真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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###第百十一話###

 

俺らはスイートに入るとそれはもう……驚きの一言しかなかった。なんだこれは?

 

百代

「彰人!凄いなここは、街が一望できるぞ」

 

まずは俺らは扉から入るとそこには夜景が広がっている。しかもあるものが豪華そうだし、本当にスイーツと言うのは間違いないようだ。しかもここに一週間も俺らは住むのか

 

百代

「おお、ここには二人で入れるバスまであるぞ!これが正しくハネムーン」

 

彰人

「百代、テンションが上がるのは分かるけどまずは荷物を整理しような。ここに五日もいるんだぞ俺らはこれから。な、その後なら遊んであげるから」

 

百代

「なんだ、その言い方はまるで私が遊んでほしいと「本音は?」彰人、もう誰も居ないんだからキスとか、ハグとか…なめるとか、いいよな!?」

 

彰人

「ダメといいたいところだが今日はいいだろう。おいで」

 

俺らはそんままソファーで抱き合いながらごろごろし出した。それからさらに十分ほどが経過して俺はこの部屋をよく調べた。

まずは先に言ったが窓だ、アメリカの夜景を全貌できるほどの窓。次に百代が気にしていたバスルーム、普通に広いし綺麗だった。しかもこれが意外なことなのだがトイレが別についていた、普通はバスルームには風呂とトイレが一緒になっているのが普通なのだが。そして次はリビングルームとでも言うのか、ここであるテレビもありコーヒーメーカーもあるし、そしてそのおくの部屋を開けると

 

百代

「キター!!キングベット!!」

 

百代が何かが壊れ始めているが、まあそのなんだ。寝室は大きなベットが一つ、これだけで後は照明とかそれだけであった。

 

彰人

「ガチのスイートか、さすがは九鬼系列。抜かりがなさ過ぎる。しかも寝室の照明の引き出しにはちゃんと聖書……それとこれは」

 

そこには、聖書と一緒になぜかあの箱が入っていた。ちなみにそれを俺が見た瞬間に百代も一緒に見て

 

百代

「……まあ大丈夫だと思うぞ。なんせ一カートン持ってきているからな」

 

彰人

「お前はどこまで行くきだよ」

 

百代

「もちろん、アメリカなのだから。アメリカ級の激しさで」

 

彰人

「百代」

 

百代

「……はい」

 

彰人

「調子に乗るな」

 

百代

「ごめんなさい。だけど彰人も楽しそうだぞ」

 

彰人

「そら、今回はハネムーンの予行だろう?どこに楽しくない要素があるんだ」

 

そして俺の言葉にさっきまで背中から抱きついて百代がすぐにこっちに回りこみ今度は正面から抱きついてきた。もうそれは足まで完全にこっちに巻きついて

 

彰人

「く、急に抱きつくな。一瞬力を入れちまっただろうが」

 

百代

「もう、彰人の好き好き好き好き!大好きだぞ!このまま一緒にお風呂でもいいぐらいだ」

 

彰人

「だからその前に荷物整理。さっきまで抱きついていて、今の今までこの部屋の確認なんだかさ」

 

百代

「は~い」

 

こういうときの百代は言う事を聞く。しかしどこの店で食べるかな、まあここなら色んなメニューがあるようだしまずは下のほうに行って

 

百代

「今日の下着は、ちょっと派手な♪」

 

行って

 

百代

「そして今日で一箱♪、イヤァン!もう私の中は一杯だぞ、え?まだだと、もうしょうがない奴だ、きゃぁぁぁ」

 

行って

 

百代

「フンフンフフン♪」

 

彰人

「もう少しテンションを落とせ、お前は!!」

 

百代

「ふえっ?」

 

彰人

「お前の妄想が声に出ていたぞ百代。まったくお前は」

 

百代

「な、な……は、恥ずかしい/////」

 

彰人

「…………もう意味が分かりません」

 

百代をいつもの状態に戻すのに俺は結構な時間を要したとだけ言っておこう。

俺は荷物を整理し、そして下のレストランに行くことにした。レストランと言っても結構の数があったので、確かに学校側からにしてもこんなにあれば一週間も楽しそうだな。そしてエレベーターで下りていると、四階で止まり、そして入ってきたのは一子、クリス、京の三人だった。

 

「あ、お二人さん」

 

一子

「あ、お姉さまに彰人!」

 

彰人

「お前らも飯か。と、言うかお前らは確か一緒の部屋だったな」

 

クリス

「はい、三人部屋です私達は。確かクラスのジャンケンで犬が勝ちまして他は大部屋なんですが、私らは勝ったのでこちらに」

 

「まあ勝ったと言っても今回の二人には負けるけどね、スイートでしょ?」

 

一子

「え、もしかしておいしいのスイートって」

 

彰人

「お前ら、後で来るか?別にいいだろう百代」

 

百代

「もちろんだ、妹ともじゃれたいしな。そうなるとあの男共も呼んだ方がいいだろうな、たぶん私と一緒でテンションが可笑しくなるだろうさ」

 

彰人

「反省をしろアホが。まあそれは後で良いとしてお前らも一緒に飯、どうだ?」

 

クリス

「ええ、出来るのでしたら是非」

 

一子

「そうすると、やっぱりキャップたちも探した方がいいんじゃない?」

 

「うん、凄く賛成。けど行けないと思うよ、絶対。だって何かするから……あ、けど」

 

百代

「京は大和目当てがすでに目から出ているがな」

 

彰人

「まああいつらのことだから簡単に見つかるだろうけどよ」

 

と、俺らが言っている間に下の地下一階に到着。そしてすぐにでもあいつらを見つけることができた、理由は

 

キャップ

「よし、これでもう二杯!」

 

岳人

「オリャァァァァァァァァァァァ!!」

 

モロ

「さすがにもうこれ以上は無理だよ僕達。ね、大和……そうだよね?」

 

大和

「だがこれ以上をキャップと岳人に負担をかかせられない。」

 

会話だけを聞けばかっこいいかもしれないが、しかし現在ここはレストラン街。そうこんな会話があるのは簡単だ、大食い競争というべきなのだろうか?現在大和達が食べている店の看板の後ろにはこう書いてあった「チーム四人まででこれを全部食べたらただ、だけど残したら80ドル」うむ、高い。

 

彰人

「普通に食事したほうが絶対いいだろうに」

 

一子

「見ているだけでおなか一杯になりそうね」

 

「汗をかいている大和、素敵!」

 

クリス

「いや、待て京。それはどうかと思うぞ、それであれを見つけてしまったからにはどうにかしないといけないでしょう彰人殿」

 

彰人

「そうだな、まあ見守るか。どの道あれじゃあ一緒に食事は難しそうだし、対面にあるあのハンバーガー屋でいいだろう?どうだ百代」

 

百代

「ああ、それじゃあ私と京で席を取っておくからお前らで適当に買ってきてくれ」

 

彰人

「了解。それじゃあ一子、今回はお前が要だがんばれ」

 

一子

「え、ここはクリスに彰人でしょ!?」

 

彰人

「何を言うか、今回は修学旅行だぞ修学!と、言うわけで頑張って来い。まあ俺は何でもいいけど百代の事も考えてやれ。ちなみに拒否すればそのままお仕置きだべぇ~」

 

一子

「彰人の薄情者~」

 

そして一子はそのままレジに並んでいった。

 

クリス

「本当によかったのですか、犬一人で?」

 

彰人

「あいつももうすぐすれば下手をすれば一緒に修行旅行だ。ならば英語ぐらいは必要だろう?」

 

クリス

「それはモモ先輩にも言えることでは?」

 

彰人

「俺が居るのにか?」

 

クリス

「…………彰人殿も十分に毒されていますね」

 

彰人

「何を今さら。お、かえって来たぞ」

 

そして一子は俺らが待っているとちゃんとハンバーガーを持って帰ってきた。ちなみにバーガー数は多くあるが、それでも一人1.5ぐらいだろう。ちゃんとポテトもドリンクもある。一体これは

 

一子

「ふ、ふ、ふ。これが私の実力よ、どう彰人!」

 

彰人

「実際は?」

 

一子

「そ、そんなに睨まないでよう~…………えっと指差しと、セットをずっと言っていたらこうなったわ」

 

彰人

「よかったな今回のレジの人が優しい人で」

 

セットを連呼って、もしかしたら相当数になっていたかもしれないな。もしかして相当言ってこれだったりしてな。そして俺らはそれを持ちながら百代を気で察知して向かうと、確かに席は確保されていた。ちなみにその大食い大会の結構対面でもあった

 

彰人

「ほい、これでいいな百代」

 

百代

「ああ、十分だ。それで動きは未だに無いな、まあモロロがダウンしたぐらいだな」

 

「だけどモロにしては頑張った方だよ。元々食べないんだからモロはさ、だけど大和汗かいている……のみたい」

 

クリス

「み、京。さすがにそれはどうかと思うぞ」

 

百代

「何を言うクリス。愛するもののはまったく汚いものなんて無いぞ、だから彰人私にも汗をくれ」

 

彰人

「今の会話でそうなる理由を聞きたいぞ。それよりも俺らも食べようで、確かにみているだけでおなか一杯になるかもしれないが実際は違うしな。慣れない外国だ、ちゃんと栄養は取っておかないとな」

 

一子

「そうね、だけど本当に大丈夫かしら、みんな」

 

百代

「まああれでも相当タフなほうだからな。キャップは今回は足を負傷しているから座れてやれるものがいいんだろうからな。それよりも彰人、隣」

 

彰人

「あ、ああ。と、言うよりも岳人とキャップは完全にペースは落ちているが、大和はキープだな。まあその分遅いけど」

 

一子

「けどなんだか苦しそう」

 

まあ実際は苦しいだろうがあいつらはそれを気合で我慢しているんだろうな。

 

百代

「お、終わったな」

 

彰人

「みたいだな」

 

俺らは最後のキャップの言葉を聞いた。

 

キャップ

「もう、ゴールしてもいいよね?」

 

俺はおもった。こいつら何しているんだろうなアメリカに着てまで。

 


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