担い手も異世界から来るそうですよ?   作:吉井

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ちなみに、外伝ででてきたものが本編で出てくることも、もちろんあります。


第二十話 白式

 新型変則契約《纏》

 その名の通り、神獣を内に入れ身体を強化するのではなく、外装ーー武器として纏い、力のみを得る契約方式。

 これはビャクレイが、とある最強に教えられたもので、現状ビャクレイのみが使用できるとっておきなのだ。

 

「さあ十六夜、僕を纏え!」

「ああ!」

 

 ビャクレイの力が十六夜の両腕に集まり始める。それは風のように渦を巻き、腕を包んでいった。

 その風は、消失した右腕にも集まっていき、しばらく渦巻いていた。そして数秒後、突然、流れ出ていた血が宙を漂い、循環し始めた。

 循環のスピードはどんどん早くなっていき、どんどんどんどん早くなっていきーーまるで真紅の腕のようになったところで、風がその腕を包み込んだ。

 

「ーーマジかよ……!」

 

 気づくとそこには、消失したはずの右腕が復活していた。

 まあ、流石に完全復活とはいかなかったらしく、半透明で若干赤かった。というより、血の流れが見えてしまっていた。

 血管もないのに血が循環しているのは、若干を通り越してメチャクチャ不気味だったがこの際関係ない、どうでもいい。

 

『ーーまあ、契約の時限定の復活だからな。後でちゃんとレイラに見てもらうんだぞ!』

「そりゃあな、分かってるさ!」

『おーけー、次は外装!』

 

 ゴゥッ!と風が勢いを増す。

 風たちは十六夜の両腕、両足に収束していきーー銀色のグローブとブーツに変化した。

 

『これが僕の外装!ーー白式(・・)だ!』

「白式……」

『近接格闘特化のスピード重視の武器!十六夜にピッタリだな!』

 

 ちなみにビャクレイは、黒ウサギが格闘戦も得意だということを知らなかったりする。知っていたとしても、この契約を使うとは限らないが。

 閑話休題

 

「右腕も違和感なし……。ーーハッ、お前も大概、なんでもありだな」

『そりゃあ、一応神獣だからさ』

「そりゃそうか。んじゃーー行くとするか!」

 

 そう言った十六夜が黒装束を睨みつけると同時に、ブーツが淡く光り始める。

 そして十六夜が一歩を踏み出した瞬間、ゴゥッ!という音がしてーー気づくと目の前に黒装束が……。

 

「ーーなあっ⁉︎」

『ほら十六夜!パンチパンチ!ーーあーもう、何よけてんだよバカ!』

「ーー仕方ねぇだろ!てか、なんだよあの速さ⁉︎速いってもんじゃねぇぞ、体が追いつかなかったーー!なんなんだよこれ!」

『だから白式だっての!ーーグローブとブーツでワンセット!圧縮された風を噴射することによって、打撃及び移動のスピードをブーストする、スピード重視の武器だ‼︎』

 

 ーーん?

 その説明を聞いた十六夜は、一つ違和感を感じた。もしかしたら致命的かもしれない欠陥を見つけてしまった。

 

「ブースト?ーーおい、ブーストってどれくらいされるんだ⁉︎」

『えっ?ーー使用者によって変わるんだけど、一律して元の三倍くらいかな(・・・・・・・)

「ーーアホか‼︎」

 

 聞いた瞬間、十六夜は叫んでいた。叫ばずにはいられなかった。

 

「ーー三倍?三倍だと⁉︎ーーアホか!速けりゃいいってもんじゃねぇぞ!」

 

 使用者の三倍のスピードーー。

 例えるならば、短距離50mを7秒で走る人が、同距離を2秒ほどで走ることを意味する。わかりづらい?知るか。とにかく三倍だ、タイムは1/3だ。

 これだけ見れば、素晴らしいと思えるだろう。そう、短距離ならば、直線ならばーー。

 

 だが現実は非常である。

 実際のところ、直線の道なんてほとんどない。曲がった道ばかりだ。

 そんなところを三倍のスピードで走る。ーー曲がれるわけがない。

 とすれば人はこう言うだろう。

 それなら歩けばいいじゃないかーー!

 

「ーー歩いてたら勝てねぇんだよ!」

 

 十六夜はそう叫んだ。

 現在、ビャクレイと口論中。原因は言わずもがな。

 因みに、黒装束とは一旦距離をとった。その際、曲がりきれずに建物の一つや二つぶち抜いてしまったが、気にすることでもないだろう。

 

『だから走れよ!気合でなんとかしろ!』

「気合でなんとかなるか!精神論は万能じゃねぇんだよ!」

 

 この通り、泥沼である。話が一向に進まないし、それだから解決しない。

 段々イライラも蓄積されていき、口論もいつの間にか罵り合いと化していた。

 

『万能じゃなくてもいいだろ!それに、気合(イコール)精神論ってのも気に入らん!《頑張ればできる》とかは精神論だけど、気合は実在すんの!』

「ハッ、俺にしてみれば二つに差なんかないね!気合も精神論も、全部まとめてどうでもいいわ!ーーそれより打開策を考えるぞ!いつまでも逃げてらんねぇだろうからなーー!」

『ーー……ああ、そうだね……』

 

 いきなりテンションの下がるビャクレイ。

 あれ、俺なんかしたっけ……?と、柄にもなく心配する十六夜。先ほどまでの雄弁なビャクレイを知っているだけにーー不気味なのだ、元気のない姿は。

 面倒くさそうに、本当に気だるそうにビャクレイは言い放ったーー。

 

『ーーんじゃあ、こうしよう。真っ直ぐ突っ走ってぶん殴れーー気合で(・・・)

「適当だ!思っていた以上に適当だった!」

 

 その適当さに驚いて、少し呆れてから、十六夜は気づいた。

 

「ーーん?でも……いや、ちょっと待て。使えるぞこれは!」

『んー、何が使えるって?』

 

 相変わらずテンションの低いビャクレイにも分かるように、十六夜は繰り返し言った。

 

「だから、お前の意見だって!ああ、くそっ、こんな単純なことだったんじゃねぇか……!」

 

 ーーだからその《使えるやつ》ってなに?

 

 ◇◇◇◇◇

 

 黒装束には、相も変わらない自信があった。まあ、新しい契約を出された時には少し焦りもしたが……。

 まあそんなことはどうでもいい。とにかく、黒装束には勝利の自信があった。

 

(ーーあの契約、《纏》には驚きました。まさか、自分を武器に変換するとは思いませんでした。ーーですが、どうも使いこなせていないようでしたね……。スピードに体が着いていかないようでした)

 

 ーーならば武器など足枷でしかない。

 次に顔を出した時、暴食のハイエンドーー暴飲暴食(・・・・)で終わらせますーーっと。

 

「ーーそちらからでて来てくれるとは、もう逃げなくてもいいんですか?」

「ああそうだ。悪かったなあ手間かけさせて、でももう終わりだ。真っ正面から正々堂々(・・・・・・・・・・)お前をぶっとばす(・・・・・・・・)!」

『…………』

 

 十六夜の物言いに、若干目を細める黒装束。だが特に気にする様子もなく、復活したらしい暴食の影を生み出した。

 

「その影ーー暴食だったか。不意を付かれて右腕を持ってかれたが、だいたい仕組みはわかってるぞ」

 

 恒例の説明タイム。今回は短め。

 

「お前は暴食のことを《食欲》の具現化と言った。そして暴食が、自分だけでなく他人の食欲すら具現化させることができると仮定すればーー辻褄が合う。俺の右腕を喰らったあの影はおそらくーー俺自身の食欲だ」

 

 そりゃ初見で回避は無理だ、と言う十六夜。

 対する黒装束は、その答えをーー正解を言い当てられることを予測していたのか、変わらず余裕の構えだった。

 

「ーー流石です。しかし、それがどうしたと言うのです?ーー暴食の秘密がばれた?構いません、だとしても回避は不可能です。あの程度(・・・・)が全力だと思わないで下さいね」

「思ってないから安心しろ。んじゃあそろそろーー行くぞ」

 

 その言葉を最後に、両者の間に緊張が走り始める。

 だが黒装束はなおも余裕そうで、

 

(ーーやはり甘い。スピード重視ならばーー近接戦闘が得意ならば、有無を言わせず距離を詰めるべきです。こんな風にタイミングを図るなんてーー甘すぎる)

 

 おかげで下準備ができてしまいました、と内心ほくそ笑む黒装束。

 そしてーー

 

「喰らえーー暴飲暴しょがっ‼︎⁉︎」

 

 気づけば黒装束の体は宙をまっていた。自分の影で壁を作っていたにもかかわらず、だ。

 

(殴られた?殴り飛ばされたーー……誰に?)

 

 ヨロヨロと体を上げ見て見ると、そこには、

 

「ヤバいと思って殴ったが……なんださっきの?ーー暴飲暴食?奥の手、必殺技的な何かか……?」

『多分、他人の食欲を具現化するやつだよ』

 

 拳を振り抜いた形で談笑する十六夜の姿が、そこにはあった。

 

「ーーなっ⁉︎なんで動けるのですか⁉︎あのスピードに、この短時間で慣れるはずがないのに!」

 

 ーー自身の三倍のスピードなんて、馬鹿げたものに慣れるわけがないのに⁉︎

 黒装束の問いに答える形で、十六夜は口を開いた。

 

「ーー別に何もしてねぇよ(・・・・・・・・・)

「ーー……何もしていない、だと?」

「ああーー真っ直ぐ突っ走って、ぶん殴った。それだけだ」

 

 十六夜はこう言っていた。真っ正面から正々堂々、ぶっとばす、と。

 確かにこれなら、三倍ものスピードに慣れなくてもいい。でもそれだけではーー

 

「ーー壁は⁉︎暴食の壁はどうしたんですか⁉︎真っ直ぐ進んだのなら喰われているはずーー!」

「ああ、それな。お前も見てたと思うけど、俺はギフトを無効化ーー破壊出来るんだよ」

「そんな……」

 

(ーー無茶苦茶だ、こんなの。圧倒的スピードと自分の特異性を利用しただけのゴリ押しじゃないかーー)

 

「ーー……どうして、こんな戦法をとったのですか?こんな、博打を……。私が避けていたらどうするんですか?暴食を無効化出来なければ、喰われていたのですよ⁉︎なのにーー」

「なぜ……ね。ハッ、決まってんだろ。ーー信じてるから、だ」

 

 ーー信じてる、から?

 

「お前が避けたら……?ハッ、無理だね。ーー俺の全力の三倍だ、避けられる道理がない!無効化出来なければ……?ハッ、できるに決まってんだろ。ーー実証済みだ!」

「ーー……そんな馬鹿な」

 

 黒装束の身体から力が抜け、再び仰向けの体制となった。

 

(とまあ、大見得を切ったわけだが……、正直なところ、確率半々の博打ってのは間違ってねぇんだよな……。まあ、結果オーライってとこかーー)

 

 と、内心ホッとしていた十六夜の耳に、ブツブツと奇妙な囁きが聞こえて来た。

 

「…………、…………。…………」

「……な、なんだこの声……!」

 

 慎重に声の出処を探る。

 ーー……どうやらそれは、倒れ伏す黒装束から聞こえてくるようだ。

 

「ーー……めない、認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない‼︎‼︎ーーーー敗北など、認めない‼︎」

 

 ーー暴飲暴食‼︎‼︎

 

 突然、街が暗黒の闇に包まれた。

 まさか……、十六夜が恐る恐る空を見上げると。

 

 影が空を覆い隠していた。

 それはまるで、光を喰らっているかのようでーー影の正体が暴食なだけに笑えない。

 

「ーー……くふふ、ははは……、どうです……?これぞ七大罪ーー暴食のハイエンド、暴飲暴食のフルパワー!この街にいる生物ーー食欲を感じる生き物全てから蒐集しました!みんなみんな、消えてお終いですーーこれで……、……くふふ……」

 

 狂ったように呟く黒装束。それを横目に、十六夜とビャクレイは、空を見上げながら対策を考えていた。

 

「ーーどうする?」

「どうするってそりゃあ…………全部ぶっ飛ばして散らすしかねぇだろ……」

 

 二人とも、目の前の異常すぎる光景に圧倒されていた。圧倒され、思考も放棄されかかる。

 それでも、対策を何か立てなければ終わりだ。二人は必死で考える。

 考えて考えて考えてーー結論がでた、出てしまった。

 

 無理だ。

 この規模のものを破壊するための力は足りる。だが、広範囲を破壊する術を二人は持っていない。

 

「……ヤ、ハハ……これは、本当に……」

『ダメだ……。まさか、ここまでするとは思わなかった……』

 

 そんな二人に、先駆けの影が襲いかかった。

 普段ならばなんてことはないが、無意識に敗北を認めてしまっていた二人は反応が遅れ、そしてーー

 

「《断刀・獄》限定剣技ーー断刀溶断!」

 

 影に一本の赤い線が走った。

 次の瞬間、影はプクゥッと膨らみーーパァンと風船のように破裂した。

 何が起こったのか分からず、呆然とする十六夜。そんな十六夜に、真紅のナイフを持った少女は言い放った。

 

「諦めんなよ十六夜、諦めたらそこでゲームセットだぜ?ーーこんな絶望的状況でも、足掻いてればなんか起きるかもしれないしね!」

 

 その少女は、白銀に染まった髪を纏めながらーー丁度後ろで、ポニーテールにしながらそう言った。

 

「ーー華蓮……⁉︎」

『マスター!目が覚めたんですね!』

 

 少女ーー華蓮は、髪を纏め終わると改めて二人に向き合った。

 

「……みんなの様子は道中見てきたよーー大変だったんだね、ごめん……。……責任は取るよ、私があの影を壊すーー必ず」

 

 そう言って華蓮は上を見上げる。

 

「ーーでもどうすんだよ?あれだけの数をどうやって壊すんだ?」

「方法はあるよ。でもまあ、それはコイツと十六夜次第だけどな」

 

 そう言って華蓮は、持っていたナイフを見えるように持ち上げた。

 

「ーー断刀・獄。常連のコミュニティの人が換金した無銘の短剣を私が譲り受けたんだ。つまり銘は私が付けた、性能から考えてね。ーーで、十六夜に頼みがあるんだけど……」

「ーーん、なんだ?」

 

 どうせ自分には策がない。ならば言うことをなんでも聞こうじゃないか。と、十六夜は思っていた。

 すると華蓮は、何も持っていない左手を丁度パーの形で出した。そして言った。

 

「何も言わず、全力で、左手(ココ)ーー殴ってくれない?五回くらい」

「ーー⁉︎ーー……オッケー、全力で行くぞ‼︎」

 

 突然の頼みに面食らったものの、何かしらの策があると考えた十六夜は即断する。もうすでに影はすぐそこまで迫って来ていた。もう、時間がないのだ。

 

「もちろん全力でいいよ。じゃあお願いね」

 

 ーー万長権限(プレジデントコード)ーー!

 

 拳を固め、腰を捻る。そして、回転のエネルギーを余すことなく拳に乗せてーー加えて今回はブースト付きーーそれを一気に解放!

 

 ーーギュッ。

 その拳を華蓮は握っていた。

 身体は少しも動いていない。どころかーー

 

音が一切しなかった(・・・・・・・・・)、だと⁉︎)

 

「どうしたの?続けてーーあと四発だよ」

「ーーああ、分かってる!」

 

 残りも全部同じ。全力で繰り出したパンチが、四発とも受け止められた。もちろん、音さえ響かなかった。

 

「サンキュー十六夜、これで準備完了だ」

 

 そう言って空を見上げる華蓮。

 十六夜は、そんな華蓮の周りに、光る球体が浮かんでいることに気づいた。その数ーー五つ。

 

「華蓮、その球体ってーーまさか……⁉︎」

「ご名答、さすが十六夜だね。そう、これは十六夜のパンチから、エネルギーだけを取り(・・・・・・・・・・)出し球体に纏めたもの(・・・・・・・・・・)、だよ」

 

 なるほど、と十六夜。

 

(だから音が響かなかったのか……、あれじゃあ、華蓮の手に拳を合わせただけだしな)

 

「んで?それをどうすんだよ。……正直、あの数相手にそれじゃあ足りねぇだろ」

もちろん(・・・・)足りないさ。でも、これはあくまで牽制だしーー本命は後で……一気にいくよ!」

 

 華蓮が叫ぶと同時、ついに影が動いた。街全体を覆い隠すように落ちてくる影。

 

「ーー華蓮!」

「任せて!」

 

 そう言うと華蓮は一つ跳躍し、屋根の上へと移動した。急な移動に、慌てて十六夜も続く。

 そして屋根の上、十六夜が見たものーーそれは、

 

「ーーたった五つの消費で結構削れましたねぇ。ーーあっ、十六夜!やっぱりすごいよ十六夜は!ほら見てーー!」

 

 暗く覆い尽くされている空。

 そしてそこにポッカリと空いた大穴(・・・・・・・・・・)だった。

 

「ーー……はー、すげぇな……。やっぱすげぇよ華蓮、惚れちまいそうだぜ」

「ふぁい⁉︎なっ、何言ってんのさ十六夜、今そんなこと言ってる場合じゃーー」

「そうか?あー、迷惑ならそう言っーー」

「迷惑だなんてそんなことーー!い、いやこれは、別に十六夜が好きだとかそんなんじゃなくてね!ただ単に女の子として嬉しいと言うか、なんと言うか……。……って、あれ?」

 

 気づくとそこには、ニヤニヤと笑みを浮かべている十六夜がーー

 

「ああっーー!ーーぐぬぬ……おちょくりおって十六夜、後で覚えとけよ……!」

 

 再び遊ばれた華蓮は十六夜への復讐を誓った。

 

(このゲームが終わったらあれ(・・)でーー!いや、これじゃあ逆にご褒美なんじゃ……。いや、大胆に行けって飛鳥にも言われてるし……これでーー!)

 

 頭の中で予定をバッチリ立てた華蓮は、気を取り直して言い直す。

 

「あの大穴は、さっきの球体五つでできたもの。結構削れたし、この手で残りも壊そうと思う」

 

 だから十六夜、と言って華蓮は手を前に出し、

 

「ーーあと二十発お願い」

 

 十六夜は黙って拳を構えた。

 




二章が終わった後、コラボ書いて、番外書いて、三章です。
三章は過去話回ですね、日常回ですね……お楽しみに。

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