、く、く、く。」

 

一子

「♪(←例に※省略)」

 

大和

「あははははははは」

 

彰人

「大声で笑うな。」

 

岳人

「しっかし、ホントにモモ先輩のファンは性別が関係無かったようだな。しかしこれからは俺様の」

 

大和・彰人・モロ

「「「無い無い」」」

 

岳人

「いつも思うが、お前ら容赦がねぇ!!」

 

『まさか、こんなお便りがくるとはな。ならば私もここに宣言しよう、私は今後一切女の子と遊ぶことを辞める。そして彰人にすべて捧ぐ!!』

 

声高らかに、校内全域に広がった、バカップルの誕生である。

 

『はぁ~、もうなんかこのラジオがよく分からなく『それでだ』って俺のコメントすらカット』

 

ああ、ホントにすまない。今度なんか送ってやるからな、井上準。

 

『聞いているか、彰人、頼むから朝に言った、抱きつき禁止を解除してくれ~~~~~~~~~』

 

はぁ~しょうがないな~。

 

彰人

「なあ、兄弟」

 

大和

「な、なんだ、校内一のカップルさん」

 

彰人

「うるさいぞ。お前は俺の舎弟だろうが、それで百代の携帯に連絡してくれ」

 

大和

「あ、わかった。あれでも姉さん」

 

彰人・大和

「「女の子だかな」」

 

そして、大和の携帯で、連絡をした。

 

『ん?なんだ私の携帯か、ハゲ適当に進行して置け』

 

『そこで、俺に振るんですか、まあいいやそれでは次のお便り・・・・・』

 

そして、百代がメールの中身を確認すると、そこには

 

“解除する”

 

と、たったこの一言があった。そして

 

『すまん、今日も私はこれで出てく』

 

『え、ちょ、モモ先輩。まだ半分も』

 

『うるさい』

 

そして、その言葉の直後

 

『“ボガ”』

 

なんともバイオレンスなラジオだった。

 

『それでは音楽を流すぞ』

 

と、その言葉が出た瞬間、教室のドアが開き

 

百代

「彰人~~~~~~~~」

 

百代が抱きついてきた。ああ、バカップル決定だな、だけど

 

百代「♪~♪~♪」

 

なんかそれも悪くないかな。

 

モロ

「あの、お二人さん」

 

岳人

「おいおい、二人とも。」

 

彰人

「はぁ~。ほら百代」

 

百代

「まったく、彰人が朝、あんなこというからいけないんだ。私から彰人の抱きつきを無くしたら、魚に水を無くすようなもんだぞ」

 

「しょうもない」

 

一子

「あれ、なんでお姉さまは彰人に抱きついてるの?」

 

大和

「まあ、一件落着かな・・・・・・しかし」

 

千花

「だから、言ったでしょあの二人」

 

羽黒

「ホントだ、チカリンすごくねえ」

 

真与

「ホント、仲がよろしいんですね」

 

スグル

「はぁ~、確かに愛は良いだろうが、なぜだ、なぜここは一次元多いんだ」

 

ヨンパチ

「あの二人はあの後、やっべ、トイレ行ってこよう」

 

なんかもう、混沌だな、うん混沌。この後、更なるギャラリーが増えたのは言うまでもない、ちなみにクリスの感想

 

クリス

「すばらしい、カップルでないか」

 

と、応援された。

そして、時は既に放課後。あの後、祝福、祝福、嫉妬と、こんな感じの目で俺は見られ、百代は満足して、教室をでて、ファミリーにはすでに、

 

大和

「それじゃ、秘密基地でな旦那」

 

こうである。まあどうせ、このまま俺も百代の所に行くんだがな。その時、廊下で、鉄爺とすれ違い、そして

 

鉄心

「ひ孫はいつじゃ?」

 

彰人

「鉄爺ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

 

鉄心

「ほ、ほ。ほ。それでは彰人。」

 

まったくあの爺さんは。

 

鉄心

「お、そうじゃった。彰人」

 

彰人

「うん、どうしたの鉄爺?」

 

鉄心

「今日は確か、お主らの集まりの日じゃったの。」

 

彰人

「あ、うん。そうだけど」

 

鉄心

「すまんが、それよりも先に内の門下生を見てやってほしいのじゃ」

 

彰人

「はい?これまたなんで?」

 

鉄心

「ほ、ほ、ほ。それはのう。お主の武にでも惹かれたのだろう。それで、あのルーの試合以降お願いが殺到してのう。それに」

 

彰人

「それに?」

 

鉄心

「師範代からも、来ておるのでのう。」

 

なんか、面倒だな、てか、

 

彰人

「けど、鉄爺。俺、川神流じゃないんだけど」

 

鉄心

「気にするな、どうせ彰人ではどの輩でも目で追うことはできぬだろうしの」

 

彰人

「それなら、俺が見る理由の」

 

鉄心

「そういう事での、帰ったら早々頼んだぞ」

 

彰人

「え、ちょっ!鉄爺」

 

俺が、そういう時にはすでに遅かった。

 

百代

「あれ、彰人じゃないか?」

 

そして、俺が迎えに行くはずだった、人は既に降りてきていた。

 

百代

「どうかしたのか?」

 

彰人

「いや、なんでもない。さ、帰ろう」

 

百代

「ああ♪」

 

そう言うと、学校の廊下というのに、既に腕に抱きついている。この覇者

 

彰人

「そう思えば、秘密基地はクッキーが守っているんだっけ?」

 

百代

「なんだ、彰人。すでにクッキーを知っていたのか」

 

彰人

「まあな、大和から聞いた」

 

百代

「む、あの舎弟め。今日の集会で」

 

彰人

「百代・・・・・・」

 

百代

「う、わかった。わかったから、その笑顔はやめてくれ」

 

彰人

「分かれば良いさ」

 

そして、一階に着いたため、下駄箱が別のため、少し離れ、昇降口で集合して、またさっきと同じである。

 

彰人

「はぁ~。早く帰って、鍛錬しないとな」

 

百代

「うん?なんだ、今日はそのまま基地でじゃないのか?」

 

彰人

「ああ、鉄爺に頼まれてな」

 

百代

「あのジジイ。よくも私の祝福の時間を」

 

彰人

「まあまあ、それにややだ単に見るだけだから・・・・・・まあもしかしたら・・・・・・」

 

百代

「まあいい。彰人が居るなら私もいるからな」

 

そして、俺らは川神院に戻った。


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