来たる文化祭前夜のお話だ。土曜と日曜で行われる、と言うことは金曜集会の次の日が決戦の始まりということだ。
キャップ
「よし、明日は俺らは頑張って乗り切るぞ!」
キャップの声とともに今回燃えているのは
クリス
「よし、我々が負けないことを示してやろうではないか!!そして彰人殿を守るぞ!」
岳人
「そうだな、今回は彰人がかかっているんだ。どうにかしないとな」
京
「だけど今回は勝てると思うよ?なんていったって私の夫がすごく考えてだしたものだもの」
モロ
「それじゃあただののろけだよ京。だけど彰人がかけられえるなんてね……そう思えば彰人も今日はここに来るの遅かったけどどうかしたの?」
彰人
「ああ、俺も文化祭の手伝いだ。百代のクラスで少しだけだがな……鉄爺に自身の学年のクラスを手伝うことを禁止されているから」
大和
「それは大変だな、お前も。だから姉さんがすごく上機嫌なんだな、さっきから彰人にあまえっぱなしだ」
百代
「ふふふ。最高だ、最高な文化祭だ、これが至高の極みだ」
一子
「お、お姉さまが壊れているわ」
京
「一応聞いてあげるけど、なにしたの彰人?」
彰人
「えっと、とにかくほめていたらこうなった?」
岳人
「それはモモ先輩もこうなるよな、てかただでさえ甘いのにこれはひどいだろう」
モロ
「ならなんで岳人は凝視しているのさ。ただ単にうらやましいだけでしょ」
まゆっち
「みなさんは楽しそうですね~」
大和
「そういうまゆっちは何をすることになったんだ?」
まゆっち
「はい、私たちは劇だそうです」
キャップ
「最近、一年生が忙しそうにしていたのはそれが理由か。けどおもしろうだな、俺らは今回は完全に喫茶店だけどよ。まゆっちも来てくれよな」
まゆっち
「は、はいその際は伊予ちゃんと松風で行きたいと思います」
一子
「松風も数の一つなのね」
松風
「オラをのけ者はよくないぞ!」
大和
「だが、明日はまずは学生だけだからな~ってこういうのは話し手いいのだろうか?」
大和は俺の顔を見ながら言うと、俺は首を振りながら
彰人
「いいんじゃないか、別にSにいうわけでもないし。それに今回は俺を取り合うらしいからな。お前らも応援しているが俺は英雄も応援しているからな。だから安心しろ、手伝いはしないがお前らの話は聞いてやるさ」
俺がそういうとそのまま大和はあきらめたようにいいだした。
大和
「まったくいつもうまいところにいるんだもんな、彰人。まあ今回はある意味お前も被害者かもしれないけどさ」
百代
「S組か……お前ら勝たないとあとで鉄拳制裁タイムだぞ」
モロ
「そんな無茶苦茶な……大体相手も今回は本気っぽいし。僕らと同じぐらい残っていたよ」
クリス
「なんでもマルさんの情報だとS組からも彰人どのは有名のそうで、その地位やさらに態度からS組がふさわしいという意見が多かったらしい。まあ理由の一つはモモ先輩の彼氏ということもあるらしいが」
百代
「私のせいとは…彰人ごめんな」
彰人
「そういいながらにやけているぞまったく。それよりもお前らは勝算はあるのかよ」
岳人
「ヨンパチが最高のアイディアを出したからな。大丈夫だろう!」
キャップ
「そうなのか?俺は寝ていたからわからなぇけど、仕事は任せておけ」
京
「静かと思っていたらそんな状態だったんだ。ワン子でさえも意見を言っていたのに」
一子
「京、それどういうことよ。私だって意見ぐらい言うわよ。まあ少しぐらい寝ていたかもしれないけど」
そんな感じで文化祭が明日に近づくのが非常に見て分かった。大和は今回はS組の動向をどうみているかだが、たぶんあいつらの英雄と冬馬はどう考えても本気で俺を取りに来ているからな。S組も悪くはないが、俺はこういう空気のほうが好きなんだけどね
百代
「彰人、考え事もいいが私の相手もしろ馬鹿者」
彰人
「あ、ああすまんすまん。ほらこっちで遊んでいなさい」
百代は俺の手で遊びだす。その光景をファミリー全員が白い目で見ているのは言うまでもない。ちなみにそれに触発されて大和も大変だったのは言うまでもなく
京
「いいなぁ~あういうのいいなぁ~」
大和
「お前の場合はセーブできないから駄目だ」
京
「あれでセーブしているのかな?」
モロ
「微妙なラインだよねあれ」
岳人
「うらやましい限りだな、おい!」
一子
「一応せーぶしているんじゃないかしら?川神院じゃもっとすごいわよ二人とも」
全員
「はい!?」
一子
「この前なんて、それこそひどかったものだわ、うんうん」
彰人
「おい、一子。そんなにひどかったか?」
一子
「お姉さまが彰人の手をなめていたじゃない」
彰人
「お前、それどこで見ていた!?」
岳人
「その前にてめぇ!いったいどんなプレーを「うるさい」ふぎゃっ!」
岳人がうるさいので黙らせた。そして俺は百代に抱きしめながらも一子に威嚇した
一子
「……普通に夕食中だけど」
彰人
「あれはそうじゃない」
それは確かにあったが、しかしあれは違う。ただ俺がこぼしたものを百代が拭き取っただけだ。
京
「いや、それでしょ」
彰人
「地の文に突っ込みを入れるな京。だがそれぐらいならお前らだってしているんじゃないのか、大和?」
大和
「俺にふるな」
京
「してます」
モロ
「断言しているよ」
クリス
「そう考えると、私たちはすごく環境にいるんじゃないかそう考えると」
松風
「クリ吉、それはいまさらというものだぜ」
キャップ
「恋ねぇ~、わからんねぇ」
まゆっち
「キャップさんはいつもの通りですね。そう思えば文化祭のイベントである決闘×決闘×決闘ってなんなんですか?」
百代
「そうかまゆまゆもクリスも知らなんだな」
モロ
「モモ先輩、急に話さないでください、びっくりするから」
百代
「私だって彰人にキスしているだけのためにここにきているわけじゃないぞモロロ。まあそれもまた一興。っと話がそれたな、まあそれは通称KKKと言われる簡単にいうとバトルしたいやつのイベントだな。私は去年、参加というよりも景品だった」
岳人
「あったあった、たしかこれの優勝者が挑戦できるだっけな」
モロ
「そうそう。しかも去年はすごかったよね、けど今年は」
そして一斉に俺を見る全員。
彰人
「俺は参加しないぞ」
大和
「そうなのか、彰人。一応それだけじゃないんだけどな、景品は」
京
「えっと優勝者には二泊三日の沖縄旅行をペア券だって……エントリーします」
一子
「いきなり宣言なのね、それじゃあ京は私の敵ね」
彰人
「なんだ、お前も出るのか?」
一子
「もちろんよ!なんていったってこの大会はほかの学年もいるんだから、こういう機会は逃さないわ!」
クリス
「私は今回は不参加だ」
まゆっち
「わ、私は」
松風
「ちょっとまてオラたちも参加だぞ」
岳人
「俺様もでるつもりだぞ」
キャップ
「なんだなんだ、お前らも全員さんかじゃなぇか」
大和
「そういうキャップは?」
キャップ
「俺が出るわけないだろう。今回は彰人のために不参加だ」
大和
「なるほどね、だけどお前らわかっていると思うけど」
京
「大丈夫、ちゃんと仕事もするから……ワン子はわからないけど。それよりもなんで彰人は参加しないの?旅行だよ」
彰人
「お前らそれの条件を見てみろ」
クリス
「何々、御剣彰人は参加を許可しない。学長、川神鉄心……彰人殿は制約が多そうですね」
モロ
「まあもしでちゃったら優勝だしね」
百代
「それに私もいやだぞ彰人となんて」
大和
「なんで?」
一子
「私はなんとかくわかったわ」
モロ
「もしかして、学校を壊しちゃうとか?」
彰人
「いや、正確には日本を砕くかもしれない」
松風
「どんだけ~ってか、ありねぇ~」
まゆっち
「こ、こら松風!」
明日は文化祭……俺たちの出し物は喫茶店だ