真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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###第百九話###

 

俺らの飛行機は無事にロサンゼルス空港に到着したようだ。俺らは手荷物だけを回収して、そしてそのまま俺らは入国審査となった。俺の隣ブースでは岳人が四苦八苦していた、本当に大丈夫か、こいつ。いま質問で「アナタはどこから着ましたか?」って質問に「俺はいい男です」って答えているぞ。そして俺の番だ

 

審査員

「それではお名前をどうぞ」※ここから英語ですので悪しからず。

 

彰人

「アキト・ミツルギです」

 

審査員

「日本からお越しですね。それでは今回はそのような件でアメリカに」

 

彰人

「旅行ですね」

 

ここで修学旅行と言うと面倒なことになるのは知っているので俺はそう答える。

 

審査員

「学生さんのようですね。同じ制服の人も多いですし」

 

彰人

「ええ、遠く離れたアメリカの旅行ですから皆気分がいいのでしょう」

 

審査員

「あら、随分とお上手なんですね英語が。えっと、それではもう一つだけ質問ですが……イラクなど言った際などにテロリストとの交友は?」

 

やはり、俺のパスポートの中にあるパキスタンやイラクのことについての質問があると思ったがやはりあったか。まあ俺のテロリストとなるのは御免なので

 

彰人

「ありません。一応保証として……ドイツ軍のフランク・フリードリヒか、そうだ、九鬼帝さんに取っていただければ」

 

と、その時に俺が受けていた審査員の人にさらに人が入りそのまま内緒話だ。まあ俺の場合はしょうがないのだが

 

審査員

「ありがとうございます。事前にこちらに連絡がありましたので。ようこそアメリカへ、それでは良い滞在を」

 

そして俺は最後日本語に直してこう言った

 

彰人

「ありがとう」

 

審査員

「Wao!!」

 

そして俺は今度はみんながたむろっているキャリーケースの拾い場に向かった。やはりばらばらなのはいつものことだし、まあ今回の俺のは結構目立つようにした。それは

 

百代

「お~い彰人、お前の分も一緒に取っているぞ」

 

そう、百代と一緒に繋げておいたのだ。俺は黒と目立たない色なのだが百代のは桃色、ようはピンクのため結構目立つ。だから俺はそのまま百代のところにいけばいいだけとなっていた。

 

百代

「随分と時間がかかっていたが何か問題でもあったのか、彰人?」

 

彰人

「何、色々と行っていた分の質問があったからそれに答えていただけさ」

 

岳人

「うわぁ~散々な目にあったぜ俺様」

 

モロ

「岳人の場合は相手の英語をまったく聞かないからでしょう。あ、彰人とモモ先輩はもう荷物を確保したみたいだね。まあ彰人なら英語なんて簡単でしょ?」

 

彰人

「お、久しぶりだなモロ、そして岳人。まあ英語は話せるぐらいだよ、それよりもお前らは荷物いいのか?」

 

モロ

「うん、さっきキャップと大和とジャンケンして僕達が勝ったから僕らの分も一緒に持ってくるって言っていたから、ほら」

 

そしてモロが指す方向には大和とキャップが計四つのケースを持って登場。ちなみにファミリーの他女性陣は現在、受けているようだ……一子、大丈夫だろうか?

 

一子

「え、えっと私はここに来たのはりょ、旅行のためです~」

 

四苦八苦だったが現在、頑張っていた。そして一足先に終わったのは京のようで、俺らのところに来たのはクリスだった。

 

クリス

「ふむ、私が一番最初だったか。それにしてもあれは一体なんなのだ?」

 

百代

「ふん、弟達がちょっとして罰ゲームを受けてるだけだ」

 

そしてその罰ゲームを受けている二人もこちらに合流。

 

キャップ

「まさかだったぜ。だけど、まだ全員は来ていないようだな。こんな足で俺もよく頑張ったぜ」

 

今回のキャップはおとなしい。理由は冒険で作った銃弾のせいだろう。

 

大和

「さっき京は受けていたが、ワン子は大丈夫なのだろうか?」

 

と、大和が余分なスーツケースを持ち主の前に運んでいったときに

 

一子

「大丈夫よ大和。なんだか凄く笑っていたけど通してくれたから」

 

百代

「おうおう、よくやったぞ妹よ。こっちにきて頭を撫でさせろ」

 

一子

「わ~い」

 

モロ

「ねえ、僕思うんだけど」

 

彰人

「ああ、俺も思ったかとだがさすがにこれは一子に失礼だと思うぞ、なあ大和?」

 

大和

「そうだな、だけどたぶん間違いないと思うぞ」

 

この三人の頭の中では間違いなく一子が一生懸命にメチャクチャな英語を使って、そしてバカだから時間の無駄と思われたとは俺は思いたくなかった。そして最後に京も来た

 

「皆ごめん、なんだか前の人が長かったみたいで。それよりもワン子もクリスもケースは?」

 

一子

「あ、しまった!取りに行くわよクリ」

 

クリス

「いや、私はマルさんが取ってきてくれると言うからこっちに」

 

彰人

「はいはい、二人とも行こうな」

 

と、言うわけで俺が二人の首根っこを掴んでそのままあのケースが出てくるところにいった。そして既にここの生徒が大体占領しているブースがあり、そしてそこには軍服のマルギッテがいた。

 

彰人

「お前はよく。その姿で通れたと俺は非常に関心があるな」

 

マルギッテ

「その声は彰人殿ですか。もし、ケースのお探しならば私が見つけておきましょう今クリスお嬢様の分も探しているところですので」

 

クリス

「いやぁ~マルさん、それが」

 

マルギッテ

「な、なぜクリスお嬢様が!?彰人殿これは?」

 

彰人

「お前らはアホか!大体な、修学旅行っていうのんはこういうのを探すのも一種の学習なんだよ。どうせこっちに来る時もクリスは自家用だからそう言うのが無かっただろうから、これもいい経験なんだ。だからこいつらは自力で見つけてもらう!」

 

俺の一言に

 

マルギッテ

「…分かりました。それではお嬢様頑張ってください」

 

なんでこれだけで応援があるのか、俺は不思議だが。そして一子もクリスも自分のバックを探し出していた。

 

マルギッテ

「しかし彰人殿。さっきの私への言葉はアナタにも当たるかと」

 

彰人

「ああ、それなら中将殿とか、色々やってくれたみたいで俺の身元が随分とあっさりクリアだったぞ」

 

マルギッテ

「そうでしたか。しかし観光でアメリカとは初めてですね、いつもなら無断で「それ以上は言うなよ」…は」

 

彰人

「まったく、お、二人とも見つけて出したみたいだな」

 

そして二人がちかづいてきた

 

クリス

「しかしこんなところで、犬の鼻が役に立つとは意外だったぞ」

 

一子

「いやぁ~なんだか、こっちのほうにあると思ったらビンゴだったってわけよ。それじゃあ彰人、行きましょう。そろそろ時間みたいよ」

 

そして確認すると、大体のクラスの連中は集まっていたので俺らも向かうことにした。やはり大体のクラスのメンバーは居たのだが、俺は全員の凄く見られた……理由はすぐに分かった

 

百代

「彰人はまだか?まだか?弟、あと何秒だ?」

 

「ある意味、モモ先輩が一番の難病だよね。もうこれでさっきから六回目だよ、もう目がハイライトだから、そろそろ暴れだしそうだよ?」

 

モロ

「さすがにそれは不味いでしょ!モモ先輩が暴れたら「大丈夫だ、モロ」ああ、やっと来た」

 

百代

「彰人~」

 

そして抱きつく百代、ほんの十分での出来事でもあったのだがまあこれはしょうがないだろうと俺は自分で完結する

 

岳人

「おい、今あいつ間違いなく自己完結したぞ!」

 

ヨンパチ

「末永く爆発しろダゼ、バァロー」

 

なんか聴こえてくるが俺は知らない。そして梅先生からの連絡が入った

 

梅子

「それではこれよりバスに移るぞ。いいか、離れるなよ。もうここは異国の地だ、何があるかわからんからな。それと御剣は川神姉と絶対に離れるなよ~」

 

先生によるねたで、笑う全員。そして満足げな百代、俺は恥ずかしいのだが

 

百代

「ふふふ、これでもう私達は全世界から認められた夫婦だな」

 

彰人

「夫婦じゃないから」

 

百代

「なるつもりは?」

 

彰人

「あるに決まっているだろう」

 

百代

「あ、あう/////」

 

「しょうもない」

 

大和

「ほんとだな」

 

モロ

「本当にアメリカなんだけどねここ」

 

クリス

「まあいいではないか。それよりも私たちも早く乗らないと」

 

一子

「ほら、たっちゃんも行くよ」

 

忠勝

「あ、ああ分かっている一子。と、言うよりもお前は元気そうだな、まあいつものことだが」

 

一子

「うん、だってアメリカだよ、アメリカそれに、ゴニョゴニョ」

 

忠勝

「うん、何だ一子?」

 

一子

「あ、うんうん!なんでもない/////」

 

岳人

「……モウイヤ」

 

キャップ

「おい、何ワン子と源さん見ながらうなだれているんだお前。それよりもお前ら俺の足がこうなんだから誰か手伝えよ」

 

そんな感じで俺らはバスに乗り込んだ。ちなみに現地のバスガイドさんはバリバリの日本人でありながらもアメリカの国籍を持っているらしく俗に言うバイリンガルだった。

 

百代

「そう思えば今回の泊まるホテルとはどんなところなんだ?」

 

大和

「えっと確か九鬼系列のホテルらしいからある意味、この前の箱根と同じ造りかもしれないな、まあ姉さんと彰人は関係ないだろうけど」

 

彰人

「関係ないわけではないぞ。部屋は確かにそうなんだが、それよりも風呂があるかとか、色々とな」

 

モロ

「それにしてもやっぱりこの運転でみえている風景にはなれないよね」

 

一子

「ホントね、なんで右と左が逆なのかしら」

 

「元々、外国の車が逆にハンドルがついているのはこれのためなんだよワン子」

 

一子

「あ、なるほど……さすがは京だわ」

 

岳人

「どちらかというとよ、ワン子の頭がさすがだぜ」

 

一子

「それはどういう意味よ岳人!」

 

騒がしい面々が最初の観光地、それは現地の大学だった。

 


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