バカとテストと恐怖心 作:愚龍
遅くなってしまい申し訳ありませんでした!
――嗚呼、殺してやる殺して殺してコロシテ・・何になる・・?――
『-―キミも、報われない主を持ったね――やっと見つけたのにもうそこまで落ちてしまってたんだね』
誰だ・・・?何を言ってる?
『・・・。キミも。ホントは気づいてるんじゃないの?―――もう、自分一人だけじゃ、声。出せないんじゃない?』
「―――――――ッ!!」
『負の感情に憑かれて君も変わり果てた姿になってる・・・これ以上本能のままに動けばキミは今度こそ【飲まれて】しまうよ』
「―――ソ、デモ――オレ・・ハ――ッ」
『・・・キミの主はキミに人を殺してほしいと願っていたかい?暴力を振るってほしいと――そんな人間だったかい?――明久君は。』
「――――!!チ、ガ――ッ」
『今の明久君を救ってあげられるのはキミくらいなんだから――さあ、キミの大好きな主のもとへ・・・【感情】に飲まれてしまわないように。』
その姿の見えない【誰か】にありがとうと声に出す間もなく、意識が遠のいた――。
姫路side
「~♪ふふっ、今回は特別に手の込んだモノでも作りましょうか。うーん・・アップルパイとか作ってみましょうか♪」
「それにしても美波ちゃんってダメダメですね~wwあの程度で気絶するなんて・・弱っちいですよね~」
「私の方がもっと可愛いし、頭もいいし、スタイルだって格段に上ですし、まああの女に負けるって言う心配は皆無ですね♪―――それより、アップルパイの材料揃えないと・・・今回はいつもより刺激を与えてあげますから―――楽しみに待っててくださいね、明久君♪」
狼鬼side
『-―――――。』
・・ここは職員室・・か?体が重い。とにかく今の状態を確認しようと瞼を持ち上げた。
「あ、狼鬼さん起きましたか?」
『-――お前、は・・』
そう無意識に言葉にして・・小さく笑った。
――成程、明久を介してなら喋れるんだな、俺は、と。
「―――?夢見が良かったですか?・・・どうです?落ち着きましたか?」
『・・・まあ、お前の睡眠薬の所為で多少は、な。』
「それは良かったです。あのままだと人を殺めてしまいそうでしたし。」
「たとえ過ちを犯したのがあなたであったとしても、罪を被るのは――明久君の方ですからね」
――いつからだろうか。明久の体を使うことに抵抗を覚えなくなったのは。
――いつからだろうか。当然のように明久の体を操るようになったのは。
――いつからだろうか。俺が人を殺めれば明久の罪になると―――考えなくなったのは―――。
『ああ、そうだったな・・俺は・・明久に苦しい思いをさせたくないと思っていたのに・・俺自身が・・とんだ嗤い者だな、これは』
しかし。と狼鬼は考える。こんな事態に陥った元凶は――。
『明久の姉貴、死んだんだろ・・?』
そう。姉が殺された。これはどうしようもない事実であり――
「・・・?何を言ってるんですか、狼鬼さん。明久君のお姉さん――玲さんは」
「生きてますよ―――?」
side out&to be next・・・・。
皆様大変遅くなりました、愚龍と申します。
私のことはどうぞサンドバックにでもしてください。散々詰ってやってください・・!
今回短いです!いやいつもですけど!
あと美波ちゃんに庇護欲わいた?っていう謎の質問に丁寧に答えてくださりありがとうございました(笑)まあほとんどが怒りのメッセージでしたが・・(笑)いつもコメントありがとうございます!作者の動力はほぼコメントによって賄われております(笑)
皆様もうすぐハロウィンですね!ハロウィンの日に投稿するかも・・!しないかも!?