なぜか英雄が来てからシーンとなる我がクラス、な~ぜ?
彰人
「な、なんか俺、変だった?」
大和
「変というか」
福本
「めちゃくちゃ、変だぞ。お前、ただせさえあの九鬼がお前を名前で呼ぶなんてさ」
彰人
「そうなのか。しかし、一子が人を苦手にするなんて」
一子
「あはは、ちょっとね。」
若干、苦笑いの一子であった。そんなに苦手なのか?・・・・・自論を持っていて俺的には素晴らしい人材だと思うが。
“キーンコーンカーンコーン”
そして、昼休みも終わった。
彰人
「ま、いいや。てか思ったんだが、この人生なんたらって授業なんだ?」
大和
「あ、そうか彰人は知らないんだな、この授業は案外役に立つんだ。」
???
「案外とは酷いな。これでもおじさん。頑張っているんだぞ」
そういうと、たしかに自分で言うようにおじさんではあるがこの人・・・・・・中々隙がないな。最近思うのだが、この学校って変人てか特殊なのか?
???
「おっと、そうだそうだ。こんなこと言いに来たんじゃねえや。小島先生が急用のため、俺が変わりに着たんだ。てかお前らこのあと俺は隣もHRしないといけないんだから、さっさとしてくれよ」
甘粕
「それじゃ、宇佐美先生。みなさ~ん起立、礼」
そういうと、すぐにHR始まった。この人は宇佐美というらしい。
宇佐美
「それじゃ、連絡事項ね、まあ小島先生が残してくれたメモがあるからこれ読んだら勝手に解散だ。それじゃ読むぞ。明日は転入生が来る、ちなみにその子は川神の姉妹都市のドイツのリューベックに来る、皆、粗相のなにように。だそうだ、それじゃ委員長解散を」
甘粕
「あ、はい起立、礼」
そして解散を向かえた。俺はそのまま百代の教室に向かった。なんか途中凄く見られたような・・・・・・
そして、百代のクラスの3-Fに到着、少しクラスを覗いて見たら、そこにはなぜか焦っている百代が居た。
三年女子
「それで何時になるので候?」
百代
「あ、そ、それは」
彰人
「はぁ~。またか百代、相変わらずお金には転でダメだな」
百代
「あ、彰人」
俺は完全に呆れながらも、口を挟んでしまった。これが惚れた弱みと言う奴だな。
三年女子
「あら、確か貴方は百代さんの」
彰人
「彼氏だ。それでこのアホがどうせ金を借りていて何時になっても返さないと」
三年女子
「はい、それで間違いないで候」
なんで、この人、候なんて使ってんだろう。まあいいが。
彰人
「はぁ~。まったく、それでいくらですか?」
三年女子
「え、あ、はい。え~と占めて三千六百円ですって、・・・・・・で候」
一瞬、素に戻ったな。まあいいか。
彰人
「それじゃ、これで今回は許してやってくれ。こいつには俺がきつく言っとくから」
百代
「さっすが、頼れる彼氏」
彰人
「百代、今日のデートは無しで」
百代
「え・・・・・・」
俺もさすがにそこまでお人好しでも無いし、てかさっきの借金の建前で大体の俺の小遣いが消えた。これじゃなにもできん。
彰人
「んじゃ、帰る。」
百代
「え、ちょ、ちょっと、待ってくれ彰人~~~~~~」
そして、俺たちが出てった後の3-Fは。
三年女子
「案外さ、あの二人ってバランス取れてるみたいね」
三年男子
「あんな百代さん始めて見たぜ。てかあの後輩何者だよ」
三年男子2
「おいおい、忘れたのかよ、あの剣道部の主将を」
三年男子
「あー、あの後輩。」
そんな感じで俺はドンドン有名人になっているのは俺はまだ知らない。
俺は自分の下駄箱から出ると、百代のことを無視してそのまま出てきた。
百代
「う~~~~~~。彰人。機嫌直せよ~」
彰人
「―――――――」
ガン無視である。
百代
「私が悪かった。これからは金もそんな借りないし、女の子遊ばないから」
お、これは結構いい条件。
彰人
「絶対か?」
百代
「ん?うんうん」
彰人
「そうかそうか。そこまで言うんだな百代」
百代
「ああ、その分お前が居る」
彰人
「なら許そう。さ、おいで」
俺はそういうといつもの様に腕を出した。
百代
「やった♪」
百代はうれしそうに俺の腕に抱きついた、てかそんなにいいのか、この腕?蛇が居るのに・・・・・・
彰人
「しかし、これで今月は俺もピンチだしな・・・・・」
百代
「ああ、別に構わん。私はこうして彰人の傍に居ればそれでいいのだ。」
いやいや、満足そうにそう言われても、まあうれしいが。
彰人
「あ、そうだ。バイトでもしよう。キャップとかがいいの知ってそうだし」
百代
「ええ~~~~~。なんでだよ。私と一緒に居ろよ~~~~」
彰人
「あのね~。お金ためてパァーっと二人で旅行したいわけです、俺的には」
百代
「なんだ、それなら最初からそう言ってくれ。それなら私もするぞ。なんせ二人で旅行だもんな」
彰人
「あ、そうしよう。まあどうせ大型連休の際はあいつらが何処かに連れっててくれるだろうが」
百代
「ああ、今度はお前もいっしょだからめちゃくちゃ楽しみだ」
彰人
「そうと決まれば明日にでもキャップに聞いてみるか」
百代
「そうだな。それがいい」
そして、俺らは川神院に続く仲見世通りを歩いている時、なんとも異名モノをみた。そこには同じクラスの小笠原が、なんとも和菓子屋の店員さんになっていた、よく見るとそのお店の名前は小笠原だった。
小笠原
「あれれ、御剣君にモモ先輩、こんにちは」
百代
「おお、今日もご苦労だな」
小笠原
「はい♪」
この小笠原、見た目がすごく今の女子高生っぽいが案外、ちゃんと親の手伝いをしているのは意外だ、まああの委員長と仲はいいのはそのせいなのかな。
百代
「な、彰人、ここの和菓子は凄くおいしいんだ。だから」
彰人
「すまん、餡蜜二つ」
俺は百代が言う前に俺が言った。
小笠原
「は~い。餡蜜二つね。それじゃそこらへん空いてるから」
そういうと、小笠原は奥に行ってしまった。
彰人
「まったく、お前はよう」
百代
「♪~♪」
彰人
「はぁ~、ホント惚れた弱みだよな・・・・・・」
百代
「安心しろ、こんな奔放だけど、浮気はしないぞ」
彰人
「ああ、もし、したら殺す」
百代
「私も殺すぞ、まあそんなことは無いだろうが(しかし、コイツは天然のジゴロだからな)」
小笠原
「あのう、そこのお二人さん」
彰人
「あ、すまん、すまん。」
なんか俺らが話してした時に既に運んできていたらしい、てか来たのなら声を
小笠原
「声は掛けたんですけどね~」
彰人
「あははは・・・・・・」
小笠原
「それじゃ、ゆっくりしてってね。」
百代
「うふふ、これで彰人と私はバカップルとして見られるだろう」
彰人
「安心しろ。たぶんもう遅い」
さっき百代のクラスに行く際に、すごく見られていたからな・・・・・・
百代
「そうだ、彰人。明日、お前のクラスに転入生が来るらしいがどんな奴なんだ?」
彰人
「知らないよ、ただ女ってことは知っているけど」
と、俺がいうと
百代
「ふ~ん、彰人、なんでお前はその転入生が女だと知っているんだ」
あれ、あれれ。なんで百代は怒っているんだ、てかなんで覇気が出てんだ。
小笠原
「あはは、お邪魔みたいね」
あ、あいつ、逃げやがった。
百代
「さあ、彰人キリキリ吐いてもらおうか?」
彰人
「百代、お前なんか勘違いしていないか、俺はその転入生の親と知り合いで俺がここに帰る際に教えてもらったんだぞ」
そういうと、百代の覇気は無くなり
百代
「なんだ、ならば最初からそう言えよ、彰人。さ、食べよう」
彰人
「はぁ~」
そして、俺らは餡蜜を食べ終わり、店を後にした。
彰人
「しかし、ここも変わらないな、ホント」
百代
「たった一年でそこまで変化しないだろう、町は。まあ明日になれば秘密基地も見れるわけだが、人の心は一年で大きく変わるがな」
彰人
「百代?」
百代
「一年なんて、と考えていたんだが、案外、大変だったぞ。」
彰人
「ああ、そうだな。」
俺は今絡んでいる腕、握っている手を少し強めた、そしたら返してくれた。まあこれが俺ら、スタイルなんだろう。俺はそう思った。
百代の携帯が鳴った。相手は大和だった。
百代
「ああ、ああ、ココに居るぞ。私の横だ、ああ、ああ。分かったそれじゃあな弟」
そして、携帯を切った。
彰人
「大和がどうかしたの?」
百代
「ああ、なんでもお前と話したいから、島津寮に来てくれだそうだ。」
彰人
「あれ、百代は」
百代
「なんでも彰人一人で、だそうだ」
彰人
「う~ん。よく判らんけど、いってきます」
百代
「ああ、だけど早く帰ってこないとおしおきだからな」
なんか拗ねちゃってるよ、ああ、かわいいな畜生。
そして、島津寮に到着。そして入った。
彰人
「お邪魔しま~す。」
そして、久々に会う、岳人のお母さん、麗子さんにあった。