真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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###第百二十一話###

###第百二十一話###

 

俺らはテーマパークに入ると、ファミリーでの行動となった。

 

モロ

「て言うか四人ともそれでよかったの?別に僕達のことはほっといてもよかったのに」

 

「うん大丈夫だよモロ。日本でもこういうことはできるけどやっぱり海外まで来たんだからこんなときは皆と一緒にいるほうがいいって大和が言うから」

 

大和

「まあそう言うわけだ。彰人たちもこっちに来ているは以意外性があるのだが」

 

彰人

「え、だってな~」

 

百代

「そうだな、ある意味弟の言うことと一緒なのかもしれないな。こういうことは日本で二人っきりでするものだからな。だからこそ今日は皆といる、それだけのことさ」

 

キャップ

「よし、それじゃあ最初は何にするよ」

 

岳人

「ジェットコースターだろまずは」

 

クリス

「おお、いいではないか。それでどこにあるのだ」

 

俺らはしゃべりながらまずは宇宙山に到着。結構な列なので俺らはそれを順番よくまつ。その間もキャップは何か面白いことがないか探しているし、クリスは一子と話しているし、京は大和にベッタリ、百代は俺にベッタリ、岳人はモロにベッタリ

 

モロ

「ベッタリじゃないからね、彰人」

 

彰人

「人の心を勝手に読むなモロ。それでこれを乗り終わったあとはどこにいくんだ、おれらは?」

 

モロ

「そうだね、次はやっぱりこの宇宙狙撃なんてどう?」

 

モロの提案に全員賛成して俺らは最初のジェットコースターに乗った。もちろん隣は百代、ちなみに百代がこんなコースターで悲鳴を上げる事もなく、逆に

 

百代

「この暗闇ならば少しはエッチなことができるぞ彰人」

 

彰人

「少しは自重をしろお前は」

 

元気だった。そして今度はその得点稼ぎをすることになり、そしてキャップからのこんな提案が来た

 

キャップ

「ただ、やるだけじゃ面白くないから。何かかけようぜ!」

 

大和

「と、言うと?」

 

キャップ

「これで得点が低い奴らは今日の昼はおごるでどうだ!」

 

岳人

「俺様なんだかトラウマがよみがえりそうなんだが」

 

モロ

「だけど誰か一人になっちゃうよ、これじゃあ」

 

モロの指摘どおり確かに一人足りない。いつもならまゆっちがいるので10人なのだが、一人足りないのはどうにもできない。たぶん川神でお友達作りに励んでいるのだろう。さて、どうすると思いきや

 

キャップ

「そういうと思ってな。さっき源さんを見つけたからつれてきた」

 

忠勝

「おい、風間!急に引っ張ってくるんじゃねぇよ!てか、お前ら全員集合でどうしたんだよ?」

 

彰人

「これで十人ってことか。ああ、実はだな忠勝……一人足りないから頼むは」

 

忠勝

「ちっ、わかったよ。いいだろう、だけど勘違いするんじゃねぇぞ。ちょうど暇だっただけだから」

 

と、言うわけで忠勝は一子と、クリス&キャップ、俺と百代、大和&京、岳人とモロとまあある意味いつものメンバー状態になったのだ。アトラクション事態は俺らはコーヒーカップのような乗物に乗り込み、そしてついている銃で的を当てる。ちなみにまとも様々は形がありその形ごとに得点が違うのだ。だから正確性とそしてあとは運の問題のようだ。

 

百代

「う~ん、密着、密着」

 

彰人

「頼むから真面目に頼むぞ」

 

百代

「勝負事にはマジだから安心しろ彰人、それにお昼代なんて私は持ってきていないぞ……下着が意外にも高かったからな」

 

彰人

「おい、お前。まあいいか、勝てばいいのだからな。ってそうじゃねぇよ!」

 

百代

「さあ、始まるぞ彰人」

 

彰人

「後で、どんな下着を隠し買ったのか調査だ」

 

百代

「帰ったら……ゆっくりな」

 

と、言うわけで俺らは来る敵を打ち落としていった。まったくこういうゲームは不得意なジャンルだからな。なんとも銃なら遣うことがあったけどこれはこれでつらいものがあるな。てか百代は普通に撃っているし俺の彼女は弱点が……ああ、一杯あったか。

 

モロ

「ちょっと岳人!そんなにわかるところバッカ撃ってもしょうがないよ」

 

岳人

「ああ、勝手に動かすんじゃねぇモロ!」

 

大和

「さすが京、こんなゲームでも全部当ててやがる」

 

「大和も狙い撃ったしね」

 

大和

「見事に撃ちぬかれたけどな」

 

キャップ

「オラオラオラオラオラオラ!」

 

クリス

「テリャテリャリャテリャテリャテリャ!」

 

一子

「うりゃぁぁぁぁ!」

 

忠勝

「おごらされるのは勘弁だな」

 

と、言うわけで得点から言えば、一番高かったのは京の10万点。二番目が忠勝の8万で、他は軒並み一緒だが……あるペアだけが、まさかの2万点以下。そうそのペアとは

 

岳人

「モロ、てめぇのせいだぞ!」

 

モロ

「岳人があんな簡単なものだけを狙うからだよ!」

 

彰人

「まあつう訳だから、ゴチになります。ちなみに岳人、まあモロは逃げないからいいだろうけどもしお前、逃げてみろ。この前は蛇鱗縄で拘束だけだったけど、今度は俺の技食らわせるからな」

 

岳人

「あ、ああ」

 

百代

「彰人の技は尋常無いほどの力だからな。気をつけろよ~」

 

モロ

「逃げることが決定なのはいつものことだね」

 

岳人

「さすがに俺様でも彰人の技を喰らいたちは思わないけどな。それで、どこにするんだよキャップ」

 

キャップ

「そりゃ、もちろん……大和、どこにする?」

 

大和

「決まっていないと思って俺は源さんに任せた」

 

忠勝

「おい、おまめぇカッテに。まあいい、ここなんてどうだ、確かここならハンバーガー屋だから外れることはないだろう」

 

キャップ

「よし、それじゃあそこに決定だ」

 

一子

「けど、たっちゃんがこういうのうまいなんて知らなかったわ」

 

忠勝

「一応、弓を少しやっていたから。そのせいだろうよ、まあそこにいる椎名には負けるけどな」

 

「弓道なら勝てるけど、もし弓術での勝負となったら分からない」

 

クリス

「京の太鼓判だな」

 

と、言うわけで俺らは腹ごしらえをすることにした。

 

Side S組

 

小雪

「うわぁぁ。凄いよ。トーマ、準」

 

冬馬

「楽しそうですね、ユキ」

 

「そんなにはしゃいで他の人にぶつかるなよユキ。と、言うかなんでお前も一緒なんだ、マルギッテさんよ」

 

マルギッテ

「今日はクリスお嬢様は彰人殿と一緒に行動しておりますので、安心しているだけです。一応ここに入る前に言ってあるので。もし離れる場合は連絡をと」

 

「そういうこと。それにしてもいいなぁ、金髪の幼女。だが俺は黒もいい」

 

マルギッテ

「ここが外国でよかったと思いなさい。間違いなく捕まりますよ」

 

冬馬

「まあ準はいつものことですから。それよりもマルギッテさん、これから二人でどうですか?」

 

マルギッテ

「私を口説きたいのなら、私と同じぐらい強い武力を持ってからにしなさい。そうですね、彰人殿ならいいと思いますが」

 

冬馬

「ふふ、彼ほどの逸材は確かにいませんからね。私としては大和君もオススメですが」

 

マルギッテ

「……慎みを持ちなさい」

 

小雪

「ねえ、マルル、トーマ、準、行こう!」

 

side out

 

梅子

「確認するぞ、全員いるな!」

 

時間はすでに夕方。集合時間であるのだが、間違いなく何人か居ない。俺らファミリーは大和、忠勝もいるので遅れることはなった。

 

真与

「え、えっと千花ちゃんたちと、大串君たちがいません」

 

えっと、立花に羽黒、ヨンパチに大串がいないようだ。そしてすぐに声が聞こえた

 

立花

「ごめんなさ~い」

 

羽黒

「遅れた系の御免系」

 

ヨンパチ

「お、遅れましたか?セーフですよね、アウトですか?てか、野球拳!?」

 

大串

「ちっ、思ったほどに広いじゃねぇかここ」

 

梅子

「お前ら……遅れた責任は連帯責任として、お前らは今日夜の自由行動を無しとする。部屋の移動も却下だ。お前らはそのまま部屋で過ごしていろ」

 

全員

『えぇぇぇぇぇぇぇ』

 

岳人

「最後の夜なのに~」

 

ヨンパチ

「最後のチャンスが!?」

 

全員ブーイングである。ちなみに大和と京もそっちだ、逢引が出来ないからな先生の結界を潜りぬくのは難しいしな。ちなみに俺と百代は元から部屋に帰ったら出ないので関係ないのだ。

 

梅子

「ああ、もううるさい奴ラだ。そうだ、ならばここにいいものがあるな」

 

そして先生はさっきまで飲んでいた缶を下に置き

 

梅子

「ここから五分間。この缶を蹴ることができたら免除してやろう、だがもし出来なければ全員今日は部屋でおとなしくしてもらうぞ……ちなみに川神百代、並びに御剣彰人は不参加とする。どうだ、これは」

 

ヨンパチ

「そ、それなら」

 

岳人

「よし、それなら全員俺らに性なる夜を!」

 

男子

『おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』

 

真与

「今日は最後の日ですからね、みんなの思い出のために」

 

女子

『おぉぉぉぉぉぉ!』

 

なんか、凄いことになったな。まあいいか

 

ルー

「それじゃあ私が審判をさせてもらうネ。小島先生も大丈夫ですね」

 

梅子

「ええ、ちょうどこの前のアウトレットで買った鞭の撓り具合にも」

 

ルー

「それじゃあ、缶蹴り……スタート!」

 

始まった瞬間に、俺と百代はすぐに一歩引いた。そして動きだした女子と男子連中だが梅先生は鞭を円形に振るい一瞬で大体の面子を落とした。残っているのは、岳人にその影に隠れていたモロ、忠勝に京、クリス。そして最初から参加していないキャップに、一子だった。一子はすでに俺らと一緒で避けていたが。大和はすでに俺らと同じところ、ようは鞭の届かないところで待機していた。俺らは今回傍観を通していた。最初はクリスと京の連携、さらに忠勝、岳人の力押し。どれも梅先生の鞭の柔軟な動きには届かない。ふむ、あとは大体

 

ルー

「あと、三分ネ」

 

三分か。しかし一人だけ全てかわして接近している奴が居る、そう一子だ。てかあいつ、無意識に発動してやがるな

 

百代

「ワン子の奴。すでにあれを何もなしに発動しているな」

 

彰人

「たぶん戦闘となるとああなるようになっているんだろうさ。けど、あれならあの鞭でも対処できるだろうが」

 

百代

「避けるのが精一杯だな。あれじゃあ」

 

そう、一子は接近しているがあと三分ではむりだ。しかし大和がそんなときに先生に質問した。

 

大和

「あのう先生、どんな方法でもいいんですか?」

 

梅子

「ああ、できるのならな」

 

大和

「どんな方法でも」

 

梅子

「さっきからそう言っているだろうが」

 

そして大和はおもむろに缶をだすと、そのまま一般の人に向けて投げた。

 

梅子

「な、直江、なんてことを」

 

梅先生はそれにもちろん反応してそのまま鞭を撃った……決まったな

 

一子

「貰い!」

 

一子が一瞬の隙をついて、そしてクリス、京が追撃しさらに岳人と忠勝がさらに追う。そして缶が蹴られて

 

ルー

「ゲームセット!勝者、生徒!!」

 

と、言うわけでFクラスの夜は自由だった。


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