真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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###第百十三話###

 

彰人

「くっそ、まさか大和までもかよ!!」

 

大和

「す、すまんなんだか頭が働かなくてな」

 

モロ

「それよりも時間時間!」

 

現在俺らは猛ダッシュをしている、理由は回想にまわすとする。

 

~回想~

 

梅子

「ふむ、バスには全員いるか?」

 

真与

「いえ、まだ風間君たちと師岡君たちが来ていません」

 

俺は内心まさかの最悪なパターンを想像していたが、まさかこうなるとはそして俺のことを一瞬見るのはもちろん担任の梅先生……わかりましたよ

 

彰人

「先生、俺が見てきますよ。もし時間に間に合わないのなら「安心しろ発進してやるから」そういうことです。それじゃあちょっと百行って来るから、手を離してくれ」

 

百代

「早く帰ってこないと私はぐれるからな」

 

彰人

「了解だ。先生「これがあいつらの部屋の番号だ、あとは貴様のテクニックでどうにかしろ」は~い、それじゃあ行くか」

 

それはそしてすぐに走り出す。その頃のSクラスのバス

 

マルギッテ

「あれは彰人殿。どうしてあのように……まさか、何か問題が!?」

 

不死川

「いや、この場合はただ山猿が何かしたのだろう」

 

「あいつも大変だな。まあ頑張れ」

 

冬馬

「時間的には十五分ですね。集合があと二十分ですから」

 

小雪

「頑張れ、僕のヒーロー!」

 

以上である。

俺はそのまま部屋の前につくとすぐに起こすのは蛇だ

 

彰人

「すまないな蛇。俺もドアを破壊して入るほどアホじゃないからな。そうだな、強いさっきで起こしてやれ」

 

俺の命令にそのまま蛇は一瞬で姿を消してそして『うわぁぁぁぁ!なんだこの時間は?確かちゃんと時間はセットしたはずなのに、不味い後十五分ぐらいだ、キャップ起きろ早くしないと』大和が目覚めたようだ。次に俺は隣のモロの部屋にノックをする。モロならこれで『あれ、だれだろう?』

 

彰人

「おい、モロ俺だ彰人だ。時間を見ろ、時間を!」

 

そしてすぐに慌て出して『岳人!すぐに起きて不味いよ僕たち、このままだと遅れだよ』と、ドア越しから聴こえてくるのはいつもの声だ、これであとは待つだけだな。

 

~回想終了~

 

現在、あと一分もないのだ。

 

モロ

「うわぁ~急げ!!」

 

彰人

「キャップは俺が運んでいるからなんとかなりそうだな」

 

キャップ

「くそ!こんなときに怪我なんてよ」

 

大和

「いいから、走れ!このままいくとアウトだぞ!?」

 

岳人

「アウトだとどうなるんだよ?」

 

彰人

「決まっているだろう?怒られるか、それか置いてかれるからだ」

 

大和

「HELLorDETHAかよ!」

 

岳人

「どっちも同じだろう」

 

モロ

「いや、岳人。結構違うと思うよ」

 

キャップ

「それよりも走れ」

 

全員

『お前が言うな!』

 

そしてロビーを抜けてバスは目の前だ。時間を見るとすでに時間としてはギリギリの十秒前。

 

モロ

「セーフ!」

 

岳人

「ギリギリだぜ!」

 

大和

「どうにか間に合ったな……ふ~」

 

キャップ

「危ないところだったぜ。さすがは彰人、凄い早さだな」

 

彰人

「はぁ~、はぁ~、お前の足を考えて動いていたんだぞこっちは」

 

梅子

「ご苦労だったな御剣。そこの彼女といちゃついていていいぞ、さすがに疲れただろうからな。それではすいませんが発進してください、それと島津、師岡、風間、直江はこっちだ。説教だ」

 

と、いうことで遅れた奴らはそのまま担任からのありがたい説教だ。そして俺は自分の席にいる百代に抱きつく形で倒れこんだ

 

百代

「おお、これはこれでいいなって彰人、疲れたのか?」

 

彰人

「ちょっと甘えてみただけだ。気にするな」

 

百代

「安心しろ、私は寛大だ。そのお前の腕で私の手を強く握り締めるだけでこの抱きつきを許してやろう」

 

彰人

「あれ、いやだった抱きつき?」

 

百代

「分かって言っているだろう彰人」

 

彰人

「冗談だ。しかしさすがに人を背負ったまま階段を駆け下りるのはいい運動になったなさすがに。それに負担もかけないように走ったから足が疲れた」

 

忠勝

「てめぇらはアメリカに着てまでもこんななのかよ」

 

一子

「しょうがないと思うよたっちゃん。けど良くキャップがあんな足なのに間に合ったわよね。さすがは彰人」

 

前の二人からもこんないいようだ。俺は頑張ったんだがな、隣の京たちを見ると頑張ったって賞賛されるようなジェスチャーをしていた。

 

彰人

「さすがにつかれたけどな、俺も。このように現在百代の胸の枕で回復中だ」

 

忠勝

「俺が変わらねぇなって言ったのはお前らのほうだよ、このバッカプルども」

 

百代

「心外だぞ源。私の夫は遅れないように頑張ったんだぞ」

 

忠勝

「おい、一子こいつらはいつもこうなのか?俺は少し無理だ」

 

一子

「アハハ、いつもはここまで凄くはないんだけどね。どうも彰人がいつも抑えているからそれがなくなっているからお姉さまも嬉しいのよ、たぶん」

 

梅子

「それでは解散だ。まったく、お前らは。御剣にはあとでちゃんと感謝するんだぞいいな」

 

遅刻組

『はい!』

 

梅子

「それでは戻れ」

 

遅刻組も解散されて各自の席に戻った。

 

大和

「彰人、ありがとうな。どうにか説教だけで済んだよ、下手をすれば俺らは追いてきだった」

 

彰人

「まさか、最悪のパターンだとは思わなかったけどな。時差ぼけを考えていなかったぞ、まああっちも同じだろうがな」

 

クリス

「と、いうよりもキャップのあの状態でよく間に合ったと言うのが率直の感想だ」

 

「そこは彰人のおかげでしょ完全に。まあだけど大和が間に合ってよかった、私が寂しくてシにそうだったよ」

 

大和

「あはは、それはすまん京。まあ今日一日でどうにかこっちの時間になれると思うからよ」

 

彰人

「頼むぞ、俺も疲れるし、蛇も疲れる」

 

キャップ

「ああ、あのゾクッとした感覚って彰人の蛇のことかよ。なんだか寝ている時になんかスゲェ感じにビビビって来てよ。私にもてきが見えるって感じだったぜ」

 

「どこのNewタイプだったんだろう?それよりも彰人、その蛇は?」

 

彰人

「あ、今は俺が完全に内包しているから居ないぞこの場には」

 

一子

「あれって彰人の中に入れたのね、それじゃあ彰人は蛇人間?」

 

モロ

「いや、違うでしょ!てか彰人、聞いているだけだと中二くさいけど、彰人だから本当なんだろうなって思うと、もうね」

 

百代

「どうだ、私の彼氏は」

 

大和

「はいはい、姉さんは彰人の腕にしがみ付いていようね」

 

百代

「なんだ、なんだ私が面倒みたいな感じに言うな弟」

 

彰人

「と、言いながらガッツし俺の腕にしがみつているじゃないか、百代。まあ蛇自体は俺の好きなときに出してそのままが多かったからな。だけどさすがに人を抱えてしかも負担を少なくするなんて芸当をしていれば、さすがに蛇の管理も面倒だ。だから俺の中だ」

 

百代

「まああの蛇は彰人の鎖でもあるわけだしな」

 

クリス

「鎖?モモ先輩、あれは彰人殿を強化しているのでないのか。前にマルさんに聞いた時は蛇こそがやっかいなものと聞いたことが」

 

百代

「ああ、それは彰人の本当のチカラじゃないときだな。私はすでに体感しているが、この彼氏の本気はそんなものじゃない。なんていうんだろうな?蛇が、なんていうか抑えている目安なのか、あれは?ああ、やっぱり無理だな、まあその場に居れば分かるさ、どんなものかな」

 

彰人

「勝手に俺のおだてるな百代。キスするぞ」

 

モロ

「あれ、今日はおとなしいね岳人。いつもなら今の言葉でなんか叫ぶと思ったんだけど」

 

岳人

「俺様だってさすがに遅刻をギリギリ助けた奴に言うほど恩を、なんだっけあざでかえさなぇぜ!」

 

モロ

「かっこよくいっているめど、あざじゃなくて仇だからね、岳人」

 

前の二人はそんなアホな事をいっているし、一子ペアは片方はすでに退屈と言う感じで寝ていた。

 

一子

「かっちゃん、なんだかつまらなそう」

 

彰人

「なら、お前が楽しませたらどうだ一子?次の場所は確かグランドキャニオンだからな」

 

一子

「グラウンドキャニオンって何?」

 

大和

「まずはそこからみたいだぞ彰人」

 

彰人

「これはこれで問題だな」

 

百代

「はむはむ、彰人の手おいしい」

 

大和

「どういうことだ、彰人!?お前は今何をしている、てかさせてる!?」

 

彰人

「きにするな、ただ百代を飼い馴らしているだけだ」

 

「まず、そこから可笑しいよ彰人。モモ先輩は飼い馴らすってさ」

 

一子

「お姉さま、幸せそう」

 

モロ

「ワン子にはそう見えるんだ。僕にはもう完全に調教にしか、てか岳人?」

 

岳人

「ん~~~~~ん~~~~~~!!」

 

モロ

「岳人、血の涙を流さなくても……まあ独り身には毒ってもんじゃないよね。もう劇薬だよね、二人は」

 

「私も大和の手、食べる」

 

大和

「ちょっと、まて京」

 

クリス

「なら、私が席を替わろうではないか京」

 

「ナイス、クリス!それじゃあ大和、私に食べられて」

 

モロ

「あ~あ、こっちにも伝染しちゃったよ。なんだか、後ろを見るのが怖いなぁ~」

 

岳人

「ん~~~~~!ん~~~~~~!!」

 

彰人

「なんだか、大変だな皆」

 

百代

「レロ、チュパ!あ、唾液が垂れる」

 

彰人

「人の事を言えた義理では無さそうだな。こら百代、これ以上は後でだ。お預け!」

 

百代

「は~い」

 

俺らはそして目指すのは雪があるであろう、山だ。

 


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