マテリアルズRebirth   作:てんぞー

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バレット・オブ・ランスター

 世界が全て暗雲に覆われ、そしてその世界の中心に黒の球体が生まれる。広域殲滅魔法デアボリック・エミッション。一撃で街を半分飲み込むほどの巨大で、強力な術式。それが複数という凄まじい規模で密集して放たれる。訓練場の中央で爆裂する闇塊は互いにぶつかり合い、そして互いに吸収しあいながら破裂を繰り返す。それは間違いなく魔法という形にはめ込まれた死の空間だった。その中は絶死の世界。その中に放り込まれて死なない生物はほぼ存在しない。しない筈だが―――その空間を耐えられる存在もいる。それがただ単にそういう方向性に特化していた、という事実もある。だが、

 

「まだまぁだ……!」

 

 ―――イストからすれば意地の問題でしかなかった。

 

 デアボリック・エミッションという死の空間の中を、突き進む。真直ぐ、リインフォース・ナルという存在へと向けて踏み出す様に接近してゆく。その姿は本来で言えばありえないと言っても過言ではない状況だ。だがフルドライブモードである事、リインフォースがユニゾンしていない事実、そして限定的だが魔力ブーストを受けているトリニティ状態であるが故、耐えられている。体が外側からも内側からも引きちぎられそうな激痛の中でイストは両目を見開いて敵を睨み、そして確実に一歩一歩前へと向かって進む。だが、

 

「―――咎人達に、滅びの光を。星よ集え、全てを撃ち抜く光となれ」

 

 デアボリック・エミッションの背後から魔法陣を三つ展開する。全てが同一の魔法であり、先ほどはキャンセルして爆弾として使用したスターライト・ブレイカーの術式。機械の演算力だからこそ許される収束砲撃の多重展開。常識を逸脱した規模の魔法に広域殲滅という属性が付与される―――が、収束技術が高くはないナルではその発動にワンテンポ遅れる。故にその瞬間、

 

「貫けシュテル、レヴィ!!」

 

 急速に消費されつつあるトリニティ状態の魔力をつぎ込んで打撃する。空破断。奥義としてはただの遠当て、難易度自体は低い。だがそこに殲滅者と雷刃の属性を付与すればそれは炎と雷光の乗った兵器となる。一点に集約された力は閃光となってピンポイントに貫く。それはデアボリック・エミッションを突き抜けてリインフォース・ナルへと到達する。しかし、

 

「―――貫け閃光! スターライト・ブレイカー!」

 

 フルドライブモードの演算力に任せた結果、本来の半分の速度で術を完成させる。広域殲滅という属性を乗せてスターライト・ブレイカー―――高町なのはを代表する最強の術式が放たれる。今では更に改良が重ねられ、放たれるバージョンはかなり古いものだが、それでもそれが殺人的威力を超越した領域にあるという事は疑いようもない。それがデアボリック・エミッションを飲み込み、吹き飛ばす勢いで放たれる。それを防御のみで乗り越えられる生物など存在はしない。いや、性能そのものを生存、防衛特化にした高魔導師レベル魔導師であれば可能かもしれない。だがそれと比べてイストは防御力は劣っている。その本質は死なない事だ。故に―――耐えきれない。だからこそ、

 

 一撃目を放つ。

 

「―――自分が道具だと思い込んでいるような馬鹿には負けねぇ。なぁ、そうだよなぁ……!」

 

『Ofcourse』(勿論ですとも)

 

 そしてスターライト・ブレイカーが打撃される。モーションとしては若干ゆっくり。だが体に着弾する直前に拳を闇を突き抜ける星光とぶつかる。質量で言えば星光の方が圧倒的だった。だが砲撃と、そして究極技巧、その中身は極限まで違っている。触れたものを完全に消し去る消失の拳と全てを飲み込んで吹き飛ばす星光。ぶつかり合うのは一瞬で、消し去るのも一瞬。

 

「ブっ散れぇ―――!」

 

「馬鹿な……!」

 

 カキ、と何かに罅が入る音とともにスターライト・ブレイカー。その半分が一撃で吹き飛ぶ。全力の拳、必殺の境地、それは相殺という結果で拮抗を終わらせる。そしてその瞬間にイストが虚空を駆け抜ける。できる事は拳を振るう事だけ、そして死なないという事だけ。だからそのできる範囲を全力で成し遂げる為に行動を開始する。後先の事を考えず、自分の持っている魔力、渡された魔力、それをフルブーストで全力の移動を行う。常時雷刃のフラッシュムーブという己の限界を超える速度で動く結果は凄まじい反動と口からの吐血。だがそれに耐え、残ったスターライト・ブレイカーを正面から炎と共に突き破りながら接敵する。

 

「無駄だ、堕ちろ」

 

「がっ」

 

 全方位から雷が降り注ぐ。考えるまでもなく暗雲から伸びた雷だった。雷速の槍は暗雲から出現するのと同時に人体には越えられない速度で突き刺し、神経に直接痛みを注ぎ込む。そしてそれが突き刺さった瞬間リインフォースがその手に巨大な刃を出現させる。

 

「私が道具だと思い込んでいる? 私が現実から逃げているだと? ―――何を言っているんだ貴様は。私は道具だ。それも存在自体が許されない。私はそこに存在しているだけで罪だ。だが私は道具だ。故に道具としての機能を、そして本分を果たす。創造者と主の命令を聞く。私の全てはそこへ集約される―――故に再び言おう。貴様は堕ちろ」

 

 過去に、フェイト・T・ハラオウンから収集したデータをこのコピーは保持していた。”完璧”と主張する科学者は間違えない。己の力量の範囲を超えるものですら再現する。故に、ナルに握られた刃は雷光によって固められた大剣―――本来の名をバルディッシュ・ザンバーと呼ぶ。魔力によって再現された純粋に魔力によって固められた際限の存在しない凶器。突き刺せばそれだけで全身を焼き殺す兵器。

 

「くだらん。消えろ」

 

 それを投擲した。全身を雷鳴に貫かれるイストへと一瞬で加速した刃は到達し、

 

「っお……!」

 

 ギリギリで迎撃の打撃に入った拳と衝突する。一瞬のスパークにより世界が白く染まる。だが雷鳴と刃を同時に受け取って高くもない空戦適性で耐えられるはずもなく、その体は一瞬で球状の訓練場の床へと向かって叩きつけられる。大地を得た事でようやく足をつけて踏ん張る事を可能とし、そして、

 

「鏖、殺……!」

 

 剣を粉砕した。暗雲に直ぐに入った事で空間そのものが雷鳴によって満たされている。それが直接神経に激痛を流し込む。だが痛みを受け続ければ―――人間はそれに対して鈍感になる。

 

 即ち、

 

「慣れた……!」

 

 暗雲の中を全力駆ける。暗雲の中、激痛に蝕まれながら全力で駆ける敵をリインフォースは見逃さない。相手が必殺の筈の一撃を受けて生き残った事はまだ記憶に新しい。ならばこの程度で死ぬ相手ではない―――己の持つ性能で完全に圧殺する事が最良だと判断する。故に、

 

「生きたまま固まって行く恐怖を感じろ」

 

 浮かぶのは五十を超える光槍。その全てが石化という生物を即死させる概念を得た死の槍。避ける事でのみ逃れる事の出来るその槍は防御を主眼として置くイストのスタイルとは圧倒的に相性が悪い。

 

「行け、ミストルティン」

 

 機関銃のように暗雲を駆け、壁を垂直に走る。イストへと目掛けてミストルティンが放たれる。突き刺さった箇所から侵食する様に石化が襲い掛かってくる。

 

『Lightning』

 

 着弾の轟音の中からデバイスの機械音声が静かに響く。暗雲の中でスパークしながら駆ける姿が見える。既に全身を雷による痛みと火傷が存在するであろうに、それを全く感じさせない程の速度と光を見せる。本当に痛覚が正常に稼働しているかさえ怪しい状況、ナルの頭上へと到達したイストが天井を蹴り、全力で下へと向けて重力を得た加速を見せる。

 

「―――気にいらねぇ……!」

 

「―――知った事ではないな」

 

 ナルは動かない。その必要性が存在しない。敵は容易に迎撃可能だ。ミストルティンを多重展開しつつ、スターライト・ブレイカーを再び展開する。スターライト・ブレイカーの発射時間をミストルティンでカバーするというシンプル故に厄介過ぎる組み合わせ。そのまま回避するのが王道―――いや、必須。ここで避けなければ確実に石化する。それを覆す事が出来る手は一手。

 

「消しとべぇ―――!!」

 

 落下と同時にミストルティンへと全力の拳が叩き込まれる。まだ名もない必殺の最終奥義。触れたものは触れる前に消しとぶ必殺の拳撃。デバイスに超負荷を科すその一撃は本来使うことを躊躇しなくてはならないものだが、元より狂人。それを抑え込むだけのリミッターが脳には存在しない。迷うことなく道を開ける為に必殺を叩き込む。ミストルティンが根本から消え去り、道ができる。これで二回目。凶悪な反動を受け止める結果、デバイスだけではなくコアにさえ罅は届く。

 

「対消滅、魔力分解、防護貫通、魔力収束、魔力付与……多くの技術が集約された確かにすばらしい技だが、あと何発それを放てる? ―――これにどう耐える」

 

 必殺の特性を既にリインフォース・ナルは見抜いていた。それがデバイスへの過度な負荷を敷いている事を。そう何度も打てることではない事を。故に魔力を絞って素早くスターライト・ブレイカーを完成させていた。威力は多少落ちるが、五個同時であれば多少威力が落ちても関係はない。触れた瞬間人間を紙切れの様にバラバラに引き裂くぐらい容易にできる。

 

「甘ぇんだよ……!」

 

 迷うことなくイストは放った。

 

 三度目。

 

 ベーオウルフのコアに亀裂が走る。その処理、演算速度がダメージから圧倒的に低下する。だがそれを気にすることなく、スターライト・ブレイカーを正面から打撃し、突破した。完全に消し去ったわけではない。二度の使用からベーオウルフは壊れかけている。故に十全なスペックは果たせず本来発揮される以下の力で発動している。その結果スターライト・ブレイカーを完全に消し去る事は出来ずに、残された魔力が砲撃として体を飲み込む。だがそれを気にすることなく―――ようやくリインフォース・ナルを掴めた。

 

「気にいらねぇんだよぉ―――!!」

 

 雷光と炎熱を乗せた全力の拳で殴り飛ばした。プロテクションを無視する一撃である為、一撃でデバイスフレームに凄まじい衝撃とダメージが発生する。それによって殴り飛ばされながらも、その手は一番得意な魔法を発動させている。

 

「デアボリック・エミッション……!」

 

 殴り飛ばしたイストが球状の闇にぶつけられ、体をくの字に曲げながら一気に床まで叩き落され、そして闇が炸裂する。だがそれもそう長くはなく、残されたトリニティの魔力を全て使用して内側からスパークと火花の爆発で闇を叩き割り、自分の墜落した周りの暗雲を吹き飛ばす。全身のありとあらゆる箇所から血を流し、火傷を見せ、ボロボロのバリアジャケット姿をイストは晒す。それに対してリインフォース・ナルの体には最初に見せていた貫通の痕はなくなっている。最初から存在しなかったようにバリアジャケットまで修復し、姿を戦闘前と同じ様子へと戻していた。

 

「―――無駄な足掻きだな」

 

 無駄だとナルがその光景を見下して宣言する。勝ち目は存在しない。相手は強く、そして凶悪だ。ここまで攻撃を受け止めても死なない者なんてそうそう存在しないものだ。だがそれも限界に近いだろう。もうアレだけの速度を出す事は出来ないし、打撃に炎の突破力を付与する事も出来ない。所詮は”秀才程度”の敵だ。此方の様にS級の魔力がない。消耗するだけして魔力を回復できない相手では話にならない。故に己の勝利は盤石だ。

 

「貴様の拳は私には届かない。絶対に。永遠に」

 

 なら、

 

「そういうお前は何様だ。あぁ? 上から見下しやがって。さぞやいい気分だろうなテメェ……あぁ……アインス、だったか?」

 

「―――ナル、リインフォース・ナルだ。間違えるな」

 

 null、即ち無であると。自分は存在しない”物”であると主張していた。そしてそれを聞いてイストは笑い声を上げる。馬鹿みたいに、場違いな笑い声をあげてそして己を無であると主張した”女”へと向かって気にいらない、と叫んで宣言する。

 

「テメェが無だと。ざけんな、そんな自己主張の激しい道具俺は見た事がないぜ。あぁ、マジふざけんなよ。そんな風に自分を、現実を見ないで目を逸らして言い聞かせているようなやつに俺も俺のダチも負けるわけがねぇだろ! あぁ!? 舐めるなよ、舐めるなよクソが!」

 

 

                           ◆

 

 

 認めない。認めたくはない。そんな後ろ向きに生きている奴がティーダ・ランスターを殺したなんて認めない。いや、認めてないこの程度の相手にアイツが負けるはずがない。どんな現実であろうと受け入れなきゃいけない。認めなきゃいけない。蘇った事に絶望して死にたがるのは結構。死者は死んでなくちゃいけない。だからその場合は速やかに殺してやる。殺して―――助けてやる。だが目の前のはなんだ。道具? 道具と自分を宣言している。自分に名をつけるぐらいはできているのに。解っているのに目を逸らしている。そんな臆病者に負けるわけがない。

 

「決めるぜ相棒……!」

 

『Lets go and win』(勝ちに行きましょう)

 

「くだらない感傷だ。そうやって息巻いたところで戦力差は圧倒的だ―――お前では絶対に私には届かない」

 

「そりゃあ―――どうかなぁ!」

 

 地を蹴って加速する。相手は動かない。リインフォース・ナルと名乗った彼女は動かなくても勝てると判断したのだろうか、もしくは動かない方がいいと判断したのだろうか。それは己には解らない。

 だが結果として自分には好都合だ。なぜなら俺は馬鹿だ。できる事と言ったら痩せ我慢と殴る事だけだからだ。だから相手が動かないでいてくれるのは非常に助かる。

 

 あぁ、だからこれで決めよう。

 

「ミストルティン」

 

 触れれば石化する光槍が放たれる。が、それは既に何度と目撃し、打撃に成功している。ボロボロのベーオウルフで見たばかりの事は忘れない。絶対に忘れない。長年戦い続けてくれた相棒は絶対に裏切らない。それを信じて、

 

「鏖殺拳ヘアルフデネ……!」

 

 打撃した。触れた瞬間石化プログラムが肉体を侵食し始める。だが、それに抗うようにベーウルフの声が響く。

 

『Hrunting』

 

 フルンディング―――猟犬の牙はその石化侵食プログラムを記憶していた。石化の侵食を食んで噛み千切る。拳で打撃する限りは光槍の影響を跳ねのけて打撃できる。それを自覚し打撃する。打撃する。打撃を繰り返す、十数あったミストルティンを全て鏖殺の拳で破壊し突き進む。だがそのに瞬間には次の術が完成していた。

 

「響け終焉の笛―――ラグナロク」

 

 一瞬で放たれてくる三つの砲撃はそれぞれが性質の異なる砲撃だ。常時発動させてあるフルンディングでも食わせた事のない三種の砲撃。普通の打撃で通り抜ける事は不可能だ。故にここで切るしかない。四度目の打撃を使用するしか状況を切る事は出来ない。

 

 だから起動する。

 

 構える。

 

 ベーオウルフが応える。

 

『Ita was a nice time fighting with you』(貴方と一緒に戦う日々は楽しかったですよ)

 

「おう、逝け」

 

『Good bye』(さようなら)

 

 漏れそうになる言葉や感情を全てのみ込んで―――ここで必滅の拳の名をようやく決める。それを振るい、ラグナロクの同時着弾地点へと拳を叩き込みながら叫ぶ。

 

「―――魔拳ベオウルフ……!」

 

 そして、生来の相棒だったデバイスは完全に砕け散った。そのフレームだけではなくコアまでが反動による負荷吸収で破壊される。コアが無事であれば再生は可能だが、それが破壊されてしまえばもはや再生は不可能だ。デバイスであるベーオウルフは永遠に失われた。その事実を飲み込みながら、ラグナロクを突破して接近する。代わりにポケットにしまっておいた待機状態のモノを取り出す。

 

「無駄だ。お前の拳は届かない。デバイスが無くなった今では不可能だ」

 

 そしてナルの手の平に生み出されるデアボリック・エミッション。ベーオウルフが健在であればフルンディングによる解析で打撃し、突破できたかもしれないだろう。だがベーオウルフが失われた今では永遠にたどり着けない方法になってしまった。だからやる事は一つ。届かないのなら―――届くものを使うしかない。

 

 準備は完了している。

 

 今こそ証明する時だ。

 

「―――至高の魔弾」

 

 手に持ったモノが変形する。最も貫く形に適した姿へ、空間を飛び越えて飛翔するための形へ、一撃で相手を葬る為の形へと。本来の主が残したプログラムを全力で稼働させ、そして魔力を吸い上げる。―――タスラムが稼働する。それに投擲の動作は存在しない。握り、そして終わった瞬間、それは空間を飛び越えて心臓に突き刺さる。一撃必殺。

 

「―――ランスター」

 

 だが敵に心臓はない。心臓を潰してもコアを破壊しない限りは即死しない。故にまだ勝ててはいない。弾丸は通じていない。だから―――通じさせる。

 

『Break』

 

「がっ―――」

 

 タスラムの格納空間に格納されていたタスラムの全パーツ、全拡張が発動する。パーツがタスラムへと無差別に付き、生え、リインフォース・ナルを内部から食い破る様に体を突き破ってパーツが姿を見せる。変形機構の多いタスラム故に凄まじくグロテスクな光景が生まれる。だがそれでもコアを破壊出来ていない。

 

「それで終わりか」

 

 コアを破壊しない限りは負けない。だからこの程度のダメージ、彼女にとっては些事だ。死ななければ問題はない。そう思っているだろう。だが―――ティーダは俺が知る以上に悪辣だった。俺が思っているよりも先を考えていた。俺よりも頭がよかった。ただ、それだけだった。

 

「―――……っ!?」

 

 ナルが驚愕に身を固め、飛行魔法を消失して地に向かって落ちる。訓練場を覆っていた暗雲が消え去る。その姿を空から眺める。

 

「―――ティーダがタスラムに組み込んだのはハッキングプログラムと1000種類を超えるウィルスの類だ。必要最低限のプログラムを残して術式拡張領域に込められるだけのウィルスが込めてある。デバイスってのは結局の所AIで、それの発展形であるユニゾンデバイスってのは情報生命体らしいな。―――あぁ、つまりなんだ。俺の勝ちじゃねぇ」

 

 ―――ティーダの勝利だ。

 

 ウィルスに全身を犯され、動く事が出来ずに床に倒れるナルの姿を眺め、友の勝利を宣言する。




 結局、死んだあとでも対策を止めなかったティーダさんの勝利でした。ティアナにデバイス回収させたのはこのための伏線でした。まぁ、そんなわけでvsナル戦は主人公が数発しか殴れず終了。

 もうすぐ旦那さんがそっちに行きますよ。

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