或いはこんな織斑一夏   作:鱧ノ丈

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 今回は少し早目に書きあがりました。いや、ざっと二週間ぶりですけど、書き始めてから書きあがるまでが久しぶりに早目だったもので。

 今回はスポットを変え、再び宗一郎師匠と美咲さんのお話。
前回までのネタ満載ギャグパートから一転、我ながらダークな感じにできたかなと思います。この話のギャップですかね、スイスイと書けました。

 それでは、どぞ。


第四十五話:夏休み小話集5

「閑話:武人の会談 弐」

 

 海堂宗一郎という男は基本的に遠出というものをあまりしない。出不精というわけでも無いが、必要が無い以上はする意味も無いと日々の生活において行動範囲というものは最小限に留める性質だ。

言い換えれば必要があれば遠方にも出向くということでもある。そして夏も最盛期に差し掛かろうというこの日、彼は珍しく車を飛ばして県境を越え、首都は東京まで足を運んでいた。

 

 キッとブレーキ音とタイヤが地面を踏みしめる音が混じった高めの音が鳴る。黒塗りのスポーツカーが止まったのは確かに都内ではあるが、いわゆる都市部として総括される二十三区からは外れた場所だ。

車が止まったすぐ先には高いフェンスで囲まれた広い敷地がある。そこかしこに点在するプレハブや建材、中途半端にコンクリートで舗装された地面。一目で操業が停止した工場跡地と分かる。本来であれば文字通りの関係者しか立ち入らないだろう場所、宗一郎自身も本来なら用などあるはずも無いが、わざわざこんな場所に来たのは来るだけの用があったからだ。

 エンジンを止め車から降りた宗一郎は何気なく閉じられた金網の門の前に立つ。すると、程なくして奥の方から黒服に身を包んだ男が小走りでやって来た。

 

「海堂様ですね? わざわざご足労頂き恐縮です」

「あぁ。早速だが案内をしてもらおうか」

「はい。どうぞこちらへ」

 

 開けられた門から敷地内へ入ると宗一郎は男の案内に従い奥へと進んでいく。歩きながら周囲を気配のみで探り、なるほどと納得するように小さく頷く。

一見すればただの寂れた工場跡でしかないこの場所だが、セキュリティに関しては生半可なものではない。各所には今も稼働中の監視カメラが死角を作らないよう、目立たぬよう設置されているし、他にも幾つかの警備システムを取り入れているだろう。ただの工場跡にしては大仰に過ぎる。

そう、この場所はただの工場跡地などではない。それを宗一郎は始めから理解している。今、彼の前を先導する男にしてもそうだ。その所属は政府に帰属する。そして今現在、男を直接的に動かしている上役は彼女(・・)を置いて他ない。

 

 しばし敷地内を歩いた二人は無数に点在する建物の一つに入る。他の建物が作業員の詰所然としたプレハブであるのに対し、この建物は構造からしてしっかりとしたものであることが一目で分かる。仮にここがその通りに工場ならばこの建物が作業場と言われても十分に納得できるだろう。

建物の中に入ると、今度は少し先に進んだ所にある階段を下りていく。螺旋状の階段の下には暗闇が広がっており、地下から吹き上げて来る空気の音がまるで異界へと誘うかのような不気味さを醸し出している。そして階段を降りると今度は最小限の照明で照らされた細い通路を進んでいく。その先には作業用とおぼしき機構がむき出しになっているエレベーターがある。それに二人とも乗り込むと、先導する男の操作でエレベーターは下降を始める。

 

「こちらへいらしたことはありますか?」

「いや。話では何度か聞いたことがあるが、実際に来るのは初めてだ」

「そうですか。このエレベーターを降りればすぐですが、足元が暗いうえにあちこちに段差などがありますので十分にお気を付けください」

「あぁ。忠告、痛み入る」

 

 そして最初の階段から数えてどれほど深く地下に潜ったのか、エレベーターは最下層に到達する。金網で組まれた扉が開くと同時に二人はエレベーターを降りてそのまままっすぐ進む。未だ歩いているのは狭い通路故に周囲はコンクリートの壁に覆われている。見えるものも限られている。だが、不意にその視界が急激に開けた。

 

「ほぅ……」

 

 眼前に広がる光景に宗一郎は珍しく感嘆するような声を漏らす。

彼の眼前に広がっているのは広大なまでの空間だ。とても地下深くとは思えない、まるで巨大な建造物の中にでもいるかのように錯覚するほどの広さを誇っている。眼下を見れば更に興味を引く光景がある。

地下深くにありながらも視界がはっきりしているのは照明がある証だ。それ自体は決して不思議なことでも何でもない。むしろごく当たり前のことだ。だがその照明は眼下の――便宜上このように呼ぶとして――地面の各所に建てられたポールの上に、まるで街灯のように存在している。

更に水のせせらぎのような微かな音を感じ取り、そこに目を向ければ照明の光を照り返す水面が見える。そしてそこから分かる水の動きは一定の向きに、線を描くように流れている。つまりはれっきとした水路として存在することだ。加えて各所に存在するコンテナの山や、それが形作る道路のようなラインを描く地面。これはまるで――

 

「さしずめ作りかけの地下都市、というわけか。だいぶ昔にどこぞの企業だかが地下への生活圏拡大を目的として、その試作型にちょっとした地下都市の建造を目論んだなどという話を聞いたことがあるが、結局計画は成就せぬまま終わり、その成れの果てがこれというわけか」

「ご明察の通りです。件の企業が計画より手を引いた後、支援のために一部絡んでいた政府がこの空間を管理下におきました。なにぶん、既に世間の記憶からも殆ど忘れ去られて久しいもので。政府も周辺の監視はすれどこの場所自体は最低限の保守以外は放置の状態ですよ」

「それを、奴は良いように使っているというわけか。我が妹弟子は」

 

 宗一郎の言葉に男は頷く。彼をこの場に案内するように命じた男の上司と、彼の関係は上司である彼女自身から聞いている。一体どのような人物なのか、男には宗一郎という人間の仔細を知る由もないが、信頼のおける上司が大丈夫だと保証をするのであれば何も言う必要は無い。

そこで、男は宗一郎が何かを気にするように周囲を伺っているのを見た。スンと、何かを嗅ぎ付けようとするかのように微かに動く鼻が真っ先に目についた。

 

「いかがなされましたか?」

「いや……少し臭うと思ってな」

「あぁ――それは仕方のないことです。換気も十全にというわけではありませんし、廃棄された機材の数々もあります。それに各所を流れる水路ですが、その水もどちらかと言えば排水のソレですからね。少々ご不快とは思いますが、どうかご勘弁を――」

「いや、そうじゃない。すまないな、そういう直接的なものではないのだよ。些か抽象的な表現になる、故にお前が察せなくても無理なからぬことと分かっているから気にしないで良いがな。満ち満ちているよ、死の臭い、あるいは気配とでも言うべきものがな」

 

 その言葉に男は口を噤む。隣に立ち、平然とした顔で眼下に広がる空間を睥睨する宗一郎の横顔を見ながら静かに問う。

 

「ご存じでしたか?」

「あいつがそういう生業にあるというのはな。その一部だろうが、ここでというのは今ここに来て知った所だ」

「失礼ながら、そういったものは感じ取れるものなのでしょうか?」

「あくまで例えだが、やれ惨殺事件の現場だとか自殺の名所だとか、死にまつわる曰くつきの建物や場所はそれらしい雰囲気を持っているなどと言うだろう? ここもそうだ。あいつらしく後始末は徹底しているが、それでも残った微かな気配が積りに積もっている。察せる奴はすぐに察するだろう。特に裏の稼業にはそういう輩も多い。俺も、一応は当てはまる」

 

 そこで宗一郎は視線を離れた一角に向ける。

 

「なるほど、俺をここに連れてきたのはそれが目的か。見世物にしては少し趣味が悪いな」

 

 宗一郎の言葉で男は、上司である彼女が彼をここに招いた目的の一つでもある、この場所で行われるとある事が始まったのを察する。必要があれば説明をしてやれとも言われたが、どうにもその必要は無さそうだ。事の、言うなればスタート地点は現在二人が居る場所よりも遠く離れた、それこそ端から端と言っても良いほどに距離のある場所だ。

それほどまでに離れていながら、一体どれほどの察知能力を備えているのか、彼は凡そ起きているほぼ全てを認識し把握している。もはや超人的というより他あるまい。

 

 僅かな照明で照らされた薄闇の中に、予め設置されている照明とは別の、強い光源による光点が一つ浮かび上がる。地下街の迷宮に放り込まれた哀れな一人の人間、とある女に用意された懐中電灯だ。

光点の、女が動き回る様を宗一郎は静かに見つめていた。恐怖に染まり切った表情と、常に後ろを気にするような様子。何かに追われているのは明らかだ。それを確認して宗一郎は思わず額を押さえ思う。つくづく趣味が悪いと。

やがて女の動きが止まり、今まで以上の恐怖に駆られた半ば恐慌状態に陥りながらも何かをまくし立てる。どうやらあの分では追いかけてきていた者に、言うなれば鬼ごっこの鬼だろう。それに捕まったというところか。趣味が悪いという感想は相変わらずだが、女を助ける義理も特段存在はしないため黙って胸の内で念仏を捧げる。もはや命運など決まったようなものだ。これを考えた者の性格から見るに、どこかしらに別の出入り口なりがゴールとして設定されていたのだろう。そこまで逃げ切れれば、まだ助かる見込みはあったのかもしれない。だが、やはり無理だったらしい。

――刹那、この地下空間中の空気が限界まで張りつめたように引き攣ったものになる。既に女の口から言葉は途切れ、周囲の空気同様に総身はピンと張りつめ、何かに堪えるように小刻みに震えている。やがて女の全身からガクリと力が抜けて一気に崩れ落ちる。だが、地面に倒れこむことは無い。女の胸から突き出る棒状の何かが、薄闇の中で照明を照り返しながら既に事切れた女の身を支えていたからだ。

程なくしてそれは女の身から引き抜かれ、今度こそ力無く地面に倒れ崩れる。そして、周囲の柵やコンテナといったものとは違う、ある種の新鮮さを持った微かな鉄の臭いが宗一郎の鼻腔をくすぐった。さながら魔女の狩り場とでも言うべきか、などと宗一郎は受けた印象を感想とする。

 

「終わったか」

「そのようで」

 

 そんな短い言葉を交わして、再び沈黙が宗一郎と男の間に流れだし程なくしたころ、二人の下に近づく足音が聞こえてきた。宗一郎は依然眼下を見据えたままだが、男は足音の方に向き直ると一礼をしてやってきた人物を迎える。

 

「お待たせして申し訳ありません。できれば私が直接出迎えたかったのですが、少々立て込んでいまして」

「あぁ、その立て込んでいた要件というのはきっちりと見させて貰った。率直に言えば趣味が悪い。が、あれも一応はお前の仕事ならば、あえて俺は何も言うまい。それで、この間は俺の下にわざわざ来たと思ったら、今度は俺を呼びつけるとは何事だ、美咲。まさか、わざわざアレを見せるためでもあるまい」

 

 宗一郎の問いに浅間美咲は勿論、と頷いて本題に入るよりも先に宗一郎を案内した男に下がって良いと伝える。再度一礼をして立ち去っていく男の背を見送り、完全に見えなくなってから美咲は再び口を開く。

 

「ところで、アレについてはお聞きにならないので?」

 

 アレとは言うまでもない。先ほどまで宗一郎が見ていた、名も知らぬ女の命がけの鬼ごっこだ。そして今、彼の目の前にいる妹弟子こそがその鬼の役に他ならない。

 

「凡そは予想が付くが、一応聞くだけは聞いておこう。わざわざこんなところに連れ込んでまでの始末とは、一体何をやらかしたのか」

「端的に言えば機密の漏洩ですよ。曲がりなりにもそれなりの情報を扱える相応の立場にありながらの愚行。ただの小金稼ぎ程度が目的でしたら表の司法に任せてお終いだったのですが、肝心の取引相手がテロ組織に繋がり、更にはよく隠し通せたものとは思いますが、思想的にも些か以上に現行の社会秩序に対し攻撃的。総合的に判断し、速やかに摘み取るのが利としたまでです」

「テロに思想、な。テロはさしずめ亡霊の一端。思想は、あのやたらとヒステリー気味な様子にこの頃の女が抱きそうな攻撃的思想、主義者か?」

「ご推察の通りです」

 

 兄弟子の的確な予想に心からの賛辞を美咲は送る。

 

「典型的過激型女尊思想の所謂『主義者』であり、末端とは言えテロにも繋がる。大方、現行の体制を崩し自分たちが主導にとでも思っているのでしょうが、そうは問屋が卸しませんよ」

「主だった思想者はだいたいピックアップしているから、そうなりそうならば即座に纏めて始末する、か?」

「またまたご明察。流石は兄さんです」

「ま、お前の性格はよく知っているからな。敢えて止めろとは言わんが、よくそこまで迷いなく断じることができるものだ」

「生来そのような気性なのでしょう。それに、放置して実際にテロなど起こされてはたまったものではありません。それにより齎される人的、物理的、経済的、諸々ひっくるめた被害の全て。それを未然に防げるなら、その可能性の芽を纏めて摘み上げるのはむしりリターンが高い方です」

 

 言ってしまえば大のための犠牲の小という理論だ。宗一郎もそれは分からなくも無いし、理解も示すが、なにせ妹弟子はこのように気質が気質なのでどうにもろくでもないものに思えて仕方がない。

 

「まぁ良い。お前の仕事に関しては今更とやかく言わん。あまりに目に余るようであれば俺が直々に止め立てするが、お前はその辺りの際も弁えているからな。――本題に入るとしよう。何用だ」

「この夏、織斑一夏くんの修行を終えた後に兄さんに少々助力を頂くことになっています。それは相違ありませんね?」

「あぁ」

「その上で、上より兄さんにこれをと。郵送などできるような物でもないので、私が直接手渡すことにしました」

 

 そう言って美咲は懐から取り出したものを宗一郎に手渡す。身分証明書のようなカード状のそれを受け取り、見た瞬間に宗一郎はあからさまに眉を潜めた。

 

「まさか、これを再び手にする時が来るとはな……」

 

 独り言のように吐き出された言葉には過去への逡巡もあった。

 

「ある意味では相応しい者の手に戻ったと言えますよ。ではこれを以って海堂宗一郎氏への『特定行動に対する国家保障許可証』の引き渡しを完了したものとします」

 

 仕事でもあるため、事務的な口調で美咲は自身の任の完遂を述べる。宗一郎もまた、潜めていた眉を戻し表情を引き締め直すと同時に受け取ったカードを受領するように懐にしまう。

特定行動に対する国家保障許可証――それは所持する者に対して行動に対する極めて強力な権限を与える物である。早い話、所持者の行動はその一切が国家により合法なものとして認められ、世論に要らぬ声を挙げさせないための手回しなどといった後処理など、文字通りのあらゆる保障がそれこそ国外であっても日本政府の可能な範囲で行われるというものだ。

過去、これを発行された者は片手で数える程しかない。そして現代において日本政府が認めるこれを持つ者は三人だけである。一人は浅間美咲、一人は国家間暗部において名を知られるとある男、最後の一人である三人目がかつての保持者であり、自ら手放してから数年、再び手にすることになった宗一郎だ。

 

 そしてこのライセンスはその真の意味と、所持者から知る者の間ではこう呼ばれている。即ち、『殺人許可証』と。

 

「……それで、俺への依頼の予定はもうあるのか?」

「まだ確定というわけではありませんが、おそらく中東の方へ少々行っていただくことになるかと。ご存じのとおり、宗教内紛が続いて久しいですが、どうにもそこにきな臭い手が伸びかけているらしく。念のための確認をということです。後は、邦人もそうですが向こうの過激派に外国人が拘束される、更には最悪の場合に至るケースも今までに多々ありましたから。それを鑑みて、安全のための草刈り(・・・)もお願いするやもしれません。目につく草は、片端から刈り取って欲しいとのことです。枯草も若草も雌雄も一切に」

 

 言わんとすることを理解して宗一郎は小さく肩を竦める。早々の人使いの荒さや、その中身など、理由は諸々だ。それをひっくるめたものが、思わず行動に出てしまったらしい。

 

「良いだろう。準備は整えておく」

 

 しかし、そうすることが必要なのであればそうするだけだ。そう言葉の裏と態度に乗せて伝えると宗一郎は踵を返す。既に用件が終わった以上はこの場に留まる意味も無い。

 

「あぁ、兄さん。お送りしますよ。それと、この後のご予定は?」

「久方ぶりの東京だからな。適当に都市部の方でも見て回って、そうだな。もうしばらくは特別な予定も無い。今夜は適当な宿にでも泊まって、明日戻るとするか」

「そうですか。では、良かったら夕食をご一緒しませんか? 私、良いお店を結構知っているんですよ?」

「お前、あれだけやらかした後でよくそんな誘いが――いや、今更か。そうだな、俺もテレビで時折紹介されるような名店には興味があったからな。それに、積もる話をするのも悪くは無い。お前に付き合うのも良いだろう」

「ではそのように。後ほど、改めて仔細をお伝えしますわ。ふふっ、仕事終わりの楽しみが増えました」

 

 そうか、とだけ言って歩き出す宗一郎の後を美咲は慌てて追いかける。

追いつき、宗一郎の少し後を美咲は歩く。その整った顔からは容疑者を冷徹に処断した処刑者の顔は既に消え失せ、まるで楽しみを目前にした少女のような微笑みだけが浮かんでいた。

 

 

 

 

 

 

 




 今回美咲さんによって処刑された機密漏洩しちゃった人、実はVTシステムの一件で千冬のデータを流した人だったりします。仔細については二巻部分最後の方をご確認下さい。
 そして舞台となった廃棄された地下都市モデルですが、これにも元ネタはあります。
ノイタミナ、と言えば分かる方はすぐに分かるでしょう。今ちょうどアニメの二期やってますし、やってたこと似てるし。

 ちなみに美咲さん、相手が本当にちょっとお金稼ぎがしたかったとか、ちゃんと逃げ切ってゴールできたりしたら、命だけは見逃すつもりでした。その場合は豚箱にドンです。ただ、やってることとかがアウトな上に救済ゲームにも負けたため、そこは容赦なくと。基本的に非常に真っ当であると同時にトップクラスの狂気を秘めている、そんなイメージで美咲さんは描いているつもりです。それが読んでいる皆様に伝わればいいなーと思っています。

 宗一郎氏については、ケンイチネタが分かる方にはまさに闇の武人のソレと言えば伝わるかと。基本、何だかんだでまともな部分が多いんだけど、ちょっとだけね……?という感じで。ぶっちゃけ殺人許可証とかもまさしくソレですから。
 ちなみにその日本政府の殺人許可証、持っている三人のもう一人についてですが、これも少し読み返せばすぐに分かるかと。具体的には今回の二人の話パート1。

 ひとまず今回はここまでです。おそらく次回から一夏の夏休み修行編に入ると思います。それでは、またの時に。






 ちなみに、気づく方はすぐに気づくと思いますが、美咲さんは宗一郎氏に対して「そういう方面」での感情もあったりします。

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