真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

125 / 138
###第百二十五話###

 

あくる日の登校風景。今日は俺が弁当を作り百代を起こすことになり、現在百代はちょっと不機嫌であった。

 

キャップ

「完全復活だぜ!今日から普通に足が動かせるぜ!今日も勇往邁進だ」

 

モロ

「お、キャップも復活したんだね」

 

「普通に怪我している時とそんなに変わらないと思うけどね。それよりも大和、好き」

 

大和

「俺も好きだぞ京。それでいつもなら俺らぐらいイチャイチャしているはずの彰人よ、一体どうしたんだ?姉さんが完全に腕に取り付いてるぞ」

 

百代

「これは私のものだ。なんだ文句があるなら私に言えばいいだろう」

 

彰人

「……ちょっと今日の朝なちょいと問題が「ちょっとだと?」…いえ、私が悪いことをしました、これはその罰です「罰?」いえ、ありがたいことです」

 

クリス

「彰人殿が完全に押されているのは珍しい光景ではあるな」

 

まゆっち

「ですけど、本気になれば本当なら彰人さんが一番なんでしょうけどね?」

 

彰人

「すまんが今日の百代は……俺が抑えているから頼むからなにも言わないでくれ」

 

大和

「姉さんが不機嫌なのに、さすがに挑戦者は「ガハハハハ!」…今日は血の雨がふるかもしれないな」

 

俺も大和の意見に賛成である、だれだそんな馬鹿な事をしようとしている不幸な奴は…なんだ、こいつ

 

武道家

「俺はメキシコで有名な、バルバルだ!今日は川神院で「今すぐにはじめよう」…あ、ああ。それではいくぞ」

 

そして武道家は消えていった。俺の腕に居ながらも一瞬でなにかをして終了……あとで鉄爺に報告だけは送っておこうと思う。

 

岳人

「おい、今何があったんだ?俺様一瞬で人が星に変わったような気がしたが、気のせいだよな」

 

モロ

「現実って残酷だよね」

 

一子

「みんなおはよう!それとさっきなんか凄い気が一瞬あったけどお姉さま、一体なにがあったの?もしかして試合?」

 

彰人

「言うならば一瞬で終わる戦いだよな。なんていうか今日は誰も百代に近づけないほうがいいと思うのは俺だけか」

 

百代

「むぅ~彰人、私は喉が渇いたからお前の唾液がほしい」

 

松風

「これはスゲェ要求だぁ。さて、彰人の旦那のほうは…」

 

彰人

「え?」

 

現在俺は、百代を抱いてキスをしようとしているところなのだが…あれ?なんでだ、ファミリーの大和カップル以外全員引いているぞ。あれ?なにか可笑しかったか

 

モロ

「毒をもって毒を制しているのかとおもっていたら毒ついていた」

 

松風

「これは予想外だぜ、これだから都会の子は進んでいるっていうんだ」

 

キャップ

「いやぁ~さすがは彰人だぜ」

 

と、言うわけでまあ簡単にいうともちろん全員の前でキスをしたが、もちろん軽い方だぞ、まあ百代はぐれたけど、それは気にしないとして。そして学校に到着、そして俺らが教室に入るとやはり話はアメリカでもちきりだった。

 

大串

「日本の環境がいいな、ヲタクとしては……本当にいいぜ、ネットがいい」

 

ヨンパチ

「おお、来たな岳人たちも。ほい、これが今回の写真だ」

 

ヨンパチが持ってきてくれたのは俺らの全員集合写真だった。もちろん俺らは金を渡して、貰う。そしてそこにマルギッテが敬礼をして登場

 

マルギッテ

「今回は私、一個人のお願いを聞いていただきありがとうございます彰人殿」

 

クリス

「マルさん、一体どうしたのだ?」

 

マルギッテ

「お嬢様。日曜日の決闘相手は彰人殿がしてくださるのですよ、今回は本当に」

 

深々とおじ気をしてるマルギッテ。

 

彰人

「何、きにすることはないだろう。普通に相手になるだけさ、まあ最近というか俺には完全に相手は百代ぐらいだからな。まあクリスは普通に一子でもいいのだろうが、まあお前は勿論眼帯は「外してに決まっていますので」…そうか」

 

クリス

「そうだったのか、彰人殿。今度の日曜日よろしくお願いします」

 

彰人

「あ、ああ」

 

マルギッテ

「それでは失礼します」

 

大和

「彰人にしては珍しいね。だけど本当に大丈夫だよな、あのう入院とかしないよな」

 

彰人

「俺をなんだと思っていやがるお前」

 

モロ

「普通に考えても、人をおぶりながら微動だにダメージをださなかった、人が言うことじゃないよ」

 

キャップ

「いやぁ~本当にあのときはマジで助かったぞ彰人。だけどよ、カジノの金はもう少しいけただろう!」

 

彰人

「お前は稼ぎすぎたんだろう。まったく」

 

岳人

「お前も一緒だよ!てか、お前の場合はさらに倍の額じゃねぇか」

 

彰人

「あのな、スロットで全部を見てちゃんと止めているだけだ」

 

大和

「それが異常ってことなんだよ、彰人。だけどあの時って京とかはどこにいたのかな?」

 

「うん、私は榊原さんとあとワン子と一緒に適当にご飯食べたりほかの生徒の様子をみていたかな?そんなに稼ぐ気はなかったから」

 

一子

「そうね、私なんて食べていることしか覚えていないわ」

 

そんな感じで俺らは話していると、チャイムがなる、そして登場担任だ。

 

梅子

「みな、おはよう。まだ時差ぼけの奴がいたら私の鞭が火をふくだろうが…まあ今日は全員出席のようでよろしい。それでは委員長、ヨロシク頼むぞ」

 

委員長

「は、はい。起立、礼」

 

と、今日も普通の授業が始まった。

 

そして時間が過ぎてお昼の時間となったのだが、ここで問題が発生した。それは

 

「と、言うわけなんだ?だ、大丈夫か?」

 

準が俺らのクラスに来たのはいいが、なんと今日は特別編ということでラジオをしてくれと放送部に言われたらしい。まあたぶんアメリカの思い出とかだろうが、しかしいつもの百代ならいいだろうが、しかし今日は俺が朝に飯を作ってしまったことで不機嫌に

 

百代

「ああいいぞ!もちろんだ」

 

ほら、拒否を?

 

彰人

「百代、随分と機嫌がよくなっていないか?」

 

百代

「朝は、まあ私も少し大人気なかったからな。それじゃあハゲ、いくぞ。今日は彰人の愛夫弁当だからな。食べながらでいいだろう?」

 

「え、ええ、もちろんです。それじゃあ行きましょうか?」

 

俺らは完全に狐につままれたじょうたいだったがそこにある人が登場した。

 

???

「失礼、ここに川神の思い人がいると聞いたのだが」

 

その渋い声はどこかの思春期を殺した少年の声ににていた。そうそこには三年の京極先輩だった。俺も会うのは初めてに近い

 

彰人

「は、はい俺ですけど」

 

京極

「そうか、君か。うん、君の声には非常に強いものを感じる」

 

彰人

「は、はぁ~」

 

京極

「それと、川神の不機嫌ならば、私と弓道部の部長で抑えておいたのだ。さっきのを見てわかるように」

 

彰人

「ほ、ホントですか?」

 

京極

「ああ、彼女が不機嫌と言うだけでクラスが酷く殺伐してしまったのでな。一応それをいいにきたのだ」

 

彰人

「本当にすいません」

 

京極

「何、後輩のことを助けるのも先輩として、そして年長者としての勤めさ。私は京極彦一だ。まあ知っているようだったがな」

 

彰人

「あ、すいません自己紹介が遅れて。御剣彰人です」

 

京極

「御剣?」

 

この人、人の言葉で真意を読んでいるのか?言霊部と言うだけあるようだ、俺の苗字が嘘と言う事を見抜いている。

 

京極

「そうか……川神がこのことを」

 

彰人

「知ってますよ、もちろん」

 

京極

「ならば何も言わないさ。それではな」

 

大和

「相変わらず、凄いオーラの先輩だな」

 

彰人

「けど、本当に百代を不機嫌にさせないようにするのが俺の仕事のようだな。はぁ~」

 

モロ

「まあそれはしょうがないんじゃないのかな?」

 

一子

「それよりもみんなでご飯にしましょう」

 

俺らはそして机を繋げて、飯にすることにした。そして放送も始まった

 

『は~い、エブリバディ!今日はスペシャル版で放送するよLOVE川神。パーソナリティーはアメリカの小さな神秘(ようじょ)に感動した、井上準と』

 

百代

『擬似ハネムーンをしてきた川神百代がお送りするぞ』

 

モロ

「相変わらずみたいだね、これは」

 

彰人

「最近慣れてきたけどな。アメリカのブランクが少し大きいが、そして相変わらずの殺気の数だがな」

 

大和

「まあ本気になれば」

 

クリス

「本気で終わるがな」

 

「規格外だもんね、お互い」

 

一子

「おいしい!」

 

『それじゃあ、今日はアメリカのスペシャルと言うことでアメリカの思い出とか言いましょうか?それじゃあモモ先輩から…一応言っておきますけど彰人関係以外で』

 

百代

『ハゲ、そしたらないぞ私は彰人とそれこそずっと一緒にいたぞ、バスにしろバスルームにしろ』

 

彰人

「ぶっ!」

 

モロ

「今のはよく耐えたと思うよ彰人、はいお茶」

 

危うく噴出すところだった。なんてこといいやがる、あのバカは

 

『そうでしたね、それじゃ彰人と一緒でどうでしたかアメリカは』

 

百代

『そうだな、やはりいろんなものがでかかったな。それにまあ英語で話すなんてことは出来ない体験だったな』

 

『そう思えば彰人は英語はいける口でしたよね?それじゃあ全然苦労はしなかったのでは?』

 

百代

『いや、うちの亭主は普通に私にテストするごとく私に積極的にしゃべらせていたが?』

 

『彰人が先生に見えてくるな俺。それじゃあお便りでもいきますかな、それじゃあペンネーム、モモ先輩結婚式は呼んでくださいさんからです……』

 

百代

『それではもう少しだな、彰人が学校を卒業したらすぐだからな』

 

『それでは、アメリカでもやはり修行はしていたのですか?そう思えばそんなものは見ていませんね』

 

百代

『ああ、それはあまりしていないな。本当ならストリートファイトぐらいはしたかったのだが、ルー師範代にさらに彰人にも言われていたのでな。基礎鍛練である腕立てとか腹筋ぐらいだな、軽いフットワークぐらいだ』

 

『そうなんですか、それでは二通目です。アメリカで一番疲れたことは?…モモ先輩疲れたんですか、今回の旅行?』

 

百代

『ああ、亭主が鬼畜のせいで、夜は疲れに疲れて“ピリリリ”すまん、メールだ……“ゴトン”…なん……だと……』

 

『モモ先輩、急に携帯を落としてほうしたんですか、モモ先輩!モモ先輩!…あのモモ先輩が驚愕でしているだと!』

 

俺は携帯をしまい、最後のおかずを食べ終えた。そしてモロ、京、クリス、大和が俺のことを見ていたので俺は一言

 

彰人

「雉も鳴かずば撃たれまい」

 

そして今日のラジオは終了したらしい。ちなみに準がモモ先輩の携帯を拾い、そのとき見えた文はこうだった

 

百代、そんなに疲れることだったんだな。それじゃあ今日からは月一ぐらいにしてあげるからな。朝のこともあるしな、俺も反省するよ

 

そして百代はそれから一時間放送室からでることはなく、そして出てきた瞬間にこう言った

 

百代

「彰人ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!私が悪かったから…訂正してくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇェェェェェェェェぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

 

京極

「まったく、本当におもしろいをよ、君達は」

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。