バカとテストと恐怖心 作:愚龍
『俺の名は明久。つまりもう1人の自分ってワケ。』
俺は今の現状を説明している。が、
「吉井君を返しなさい!」
「明久を元に戻すのじゃ!」
などと奴らは好き勝手に言ってくれる。
元々広くない俺の心は簡単に折れた。
『お前らなんか大嫌いだぁぁぁ』
俺はそういうと心の中に意識をとばした。
『おい!明久出てこい!!』
「え・・・でも・・・」
と戸惑ったような声が聞こえたが、
『さっさと代われ!』
と俺は強制的に交代させた。
明久(仮 side out
明久side
皆がこっちをみている。うぅぅぅ、皆の視線が怖い・・・
「や、やぁ、あっちの僕が迷惑かけたみたいだね・・・?」
その途端
「本物の吉井君なのね!?」
「明久心配したんだぞ!?」
と涙を流さんばかりの歓迎(?)をされた。
「ご、ごめんよ皆。」
といってから、
「そういえばあの2人は?」
「ん?美波と姫路のことか?」
「あ、そんな名前だったんだ」
「あいつらは鉄人に連れて行かれたぞ。明久、あいつらには近づかない方がいい。」
「わかったよ。僕あの2人を見てると頭が痛くなるんだ。どうしてだろう?」
「まぁ、あ奴らにされていたことを考えると無理もないことじゃろう。」
「まぁ、とりあえず学校行こうぜ」
「「「「ОK」」」」
学校では・・・
何とも運の悪いことに姫路と美波、FFF団のメンバーが学校にそろっていた。
「ねぇ、最近アキってウチら以外の人と一緒にいるでしょ?それって許せないよね?アキはウチらのものなのに・・・!」
「そうです!私たち以外の友達なんてありえません!明久君は一生私たちと居るんですから・・・」
日に日に姫路たちは暗い表情を見せるようになった。
目はうつろで、うわ言のような言葉だけが漏れている。
「「ねぇ、あんた(あなた)たちもそうおもうでしょ?」」
だがそれに気づかないFFF団たちは
「「「「「「イェェェェェェェェッ!!!」」」」」」
と姫路たちに賛同していた。
「「「明久の不幸は我らの幸せ!!!」」」
それに満足したような笑みを浮かべると
「ねぇ、アキにお仕置きが必要ね♪」
そんな計画が立てられていることを明久たちは知らない・・・
明久side
僕は雄二たちに連れられて霧島さんが主席だというAクラスに来ていた。
「・・・・自由にしていいから。」
そういわれて僕はAクラスを見まわした。
すごいなぁ・・・
とても気持ちよさそうなソファに、タッチスクリーンが設備してある。
ふと、廊下を見やる。
すると・・・
「アキィ!いるんでしょ!?出てきなさい!!!」
「っ!まさか学校にいたとは!!」
「・・・吉井かくれて。」
霧島さんに連れられて椅子の下に隠れた。
「あっ!あんたたちアキをどこへやったのよ!?早くアキを差し出しなさい!」
「お前に明久を渡すものか!」
そこへ、
「あんたら何してるさね?」
「「「が、学園長!?」」」
「あんたらが吉井にやったことは許されることじゃないよ!」
更に学園長までも姫路たちは敵にまわし・・・!?
どうも愚龍です(*´ I `*)ノ
今回は短め&駄文です゚(。ノω\。)
ほんと見てくれた人ありがとうございます!
では、これからもよろしくお願いします!!