バカとテストと恐怖心 作:愚龍
やっと投稿できました・・・!
それではどうぞっ
明久side
『なあ明久。そろそろ学校に行ってみてもいいころじゃないか?』
『うえ!?い、いいの!?』
『・・まあ、ホントは家から出るなと言いたいところだが・・あれから学校に行ってないだろ?毎日退屈だろうしな・・それにクラスメイトがお前のこと忘れてるかもしれんしな』
『ホント優しいね、狼鬼!・・あと最後のは余計だよっ』
『すまんすまん冗談だ(笑)』
『・・・でも、大丈夫かな・・?』
『大丈夫だ。いざとなれば俺もいるし教師もいる』
『・・え?・・・・・ああ!そっちか!僕はてっきりクラスメイトが僕のこと忘れてたらどうしようって話だと・・』
『・・・はあ。お前はもう少し危機感を持った方が良いと思うがな・・』
『オーケーオーケー。じゃあ僕は明日に備えてもう寝るよ』
『・・なんかもういいか・・お休み・・』
「昨日はびっくりしたよ!まさか狼鬼が学校に行って良いって言い出すなんて」
『そうか・・?まあ、十分気をつけろよ。あいつ等に会わないとは限らないからな』
「あの二人か・・嫌だなあ・・」
『あいつらが反省しているそぶりを見せても絶対に口をきくな、許すな、すぐに逃げろ。いいな?』
「うん。分かったよ、十分気を付ける」
『その調子だ・・・っと、もうそろそろ行くか?』
「お、もうそんな時間か・・楽しみだなあ」
――――教室前にて――――
「ああどうしよう緊張するな・・大丈夫かな?」
『ま、とりあえず入ればわかるさ』
「そ、そうだね・・じゃ、入りまーす」
ガラッ・・・
「やあ皆!久し振り!」
「「「・・・・・・・・・・・」」」
何故かその瞬間騒がしかった教室が一瞬で静まり返った。
「あ、あれ?どうしたの皆?」
「なあ、あれって・・」
「明久来たのかよ・・サイアク」
「何で来るんだよ・・ありえねえ」
そんな声が聞こえてきて唖然となっている明久に突如大きな声が聞こえた。
「おいおい明久かよ!よくのうのうと来れたもんだよなぁ。」
「君は・・FFF団の・・のうのうとってどういうこと・・?」
「しらばっくれてんじゃねえぞオイ!俺らの姫路さんにあんな酷いことしておいてよく言えたもんだな」
「そうだそうだ!それに島田にも手を出しやがって・・許せねえ!」
「え・・ぼ、僕はあの二人に何もしてないよ!」
「ハ。こっちには証拠があんだよ」
そう言って彼は携帯を操作すると画面をこちらに向けた。そこには・・
「何・・この写真・・」
「言葉もねえみたいだな。これはとあるブログに載せてあったものだ。これを見てから・・お前への憎しみは殺意へ変わった!・・ちなみにここに居る奴らは俺と同じ考えだ」
「違う・・これは僕がやられたことだ!」
「まだとぼけるつもりか・・まあいい。おまえら明久を囲め。」
「「「おお!」」」
「な・・!?」
「俺はな・・姫路さんに気に入ってもらうにはどうすればいいか日頃考えてた。そこで見つけたのが・・あのブログだった。・・お前には感謝してるよ。お前を苦しめれば姫路さんに気に入ってもらえるんだからな!!」
『明久逃げろっ!!』
ガラッ
「明久!大丈夫か!!」
「・・ゆう、じ・・」
「おいおい雄二、折角いいとこだったんだからよお・・邪魔してくれてんじゃねえぞ」
「・・イカレているとはこのことだな・・おまえら、何しようとしてる?」
「あ?明久を半殺しにするに決まってるだろ」
「・・・・だとよ、先生?こいつらどうします?」
「あなたたちまでですか・・皆さんそこから動かないでください!」
明久sideout
姫路&美波side
―――ブログにて―――
《やっぱり明久が傷つくのは自分の身内に何かあったときだと思うわ。・・そこで皆に明久のお姉さんを痛めつけてほしいの。顔写真は一番下に載せてあるから、この人を見かけたら迷わず殴るなりして頂戴。あ、殺しちゃだめよ(笑)
協力してくれた人には・・何でもし・ちゃ・う・♪よろしくねっ》
「アキ・・あなたのお姉さんが苦しめられるのよ・・アンタのせいでね・・」
「ふふふ・・楽しみですね、美波ちゃん」
姫路&美波sideout
教職員side
「近況報告をします・・我々はついに島田、及び姫路の【考え】について知ることができました」
「それがこちらです。これは当ブログと我々のやり取りのスクリーンショットです。」
「なるほど・・・」
「これはもう学園だけでは対処できない大規模なものになるかも知れませんね・・・。」
「みなさんは各々しっかりとブログの見張り及びに島田、姫路の行動を監視するように」
「「「はい」」」
「ではこれで終了いたし「大変です!」」
「ついさっき島田らがブログを更新しましたが、その内容が・・・!」
「何・・!?明久君だけでは飽き足らず・・」
「これからの対処のについて考えていく必要がありそうですね・・」
教職員sideout
やっと更新することができました!
長らくお待たせさせてしまい申し訳ないです;;
楽しんでくれたら幸いです!!