真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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##第十五話##

Side 大和

 

ピッピ、ピッピ、ピッピ。

 

今日も目覚ましの音で起き

 

「早く目覚めないと、愛しの妻からのキスがあります。」

 

大和

「う、うわぁぁぁぁ。起きるから起きるから」

 

なんて朝から目覚めが悪い。てか、

 

大和

「なんで、今日こんなに早いんだ京?」

 

「それはね、今日もただ大和の笑顔を見ていたいだけだったのに、なぜか早めの目覚ましをセットしている大和が悪い」

 

大和

「ああ、そうか。それじゃお休み」

 

俺は二度寝のためにセットしたためであるが、しかし

 

「起きようよ、ここまできたら」

 

まあ、京の言うことも一理あるがそこで俺は、

 

大和

「違うところならもう起きているがな」

 

なんて、口走ってしまったため、

 

「え、何処・・・・・・見せて!」

 

ああ、これは

 

大和

「すまん。起きる」

 

俺の負けのようで、俺は観念して起きた、そう今日は金曜日である。

 

Side out

 

 

百代

「♪~♪」

 

いつもの如く、百代は俺の腕にべったり、ちなみに左腕に。右は利き腕なので俺が拒否したため、左腕に抱きついている。

 

一子

「あはは、お姉さま。今日も彰人にべったりね」

 

百代

「ああ、一子。お前も好きな奴が出来れば分かるさ」

 

一子

「あはは、そんな日来るのかしら?」

 

彰人

「いつかは、来るだろうよ。てか百代。腕にしがみつくのはいいが、頭を肩に乗せるのは辞めてくれ。」

 

百代

「ええ~。いいじゃないか。帰ってきたらなぜか、弟と同じくらいだった彰人の背が、私よりもでかくなったと、実感しているだけだぞ」

 

いやいや、それ自体なにも悪くないが、通学途中の生徒の視線が、と俺が周りから視線の串刺しにあっている所に前で、談笑している大和達を見つけた。

 

彰人

「お~い。」

 

俺が後ろから声をかけると、奴らも気付いたらしく

 

キャップ

「ういー、おはようさん。」

 

モロ

「相変わらず、すごいね」

 

いやいや、何だモロその言い方だと俺も共犯のようじゃないか。

 

岳人

「おい、ワン子。今日はタイヤ引いてないんだな」

 

岳人が指摘するが、そんなことは勿論無く

 

一子

「やめないでよね」

 

そういうと、着けていたリストバンドを外してモロに持たせてみた

 

モロ

「う、うわっ。お、重いねこれ」

 

まあ、モロの体系から見ればそんな感じか。

 

「熱々のお二人さん」

 

百代・彰人

「「なんだ?」」

 

大和

「姉さん達、少しは反論しようね」

 

彰人

「反論する要素がねえよ、それで京どうした?」

 

「あれ」

 

そういうと、全員で、橋の下をみると

 

ゾロゾロ

 

なんか一杯の不良さんが居ました。

 

一子

「あ、あれ、この前彰人が倒した奴らだわ」

 

岳人

「それに、もう片方はモモ先輩が倒した方じゃないか。」

 

おうおう、これはこれは見た目でも五十人はくだらないな。

 

彰人

「はぁ~、だりぃ」

 

百代

「まったくだ。最近は彰人がいるから、まったくストレスが溜まらなかったのに。こんなのを見たら」

 

彰人

「殲滅だな。一対一じゃない奴らには」

 

百代

「手加減はいらいな」

 

俺らはそう言うと、橋から飛びおりて、そいつらの集団の目の前に下りた。

 

不良A

「ああん、って、てめらぁぁは!!」

 

不良B

「この前の借りを返すぜ、このやろう」

 

不良C

「今回はな、いろんな所から集めたから、ざっと百人ぐらいはいるぜ」

 

不良A

「ひゃひゃひゃ、てめぇらこれで終わりだな。ああん?」

 

彰人

「足りねえな」

 

不良B

「ああん?」

 

彰人

「足りねんだよ、お前ら、俺らを止めるなら軍隊でも持ってこい。行くぞ百代」

 

百代

「ああ」

 

 

Side大和

 

彰人達が橋から落ちて、俺らも直ぐにそこに向かった。既にギャラリーは一杯だった。まあ最近じゃ彰人も有名だからな。

そして、喧嘩と言う、殺戮が始まった。最初は彰人が、周りに居た十人を吹き飛ばす、そしてそれに答えるような歓声。そして、次は姉さんの攻撃、姉さんは力の塊の如く、相手を吹き飛ばしていく。一方の彰人はまるで、神が人間を見るような、動きをしていた。まるで俺に向かうことは愚かと、言っているかのように。そして終わりに近づいた時、俺は少し下がった。その時人にぶつかってしまい。

 

大和

「あ、すいません。後ろも見ないで」

 

俺がそう言うと

 

軍服の人

「なに、私も不注意だった、しかし俺はなんとも美しい戦いだったな。さすが日本だ。先の君の謝り方、そして、そこに見えるのは富士やま。やはり日本に来て正解だったようだ」

 

その人はそう言うと、何処かに消えた。一体なんだったんだろう?

 

Side out

 

残り、数人の所で、

 

百代

「いい加減にしろぉぉぉぉ」

 

その百代の一言プラス拳で、すべての不良を一応命に別状無く倒した。百代は気絶、俺は間接という間接全部を外し、そして終わって見ると、歓声が凄かった。しかし

 

百代

「う~~~。彰人との朝のひと時が・・・・・・」

 

一人、終わって唸っている人も居たようだ。そして、俺らはいつものように学校に向かっていた。その時大和が

 

大和

「なんか、さっきへんな人にぶつかってな」

 

彰人

「変な人?」

 

モロ

「なになに、それだと、よくあるゲームだと転校生だったりするけど」

 

大和

「いやいや、ただのおとなだったから」

 

岳人

「なんだ、大和とそのおっさんのフラグがたったのか」

 

「そのおっさん何処・・・・・・コロスコロスコロス・・・・・」

 

モロ

「だ、だれか。救急車かパトカーを、人殺しが起きちゃいそうだから」

 

彰人

「お~い、そろそろ行こうぜ。」

 

岳人

「ご、ご苦労様でした。兄貴、姉貴」

 

なんか岳人が怖がっているが

 

大和

「あれ、姉さん。いつもならこんな集団の喧嘩の後は大体女の子をつかまえ「さ、ガッコ行こうか」

 

ワザとらしく百代が誤魔化したので

 

彰人

「な、兄弟。なんだって?」

 

俺は再度確認で聞いた。

 

百代

「や、大和、お前、もし言ったら「百代?」・・・・・・うん」

 

よし、これで百代は黙ったと。

 

キャップ

「なあ、あのモモ先輩が黙ったぞ」

 

岳人

「さすがに彰人のあの笑顔には勝てないだろう」

 

モロ

「あれ、ホント怖いもんね」

 

「く、く、く。こうしてモモ先輩は調教されました」

 

一子

「あれは鬼よ」

 

なんだ、お前らも俺はただ、笑顔でいるだけなのに

 

大和

「え、え~とだな。お前が帰ってくる前の一年は大体、終わると女の子を捕まえて、ハグしたり、お姫様抱っこをしたりと、色々と・・・・・・」

 

百代

「な、や~ま~と。「うるさいよ」・・・・・・うー」

 

彰人

「さて、百代、反論は?」

 

百代

「な・・・・・・い」

 

彰人

「確かに、一年置き去りにしたのは、しょうがない。ただでさえ女癖が多少あったから見逃そう。」

 

百代

「え、ホン「ただし」ト・・・・・・」

 

彰人

「一週間、抱きつき禁止で」

 

俺はそう言うと、先に学校に向かった。

 

Side 大和

 

え~と、我が兄弟が去った後、すぐに姉さんは崩れた

 

百代

「嘘、嘘、嘘、嘘、・・・・・・嘘、嘘。」

 

なんか、復唱しているし。

 

モロ

「抱きつきを禁止されただけで、これって」

 

キャップ

「久々の彰人デススマイルを見たけど相変わらずモモ先輩には効果抜群だな」

 

一子

「あはは、お姉さま。彰人が帰ってきてから、ずっと手を繋いでいるか、腕に抱きついているかだったしね~」

 

岳人

「なんだ、そのバカップルは!!」

 

岳人が半分羨ましく、半分嫉妬のような言い方をしている。

 

「けど、愛し合うものならそれは当然だと思う、ね大和?」

 

大和

「なぜ、そこで俺に振る」

 

モロ

「だけど、さすがに彰人も怒ったかな?」

 

大和

「まあ、そりゃな、一応彰人も独占欲があるんだろうな」

 

「そこも愛されてる証拠」

 

そして、その言葉に姉さん復活

 

百代

「そうか、そうか。彰人はそういうことだったのか、ならば、私はここに宣言する、もう女の子とは遊ばない。私は彰人一筋だからな」

 

おお、ガッツポーズしながら復帰したが

 

大和

「それを、どう伝えるかだよ、姉さん。」

 

百代

「安心しろ、今日はラジオがある。そこで私は宣言するぞ」

 

岳人

「おお、これで俺もモテる」

 

他のファミリー全員

「「「「「「無い無い」」」」」」」

 

岳人

「ふ、言ってやがれ。俺も彰人のようになってやる」

 

そう言うと、走って行ってしまった。

 

一子

「あ、競争。なら私も」

 

キャップ

「風の如く、俺も行くぜぇ!」

 

なんか後二人ほど、走っていったよ。まったく

 

「そう思えば、お二人さんの新婚具合はどうです?」

 

すこし、ザマス言葉で話す京

 

百代

「そうだな、一緒に寝て起きて、鍛錬して、食事して、お風呂入っての繰り返しだな」

 

「おおこれを聞く限り、すでに私も大和も新婚っぽくなってきてい「いないからな」

 

なんて事を、言いやがる。

 

百代

「こんな、弟だが頼んだぞ京」

 

「はい、義姉さん」

 

あ~あ、なんかそっちはそっちで、芝居してるし

 

モロ

「そろそろ、行かないと遅刻だよ」

 

モロの言葉に俺らはダッシュをした。

 


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