バカとテストと恐怖心 作:愚龍
「美波ちゃん何してるんですかぁ?」
という姫路の声が聞こえた。
クソッ・・お前も来たのか・・・。
「あっ、瑞希!FFF団も来たのね!ちょうど良かったわ。アキを見つけたのよ!!」
「ホントですか美波ちゃん!どこにいるんですか!?早くお仕置きをしましょう!!」
「「「「裏切り者には死を!!!!」」」
まだこいつらは・・・・!
またしても俺の堪忍袋の緒が切れそうになった、その時。
「アンタらは少し黙りな!!」
「が、学園長!?いつからそこにいたんですか!?」
「アンタらより前にいたよ!アンタらが吉井に対してやったことも知ってるよ!」
「わ、私たちはただ吉井君に躾けをしようと思っただけで・・・そうですよね?美波ちゃん」
「そ、そうよ!ウチらはアキの悪行を止めようとしただけで・・・」
はぁ・・・やっぱりお前らは自分に非がないと思っているんだな・・・。
「吉井の状態を見たのかい!?アイツは下手したら死んでたかもしれないんだよ!?」
「なっ・・・!?う、嘘よ!アキがあれぐらいで死ぬわけないじゃない!」
「そうです!FFF団の皆さんにいつもやられてるじゃないですか!」
「・・・・はぁ。アンタらには幻滅したよ。学園長として情けないったらないさね!アンタらの罰については話し合うから覚悟してな!」
「ちょ、ちょっと待ってください!親とか呼ばれたら困るんです!」
「知らないよ!自分がやったことがどれだけ愚かなことか思い知るがいいよ!」
そうして、学園長からの『宣告』を受けて島田たちは去って行った・・・・。
藤堂カヲルside
はぁ・・・・
アイツらも困ったもんだね・・・・
まさか、吉井に殺人まがいのことをしていたなんてね・・・・
「・・・学園長。」
「なにさね?」
アタシに声をかけてきたのは西村教諭だった。
「明日、19時より親への説明会を開こうと思いますが・・・」
「・・・分かったよ。世間にはどうみられるのか、思い知らせてやろうじゃないか。」
吉井、少なくともアタシはアンタの味方だよ・・・・。
藤堂カヲルside out
姫路side
どうしましょう・・・。
親に知られてしまったらほんとにここにはいられなくなるかもしれません・・・。
「瑞希ちゃん。どうしたの?青い顔して・・・?」
「お母さん・・・なんでもないですよ。」
「そう?-そういえば瑞希ちゃん。さっき学校から電話があってね、『明日説明会を行います』って言われたんだけど・・・瑞希ちゃん悪いことしてないわよね?」
私は心臓が飛び出すかと思いました。動揺で変な声になってないことを祈りつつ、
「わたしは何もしていません!信じてください」
といいました。お母さんは
「そうよね?瑞希ちゃんが悪い事するはずないものね。」
どうやら信じてくれたようです。私はホッとしました。
この異様な信頼関係は説明会で壊されることとなる・・・・。
瑞希side out
同時刻 島田家では・・・・
「パパ、ママ、ウチは何もしてないわよ?」
「美波には関係ないんだね?」
こちらも説明会のことについて尋ねられていた。
「嘘をついても明日分かることなんですからね?」
「だ、大丈夫だってば!何度言えば分るのよ!?」
この2人は自分の犯した罪に気付かないまま・・・・・・
「瑞希ちゃん!!貴方はなんてことを・・・・!」
「美波、僕たちは家族として情けないよ・・・・。」
だが・・・
「アキ・・・・アキのせいで・・アキのせいでぇぇ!」
「明久君が大人しくしていれば・・・・こんなことにはならなかったのに・・・」
「「「「吉井ぃぃぃ!殺してやる・・・・!」」」」
更に悪意は増幅し・・・!?
最近、自分には小説書けないんじゃないか、と思い始めた愚龍です!。
なんか、どんどん面白くなくなっていってますね・・・w
だれかフォローしてー。゚(゚´ω`゚)゚。ピー
それはさておき! 今回も読んで下さりありがとうございます!
これからも懲りずに作品だしてくので、応援よろしくお願いします!