担い手も異世界から来るそうですよ?   作:吉井

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はい、続きです。


第十六話 銀ウサギ

「…………えっ……?」

「嘘…………、耀さん(・・・)⁉︎十六夜さん(・・・・・)⁉︎」

 

  突然の出来事に、二人の意識が闘いからそれてしまう。

  そしてその隙を逃す程、魔王ーーペストは甘くない。

 

「よそ見しててもいいのかしら?」

 

  ひときわ大規模な黒い風が二人に襲いかかった。

  だが、二人もそうやすやすとはやられない。完全に後手だったにも関わらず、黒ウサギは自慢の脚力で脱出し、レイラは最大出力の炎で迎え撃った。

 

「レイランさん!」

「私は大丈夫!それより、二人を‼︎」

 

  黒ウサギは一つ頷くと、今なお倒れている二人に駆け寄った。

 

「御二人共、大丈夫ですか⁉︎……待っていてください、今治療をーー」

「……俺は、大丈夫だ。……俺よりも、春日部を……」

 

  通信用のギフトで連絡を取る黒ウサギに、十六夜の声がかかった。

  十六夜の意識が戻ったことに安堵する黒ウサギ。だがすぐに気を引き締め直すと、治癒ギフトを取り出し、治療を開始した。

  だが、これは極定位のギフト。出血を止める程度のことしかできない。

 

(……医療設備の整った所へ早急に移す必要があります)

 

  医療チームの到着を待つ黒ウサギ。焦りと不安で気が高ぶってしまい、元に戻っていた髪が再び桃色へと変わる。

  その時、黒ウサギの耳が声を捉えた。

 

「……ろ、さぎ……」

「…………?」

「……黒、ウ……サギ……」

「……‼︎耀さん、気がついたんですね‼︎」

 

  それは意識を失っていた耀の声だった。

  弱々しく、今にも消えてしまいそうだが、その唇は何かを伝えようとなおも動く。

 

「……レイラ、ンを……呼んで……ッ‼︎」

 

  ゴフッ‼︎と血を吐きながらも、必死に伝える耀。

  黒ウサギは一瞬迷い、レイラの様子を確認した。そこには、相変わらず黒い風を燃やすレイラの姿がある。

  恐怖を耐えるかのように目をつむる黒ウサギ。

  しばしの沈黙。

  そして次に目を開けた時、黒ウサギの決意は固まっていた。

 

「……分かり、ました。……待っていてください。必ず、呼んできます!」

 

  そう言ってレイラの元へ走る黒ウサギ。

  その手に槍を持ち、穂先から雷を出しながら。

 

「ーーレイランさん、伏せてください‼︎」

「えっ、……⁉︎うわあっ!」

 

  伏せたレイラのすぐ上を雷が通り過ぎる。

  直接ペストを狙ったそれは、直前で黒い風に防がれ霧散した。

 

「……あ、危ないでしよ!何考えてんの⁉︎」

「すいません、時間がなかったので。……レイランさん、耀さんが呼んでいます」

「春日部さんが?」

 

  そんなに親しくなかったと思うけど、レイラはそう思ったが、黒ウサギの真剣な眼差しから嘘は感じられない。

 

「……わかった。でも、この風は誰が止めてくれるの?」

「私が止めます」

 

  レイラの問いを即答で返す黒ウサギ。

 

「……!……分かった、任せたよ」

 

  覚悟を確認したレイラは、最後にもう一度最大出力の獄炎を放ち、隙を作った。

  そしてタイミングよく入れ替わり、耀の元へ向かう。

 

「春日部さん、呼んだ?」

「……なん、か……態度、軽くな、い……?」

 

  レイラとしては、できるだけフレンドリーに接するよう努力した結果なのだが、軽く見られたらしい。

 

「それは失礼しました。……では、話とはなんですか?」

 

  治療をしながらそう問いかけるレイラ。

 

「……助か、る……。で、話、ってのは……僕のこと……なんだ、けど……」

 

  ギンロはそう言うと少しだけ力を解放し、耀の目を銀色に変化させた。

  それを見たレイラはハッとした後、やれやれと首を振って言った。

 

「ここにいたのか……。華蓮に憑いてないことは知ってたけど、まさか春日部さんに憑いているなんて……」

「ばれて、たか……。……で、本題、だ……レイラン、も、このままじゃ、勝てない、って、分かるよな?」

「ええ、勝てないでしょうね」

 

  とんでもないことをあっさり口に出すレイラに、ギンロは苦笑し話を再開させる。

 

「……分かってるなら、いい……。…………レイラン、一応聞くけど、マスターは……?」

「最後に見た時、華蓮の意識はまだ戻っていなかった。でも、もう少しで戻る」

「……そうか……なら、方法は、一つだな……」

 

  そう言うと耀は、傷だらけの体で立ち上がろうとした。

  レイラが慌てて止めるが、耀はやめない。立ち上がり、黒ウサギの元へ向かおうとする。

 

「馬鹿!そんな体で戦えると思っているのですか⁉︎」

「……戦う、つもりは、無い。……僕が、したいのは……契約(・・)……」

 

  耀の言葉を聞き、その手があったか、と目を見開くレイラ。

 

「……契約、すれば……僕たち、の力は、単純に……増える。……僕の、スピードと……黒ウサギの、スピードが、合わされ、ば……勝つことも、不可能じゃ、ない……!」

「…………」

 

  耀の言葉ももっともだ。確かに、勝つためにはそれしか無いだろう。

 

「……それで?私を呼んだのは何故ですか?……まあ、予想はつきますが……」

「……この子を、治療して、ほしい。……多分、僕が、抜け、たら……この子、死んじゃ(・・・・)うから(・・・)……」

「……そうですね。正直、生きてるのが不思議です」

 

  耀が死ぬかもしれない。その言葉に、今まで沈黙を保っていた十六夜が反応した。

 

「……ダメだ」

「はい?」

「……?」

 

  言葉の真意が分からず、疑問符を浮かべる二人。

  だが十六夜は気にすることなく話し続ける。

 

「その契約ってのが、どんなものかはよく分からないが、少なくともノーリスクでは無いんだろ?」

「……そうですね。器の小さい人と契約すると、逆に総力が小さくなりますし、受け止め切れなければ壊れることだってありますよ。……でも、他に方法がありますか?」

 

  レイラの言葉を聞き、やはりそうか、と一人納得した十六夜は立ち上がり言う。

 

「……方法はない。だが、この状況は俺のミスが原因で作られた。春日部にこんな怪我を負わせたのも、俺の責任だ」

「……それで?」

 

  何が言いたい、と目で問いかけて来るレイラを見つめ返し、十六夜は言った。

 

「ーーなら契約のリスクは、黒ウサギではなく、俺が負うべきだ。ギンロ、俺と契約してくれ」

 

  その言葉に唖然とする耀。

  だがレイラはこの答えを予想していたのか、それ程驚かなかった。そして、ハァとため息をつき。

 

馬鹿ですか(・・・・・)?」

 

  最大級の冷笑と共にそう言った。

 

「いやぁ、ここまで来ると笑いさえこみ上げてきますよ。……この状況は全部俺の責任?リスクは俺が負うべき?……自惚れるなよ若造が」

 

  レイラの怒りに呼応するかのように、周囲の景色が歪んでいく。周囲が熱せられて、陽炎ができているのだ。

 

「いいですか?ゲームの勝敗というのは、人材や作戦によって、始まった時にすでに決まっているものなんですよ」

 

  反論は許さない、と言わんばかりに断じたレイラは続ける。

 

「確かに、逆廻さんのミスが直接的な原因でしょう。でも、貴方の責任ではありません。いえ、誰の責任でも無いのです」

「レイラ、それは違うーー」

「いいえ、違いません」

 

  十六夜の反論さえも一言で断ずるレイラ。

  つまりどういうことか。レイラはそこで一区切りし、現在進行形でペストの攻撃を捌いている黒ウサギの方を向いた。

 

「……見てください、黒ウサギはあんなに必死になって風を捌いています。……でも、結果は決まってしまっています。ええ、黒ウサギが負けます」

 

  さらりと味方の敗北を告げるレイラに、十六夜は反論も出ない程に絶句した。

 

「そもそも彼女は、ああいうのに向いていません。……今も持ちこたえていられるのは、ひとえに私の助力があるからですよ」

「助力って……」

「忘れたのですか?……いえ、言ってませんでしたね。広域索敵ギフト、《火の子の眼》。それを黒ウサギにつなげて、360度を視認できるようにしたんですよ」

 

  だから、やられてないんです。

 

「このように、決定づけられている結果を覆すには、第三者ーーしかも、全く関係の無い第三者の力添えが必要なんです。そういう意味で私達は貴重ですね」

 

  つまり今回は、ゲームが開始する前に発動していたギフトだったから干渉できた。

  ならば、ゲーム全体に干渉するには何が必要なのか。

 

「私達と契約して合計値よりも高い数値を出せば、それは結果に干渉できる力ーー未知(・・)です。……逆に言えば、高い数値を出せなければ結果は変わらないってことです。余計なリスクは払いたくありません」

 

  不要なリスクと安全牌、どちらを選べばいいかなんて分かり切っている。

  ーーーーにも関わらず。

 

「……だが、」

 

  それでも十六夜は引き下がらない。

 

「黒ウサギだって未観測の器だろう?なら、リスクは同じのはずだ!」

「確かに未観測です。ですが、器の大きさは霊格に比例することがほとんどです。貴方と黒ウサギならば、迷いなく後者を選びます」

「……華蓮は人の体にも関わらず、神獣を四体も抱え込むことができる!そういったイレギュラーがあるんじゃ無いのか⁉︎」

「…………はぁ」

 

  ここに来て、レイラの口からため息が漏れた。

  そしてレイラは、呆れたような目を向け言った。

 

「貴方はもっと聡明な方だと認識していたのですが……誤りだったみたいですね。……華蓮が四体も抱え込めていられるのは、体内の封印のおかげですよ」

 

  どうやら、レイラの中での十六夜の評価は下がりに下がってしまったみたいだ。

 

「まあ……イレギュラー自体はいますよ。ただ、数世紀に一人いるかいないかですけど……貴方がイレギュラーだ、とでも言うんですか?」

「…………くっ……!」

 

  十六夜はもう何も言わなかった。

  それを確認したレイラは十六夜に背を向ける。

 

「……ちょっと、待っ、て……」

 

  黒ウサギ達の元へ迷いなく歩くレイラを、よろよろとした足取りで追いかける耀。

  そしてこの場には、悔しげに顔を歪め、両の拳を硬く硬く握りしめた十六夜だけが残った。

 

 ◇◇◇◇◇

 

「……ねぇ……あんなに、きつく、あたん、なくても……よかっ、たんじゃ、無いの?」

「…………」

 

  耀はそう問いかけた。彼女なりに十六夜のことを考えているのだろう。

  だがレイラは答えない。

 

「……僕、十六夜の、気持ち……分かるよ。……自分の、ミスで、この子をーー耀を、傷つけた、のに……責任は、ないって、言われても、納得でき、ないよ……」

「…………」

 

  レイラは、答えない。

  黙って、歩き続ける。

 

「…………そう、だね。いまは、それどころじゃ、ないね……ごめん、ね」

「……別に、謝らなくてもいいですよ」

 

  レイラは立ち止まり言った。

  ただ、一言だけ。

  そしてクルリと半回転し、耀と向き合う。

  その顔はすでに真剣で、迷いなど一切感じ取れなかった。

 

「作戦は単純です。私が風を止めますから、手際良く契約してください。それでこのゲーム、私達の勝ちです」

「わかっ、た」

 

  お互いに頷きあい、それぞれが力を解放する。

 行動開始、まず手はず通り先行するレイラ。

  風を防ぐという一度経験したことを苦にする程、レイラは弱くない。獄炎をぶつけ、体勢を崩した瞬間に黒ウサギと入れ替わる。

  そして、危なげなく風を燃やしていく後ろを、耀が滑るように移動して行った。華蓮がやっていた足を使わない移動方だ。

  こうして作戦は難なく成功、耀は黒ウサギの元へたどり着いた。

 

「よし、じゃあ、時間もないしーーーーいくよ(・・・)

 

  そう言った瞬間、耀の体がブレた。

  黒ウサギはゴシゴシと目をこするが、変わらず耀の体はブレ続けている。

  どれ位そうしていたのかーー二分もたっていないだろうけどーー不意にブレが大きくなり、耀の体から半透明の何かが抜け出て来た。

 

「契約ーーーー」

 

  その半透明の何かーーギンロは、周りの視線を気にすることなく呟く。

 

「ーー貴女の願いを叶えよう。

  代償は、貴女の時間を少しだけ。

  僕と貴女は一心同体、願いを叶えるその時まで、僕は貴女の牙となる。

  僕と貴女は一心同体、願いを叶えた其の後は、貴女は僕の器となる。

  ーーーーさあ、貴女の願いは何?どんな願いでも叶えよう」

「ーーね、願い……ですか?」

 

  いきなり、願いを言え、と言われても困惑するだけだ。だが、黒ウサギの口は、本人の意思とは関係なく動き始めた。

  無意識に。

  だがそれ故に、心の底からの願いが、そのままの形で伝えられる。

 

「わ、私の願いはーーーーーーーーーーです」

 

  その言葉は、燃え盛る炎の音にかき消され、全く聞こえなかったが、ただ一人、契約相手のギンロには届いたようで、首を縦に何度も振りながら言った。

 

「うん!いい願いだ。今までにも何度も受け(・・・・・・・・・・)たことのある願いだけ(・・・・・・・・・・)()何故かおろそかにでき(・・・・・・・・・・)ないんだよね(・・・・・・)

「ーーって、何?なんなのですか⁉︎契約⁉︎願い⁉︎それにこの方は……」

 

  黒ウサギの願いを反復していると、その当人が契約の魔力から解放され騒ぎ出した。

  黒ウサギは一息にそう言うと、しばしの沈黙の後、こう言った。

 

「…………あれ?どうして男物の服を着て(・・・・・・・)ーーーー」

「あぁぁぁああ‼︎うるさいうるさい‼︎さっさと体貸せ黒ウサギ、覚悟はいいな‼︎‼︎」

 

  なんなのですかー⁉︎

  黒ウサギの叫びなど聞こえないかのように行動するギンロ。スゥと滑るように移動し、いまや鼻がくっつきそうな所まで接近している。

 

「じゃあ、いくぜ」

「だから、何をですかーー」

 

  続く言葉は出てこなかった。というよりは、強制的に中断させられた。

 

「ーー……ん……むっ……」

「ーーーー⁉︎〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜‼︎‼︎」

 

  ギンロが自身の唇で、黒ウサギの口を塞いだのだ。

  突然のことに面食らった黒ウサギであったが、キスされているのだと分かると、ギンロから離れようと必死にもがき始めた。

 

(暴れないで……今離れられると困る。…………仕方ない、入れるか(・・・・)……その方が早い)

「ん〜〜〜〜‼︎‼︎ーーーー…………⁉︎…………んっ……あっ……ぅあ……」

 

  突然、黒ウサギの動きが止まった。そして次の瞬間には、黒ウサギの口から嬌声にも似た声が漏れ出してくる。

 ギンロが舌を入れてきたのだ。

  半透明の癖に妙に質感のリアルな舌が、黒ウサギの口内を蹂躙する。といっても、激しいだけでは無い。慣れた舌さばきで、歯の裏側、舌先などに狙いを定め、黒ウサギを休ませない。そして黒ウサギの抵抗が弱まった頃を見計らって、その真っ赤な舌を吸い上げる。

  休みなく責められた黒ウサギの目はトロンと落ち、顔は真っ赤に火照り、支えるのをやめれば崩れ落ちてしまいそうだった。

 

「ぷぁ……はっ……」

 

  そして長いキスも終わり、ギンロは黒ウサギを解放した。二人の舌をつなぐ唾液のアーチが出来ていて、黒ウサギはドキッとするが、すぐに我に返るとギンロ(キス魔)をキッと睨みつけた。しかしすぐに、別の意味で驚かされる。

  ギンロの体は、力を流し込んだせいか次第に透明になっていっていた。別に消えるわけではなく、黒ウサギの中に移るだけだが、それでもある種の不安を感じさせる光景だった。

 

「えっと……まあ、言いたいことはたくさんあると思うけど……とりあえず、ごちそうさま(・・・・・・)

 

  その言葉を聞き、驚きで固まっていた黒ウサギがハッとして詰め寄る。

 

「あ、貴女様は、いったい、何をしているのですかぁぁぁああ‼︎⁉︎」

「え、えーっと………………キス?」

「それは、知っています‼︎‼︎‼︎」

 

  凄まじい剣幕に、流石のギンロもタジタジだ。だが、黒ウサギにこのまま喋らせると長くなる、と感じたギンロはこちらから話を振ることにした。

 

「ま、まあまあ、契約には仕方の無い行為だったんだよ。こうやって直接流し込んだ方が早いし、ロスも少ない。……そしてなにより、これで貴女の願いが叶う」

 

  矢継ぎ早にまくし立てたギンロは、黒ウサギの反応を伺う。本音を言うと、時間が無いのにこんな話してる場合か、とギンロは思っているのだ。

  そして、その意図が伝わったのかは知らないが、黒ウサギもしばしの沈黙の後、何かを諦めたかのようにこう言った。

 

「……もう、いいデス。そういうことなら仕方ないデス。……それに、これはノーカンデスから」

「なんでノーカン?……ってことは、今のファーストキス⁉︎」

 

  揃って頭を抱える二人。

  しかし、先に回復したのは黒ウサギだった。そして黒ウサギは、キスの恨みを返すかのようにこう告げる。

 

「ノーカンはノーカンデスよ。…………だって貴女様は(・・・・)女性では無いですか(・・・・・・・・・)♪」

 

  何か反論をする暇もなかった。

  黒ウサギがそう告げたその後、ギンロの体は完全にかき消え、黒ウサギの中に入っていった。瞬間ーーーー

 

  ーーーー黒ウサギの力が爆発的に増大した。

  瞳が白銀に染まるのは当然として、その変化は髪にまで及んだ。桃色の髪は一瞬で、光り輝く銀色に染まった。

 

  そして、旋風をまといながら屹立する黒ウサギーーというより、もはや銀ウサギーーは、ポツリとこう言った。

 

「……なにがノーカンだ……女どうしならセーフってか?……はっはっは、そりゃそうだな、女どうしなら仕方ないな。…………くそっ……終わったら、もっと情熱的ですんげぇキスしてやるからな……」

 

  そのために。

  銀ウサギはペストを見据え、不敵な笑みを浮かべながらこう言った。

 

「さっさと終わらせるか♪」

 




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ではでは〜

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