星に願いを(続ああ、無情。)   作:みあ

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第十一話:飽くなき欲求

「時に、セリアさま?」 

 

 青いリボンが印象的な金色の髪の少女が私の名を呼ぶ。 

 その声はまるで鈴の音のように軽やかに私の耳朶に響いた。 

 

『何でしょうか、マリナ様?』 

 

 彼女の声に釣られてつい返事をしてしまった。 

 声に出してから気付いたが、私の今の姿はただの子犬。 

 何を話したとしても彼女に届こうはずがない。 

 

「とても素敵なネックレスですね。アレンさまからの贈り物ですか?」 

 

 けれども彼女の言葉に淀みは無く、まるで私の言葉がわかっているかのように続きを話し始める。 

 ……ところで、何の話でしょうか? 

 ネックレス? 

 私、そんなの着けてましたっけ? 

 

「いや、僕が出逢った時にはもう着けてたけど……」 

 

 アレンの言葉に思い当たる物があった。 

 

『フィー! いいかげんにこれを外してください』 

 

 幼なじみの銀色の髪の少女に声を掛けると、彼女はちょうどケーキを頬張っていた様子。 

 そのまま話そうとして、のどに詰まらせたらしい。 

 アレンが水の入ったコップを手渡すと、それを飲み干して一息つく。 

 

「えーと、何の話?」 

 

『この首輪の事です!』 

 

 子供みたいに口いっぱいに頬張る事も無いでしょうに。 

 同い年の少女の行動に少し腹立たしさを覚えながら、右手で……この場合右前足と呼んだ方が良いのかもしれませんが。 

 とにかく、右手で首元を指し示す。 

 すると彼女もようやく思い立ったのか、右手を私の頭の上にかざし、目をつむって何やら呪文を唱え始める。 

 

「これ、姉さんが着けたんだ……」 

 

「まあ、わたくしてっきりアレンさまにそういう趣味がおありなのかと……」 

 

 アレンとマリナ様の会話が耳に届く。 

 そういう趣味って何の事だろう? 

 さっぱりわからない。 

  

 やがて、フィーがゆっくりと目を開き、両手を顔の前で合わせる。 

 

「ゴメン、やっぱりまだシャナク使えないみたい。もう少し練習させて」 

 

 鼻先ですまなそうに頭を下げるフィーの姿に愕然とする。 

 

「姉さん。外せないのに着けたの?」 

 

 アレンの詰問に、さすがのフィーも狼狽する様子を見せた。 

 

「だ、だって、その、……他に方法を思いつかなかったし」 

 

 彼女の言う「方法」。 

 どうも私とアレンを再会させるための「方法」らしい。 

 けれど、その願いが成就した今、その「方法」こそが問題になっているのだ。 

 

『もっと他にやりようはあったと思います』 

 

 口を尖らせながら言うと……犬ですから最初から尖ってますけど。 

 ……私は自分の言葉に不機嫌さを隠さずに言う。 

 アレンは彼女の言葉の意味が判らなかったらしく、私とフィーの顔を交互に見つめている。 

 

「もう、わかったわよ! お母さんなら解呪使えるだろうし、私から頼んでみるから!」 

 

 開き直った彼女の示した解決方法に、私とアレンは顔を見合わせてため息を吐くしかなかった。 

 

 

「えっ?! お母さん、シャナク使えないの?」 

 

 衝撃の事実に驚きを隠せないフィー。 

 

「それどころか、魔法使いの呪文だっていう認識もなかったよ」 

 

 その言葉に声を失う。 

 無理も無い。 

 何しろ彼女の母である守護者様は世界最高の魔法使いと呼ばれるほどの人物なのだ。 

 まさか、そんな彼女に使えない呪文があるとは思うまい。 

 

「アリシアさまも相変わらず面白い方ですわね」 

 

 マリナ様がふとそんな言葉を漏らす。 

 守護者様にお会いした事があるのだろうか? 

 彼女の言葉にはどこか懐かしい響きが感じられた。 

 

「お母さんと会った事あるの?」 

 

「いいえ。ここではまだお会いした事はございませんわ」 

 

 くゆくゆと笑う彼女の姿に、これ以上の追求は無理だろうと思わされる。 

 これまでにもいくつか質問をしたのだが、その度にスルスルと受け流されるのだ。 

 おかげで彼女がここに来た本当の理由を聞き出すことすら出来ていない。 

 

『そういえば、コナン王子はどこに?』 

 

 しばらく会話に参加していないと思えば、私達のテーブルから姿が消えている。 

 

「あれ? 言われて見ればバカ王子がいない」 

 

 フィーと共にしばし食堂内を見回す。 

 

「あそこにいるよ」 

 

 アレンが指差す方向に、コナン王子の姿があった。 

 何やら女性客に熱心に話しかけている様子だが、ここからでは会話の内容まではわからない。 

 

「なにやってんだろ?」 

 

 フィーの疑問の声に、グラスを傾けていたマリナ様が答える。 

 

「おそらく今宵一夜の花嫁を探しておられるのでしょう」 

 

 今宵の花嫁……? 

 どういう意味でしょうか? 

 アレンも意味が判らなかったらしく、同じように首をかしげている。 

 ただひとり、何か思い当たったらしいフィーが顔を耳まで真っ赤に紅潮させてマリナ様に詰め寄った。 

 

「ちょ、ちょっとアンタ本当に13才? 何でそんな言葉知ってるの?」 

 

 けれど、マリナ様はどこ吹く風。 

 逆にフィーに聞き返す。 

 

「まあ。わたくしはお兄様がおっしゃられた言葉を口にしただけですわ。どういう意味なのかご存知なのですか、フィーアさま?」 

 

 彼女の口元には笑みが浮かんでいる。 

 どうやら知っていて言っているらしい。 

 けれど、慌てふためくフィーはそのことに全く思い当たらないようだ。 

 

「こ、子供は知らなくてもいいの!」 

 

 何故か一方的に話を終わらせてしまう。 

  

「アレンは絶対、あんなのの真似しちゃダメだからね!」 

 

 ダメも何も、さっぱり意味が判らない。 

 

「なんたって、アレンさまにはセリアさまがいらっしゃいますものね」 

 

 コナン王子を真っ直ぐ指差していたフィーの右腕が、マリナ様の一言で力を失う。 

 

「ねえ……やっぱり、そうなのかな?」 

 

「ええ、端から見ていると面白くて仕方がありません。もっと素直になられたらよろしいですのに」 

 

「だって、今さらそんな事言えないよ……」 

 

 ひそひそと会話する2人の様子に、私達は入り込む事が出来ない。 

 会話は丸聞こえですけど。 

 

「わかりました。わたくしがお力添えをいたしましょう。泥沼になった方が面白いですし」 

 

「動機がすごく気になるけど、どうすればいいの?」 

 

「まずは、こちらへ……」 

 

 マリナ様が席に座ったまま、フィーを呼び寄せて自分の脇に立たせる。 

 そして、アレンに声を掛けた。 

 

「アレンさま、わたくしの手元に注目しておいてくださいませ」 

 

 そう言うと、おもむろにフィーのスカートの端をつまみ、捲り上げた。 

 一瞬、何が起きたのかわからなかった。 

 見えたのは、腰の部分がひも状になった大胆なデザインの真っ白な下着。 

 そして、次の瞬間。 

 食堂内に男達の歓喜の叫びが上がった。 

 

「生きてて良かったーー!」 

 

「この時間まで粘ってた甲斐があったぜ!」 

 

 声にならない叫びを上げながら捲られたスカートを元に戻すフィー。 

 一方、捲った張本人は涼しい顔をしている。 

 

「な、な、な、なんてことするのーー!!」 

 

「残念。脈無しの様子ですわ」 

 

 マリナ様の目線の先にはアレンの姿。 

 先程の光景にまるで動じる様子もなく、お茶を飲みながら首をかしげている。 

 

「セリアさま、ちょっと失礼いたします」 

 

 いつの間にか背後に忍び寄っていたマリナ様が私の身体を持ち上げる。 

 

『あの、何をなされるおつもりですか?』 

 

「はい、せくしーぽーず」 

 

 テーブルの上に仰向けにされ、両足を広げた状態で固定される。 

 マリナ様の右腕で頭と前足を拘束され、身動きをとる事が出来ない。 

 今の自分の姿を頭に思い描き、そのあまりの恥ずかしさに必死に後ろ足で抵抗するも全く届かない。 

 

「ぶほっ」 

 

 不思議な音が聞こえそちらを向くと、アレンがお茶を口から吹き出してしまったらしい。 

 慌てた様子でテーブルを布巾で拭っている動作がどこか可笑しさを誘う。 

 

「……犬に負けた」 

 

 椅子にもたれかかるようにしてうずくまるフィーにはどこか暗い哀愁が漂っている。 

 ところで、私は何に勝ったんでしょうか? 

 

「まあまあお気を落とされずに。必要なのは外見ではなく中身という事ですわ」 

 

 マリナ様がうずくまるフィーの肩に手を置き、笑いを含んだ声でなぐさめる。 

 なぐさめる、というか本当にこの状況を楽しんでいるのでしょう。 

 彼女の晴れ晴れとした笑顔はそうとしか思えない。 

 

「何騒いでんだよ、マリナ」 

 

 そこに現れるコナン王子。 

 ようやく解放された私はアレンの所に駆け寄るも、アレンは鼻と口を覆うように押さえたまま何故かこちらを見ようとはしない。 

 

「あら、お兄様。もう少し早く来られればフィーアさまの下着が見られましたのに」 

 

「……下着なんてどうでもいい。必要なのは中身だろ?」 

 

「言葉だけ聞きますと実に紳士的ですわね」 

 

「うるさい」 

 

 先程のマリナ様と同じ言葉だが『中身』の意味は全く違うのだろう。 

 本当にこの兄妹は私よりも年下なのだろうか? 

 とてもそうとは思えない。 

 

「やっぱり、胸……。胸が無いのが敗因?」 

 

 いえ、あの、私は犬ですから。 

 胸も何も。 

 

「確かに胸の数では負けておりますわね」 

 

『そういう意味じゃないと思います』 

 

 というか、言われてみるまで気付かなかった。 

 立ち上がって見ようとすると後ろに転んでしまう。 

 仕方なく仰向けになったままの姿で数えてみると確かに6個ある。 

 

「ぶはっ」 

 

 再びアレンが吹き出す。 

 

「まあ、大胆」 

 

「やっぱり、胸が……」 

 

『違います! もう、誰かこの状況を何とかしてください!』 

 

 私の叫びは喧騒の中へと消えていくのだった。 

 

 

 窓から月の光が差し込んでくる。 

 満月の光に照らされて、夜空にはほとんど星が見えない。 

 

「うにゃあ……」 

 

 寝台の方から猫のような声が聞こえる。 

 フィーが眠っているのだ。 

 どうやら、彼女はお酒を飲むと眠ってしまう体質らしい。 

  

「まあ、そこでそう来ますか。これは予想外ですわ」 

 

 マリナ様は何故かコップの底を耳に当て、口の部分を壁に当てている。 

 どうも隣の部屋の様子を窺っているらしい。 

 そして手に持った紙の束に何やら書き付けているようだ。 

 

『何をしてるんですか?』 

 

 彼女に声を掛けるが返事は無い。 

 私の言葉が届いてないのだから当然とも言えるが、書き物に夢中になっているせいかもしれない。 

 ふと、彼女の手元に目を向ける。 

 

『ふぁっ?!』 

 

 自分の口からおかしな声が出たのがわかった。 

 彼女もそれに気付いたのだろう。 

 私から見えない位置に紙の束を置くと、じっと私の目を見る。 

 

「まだまだセリアさまにはお早いですわ」 

 

 顔が熱くなるのがわかる。 

 書かれていた文章が、その、口に出すのもはばかられるような内容だったから。 

 そういえば、隣は勇者様と守護者様の部屋だったような気がする。 

 顔だけでなく全身が熱くなってきたような。 

 夜風に当たれば少しは紛れるかもしれない。 

 そう思って、私は扉を押し開く。 

 

「ふふっ。そろそろ時間のようですわね」 

 

 部屋の中から少女の声が聞こえたが、私はそれに気付かない振りをして部屋を後にした。 

 

 

 外に向かう途中、アレンの部屋から光が漏れているのに気付いた。 

 淡く青白い光。 

 そっと隙間から中を覗くと、窓枠に腰掛けて空を眺めるアレンの姿。 

 月の光に照らされたその表情は少し憂いを帯びていて、それでいて無機質な彫像のようにも見える。 

 その、いつもは見せない姿につい見惚れてしまう。 

 

「誰?」 

 

 青年の静かな誰何の声に一瞬身を翻そうとしたが、思い直して部屋に足を踏み入れる。 

 

「セリア?」 

 

 窓枠に飛び乗ろうとすると、壊れ物を扱うように優しく抱き上げてくれた。 

 

『ありがとう』 

 

 彼に寄り添い、共に空を見上げる。 

 ただそれだけで胸が熱くなって、どうしようもなく身体が火照ってくる。 

 

「……ごめん、セリア」 

  

 青年が小さく呟く。 

 空を見上げていた視線をアレンに向けると、今にも泣きそうな顔で私を見つめてくる。 

 抱かれているために、彼の顔は今までよりもずっと近い。 

 ちょっと身体を伸ばせば届きそうだ。 

 

『どうして謝るの?』 

 

 彼を見つめ返しながら、疑問をぶつける。 

 けれど彼にはその言葉は届かない。 

 

「僕は君の事を守ってみせると誓った。……でも実際にはどうだ。ムーンブルクは敵に襲われ、君はこんな姿にされてしまった」 

  

 アレンがここまで心を痛めていることに全く気付かなかった。 

 青年は独白するように、言葉を連ねていく。 

 

「僕は勇者になりたかった。でも、大好きな女の子ひとりさえ僕は守れなかった」

  

『……そんな、アレンが悪いわけじゃ』 

 

 私の言葉が届きさえいれば、彼がここまで苦しむ事は無かっただろう。 

 彼の心に、その悲しみに届く事さえ出来れば。 

 

「僕は、君の勇者には……むぐっ?!」 

 

 聞きたくなかった。 

 私はアレンの口からその言葉を聞きたくなかった。 

 ただその一心で、アレンの唇に自分の口を押し付ける。 

 キスと呼ぶには余りにも乱暴で、けれど私にとっては唯一の表現方法。 

 アレンの鼓動が唇から伝わってくると同時に全身が焼けるように熱くなって来た。 

 

「セリ…ア?」 

 

 唇を離し、彼が私の名を呼ぶ。 

 

「アレン、私は感謝してるんです。こんな身体になってしまった私を、皆が当たり前のように受け入れてくれる。こんなに嬉しい事はありません」 

 

 声が届かなくてもいい。 

 ただ、私の想いが彼に届きさえすればいい。 

 それだけを思って語り掛ける。 

 

「セリア、今のその姿が本当のセリアなんだね?」 

 

 けれど、アレンの答えは要領を得ない。 

 私の想いは、彼には届かなかったのだろうか。 

 

「アレン?」 

 

 ふと気付く。 

 今の私はアレンに抱かれているわけではない。 

 何故、こんなに近くに彼の顔があるのだろう? 

 手を伸ばし、彼の顔に触れる。 

 整った目鼻立ちに温かな頬の感触。 

 彼の瞳から流れ出た涙が私の手を濡らす。 

 ……手? 

 彼の潤んだ瞳の中には人間の姿をした私が映り込んでいる。 

 

「わ…た、し、どうして……?」 

 

 アレンの涙に濡れた手のひらで自分の顔を撫でる。

 少しウェーブのかかった紫色の髪、最近大きくなってきて困っていた胸。 

 全てが元に戻っていた。 

 変わらないのは紫色の瞳だけだろうか。 

 

「良かった、本当に良かった。呪いが解けたんだね」 

 

 アレンが戸惑う私を強く抱きしめる。 

 その全身を覆う温かな感触が、これが夢でない事を教えてくれている。 

 抱きしめられながら、彼の背中に回した自分の手を見る。 

 綺麗に切りそろえられた爪、太陽の光に当たった事が無いかのような白い肌。 

 手首からずっと肩の方まで肌が剥き出しになっていて、犬であった頃の面影は一つも無い。 

 

「……はぅあ!?」 

 

「えっ? 何、どうしたの?」 

 

「ちょっ、ちょっと待ってください! 何で私、裸なんですか!?」 

 

 剥き出しの肌がアレンの服と擦れて痛い。 

 

「ごごご、ごめん! 今すぐ離れるから!」 

 

「あっ! 待って、離れないで!」 

 

 婚約者とは言え、アレンに裸を見られるのは恥ずかしい。 

 そんな想いが頭を過ぎる。 

 戸惑いながら抱き合う私達を月の光が照らしている。 

 その時、前触れもなく扉が開いた。 

 

「おいアレン、一緒に夜の街に繰り出そうぜ。お前がいるとナンパの成功率が上がるん……だ…よ?」 

 

 しばしの静寂。 

 どこか不思議な時間が私達3人の間に流れる。 

 そのうち月が雲間に隠れたのだろう、部屋の中に暗闇が満ちる。 

 

「ゴメン、お邪魔だったみたいだね」 

 

 扉が閉まる。 

 

「ちょっと待って!」 

 

 アレンが身を乗り出し、バランスが崩れる。 

 

『むぎゅ』 

 

「あっ、ごめんセリア……って、何でまた犬に戻ってんのーー?!」 

 

 消え行く意識の中、アレンの魂の叫びが聞こえたような気がした。 

 

 

「うー、頭イタイ」 

 

「完全に二日酔いじゃな」 

 

「だから、酒飲むなっつっただろうが。お前、メチャクチャ酒に弱いんだから」 

 

 頭を抱えて歩くフィーを挟むようにして、勇者様と守護者様がたしなめている。 

 

『はあ……』 

 

 どうして、目覚めると犬に戻っていたんだろう? 

 ひょっとすると、昨日の出来事は夢だったのかもしれないとも思えてくる。 

 

「セリア、絶対に僕が君を元の姿に戻してみせるよ」 

 

 アレンが元気を取り戻した事が唯一の収穫だろうか。 

 

 ちなみにマリナ様は早朝、まだ勇者様達が寝ている間に旅立った。 

 「もう用事は済みましたから」と言い残して。 

 結局、彼女が何をしに来たのかわからず終いだったのが口惜しい。 

 

「アレン、昨日の事は黙っておいた方がいいよな」 

 

 コナン王子がアレンにこっそりと耳打ちをする。 

 といっても、頭の上にいる私には筒抜けですが。 

 

「あ、ああ、頼む」 

 

 昨日の原因がわからない以上、皆に話すのは止めようと2人で決めた所。 

 正直、この申し出はありがたい。 

 

「いやしかし、知らなかったよ。まさか女に首輪を付けさせる趣味があったとは。いや誰にも言わないから安心していいよ、親友」 

 

「ちょっと待て!」『それは誤解です!』 

 

 妙に馴れ馴れしくなったコナン王子に、私達は抗議の声を上げるのだった。

 


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