アックス・プレデター   作:竜鬚虎

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第三話 王女

「一体何なの!? 何がどうなっているの!?」

 

 少女は叫んだ。だがそれはクシュウも叫びたい言葉だった。

 

 追いかけっこに明け暮れ、ようやく終わって外を見たら、何と街が氷漬けになっていた。しかも上空には多勢のワイバーンが舞っているではないか。

 街が凍った原因は直ぐに判った。ワイバーンが白い息吹を真下の王宮に吹きかけているのだから、彼らが犯人であることは疑いようもない。問題なのは、あのワイバーンが何なのか、であった。

 

 ともかく今外に出るのは危険と考えたクシュウは、扉をがっちり閉めて図書館内部に戻った。

 中で身を隠そうと行動に出たのだが、少女が外の様子を見ようと、図書館の窓の方に向かっていた。

 

 止めようとした矢先、突如天井のほうからドギュン!という、銃声とは微妙に違う、奇怪な音が響いてきたのだ。

 音は二度、三度と続き、尋常でないもの感じたクシュウは少女と同じく、図書館の大きなガラス窓の方に急いで向かった。

 

 外を見ると、王宮上空を飛んでいたワイバーンが、一匹一匹と次々と墜落しているではないか。そしてそれは上からの形容しがたい音が聞こえる度に、起こっていた。

 集中してよく見ると、窓の上から、すなわち図書館の屋上から青い何かが放たれているのが視認できた。そう、ワイバーンを撃墜している者は、自分達のすぐ側にいるのだ。

 

 二人は自分達のすぐ真上にいる、未知の存在に息を呑んだ。詳しく確認したくても、はたして安易に近づいていいものかどうか判らない。敵の敵が味方とは限らないのだ。

 

 やがてワイバーンは数が減っていき、残りは蜘蛛の子を散らすように逃げ去っていった。

 するとクシュウは、緊張が一気に解けた様子で肩を落とした。

 

「どうやら上にいる奴も行ったみたいです」

「え? 何故判るの?」

 

 少女が首を傾げる。

 

「こちらの屋根から、向こうの屋根に何かが飛び乗ったのが見えました。こちらには気付いていなかったようです……」

「見えた? 私には何も見えませんでしたよ?」

「はい。実を言うと、私にもはっきりとは見えませんでした。ですが確かに人型の何かが動いていたんです」

 

 クシュウは剣に手をかけ、顔を引き締めて少女に顔を向けた。

 

「奴が向かった先はおそらく王宮です。何か嫌な予感がするので、今から私は王宮の方に向かいます。あなたはここに隠れていて下さい」

「何を!? だったら私もいきますよ!?」

「駄目です! あなたに何かあったら、私がただじゃすみませんよ! おてんば姫を気取るのはもう止めて下さい!」

「ではここが安全だという保証がどこにあるんですか! あなたが置き去りにしてる間に、私に何かあったら、もっと責められますよ!」

 

 少女の言葉にクシュウは考え込んだ。そして少し間を置いてから深く息を吐いた。

 

「判りましたよ……。ですが絶対に私から離れないでくださいね」

「了解しました。……後、すみません。新任なのにいきなりこんな大変な目に遭わせてしまって」

「新任で無ければいい、というものでもないと思いますけど?」

 

 クシュウの少し怒気の入った口調に、少女は気まずそうに首を縦に振る。

 

「それときちんと確認しておきたいんですが、あなたのお名前は?」

 

 少女はしばらく無言だったが、やがて恐る恐るクシュウの方に首を上げた。

 

「……アンナ・エルダーです」

 

 エルダー王国の王女は、気弱にそう答えた。

 

 

 

 

 

 

 王宮に立て篭もっていた者たちは、突然の事態に困惑していた。

 

 平和だったこの街に、突然身元不明の竜騎兵が奇襲してきたかと思ったら、その竜騎兵をこれもまた正体不明の何者かの攻撃に撃退されてしまったのだ。

 当然のことである。兵士も口々に憶測を言い合っている。

 

「何なんでしょう隊長。応援が来たのでしょうか?」

「判らんが、まだ油断しない方がいい。この街にあらかじめ潜んでいたという奴も気になるしな」

 

 王宮の周囲には、既に結界は張られていない。結界を張っていた兵士たちも、既に体力的に限界に達していたからだ。

 

 するとまたもや三度目の異変が起こった。

 混乱していた兵達のど真ん中に、何者が降り立ったのだ。どこから飛び降りたのかは判らない。まさかここから少し距離がある塀から、跳んできたとは誰も考えなかった。

 

 突然の闖入者に、兵士達は心臓が止まる程動揺したが、すぐに気を取り直し、闖入者の周りを囲って剣を向ける。

 その闖入者はまさに、先程竜騎兵を撃ち落した透明人間であった。

 透明人間の身体から、バチバチと青い電流が放出されると共に、徐々にその姿が現れてくる。言わずもがな、正体は昨夜の奇怪殺人事件の犯人である、銀の鎧の怪人であった。

 

「何者だ! 貴様!」

 

 近くにいたダッチが怪人に対し、全く恐れることなく、訓練で使い慣れた大きな蛮刀を突きつけて叫んだ。

 だが怪人は答えない。ただ無言で背中から武器を引き抜いた。

 それは斧であった。片刃式で、鎧と同じ銀一色の戦斧である。

 

「くたばれ!」

 

 眼前の怪人を敵と認識したダッチが、素早く踏み込み、蛮刀を振った。

 蛮刀はダッチの魔法によって強化されており、刀身全体が白く発光している。これに対し怪人も、手持ちの斧を右横から力強く蛮刀に打ち付けた。

 

 ガキイイイイイイイン!

 

 強い金属音と共に、ダッチの蛮刀が後方へと飛ぶ。怪人の攻撃はダッチの一撃をいともたやすく弾き返したのだ。

 

「しまっ!」

 

 怪人はダッチに避ける余裕を与えずに、二撃目を放つ。

 一瞬の後に、ダッチの首が、ビンから開け放たれたコルク栓のように宙を舞った。

 

 兵士達にどよめきが走り、冷静な四人の近衛兵が剣を抜き放つ。刀身は先程のダッチの物とは違い、風の魔力で緑色に光っていた。

 

「風よ! 斬り刻め!」

 

 兵達は怪人の方向に一斉に剣を振った。一見ただ空を切っただけのように見えた。だが振られた瞬間に、剣筋から強力な風の刃が、弾丸のように高速で放たれた。

 

 四つの刃は正面から一斉に怪人に向かっていったが、怪人は避けようともせず、刃が接触する寸前に右手に抱えた斧をブオン!と豪快に振るう。

 すると四風の刃はカミソリのようにたやすく砕かれ、消滅してしまった。

 怪人は、更に動揺する兵士達に向けて、斧を振り回しながら突進した。

 

 

 

 

 

 

「何だ!? お前らは!」

 

 王宮に向かおうとした図書館から出たクシュウとアンナは、その直後に二人の不審な男に道を立ち塞がれた。

 二人はどこかの国の兵士のようであった。全身を重厚な青い甲冑・鉄仮面で身を包み、魔道剣と思しき細身の剣を装備している。そして現在、堂々と図書館前の広場に突っ立っている。

 

 クシュウはこの甲冑に見覚えがあった。

 確か父がコレクションしていて、目障りなくらい屋敷中に飾られていた武具の中に、このような甲冑があったはずだ。はたして一体どこの品であったであろうか?

 クシュウは何とか記憶を掘り起こそうしたが、その前に二人の男がこちらに剣を向けてきた。そして明らかに敵意のある口調で話しかける。

 

「その服装。お前は近衛隊の者だな?」

「はい。まだ新入りですけど、それが何か?」

「では我らの同胞を、奇怪な魔法で撃ち落したのはお前らか!?」

 

 おぞましい獣と相対しているかのように怯えた口調で放たれた問いに、クシュウは「はあ!?」と素っ頓狂な声を上げた。

 “同胞”というのはあの竜騎兵のことであろうか? だとしたらとんだ勘違いだ。魔法の腕にも自身のあるクシュウであったが、一発で竜を撃ち落せるような魔法を、あんな連続して撃つことなど不可能だ。

 

「ちっ、違う!」

「ならばあれは何だ! エルダーの秘密兵器か!」

「知らねえよ! こっちが聞きたいぐらいだ! そもそもあんたたちは何者だ!」

 

 途端、二人の男は押し黙る。

 すると突きつけられた剣が白く輝き出した。そして白い冷気が放たれ、小さな竜巻のように細長い剣の周りを渦巻く。

 

 魔法を撃つ気だ! そう判断した瞬間、クシュウは素早く側にいるアンナを掴み上げ、右方に大きく飛び上がった。

 男達の剣から放たれた氷の魔法が、そこを通り抜け、後方の図書館の凍りついた扉に、更に氷を張らせた。

 

「離れて!」

「はっ、はい!」

 

 着地後、アンナがその場を離れると、クシュウは即座に抜刀した。剣の刃全体が風の魔力で強化されており、緑色に発光している。

 

 男達が更に魔法を撃つと、クシュウも剣に力を込めて、魔法を放った。クシュウの前方に風の壁が発生し、二本の冷気の矢をたやすく弾き返す。その後すぐにクシュウは剣を構え直し、男達に突進した。

 

 真正面から接近してくるクシュウに、三撃目の魔法攻撃が放たれた。普通なら直撃であろうが、クシュウは剣を風車のように回転させながら振り回し、二つの氷の魔法を受け止めた。

 冷気の矢は撥ねられ、煙のように散乱し、かき消される。

 

 これに動揺した男達は、直に剣で斬り付けようとしたが遅かった。懐に到着したクシュウは一人の男の腹を力一杯斬り付けた。

 同時にもう一人の男が仕掛けてきた突きを、身体を大きく屈めてかわす。そしてその姿勢のまま、剣を男の心臓目掛けてやや上向きの方向に刺突した。

 

 渾身の力と最大出力の魔力で繰り出された緑光の剣が、青い甲冑をぶち抜き、心臓に深々と食い込む。

 男は「グガッ!」と蛙のような小さな断末魔を上げる。

 

 クシュウは小さく息を吐くと、剣を男の腹から引き抜いた。ズルッ!と嫌な感触を感じた。刺したときも似たような感触が合ったはずだが、必死だったせいかはっきりと思い出せない。

 同時に男は人形のように、クシュウの左横に力なく俯けに倒れた。

 近くの木の裏に、下手なやり方で隠れていたアンナは、今のクシュウの姿に呆気に取られていた。木から離れ、クシュウに近寄っていく。

 

「……強いんですね」

「ええ、鍛えてますから」

 

 生まれて初めて人の命を奪った事に、強い嫌悪感を感じながら、クシュウは苦笑いをして答えた。

 

「!? アンナ様離れて!」

 

 何処からか殺気を感じ取ったクシュウは、再びアンナに避難を促す。

 前方を見ると、図書館の正門の真ん中に、先程の謎の兵士と同じ甲冑を来た人物が三人立っていた。どうやら他にも仲間がいて、今こちらに到着したようだ。

 謎の兵士達は次々と剣を抜き、クシュウに向けて踏み込んだ。これにクシュウも剣を構え直す。

 

「上等だ! 行くぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

「撃て、撃てえ!」

「やめろ! でたらめに撃つな! 同士討ちになるぞ!」

「一斉にかかれ! ……ぎゃあああああああ!」

 

 数時間前まで美しく整えられた王宮の庭園は、今や血で染まった死闘の場と化していた。

 敵兵は一人。こちらの手勢は最初三百二十人であった。だがその数はその一人の敵兵によって半数近くが倒されていた。

 

 敵兵たる怪人は、大柄な図体に似合わぬ軽快な動きで、近衛兵や衛兵達を次々と斧で切り裂いた。魔法も銃弾も全てかわされるか、斧で受け止められる。敵に近接し魔法剣で直接攻撃しようとしても、斧でたやすく弾かれるか、叩き折られた。

 敵が人間でないのは明らかであったが、それでもこの身体能力はおぞましいものであった。

 

「皆一旦引け!」

 

 近衛隊長の言葉に、既に逃げ腰であった兵士達が、怖い犬から逃げ出す子供のように、一斉に怪人から距離を取る。

 同時に近衛隊長は、己の自慢の槍を地面に向けて勢いよく突き刺した。一連の行動に怪人は困惑したように動きを止め、近衛隊長の方に顔を向ける。

 

 槍が深々と土に潜り、隊長が独り言のように何事か呟いた瞬間、一瞬地面が揺れた。身体がグラグラと小刻みに震えるような奇妙な感覚を、その場にいる全員が感じ取った。

 

 地震か? と思われた時、怪人の立っている地面が爆発した。

 正確には怪人の立っている地点から直径十メールの範囲の地面が瞬時に砕け、小麦粉のように一斉に宙を舞い上がったのだ。

 

「埋まれえっ!」

 

 怪人の身体は大量の土と共に、空中に投げ出された後、重力に導かれて再度地面に戻っていく。そして怪人よりも上を飛んでいた細かい土が、上からドシャドシャと積み重なり、怪人は あっという間に生き埋めになった。

 

「皆攻撃態勢に戻れ! 奴が出てきた瞬間に一気に仕留める!」

 

 近衛隊長の土魔法で、一瞬は捕らえたが、あれで死ぬような相手とは思えない。

 

 近衛兵たちは敵が埋没した地点に向けて構えを取る。手錬れの近衛兵は、剣に魔法を放つための力を溜め、衛兵達は小銃を構えて、怪人の這い上がる瞬間を待った。

 だが予想外なことに怪人よりも先に、土から飛び出すものがあった。

 

「ぎゃあ!」

 

 目標地点の土が僅かに弾けたと同じく、一人の近衛兵が、何かに撃たれた。

 左胸に啄木鳥の巣のような綺麗な丸い穴が開き、傷口付近が黒く焦げて煙が浮いてきている。 近衛兵は何が起こったのか判らぬまま、グボッ! と血を吐き倒れた。

 

「なっ、何だ!」

 

 攻撃してきた者の正体は判っているのだが、隊長を思わずそう言ってしまった。

敵を生き埋めにした地面から、青い光弾が土をえぐって放たれ、魔法を構えていた一人の近衛兵に着弾したのだ。

 

 攻撃はそれだけでは止まず、地中から次から次へと光弾が飛び出る。

 正確に狙って発射されているわけではないようだが、敵の周囲には、兵たちが横に並んで密集し攻撃準備をしていたため、かなりの高確率で当たっていった。八発のうち六発が命中し、うち二発が前後に並んでいた衛兵二人分を貫いた。

 

 その光弾は、先程竜騎兵達を追い払った攻撃と同じものであったのだが、錯乱した兵士達にそれに気付くものは少なかった。

 

「全員地面に伏せろ!」

 

 近衛隊長は焦りながらも、兵達にそう指示を出した。

 光弾は地中から地上へ、上向きに放たれている。それならば射高を下げれば命中しないはずだと判断したからだ。

 兵の半数が命令に従い地に伏せ、残りは聞こえなかったのか、より遠くに一目散に逃げ出す。

 

 だがそれが敵に対し、大きな隙を与えた。

 突如、敵が埋められた地面の土が、少し盛り上がったかと思うと、いきなり怪人の上半身が地上に現れた。舞い上げられた土の雨が、周囲に一斉に降り注ぐ。

 

 そしてウサギのように飛び跳ねて、緩くなっていない隣の地面に、屋根から飛び降りた猫のようにスタッ! と降り立った。

 足元はまだ相当な量の土に埋まっていたのだが、どれほどの力があれば土の重量を乗り越えて、あれほどの跳躍が出来るというのであろうか?

 これに驚いた兵達が、攻撃を加えようと立ち上がる。だがその一瞬の隙に、怪人は馬の足に匹敵するほどの走力で、兵達の目前に接近していた。

 

「うわあああああああっ!」

 

 兵達はもはや我武者羅だった。無我夢中で怪人に剣で攻撃を加える。だがむなしくも、速度も力も圧倒的に勝る怪人の斧に、たやすく薙ぎ払われていった。

 

「このっ! 化け物めえっ!」

 

 近衛隊長が暴れまわる怪人に向けて、槍を構えて突撃した。

 槍の一撃は背後から怪人に直撃しようとしたが、気配に気付いていたのか、怪人は身体を右に大きく回転させて、槍の刺突を交わす。

 だがそれだけは終わらず、怪人の斧はその巨体と共に、弧を描くように回転し、振り返りざま近衛隊長の首を叩き切った。

 近衛隊長の首がダッチと同じようにスポーン! と空を飛んだ。

 

「たっ、隊長! うわあああっ! もうだめだ!」

 

 隊長の死と共に、兵達は泣き叫びながら逃げ出した。

 見逃す気は無いようで、怪人は背を向けて逃げ出す兵達に向けて、光弾を放った。

 

 怪人の左肩に装着されている銀色の短筒から、奇妙な発射音と共にその青い光弾が放たれる。怪人の左肩に付けられていた銃のような物体は、本当に銃だったのだ。

 

 その銀色の銃は、生き物のように左右に回転して動き、広い庭園の中を散り散りになって逃げ出していく兵達を次々と射殺していく。

 また怪人の仮面の左目の上の辺りから、蜘蛛の三眼のような赤い点光が放たれており、攻撃が当たる直前の兵に、必ず指しつけられていたが、その赤い光の意味は誰にも判らなかった。

 

 庭園は戦場から、殺戮の場へと変わり、阿鼻叫喚と化した。

 

 

 

 

 

 

「なっ! 何だあ!」

 

 クシュウはあまりに予想外な光景に、今日何度目かの驚愕を受けた。

 さっき自分がいた王宮の裏門はすぐ目の前にある。その裏門は現在大きく開かれて、何人もの衛兵がそこらからワラワラと飛び出し、必死になって逃げ出していた。

 

「ちょっと! 何があったんですか!」

「お前も早く逃げろ! 殺されるぞ!」

 

 クシュウは一人の衛兵の肩をつかんで問うものの、衛兵はそれだけ言ってクシュウの手を振りほどこうとする。

 

「待って! 陛下は!? 陛下は無事なんですか!?」

 

 クシュウは職務上、自分が一番安否を気遣うべき人物のこと聞く。

 

「知らねえよ! 離せ!」

 

 衛兵はクシュウの手を引き剥がし、再び街の中へ走り去っていった。

 

(どういうことだ!? 敵はさっき皆逃げていったのに!? さっき屋根を飛び越えていった奴? あれは味方じゃなかったのか?)

 

 あまりに多くの疑問にクシュウはしばし身体を固めてしまった。だが少しして、ふと気がついた。

 

「あああ! アンナ姫!」

 

 一緒にいたアンナは、周囲を見渡しても既にどこにもいなかった。

 


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