それと今更ですが、友人が教えてくれたのですが12月29日に日刊ランキングで6位になっていたそうです。皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
あとアンケートもありがとうございました。修正しないという結果です。
ノワールに任務を書いた手紙を配下経由で渡した俺が何をしているのかと言うと、とある懐かしい場所で、これまた懐かしい人物と会話していた。
「だぁから、契約で縛られていた昔とは違う。お前の命令を今でも聞くと思っているなら、それは大間違いだ。お願いなら聞いてやらん事もないけどな。ほれ、言ってみろよ。『お願いします』って、頭を下げてみろ」
「調子に乗るでないぞ。我に掛かれば貴様のような魔神如き、いつでも滅ぼせるのだ。我は姫神を、フェミリンスを下した存在ぞ」
禍々しく装飾された玉座に腰かけて偉そうな言葉を偉そうに見下ろしながら口にするのは、頭以外には人間に該当できる部位がない、人間だった元大魔術師。今は魔人と呼ぶに相応しい、ブレアード・カッサレだ。
場所は、百層にも及ぶ地下迷宮、『野望の間』。
「自分以外の全てを犠牲にして、の勝利だけどな。お前の魔術の腕は認めるが、単身で魔神に勝てるとしたら下位の魔神くらいだ。『深稜の楔魔』の、誰よりもお前は劣る。それに万が一俺を殺せても、ディストピアの残存戦力に報復されるだろうが……勝てる自信あんの?」
「ぐっ……虎の威を借りるか! 臆病な狐めっ!!」
あ、『虎の威を借る狐』だと思われたか。でも今の言い方はそう思われても仕方ないな、反省。
でもたしかに間違ってない。『ディストピア』という『虎』の威を借る、『俺』という『狐』の構図だ。ただしその『狐』は『化け狐』だけどな。
「それが言いたい訳じゃないんだけど……話が噛み合わねぇなあ、もうヤダこいつ」
最初の頃の俺はブレアードに興味津津だったのに、今じゃ欠片もねぇや。何でだろ。
「ったく、何だっけ? 『フェミリンスの力を完に手に入れたいから、イリーナ・マーシルンもしくはエクリア・フェミリンスを連れて来い』だあ? 自分でやれよそんなモン。自信がないからって、そんなことで心話を使ってまで俺を呼ぶな。つか、どっちが臆病者だよ」
「我を侮辱するか貴様ァアアアアッ!!」
小物臭プンプンするセリフ、ありがとう。沸点低いよねこの爺さん。というより何で俺を呼んだんだろ。深稜の楔魔で一番従順だったからか? あとさ、先に俺を侮辱したのはそっちだろうに。
うん、自分でも分かるくらいにイラついてるよ、俺。主に、呼ばれて素直に応じちまった自分自身に対して。八つ当たり気味にブレアードを挑発しまくったけど、まあ相手は元凶だから別にいいよね。
こんな不毛な殺し合いに発展しそうな喧嘩染みた言い合いを先ほどからしているわけだが、不意に気配を感じた。それはブレアードも同じらしく、『口撃』を互いに止めた。
「この魔力……フェミリンスか!?」
「自分から来るとはね……俺が連れて来るまでもなかったな。だがそれだけではなく、上級悪魔を超えた実力者の魔族に、グラザと似た気配を持つ者。さらにこれは……マーズテリアの加護を受けた人間、か?」
俺の言葉を聞くか聞かないかの差で、ブレアードは手元にある水晶を見つめた。前にも使用していたこの水晶で、レスペレントの動向を何度も覗いていたらしい。おかげで情勢には困らないし、地方限定のことなら何でも分かるようだ。
その水晶に映り出されたのは、四つの人影。それを凝視したブレアードは、喜色に満ちた気色悪い笑みを盛大に浮かべた。
「こやつらは……カカカッ!! 餌が自ら来よったわ! ゼアノス、彼奴らに手を出すな。アレらは我の獲物だ! それで貴様の無礼は許してやる!」
「……はいはい」
どのみち、今は彼らと戦うつもりもない。そう考えた俺は素直に引き下がり、魔力と気配を完全に断ち切った。
数分後、ブレアードのもとには予想通りの四人が到着していた。
フェミリンスの魔力を持つ者、イリーナ・マーシルン。
グラザの息子、リウイ・マーシルン。
上級悪魔を超えた女剣士、カーリアン。
マーズテリアの元聖騎士、シルフィア・ルーハンス。
その誰もが常識外の戦闘力を持つ、今では大国となったメンフィルでも指折りの実力者達。魔神と戦うことになっても、このメンバーなら下手な事をしなければ快勝できるだろう。
ブレアードはリウイ達が地下百階になるこの最下層まで辿り着いたことを素直に称賛し、まさか自分達の親や先祖の創造主がこんな所で生きていたとは知らなかったリウイとカーリアンは、顔を驚愕の色に染めていた。イリーナも、姉の呪いの元凶を睨むように見つめる。
だがそこは国王たるリウイ。すぐに表情を引き締め、問う。
「深淩の楔魔らを操っているのも貴様か?」
「あのゴミどもには何の関与もしておらぬ。封が解けて調子に乗り、何ぞ企んでいるようだがな」
不機嫌で唸るような声で言い放ち、それに同意するかのように両肩に生えている竜が、甲高い声で吠えた。さっきの俺とのやり取りを思い出したのかもしれないな。
「さて、ここまで来た貴様らには褒美の一つとでも考えていたのだが……」
ブレアードはとても人間には見えない、不気味な笑みを浮かべた。その視線の先にいるのは、あのフェミリンスの直系にしてリウイの最愛の妻――イリーナだ。
その目線に捕らわれて寒気でも感じたのか、顔を青くして自身を抱きしめている。
「そのフェミリンスの娘を我に差し出せ。さすれば貴様らに更なる力を与えてやろう。果ての無い野望を叶えられる力……欲しかろう? 女一人で手に入り、その光を纏う騎士は見逃してやる。どうだ、良い取引だと思わぬか?」
まるで取引の成功が確定していると言わんばかりに笑みを深めるブレアードに、俺は心底呆れていた。レスペレントの情勢をずっと見ていたと言う割に、リウイという人物を全く見ていない。
闇夜の眷属だから、何が何でも力を求めるとでも思っているのだろうか。だとしたら浅慮にも程がある。現に、リウイは全身を震わせている。無論、怒りでだ。
「ふざけるな。貴様に渡すものなど存在しない! 何よりも……貴様がイリーナに触れることすらおこがましいっ!」
「それに、私達は何もいらないわよっ! あんたみたいな、いけ好かないジジイからなんて!」
「私も見逃されるほど弱くはありません。それに、イリーナ様には指一本触れさせはしない!」
リウイが、カーリアンが、シルフィアが、それぞれの想いを口にする。イリーナも、キッと目線を前に向けて、ブレアードを再度睨みつけた。
「貴様らも我を侮辱するか……許さぬぞ。我こそ創造主、故に、我こそ絶対なる真理!」
ブレアードが玉座から立ち上がり、双頭の竜が威嚇するかのように咆哮する。
それを合図にしたのか、リウイとカーリアンが飛び出した。剣を振るうも、相手は魔術の扱いならば魔神を超えるかもしれないブレアード。大魔術師を自負していたのは伊達ではなく、呆気なく障壁に阻まれる。遅れてシルフィアが斬りつけるが、少しの傷を残すくらいしかダメージがない。
前衛の三人全員が前に出たことによって、必然的にイリーナが一人取り残される。その隙だと思える事態にブレアードは口元を更に歪め、食らうためにイリーナに迫るが……
「全て打ち砕きます!」
イリーナが神聖魔術、【贖罪の光霞】を放つ。ブレアードも対抗して暗黒魔術である【ティルワンの闇界】を放った。光と闇の魔術は一瞬だけ拮抗したが、俺が強化したイリーナの魔術の方が強く、光の霞がブレアードを襲った。
「ぐ、小癪なっ!」
自慢の魔術で負けたことで余程腹が立ったのか、大きく後退して両肩の竜が【ポイズンブレス】を口から出し、本体からの【虚無の衝撃波】が各々を襲う。だけどあいつの本領は魔術でこそ発揮されるものだ。その魔術で負けたのだから、もうメンフィル勢には勝てないだろう。
衝撃波はカーリアンの強烈な連撃技、【北斗斬り】で散ることになり、ブレスはイリーナの創った【防護の結界】で阻まれる。技が何一つ効いていないことに舌打ちして態勢を整えようとブレアードが構えた途端に、神聖を宿した剣撃が飛び出す。
リウイの縦一閃を貫く【エクステンケニヒ】と、シルフィアの一点を集中攻撃する【神極聖光剣】だ。リウイは魔神グラザの息子だが、母親はフェミリンスの血筋だ。だから少しは光の力を扱えるのだろう。
見事な連携を受けて、ブレアードは呻き声をあげながら消滅してゆく。
それと文章にするとかなり短いが、これまでで実際にはかなりの時間が経っているということを覚えていただきたい。
「お、終わったのですか……?」
「そうみたいだけど……はあ、一体何だったのよ、あれは」
「力を求め続けた男の成れの果て、か。あのようにならぬよう、気を付けないといけないな」
「陛下ならばその心配は杞憂ですみましょう。こんなにも素晴らしい仲間がいるのですから」
和気藹々とは言えないが、そんな会話を俺は彼らの真横方面にある瓦礫の山の頂上に座っていた。
最初は立っていただけだったのだが、ブレアードとイリーナの魔術の応酬で崩れて山が出来たので座った。立ちっぱなしも面倒だし。
話は変わるが、俺も魔族であることに変わりはない。戦闘意欲はあるし、破壊衝動だって頻繁に起こる。ハイシェラかセリカと一緒にいた時は他の楽しみもあったから治まっていたが、今は他の楽しみなんて、ない。
そんな俺が、目の前で繰り広げられたあの光景を見て、何を思うのか。もちろん、戦いたい、だ。
だが三者の剣技はセリカと比べれば劣るし、強化したイリーナの魔術もナベリウスには及ばない。だからこそ俺は、今ここで戦うという選択肢を捨てられる。
「ブレアードを倒すか。期待通りだ」
声を出せば、今まで俺に気付かなかったリウイ達がこちらを向き、武器を構えた。しかしその様子は酷く狼狽している。俺がいたことが分からなかったからだろう。
俺は魔力と気配を断っていたけど、姿は消してない。ドラ○もんの『○ころ帽子』状態になっていたわけだ。
「貴様いつから……いや、それよりも何者だ」
「おいおい、初対面なのに貴様呼ばわりかよ。まあお前らからすりゃ、俺は怪しいからいいけど。いつからここにいるのか、何者なのか。どっちも答えてやるから、落ちつけよ」
子供を宥めるように、笑顔で返す。光と闇の共存を願う夫婦は、話が出来るだけでも良しとしたのか、厳しめだった表情を幾分か和らげた。
「では聞くとしよう。まず、いつからこの場にいたのだ?」
「君らが来るずっと前。というか、俺とブレアードが話している最中に君らが到着したってわけ。それからはずっとここにいたよ」
「そんな……では私達は、貴方にずっと気付かなかったということですか?」
リウイに返答すれば、今度はシルフィアが茫然としながらも聞いてきた。
「その通り。んで次の質問は、俺が誰なのか、だっけ? 俺は――」
『深淩の楔魔の一柱だよ』と続けようとした瞬間に、ガゴン! と、迷宮全体が一瞬だけ揺れた。
ここの迷宮は地表の下にあるので、単なる地震なのか迷宮に関係するどこかで何かがあったのか。その判断がしづらいが、そこは腐っても大魔術師ブレアード。地震の影響はこの迷宮にさほど与えないように魔術式を組み込んである。
ということはつまり、この迷宮に関する何かが、どこか別の場所で発生したのだ。
「……」
近くでリウイらが騒いでいるが、気にせずに俺は視線の先を変えることで、彼らにもそこを見るように無言で促した。それはブレアードが座っていた玉座のすぐ近くにある、大きな水晶玉だ。
「これは、一体……?」
そこに映っていたのは、海の上の空中に浮かんだ巨大な宮殿だった。この世界で初めての友人ができた、思い出の場所。
かつてブレアードの魔力供給の場として使わせていた、ベルゼビュート宮殿だ。
そうか……リウイ達がブレアードを倒したから魔術が解けたのか。そのことをすっかり忘れてた。
こうしちゃいられないと、歪みの回廊を展開して移動……しようとしたところで。
「おい、何をしている。まだ貴様が何者なのか聞いていないぞ」
リウイ君に止められました。ブレアードと会話してたって言ったんだから、深淩の楔魔だとは思わないのかな? 少なくても関係者だと考えられるだろ。
「悪いが急用ができた。今度会うことがあれば、そのときに教えてやるよ」
「なっ、待て!」
待てと言われて待つ奴はいないって言うけど、待つ人も稀にいるんじゃね?
なんて脈絡ない事を考えながら、俺は転移した。
―――――――――――――○
ゼアノスがリウイと邂逅し、宮殿の浮上であれよこれよとしている間にゼアノスがいなくなってから、しばらく。メンフィル王国の謁見の間では、その浮上した宮殿について幾分か検討がついている事を、王国の大将軍であるファーミシルスが報告していた。
ファーミシルスは『飛天魔族』という貴族悪魔であり、同じ貴族悪魔たる歪魔族とは全く違う性質を持つ。誇り高く忠義に厚い面もあり、姿も相まって天使と似ている。忠誠を誓う相手が神ではなく魔神だという大きな違いはあるが。
ファーミシルスはカーリアンやシルフィアと並ぶ、メンフィルの最大戦力の一角だ。彼女ら以外にも
そんな個性的な配下の一人の報告を一通り聞けば、ベルゼビュート宮殿がブレアード迷宮の心臓であることも判明した。
宮殿が浮上したのはメンフィル国の南にあるブレニア内海。この現象に気がついたのは自分達だけだと思うほど、リウイは自惚れてはいない。西方諸国の光の神殿や、場合によっては深淩の楔魔が介入してくることすら考えられる。
だからこそリウイは、『ベルゼビュート宮殿制圧作戦』を発動させた。
ブレアードを倒した直後に出会った魔神――宮殿を見てから突然いなくなったゼアノスも出てくるはずだと、そう思いながら。
その同時刻。
ブレニア内海の南端には『北華鏡の集落』という、名前通りの集落がある。とある事情からマーズテリア神殿を嫌っている珍しい人々の集まりだが、そこの宿には4人の美男美女が並び、会話をしていた。しかしその会話の内容は、決して気楽なものではない。
「貴方には私達と共に『ベルゼビュート宮殿』へと向かって貰い、そこを支配しようとする闇の者達を排除して欲しい。それが神殿からの依頼です。頼めるかしら、セリカ?」
「聞いたことがないが……ルナ=クリア、ベルゼビュート宮殿とは何なのだ?」
直接話し合っているのは、主にこの二人。セリカ・シルフィルとルナ=クリアだ。各々の後ろには、エクリアと神殿の鎧を着込んだ青年がいる。
セリカとエクリアは崖から落ちたあと、奇跡的に海を渡り生きていた。冷たい海と襲い来る悪霊や怨霊によって意識が朦朧としかけた時、どこからともかく水竜が現れ、二人を助け出したのだ。その水竜はマーズテリアの騎士が飼っている竜なのだが、セリカ達を向かいの海岸まで送っていたのだ。
エクリアを助けたために魔力が枯渇して意識がなく、女性体に近づいてしまったセリカの顔を舐めてどこかに行ってしまったので、セリカ達は何処の竜なのか見当も付いていない。
ちなみにその際、今度はエクリアがセリカを助けるために己から進んでセリカの使徒になったので、セリカの一命は取り留められた。そしてエクリアも不老になったのは言うまでもない。
「ベルゼビュート宮殿とは、最近になってオウスト内海上に突如浮上した宮殿よ。かつて古神が住んでいたとされ、今ではレスペレント地方の地下を走る大迷宮の心臓部です」
セリカは北華鏡の集落に辿り着き、のどかな風景を楽しんでいるところで、どうやって探し出したのか不明だが、ルナ=クリアと再開した。その際に付き人のように共にいる騎士がセリカ達を警戒していたが、当たり前の行動だろう。
いくら互いを知っているとはいえ、何でもないように話しかけるルナ=クリアの方が一般的にはありえない。エクリアも、当初は相当警戒していたのだ。
「あの迷宮の心臓部ということは、誰かがその宮殿を支配することになれば……」
「はい。そうなれば、レスペレント地方を征したのも同じです」
ブレアード迷宮について無知であるセリカとは違う、その恐ろしさを知っているエクリアの言葉を、ルナ=クリアが肯定した。光の神殿も動いてはいるものの、未知で強力な魔神がいる可能性もあり、迂闊な人材を送り込む事も出来ないと、彼女は言う。
そこでルナ=クリアは、セリカを選んだ。そんな魔神と戦える経験と実力を持つ者として。
「未知の魔神だと?」
「神殿が手をこまねくような魔神とは……」
「深淩の楔魔……御存知?」
ルナ=クリアの答えであり質問でもある言葉に、セリカは一瞬だけ考え……
「少し前にゼフィラという魔神と戦った。あれが自称していた気もするが、それの仲間連中か」
「ええ。やはり砂漠で戦ったのは貴方達なのね。その後、何を思ったのかメンフィル王国へ強襲したようだったのだけど……」
その言葉に、思わずといった形でエクリアが声を荒げた。
「メンフィルに!?」
「偶然にも私がおり、メンフィル王の優れた指揮も相まって奇跡的に被害は無いに等しい状態です。損害ならば、建物が幾つか崩れた程度でしょう。メンフィル王妃も無傷でした」
エクリアはイリーナも無事だと聞いて安堵し、次いで身を引き締めた。何故わざわざイリーナの事を言ったのか。それは自分が誰なのかばれている、もしくは検討をつけられていることに他ならない。
ルナ=クリアは確認したかっただけで他意はないのだが、初対面のエクリアに分かるはずもなく、口を閉ざしてしまう。
それからもセリカとルナ=クリアの話は続き、セリカは手を貸すことに決めた。罠の可能性もあるが、そこは彼女を信用したのだった。何よりも報酬が『そちらからの攻撃がない限り、マーズテリア神殿から攻撃することはない。光の神殿から攻撃されたとしても中立の立場を取る』という、セリカとっては破格のものだったのだ。
途中から黙ってしまったエクリアに、集落の裏口で待つと言ったルナ=クリアが声を掛けた。
「貴方はセリカの使徒……孤独な永い旅を共にする人。安心したけれど、少し、羨ましいわ」
笑みを浮かべながらも悲しそうな表情をする聖女に、エクリアは結局何も言えなかった。
だがそれを聞いて、どんなことがあってもセリカを守ると、更に強く思うのだった。
誤字脱字報告、お待ちしています。というかお願いします。
>虎の威を借る狐
虎=凶腕 狐=ゼアノス
凶腕の時の敵対者は容赦なく蹂躙し、普段は飄々として相手を馬鹿にする(化かす)。
うん、書き終わってから気づいたけど、ピッタリかもしれない。
>殺し合いに発展しそうな喧嘩染みた言い合い
『口喧嘩』じゃないんです。『喧嘩染みた言い合い』です。ここ注意。
喧嘩は対等な者同士が行う事だと個人的に思っています。ゼアノスとブレアードは圧倒的にゼアノスの格が上なので、『喧嘩』ではありません。
>喜色に満ちた気色悪い笑み
あの顔で満面の笑顔は……ねえ?
>シルフィア・ルーハンス
本編では全く描写していませんが、原作と違ってイリーナが生きているのでリウイは精神的に余裕があるために彼女は既に子供を出産しており、神殿側もディストピア関係の対応で忙しいので、結構長生きします。
ちなみに原作のリウイはイリーナが死んでしまったので落ち込み、しばらくの間は誰とも子作りしてなかったみたいです。
>貴族悪魔
案外多いんですよね。歪魔族や飛天魔族、コゴナウア、姫狩りに出てきたヒューリーとかいう悪魔。
他にもいた気がしたんですが……覚えてません。教えてくれると嬉しいです。