真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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###第百十九話###

 

大和

「情報どおりだな、ここまで」

 

「だろうな、なんせ」

 

宇佐美

「お、来たなお前らっておいおい、彼女のいる奴もいるじゃねぇかよ。しかもバカップルの」

 

冬馬

「彰人君は今回協力してくれるだけのですので。もしそれが終わればすぐに帰るそうですので」

 

宇佐美

「なるほどね。それじゃあ一階はこうなっている、まあ問題はないだろうな、なんせアノ人だ」

 

それはあの麻呂だった、確かに大丈夫だろうが問題はその上の階である二階のルー先生、さらに三階の梅先生。

 

「おうおう、最初は梅先生だけだったのに間に増えたな」

 

大和

「すまんな、うちのクラスの馬鹿どものせいで」

 

冬馬

「いえいえ、戦場では突撃は花ともいいますから。それに攻略しがいがあるほうがいいですしね。それでは彰人君は申し訳ありませんがルー先生をお願いできますか?そうですね、三分ほど稼いでいただければ」

 

大和

「あ、けど増援があるかもしれないから」

 

彰人

「わかっているさ。蛇も使って少し試してみるが……気を消して戦闘となると少し本気じゃないと難しいな」

 

「気を消すだ?」

 

彰人

「ああ、ルー師範代だと俺の気だとばれる、そうすればあら不思議、軍隊でも編成でもしてきそうだよ。しかもここは九鬼グループでもあるからな防犯対策をどれほどあるかわからないしな」

 

冬馬

「そうですね、ですがそれはご安心ください。元から梅先生だけとなればこちらのものですので」

 

彰人

「はぁ、もし百代がそっちの階にいれば俺は堂々と行くだろうにな」

 

大和

「彰人を基準に考えないでくれ。それじゃあ頼むぞ」

 

彰人

「まかせろ…そうだ、お前ら確認なんだが」

 

大和

「なんだ?」

 

彰人

「三分と言っていたが、気絶させても構わんのだろう?」

 

冬馬

「頼もしい限りです。それでは」

 

そして俺を戦闘に三人は動きだした。俺は先行させた蛇をそのままルー師範代の後ろに配置、そして殺気を出す

 

ルー

「!!殺気を感じるネ。しかもこれは随分と濃厚のネ、だけどふん!」

 

そしてルー師範代気でその場をさらに包み込んだ、俺はすぐに二階に出るとそのままその気を押させることにする。その間に三人は上に上がるのであった。

 

ルー

「うん、微弱に気が」

 

ルー師範代が気付く前に俺は蛇でルー師範代を攻撃する。これでいいだろう

 

ルー

「まさか、これは……く、下に逃げたようネ」

 

よし、これで完了だ。俺はそしてエレベーターで百代の待つ上に昇るのであった。ちなみに手ぶらでは何かと百代に言われそうなのでちゃんと果汁100%の桃ジュースを買って上に上るのであった、そしてちょっとした階でとまった。そして入ってきたのは

 

あずみ

「あん、なんでお前がこんなところにいるんだよ。今頃、あの川神と仲良くしている時間だろう?」

 

彰人

「まあちょっと野暮用でね。それよりもお前こそ英雄のところに居なくていいのかよ?」

 

あずみ

「それがよ、お前らのFクラスの馬鹿が女子の方に乱入しようとした犯人達をこらしめてこいって英雄様にいわれてな。それで言っていただけだ」

 

彰人

「すまんな、色々と」

 

あずみ

「まったくだ。だけどまあ面白かったからいいけどな」

 

彰人

「それはこちらとしても嬉しい言葉だ」

 

そしてエレベーターはもう少しでつく、そんなときにあずみにこういわれた

 

あずみ

「なあ、お前……いやなんでもない」

 

彰人

「おいおい、女王蜂らしからぬ言い方だな。どうしたんだお前が言おうとして言わないなんてよ。何かあったのか?」

 

あずみ

「いや、あったというよりも「起こりそうなのか」……ああ」

 

彰人

「川神でだろ?」

 

あずみ

「お前、知っているのか?」

 

彰人

「…忠勝ってああ、お前らの担任のところの養子。それに冬馬からも言われているよ……そしてお前か、本当に不味そうだな今回の話は」

 

あずみ

「知っているのなら話が早いな。私らがアメリカにたつ本の前に動きだしたらしい。従者部隊から連絡でな」

 

彰人

「……そうか」

 

あずみ

「それだけか」

 

彰人

「降りかかれば払うだけだ……俺はそれしかしないさ。それにまだボヤだ、ならばなにもしないさ俺は」

 

あずみ

「大きくなってからは遅いのだぞ」

 

彰人

「……あずみ、もう俺はあの時とは違う」

 

あずみ

「あの時って、いつの…あ」

 

彰人

「俺はもう大事な奴がいる世界なんだ。絶対に壊しはさせないさ、だからこそ降りかかるものは全てぶっ倒す。これが俺だ、この俺、御剣彰人だ」

 

あずみ

「お前らしいな、ついたようだ。まあいらない節介だったようだな、じゃあな彰人……」

 

彰人

「ああ」

 

あずみの言葉、川神で起こっている何か。忠勝が言う薬、さらに冬馬が警戒しているから病院関係、さらに九鬼の従者部隊が気にすること、それは英雄や、揚羽さんの安全だ。そう治安なのだ。これが揃っているということはなんだ、紛争でも内乱でも起こると言うのか?

 

彰人

「だがな、百代に何かあれば許さないが、表に出てこないのなら俺は何もしないさ。俺は今ある平穏がすきなのだから」

 

そして俺はドアを開ける。さっきまでの張り詰めている空気とは別の意味でこれは緊張する状態だ。なんせ

 

百代

「うぅ~うぅ~」

 

百代は裸エプロンでこっちを見ながら、うなだれているのだから。えっと一体

 

百代

「彰人、遅いぞ。遅すぎて私は死にそうだ。彰人成分100%の桃ジュースが飲みたいぞ」

 

彰人

「桃ジュースは買ってきたが……なんだ、彰人成分ってのは一体?」

 

百代

「桃ジュースをそのまま彰人からの口移しのことだ」

 

キッパリいう彼女。それと百代、少し胸が見えているからあまり動かないでくれ、襲いそうだ。

 

百代

「早く、してくれ私はさっきからずっと彰人を妄想しながら待っていたんだぞ」

 

彰人

「はいはい、それじゃあちょっと待っていろ」

 

そして俺は買ってきた缶を開けて、そして百代に口移しをする。百代はそのまま俺の口に侵入して舌をからませてくる。これが本当の目的だろうが俺もうれしいのでそのまま許す。てか、なんか…百代、今日は積極的っていうか

 

彰人

「どうした、お前?」

 

百代

「彰人、今のお前はなんだかおいしそうだな、なんというか女の匂いがする」

 

彰人

「言葉の意味がわからなんし、もしかして百代心配で嫉妬したんじゃ「してない!」…そうか」

 

確信犯だな。

 

百代

「エレベーターからあのメイドと一緒に出てきたからって行ってなんでわたしが嫉妬しないといけないのだ」

 

彰人

「まず、なんで俺が一緒に出てきた事を知っているんだよ」

 

百代

「サーチをした」

 

彰人

「あ、そうですか。それで百代はご機嫌斜めと言うわけか。それで積極的に俺を襲っていると」

 

百代

「だから、私は嫉妬などってきゃっ……急に何をする彰人!?エプロンに桃ジュースをかけるな!べとべとに」

 

彰人

「いただきます」

 

百代

「え、あ、彰人…きゃぁぁぁぁぁ♪」

 

Side 大和

 

よかった、最後にキャップに貰っておいた煙幕が役に立つとは

 

「大和、落ち着くのはいいけど。そと大丈夫なの?結構騒がしくなってきているよ」

 

一子

「と、言うか急に入ってきたのが大和って言うのが普通に驚きなんだけど。私としては」

 

クリス

「どうせ、大和のことだ。京にでも会いにきたのだろう?」

 

「クリス、ナイス読み。だけどグレードアップしたからさすがにこれないと思っていたよ」

 

大和

「愛でどうにかした」

 

「うれしい、キスして」

 

クリス

「私らのことを忘れるな!」

 

side out

 

Side 準

 

「結局、お前か」

 

小雪

「む~、私だってなんで来たのかわからないよ。トーマは別にいいけどなんで準までも」

 

「その邪魔、みたいな目をするのをやめなさい。だけどなんでお前一人部屋なんだ?」

 

冬馬

「Fクラスのみなさんがアップしたので三人部屋が一人余ったといった感じですかね」

 

小雪

「じゃんけんに負けた」

 

冬馬

「それはかわいそうに。それでは外も騒がしいのでここにいさせてもらいますよユキ」

 

小雪

「うん、トーマと準なら大歓迎だよ…準はまあ、おまけだけドね」

 

「ユキ、お前言っていい事と悪いことがあるだろうが!」

 

side out

 

時間としては、すでにさっきから三時間が経過していた

 

百代

「彰人~キス~」

 

先ほど、非常に可愛かった彼女を襲いに襲い、いつものように俺の腕にしがみ付いて寝ている百代。

 

百代

「急にジュースをかけてなめ出すし、私の彼氏は鬼畜だな」

 

彰人

「いやぁ~百代がかわいすぎていけないと俺は思うがな。それにどの道風呂前だったから少し汚れていいと思ってな」

 

百代

「エプロンは水洗いもできているしな。だけど先言って欲しかったな私としては。さすがにベトベトはいやな感じだった」

 

彰人

「と、いいつつ」

 

百代

「彰人に責められて気持ちよかったって、何の言わせるのだ彰人!?」

 

彰人

「ああ、かわいい奴だな。こっちにおいで……もっとしようか」

 

百代

「はぁ~い」

 

そして俺らの夜はふけていった。

 

岳人

「ふ、不幸だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

若干数名は、ホテルの外で正座で太ももの上にレンガを乗せられて夜を過ごすのであった。


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