真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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##第十一話##

さて、今日も始まったな。さて、まずは、この俺の上に寝ている百代を起こすか。

 

彰人

「おい、起きろ百代。もう朝だぞ、今日は鍛錬があるだろ」

 

百代

「ふわぁ~。うん、彰人おはよう」

 

彰人

「ああ、おはよう。さ、準備して」

 

百代

「ああ。」

 

そういうと百代はいつの間に用意したのかわからんが俺のクローゼットから胴着を出した。

 

彰人

「い、いつまに」

 

半分、呆れながらも、俺も着替えた。そして朝のランニングには一子も一緒のようだ。

 

一子

「おはよう、お姉さま、彰人」

 

百代

「ああ、今日も早いな。一子」

 

彰人

「おはようさん、一子。それでどこまで行く?」

 

一子

「そうね、あのなんとかタワーがあるところまでどうかしら?」

 

彰人

「了解だ。朝飯前にやって、遅刻しないように行くぞ」

 

そして、俺らは久々の三人でのランニングをした。

そして、一子は一人でさらにトレーニングをしに行った。

 

彰人

「んじゃ、俺らも学校いくぞ」

 

百代

「ああ、さて、今日はどれだけの注目をされるか、楽しみだ」

 

彰人

「ああ、憂鬱だ・・・・・・」

 

 

その頃の島津寮。

 

大和

「今日は人間測定か」

 

クッキー

「なんだい、大和。あまり乗る気じゃないようだね。」

 

「大和は軍師派だから」

 

クッキー

「なるほどね、だけどモモさんとかにある意味鍛えられてそうだけど」

 

大和

「耐久力だけあっても、ってまあいいや、それじゃ行って来る、クッキー」

 

キャップ

「じゃあな、クッキー」

 

「いってきます」

 

クッキー

「いってらっしゃい」

 

そして、大和達は寮の前で岳人を待った。

 

岳人

「よ、お前らおはよう」

 

大和

「遅いぞ、まったく」

 

「しょうがないよ、時間も読めないんだから」

 

キャップ

「マジかよ岳人」

 

岳人

「てめえら、朝から喧嘩売っているのか」

 

そういうとクルミを握り潰した。そして俺らは河川敷まで来たところでモロとも合流。

 

キャップ

「はぁ~、しっかし眠いな」

 

大和

「その気持ちはわかる、この前、俺もそう思った。」

 

キャップ

「なら、サボろうぜ。」

 

大和

「だが、断る。今日は人間測定だろうが、」

 

キャップ

「ああ、そうだったな」

 

岳人

「俺様の、晴れ舞台だ」

 

「それはどうでしょう」

 

モロ

「うちのクラスにはただでさえキャップが居るのに、今回はさらに彰人もいるしね」

 

大和

「彰人は測定不可が多そうだな」

 

岳人

「噂をしてれば、あの傍からのバカップル。彰人達だろ」

 

岳人が指差す方向には、腕を組んで話している、姉さん達がいた

 

キャップ

「お~い。」

 

まあ、キャップだから、二人きりにさせようとも思わず、普通に呼んだ。

 

百代

「おお、お前らか、すこし話を聴いてくれ、」

 

大和

「なにかあったの姉さん」

 

百代

「実はな」

 

彰人

「俺が携帯を持ってないことに驚かせられた」

 

百代

「まったく。普通あるだろうが」

 

大和

「けど、姉さんの今月不味くて、あまり携帯の意味が無いはずだけど」

 

モロ

「似たもの同士ってわけね」

 

キャップ

「だけど、彰人が携帯ないのは不味くないか軍師大和?」

 

大和

「確かに、無いのは不便だな。だけど、どうせ姉さんと一緒にいるだろ、大体」

 

彰人

「ああ」

 

大和

「なら、大丈夫だろう」

 

岳人

「確かに、この二人なら、軍隊でも倒せそうもねえな」

 

キャップ

「しかし、暇だな・・・・・・っあ!!おい誰か笛持ってきてるか」

 

大和

「勿論だ」

 

「ブリーダーとして当然」

 

モロ

「これ、面白いもんね」

 

岳人

「ホントだよな。なんで来るんだか」

 

彰人

「ま、まさか。未だに通用しるのか。高二にもなって」

 

百代

「私に似て、純情なんだろう」

 

モロ・彰人・大和・岳人

「「「「・・・・・・」」」」

 

百代

「なんか、言~え~よ~」

 

そういって、俺の頬を抓った。

 

彰人

「いひゃいひゃい(痛い痛い)」

 

キャップ

「それでは呼んでくれ」

 

“ピィィィィィィィィ”

 

大和の犬笛と同時に足音が聞こえてくる。

 

“ドドドドドドドドドドドドドドドド”

 

一子

「誰か呼んだ~てか、おはようみんな」

 

「ホントに来たね」

 

モロ

「これはこれで人外だよね」

 

一子

「なによ、呼んどいて、けなす気。まあいいわ、それよりもなにか頂戴」

 

大和

「それなら、このキャラメルをやろう」

 

一子

「そんなの要らないわよ。肉系がいいわ」

 

岳人

「んなもん、通学中に」

 

彰人

「ほいよ、一子。ジャーキー」

 

モロ・岳人・大和

「「「持ってやがった!!」」」

 

一子

「うまうま」

 

彰人

「まったく。」

 

「だけど、なんでジャーキー」

 

彰人

「いや、俺のおやつにしようかと」

 

大和

「ちなみにお昼は?」

 

百代

「もちろん私の手料理だ」

 

キャップ

「明日、槍がふるだろうな」

 

大和

「(ああ、言っちゃった)」

 

「(しょうもない)」

 

モロ

「(南無阿日陀仏)」

 

百代

「槍だと・・・・・・」

 

彰人

「キャップ、骨は拾ってやる」

 

キャップ

「ん?なんだか分からんがこのままだと、俺の命が無さそうだ、というわけで俺は逃げる」

 

百代

「待てぇぇぇぇぇぇ」

 

さすが、キャップ。しかし相手が百代だとな

 

キャップ

「ギャァァァァァァァァ」

 

二人は追いかけっこに行ってしまった。

 

彰人

「それじゃ、俺らは平和的に行きますか。」

 

モロ

「だけど、モモ先輩、最近随分丸くなったね」

 

「そりゃ、彼氏ができれば」

 

一子

「そうね、なんかじいちゃんも恋愛に力が行ってよかったわいたか言ってたわ」

 

岳人

「それで、そこのプレイボーイ」

 

彰人

「ああ、岳人。そこの川に沈まれたいのか?」

 

岳人

「あ、や、あ。」

 

大和

「岳人、腰が引けてる」

 

「かっこ悪い」

 

一子

「ダッサ」

 

モロ

「まあ、彰人に睨まれたら、普通固まるね。」

 

彰人

「さ、ガッコ行くか」

 

そして俺らは学校に向かった、途中岳人は無口だったのは言うまでもない。教室の前でやっと岳人は復活した。

 

モロはゲーム仲間のところに、岳人はヨンパチのところに、キャップは直ぐに来てげんなりな顔をして寝てしまい、京はいつもの通り、一子は、

 

甘粕

「ワン子ちゃん、今日もトレーニングですか?」

 

一子

「ええ、勿論。毎日の食事と、睡眠と、鍛錬は私の生活の基礎よ。」

 

甘粕

「今日の宿題は」

 

一子

「委員長のをみしてもらう、覚悟はあるは」

 

“ゴチン”

 

一子

「い、痛っ。だ、誰よ」

 

彰人

「おい、こら一子」

 

一子

「げ、彰人」

 

彰人

「げ、じゃねえよ、お前・・・・・・まあいい。あとで覚えておけ」

 

一子

「ぎょえぇぇぇぇぇ。、御免なさ~い」

 

甘粕

「なんだか、ワン子ちゃんのお兄さんみたいですね、御剣君は」

 

彰人

「ま、昔からこうだしたな」

 

小笠原

「それよりも、御剣君、昨日の決闘すごかったね」

 

甘粕

「あ、チカちゃんおはようです。あ、そうでした、御剣君、昨日はすごかったです。相手は先輩なのに」

 

大和

「二人とも、こいつを普通と見てはいけないぞ。こいつのレベルはルー先生や、学長、さらに言えば姉さんレベルだから」

 

小笠原

「ま、マジで」

 

甘粕

「そ、そうなんですか。」

 

小笠原

「まああのモモ先輩の彼氏だもんね。」

 

こんな感じに俺もFクラス面子になれて話していると、岳人たちと話していた、ヨンパチがきて

 

福本

「お、おい。お前モモ先輩を抱いたって本当かよ!!」

 

なんてことを鼻を荒くして聞いてきた。

 

彰人

「おい、ヨンパチ。いきなり朝からなんだ」

 

福本

「やべぇ~、すまん、俺、トイレ」

 

なんなんだ、あいつ。

 

小笠原

「ああ、やだやだ、ホント同い年の男子ってなんでこうもガキっぽいのかしら」

 

大和

「キャップとか?」

 

小笠原

「風間君は良いガキ、ヨンパチとかは悪ガキ」

 

大和

「じゃ俺は?」

 

小笠原

「ませガキ、案外クールな所あるからね」

 

大和はなんとも微妙のようだ。

 

彰人

「それじゃ、俺とかは?」

 

小笠原

「ああ、御剣君とか、源君は例外。源君はああだし。君は昨日ですごく怖いってわかったわけよ」

 

甘粕

「え、そうでしたか?」

 

そんな感じの朝の学校だった。

 


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