グレイトな人に転生した   作:puni56

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今回は短いです。

読者の皆さんに感謝を。


8話:出撃

 

 

背部及び脚部スラスターを噴かせて漆黒の空間を裂くMS。

そのコクピットには余裕など一切無く切迫した表情で汗を流す男が1人。

 

「‥ハア、ハア、ハアっ」

 

ギリッと歯を食いしばるパイロット。

 

『スピードを上げて下さい』

 

「っ了解!」

 

オペレーターの指示に従いペダルをさらに踏み込み機体を加速させる。

 

「‥‥」

 

先程の2倍以上のスピードを出した機体からはスラスター光が尾を引いている。

今まで体感したことのないGに押し付けられながら耐えるパイロット。

 

『そのままデブリの中へ』

 

「なん‥だと?」

 

『聞こえませんでしたか?デブリの中へ入って下さい』

 

「~っ了‥解!」

 

オペレーターの非情な命令に渋々従うパイロット。

さらに加速したMSがデブリ帯へ突入しその中をぶつかりそうになるも紙一重で躱しすり抜けて

ゆく。機体の性能に圧倒されながらも何とか縋るディアッカ。

 

「ぐっ、く、くぅ‥‥」

 

いつものような余裕は無く、ただ必死の形相でスロットルやレバーを握るディアッカの姿がそこ

にはあった。開始してからどのくらい経ったのだろうか。遂にと言うべきか、終了のアナウンス

がコクピット内に流れる。

 

『YMF-X001A フェイズ3、オールクリア。対G負荷想定内。パイロットの脈拍が想定

 より上回っていますが許容範囲内です。その他ライフサインに異常は認めず。これにて機体の

 機動試験を終了します。お疲れ様でした』

 

機械的な音声の終了連絡が流れたと同時にディアッカは機体に制動をかけ減速させた。

 

「……ふぅーっ」

 

ヘルメットを外し汗を振り払うとそのまま脱力する。格納庫の発進口に向け機体が流れてゆく

中でディアッカは呼吸を整えながらも脱力したままでいる。

 

(‥‥疲れた)

 

一体なぜこんな事になったのか。それは数日前に遡る。

 

フリーダム強奪事件から数日後、今日こそは新型機のテストだと意気込み格納庫へ向かった

ディアッカであったが突如父から連絡が入る。テストを中断し指令室へ向かい入室すると

モニターは父の姿が。敬礼し父に問いかける。

 

「一体どうされたのですか、ダット・エルスマン最高評議会議員殿?」

 

『…』

 

ディアッカの茶化しともとれる問いかけに無言のダット。

 

「要件が無いようでしたら『オペレーション・スピットブレイクが失敗した』‥は?」

 

突然の事に理解が追いつかないディアッカ。

 

「‥聞き間違いでしょうか。スピットブレイクが失敗したと?」

 

『ああ』

 

「どういうことだ、連合の新兵器でもあったのか!?」

 

『それはわからん。情報が錯綜していて儂らも報告待ちだ。重大な件だからな。

 取り敢えず一報だけでもと思って連絡したのだ』

 

父から告げられたオペレーション・スピットブレイクの失敗。

それはディアッカのみならず多くの軍関係者に衝撃を与えた。

何故なら本作戦は攻撃目標が直前でパナマからアラスカ・ジョシュアに変更されたことを知って

いるからだ。当初は戸惑いこそあったものの逆に連合の隙を突き圧勝できると、誰もが想像した。

ところが実際は投入戦力の8割を失うという予想もしない結果だった。

 

『情報が入れば軍の方から連絡が入るだろう。そして恐らくお前にも召集がかかる。

 それまではしっかり調整しておけ!良いな?』

 

親父からの通信が切れる。

 

「‥」

 

指令室が静まり返る。だが放心状態から復帰したディアッカがスピットブレイクの失敗を聞いて

頭に浮かんだ事はニコルの事だった。

そう、連合の捕虜になってるということはスピットブレイクに巻き込まれたかもしれないのだ。

 

「‥」

 

(きっと大丈夫だ。今はそう思い込むしかない‥)

 

確認する手段が無い現状に無力感に苛まれるディアッカ。

 

 

 

 

―――さらに1週間後。

 

「アスランが地球に?」

 

『ザラ議長がジャスティスを使用しフリーダムの奪還もしくは破壊を命じたそうだ。

 彼も今や君と同じく特務隊だからね』

 

「アスランが‥」

 

オペレーション・スピットブレイクの失敗後ザラ議長は追悼演説を行うと共に今回の失敗はクライン派にあるとして議会のクライン派を粛清。またラクス・クラインを国家反逆罪で指名手配した。彼女が何をしたのかといえばオペレーション・スピットブレイクの情報を連合に漏洩しフリーダム強奪に関与していたというのだ。突拍子も無い話で最初は半信半疑だった人々も公開された格納庫の映像を見て政府の発表を信じるようになった。無論、政府発表を信じる人もいれば政府の発表は捏造だと反対運動をしている人もいる。

まあ、クライン支持派は次々に拘束されてしまうわけだが‥そんな中ディアッカは何をしているかといえば新型機のテストである。

何故完成していないかというと実はフリーダム強奪事件後、新型機の運用に多くの手続きと承認が必要になってしまったからだ。

クライン派がどこに潜り込んでいるか、わからない為の処置との事だがしかし、再発防止の為には仕方ない事だと思う一方で新型機の調整が遅れるのはいかがなものか、とディアッカは思いながら起動試験を続ける。そして冒頭に戻る。

 

 

 

――――格納庫に機体を収容しコクピットから出てMSデッキに着地するディアッカであったが‥

 

「おっと」

 

疲れからか足がもつれ尻餅をついてしまう。

 

「痛ってぇ~」

 

そう呟きながら手を床につき立ち上がろうとするが体が動かない。見ると腕が痙攣し力が入らなくなっている。

 

「あ~、くそっ!」

 

立ち上がるのを諦め、後ろに背中から倒れ仰向けの状態になる。

 

(尋常じゃない疲れだぜ‥)

 

そんなディアッカの事情を察している整備班は邪魔しないよう配慮しながら作業をしている。

 

(しかし、試験運用でこの様じゃあ本当に使いこなせるのか?)

 

ディアッカの考えるように、たった数十分の操縦でここまでパイロットが疲弊するのは兵器として欠陥品として捉えられても仕方のないことである。

 

(お義父さん‥ユーリさんの言っていた通りアレはとんでもない欠点だな。今まで試験運用でき

 なかったのも納得だ。あんなの使いこなせる奴なんかいないだろう)

 

引き受けなければ良かったと軽く後悔し、腕の痙攣が治まったので立ち上がろうとするディアッカに手が差し伸べられる。

 

「おっ悪いね!」

 

差し出された手を握り立ち上がる。

 

『なに、困った時はお互い様だろう?』

 

聞き覚えのないハスキーボイスの主を見るとそこにはオレンジ色の髪をし前髪がモッサリしている赤服を着た見知らぬ男が一人立っていた。

 

「助かったゼ。えーと‥」

 

『ハイネ・ヴェステンフルスだ。初めましてだな』

 

ハイネが敬礼したのでディアッカも答礼し答える。

 

「俺は『ディアッカ・エルスマンだろう?』‥何故知っている?」

 

『そりゃ~知ってるよ。有名人だからな、お前』

 

「有名人?俺が?」

 

『そっ、一部の奴らの間ではな』

 

(何だ?)

 

心当たりが無いディアッカは頭を傾げる。

 

『ま、そのうちわかるさ』

 

「教えてくれないのか?」

 

『だって、その方がおもしろいだろう?』

 

(なるほど、ハイネの性格がなんとなく掴めたぜ)

 

『重要な事でも無いし、割り切れよ。じゃないと、死ぬぞ?』

 

「いや、なんか使いどころが違う気が‥」

 

ハイネと雑談をしながらローカールームに向かい着替えたディアッカは整備班や研究者の勧めもあってロビーで休んでいる。

 

『へえ。じゃあお前はずっとその艦を追跡してたのか、ディアッカ』

 

「したというか、させられたというか‥」

 

『クルーゼ隊だもんな、仕方ないさ。知ってるか?クルーゼ隊はエリート部隊って言われている

 んだぜ?』

 

「それは初耳だな」

 

『結構有名な話だぜこれ。クルーゼ隊に配属された赤服は皆、親が評議会議員のお坊ちゃん達、

 ってな』

 

「親は関係ないだろう」

 

思わずムッとするディアッカ。

 

『そういう風に勘ぐる奴もいるってことさ。俺はそんなの気にしないけどな。ミゲルだってそう

 だったろ?』

 

「ミゲルを知ってるのか?」

 

『あいつは俺の後輩でな随分と俺を慕ってくれたよ。あいつの機体がオレンジ色だったのもその

 せいだ』

 

「ハイネはオレンジがパーソナルカラーなのか?」

 

『そっ。だから今度配備されたゲイツも塗装中だ。

 それに加えて駆動系を弄りたいから今日ここを訪れたのさ』

 

「なるほどね」

 

ハイネと1時間程話し込んでいると‥

 

《業務連絡。X001Aのパイロットは1400に格納庫機体前に来て下さい。繰り返します‥》

 

「じゃ、呼ばれたから俺はこれで」

 

『ああ。死ぬなよ』

 

「そっちもな」

 

握手をして別れる2人。

 

(ハイネとはそのうち会えそうな気がするな‥)

 

果たして2人はまた会うことがあるのか。それは2年後に判明することになる。

 

 

―――さてハイネとの出会いから1か月が経過しその間ディアッカはグロッキーになりながらも新型機の試験を行っていた。ザフトはパナマ攻略戦を行ったり大西洋連邦がオーブ解放作戦を行ったりと世界は大きく変わりそれはディアッカ達にも影響を与えた。

それはある日の事。いつものように新型の調整をしているとユーリさんが訪ねてきた。

 

「お疲れ様です!」

 

『うん。君も元気そうだね』

 

互いに挨拶する2人。

 

「今日はどうしたのですか?」

 

『実は国防委員会の方で動きがあって、君達にも関係する事だから直接言おうと思ってね。

 整備を含めた全員を集めてくれないかな?』

 

「了解しました!」

 

すぐに全員を格納庫に集合させるディアッカ。

 

『ではこれより決定事項を伝えるので聞き漏らしの内容に。いいね?』

 

「「「はいっ」」」」

 

『では‥』

 

周りを見渡し話を始めるユーリ。決定は以下の通り。

 

 

①YMF-X001A 開発名称D2は本日付でザフト軍正式採用機に変更する。

 

②それに伴い型式番号をZGMF‐X14Aとする。

 

③機体名はジャッジメントとする。

 

④パイロットはディアッカ・エルスマンとする。

 

ユーリの話を聞きその場が騒がしくなる。

 

(ジャッジメントか‥ありだな!カッコイイじゃねーかヨ!!)

 

ディアッカは内心興奮していた。

 

『色々疑問に思うところがあると思うのでこの決定の背景を説明する。

 フリーダムが強奪され、それをジャスティスが追っているのは知っている事と思う。

 しかしここに来てそのジャスティスまで奪われたという情報が上がってきたのだ』

 

「「「「何だって~!!!!」」」」

 

(おいおい、マジかよ!?)

 

『静かに!!‥続けるよ。その情報はオーブを監視している隊から寄せられたものだ。

 説明しておくと地球では連合が中立国オーブを傘下に収める為に侵攻しているわけなんだが、

 フリーダムがオーブ軍に味方していたらしい。で、そこに現れたのがジャスティスだ。

 ジャスティスはフリーダムと共に連合の新型と戦っていたとのことだ』

 

『真相はわからないがもしジャスティスまで第三者の手に渡っていれば我々は核搭載MSを2機

 失った事になる。連合との決着も迫っている段階でこれはマズイ。故に国防本部はこの機体に

“思い上がったナチュラルに審判を下す”意味のジャッジメントと名付けた。

 まあ、プラント内外にアピールする意味もあるけどね』

 

「‥…」

 

沈黙が格納庫内を支配する中でユーリはディアッカに話しかける。

 

『何かあるかね?ディアッカ君』

 

「いえ、ありません。やることは変わりません。

 今まで通り機体を調整するだけです(そしてニコルを)」

 

『うむ』

 

ユーリはディアッカの言葉に満足したのかみんなを激励して帰っていた。さらに数週間が経ち。

 

 

 

――――――――――――

 

 

「完成だ!!」

 

「「「「うおおおおおお!!!!」」」」

 

格納庫に野太い声が響き渡る。肩を抱き合い喜んでいる者、感慨深そうに機体を眺めている者。

この機体の開発に携わった全員が喜びを噛みしめている。無論、この男も例外ではない。

 

「やっとか」

 

ポツリとそんな事を呟くディアッカ。

 

(長かったなぁ。毎日試験漬けだったからな。食事・睡眠・風呂・トイレ以外の時間は試験か

 肉体トレーニングだけしかできなかったし‥ヤバイ、思い出したら涙が)

 

『君が泣くとは意外だな。なんだかんだ言いつつもこの機体に愛着でも湧いたのかね?』

 

「ユーリさん!」

 

ディアッカが振り返るとユーリが経っていた。

 

「お疲れ様です!」

 

敬礼をするディアッカ。

 

『まあ、そんな畏まらなくてもいいよ。君と私の仲だろ?』

 

「そうですか‥」

 

敬礼を解くディアッカ。

 

『みんな、よくやってくれた。私はこの機体なら戦争の早期終結に一役かってくれるだろうと

 信じている。あとは我々に任せてみんなは少しの間休んでくれ!』

 

「わあああぁぁぁぁ!!!」

 

歓声が巻き起こる。

 

「さてディアッカ君、着いてきてくれ」

 

「はい」

 

格納庫をでて会議室に入る二人。

 

『さて、先程も言ったが君もよくやってくれたね。ありがとう』

 

「いえ、私なんかは‥」

 

『謙遜しなくてもいい。報告は受けているからね』

 

「そうですか」

 

『だが、ここからが勝負だ。この機体は使い方次第でフリーダム及びジャスティスを同時に

 相手取っても勝利することができる。それはテストパイロットを務めた君ならわかっている

 はずだ』

 

「…‥」

 

『だからこそ使う局面を誤ってはならないし、当然のことながら奪われるのはもっての外だ。

 故に君に問う。ディアッカ・エルスマン、この機体で君は何をする?』

 

真剣な眼差しでディアッカを見つめるユーリ。

 

「そんなの決まってますよ、ニコルを助けてプラントも守る。それだけです」

 

当然のように答えるディアッカ。

 

『フッ流石だね。そんな君に国防本部より特別任務だ』

 

「ハッ」

 

『略式だがディアッカ・エルスマン 本日1700を持ってジャッジメントを用いて強奪された

 エターナル及びフリーダム、ジャスティスの奪還または撃破を命ずる。

 なお、現地において可能であればクルーゼ隊と協力して任務に就くように、とのことだ』

 

「了解しました!」

 

ユーリに対し敬礼する。

 

 

 

 

 

 

数時間後――

 

 

《A‐55警報発令》

 

格納庫内にアナウンスが発せられた。

コクピットのディアッカは起動スイッチを押し各システムが立ち上がる。

Generation

Unsubdued

Nuclear

Drive

Assault

Module Complex

の文字がモニターに表示されるのを確認する。格納庫内に警報が鳴り響く。

 

《放射線量マイナス。異常なし》

 

《進路クリア。全ステーション発進を承認。カウントダウンはTマイナス200よりスタート‥》

 

発進のカウントダウンが始まりディアッカは計器類をチェックしフェイズシフトの起動スイッチ

を押す。

 

「ステータス、オールグリーンっと」

 

《Tマイナス50。A‐55進行中》

 

機体の色がグレーからドレッドノート同様のトリコロール色に変化し、機体に接続していた整備用

コード類がパージされる。

 

《ZGMF-X14A コンジット離脱を確認》

 

格納庫天井部のエアロックが機体に近い下部から順番に解放されていく。

 

《発進スタンバイ》

 

アナウンスと共に全エアロックの解除が確認される。

 

《Tマイナス5。我らの審判に星の加護を!!》

 

アナウンス直後スロットルレバーを最大まで奥に押す。するとスラスターから光が漏れる。

 

「ディアッカ・エルスマン、ジャッジメント発進する!!」

 

ペダルを踏み込む。

するとジャッジメントは両足を曲げ一瞬屈んで溜めをつくり直後、一気に上昇する。

従来機では考えられない程のスピードを出しコロニーから飛び出すジャッジメント。

 

「よし。行くぜ!」

 

エターナルを追いメンデルに向かうディアッカとジャッジメント。

再会の日は近い。

 

 

 

 

 

―――――――――――――――

 

ZGMF-X14(YMF-X001A)JUDGEMENT 

 

武装

MMI-GAU1サジットゥス 20mm近接防御機関砲×4

MA-M01ラケルタ ビームサーベル×2

MA-M21ルプスビームライフルⅡ×1

120mmレールライフル×1

M100バラエーナ プラズマ収束ビーム砲×2

 

X000Aドレッドノートが核動力搭載MSの基礎データ収集を目的に創られたのに対して本機はドレッドノートの問題点、つまりNJC有効範囲の調整及び高機動能力の特化を目的に創られた機体である。開発期間の短縮の為か本体はドレッドノートがベースとなっている。

異なる点としてまず挙げられるのが本機最大の特徴であるバックパックの4枚の翼がある。翼は2枚ずつ2対からなり内側の1対は自在に開閉・移動が出来る可動式の主翼2枚、フレキシブルバインダーによって外側に配置されたもう1対は翼自体の面積が可変する副翼2枚で構成されている。

この翼にはラミネートアンチビームコーティングを施してあり盾を待たない本機のシールドの役割を果たす。それだけではなく宇宙空間ではAMBAC作動肢として機能し、機体に機動性・運動性を実現するため一役買っている。

そしてバックパック中央部にはスラスターが設置されており、フリーダム等と異なるジン系統のコーン型。ミーティアと同様の物を使用されている。

レールライフルはシヴァを改良し手持ち式にしたもの。

ルプスビームライフルはレールライフルと前後に連結することでバスターの超高インパルス長射程狙撃ライフル並みの威力と射程を実現している。ビームサーベル使用時はライフルがマウントできないのでこの形態にして空いたほうの手でビームサーベルを使用する。

腰部にはプリティスビームリーマーを廃止し代わりにフリーダムに搭載されているバラエーナプラズマ収束ビーム砲を装備し、使用時には前方に展開する。

ビームサーベルもフリーダム、ジャスティス同様腰部に装備されている。

 

 

 

 




やっと出せた新型。なのにヒロインは中々出ないという謎。
新型はドレッドノートにEWウイングゼロカスタムの翼を付けた状態をイメージしてもらえれば
と思います。

さて、最後に聞くが…ニコル分は足りているか?
いや、返答しなくてもいい。わかっている。番外編という手段がある。
つまり、そういうことだ。

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