バカとテストと恐怖心 作:愚龍
やっと更新できました・・・!
教員side
「これから職員会議を始めます―――」
「今回の会議内容は、言うまでもなく姫路、及び島田についてだ。何か情報のある先生は報告してください。」
「・・・はい。私の教え子その周辺の生徒から有力な情報がありましたので報告を。」
「どうぞ。」
「実は・・あの二人は新たに大規模なサークルを作るという情報が流れてきまして・・」
「何と!」「そんな・・まさか」「ありえません」
「お静かに!―――証拠としてこんなものが」
と、教員がスクリーンに映し出したものは・・・
「こんな・・酷すぎます・・・・」
今まで二人がやってきたことをまるで明久がやっていたかのように捏造した数十枚の写真だった。
「これが掲載されていたのは、とあるブログでした。そこには、明久君を中傷する言葉、及びサークルへの呼びかけが行われていました。」
「姫路と島田がここまで性根が腐っていたとは・・・」
「教員生活で初めてですよ、こんな生徒に出会ったのは。」
「・・・どうしましょうか、先生方」
「・・・・今回、理事長は判断を我々に任せた。我々は厳正に対処しなければいけない。」
「では、まず・・サークルに侵入するというのはいかがでしょうか?」
「そうだな・・サークル名は分かるのか?」
「はい。それについては調べておきました―――サークル名は・・
『Serial Killer』
というそうです。」
「『殺人鬼』・・か。物騒な名前ですね・・」
「では、侵入する手順を――――」
教員side out
美波&姫路side
「サークルへの加入者はいる?瑞樹。」
「すごい・・すごいです美波ちゃん!・・こんなにも私たちに共感してくれる人がいるなんて・・」
「当たり前じゃない。全部アキが悪いんだから」
「そう、ですね・・これで、学校なんて目じゃないですね」
「そうね・・あ、瑞樹、コメントが来たわよ」
「あ、はい・・ええと・・」
『初めましてKと申します。初めてこのブログを拝見させていただきました。この明久というやつはほんとに最低ですね。人間のクズです。こんなやつ、消えてしまっても問題ないと思いますよ。
つきましては、このサークルに加盟させていただきたいのですが、このサークルはどのようなことを行う場所なんでしょうか?できれば詳しく教えていただきたく存じます。それでは、返信楽しみにお待ちしております。』
「ふふふ・・この人も私たちと同じ考えの持ち主ね。瑞樹、活動内容を教えてやりなさい」
「はい、わかりました美波ちゃん」
実はこの〈K〉という人は教員なのだが、もちろん二人は知る由もなく・・・。
美波&姫路side out
明久side
「うう・・寝すぎて頭痛い・・・」
『起きたか明久。寝すぎるなんて普段はできない体験だ(笑)』
「狼鬼のせいでしょ、全く・・」
『その調子ならもう大丈夫だろ。飯でも食ってこい、最近全然食べてなかっただろう』
「あー・・そういえば」
『ちゃんとバランス考えて食べろよー』
「・・なんか狼鬼って何でも知ってるよね」
『まぁ、お前よりは博識だが・・』
「あぁはいはいどうせ僕の脳何てこんだけしかありませんよ」
『まぁそう怒るなって、冗談だよ冗談』
「あれ、姉さんから手紙だ・・風邪が直ったらちゃんと学校へ行ってくださいね、アキ君♡」
「・・・最後のハートの意味が分からないよ、姉さん・・」
『何というか、弟思いだな、お前の姉貴は』
明久side out
「これで終わりよ・・アキの生活も・・」
「アキ・・あなたのお姉さんが苦しめられてる気分はどう?」
「なんで、何でこんなことするんだよ・・・!!」
「吉井君、しっかりして!!」
to be next・・・・
長らく更新できなくて申し訳ありませんでした。
久方ぶりに文章を組み立てたので至らないところばかりだと思いますが、読んでくださってありがとうございました。
これからも不定期更新になるとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。