すた☆だす   作:雲色の銀

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第19話「笑顔」

 クラス委員の仕事が終わり、ゆたかと昼食を取った私はヅカ喫茶の衣装であるタキシードを手に取った。

 これは私に与えられた、相応しい仕事。例えそれが男装であっても。

 

『んじゃあ、ちょっと付き合え』

 

 着替えようと制服のリボンに手を掛けた時、かえでに誘われたのを思い出す。

 彼はいつもみたく半ば強引に、私を何処かへ連れて行こうとした。

 最初は断ろうとしたのだが、田村さんもいるとのことで、押し切られるように了承してしまった。

 どうして、彼はあんなに強く私に構うのか。力強いかえでの言葉に耐え切れず、私はさっきまで彼を避けていた。

 それなのに、新しく作った壁ですらかえでは乗り越えようとする。私にそこまで関わる価値なんてないのに。

 

「……付いていくだけ、だから」

 

 着替えようとする手を下し、私は教室の外へ出る。

 きっと、扉の前にはかえでが約束通り待っているのだろう。

 

「仲直り、なのかな……」

 

 今日は桜藤祭当日だ。衣装もないだろうし、きっとあの時の続きの話は出ないはず。

 仲直りの用事だったら、かえでと話してもいいと思った。

 最初は明るすぎる印象に苦手意識を持っていた。正直、今も少し苦手だ。

 決定的だったのは、自己紹介の時に名指しで笑わせることを宣言された時。まさか私が指差されるとは思わず、呆然としてしまった。

 以来、彼に付きまとわれるようになった。少しだけ迷惑だったけど、彼の真意を知ってからはちょっとだけ心を開けるようになった気がした。

 かえでは、私をしっかりと見てくれていたのだ。偏見も何もなく、単純に中身を見抜いてくれた。

 

「よう、来てくれたな」

 

 ドアを開けると、予想通り待っていたかえでがいつものように強い視線を浴びせてくる。

 今思えば、嬉しかったのかもしれない。偏見もコンプレックスも気にせず、ありのままの私を笑わせてくれようとしたことが。

 だから、彼を嫌いになりきれなかったのかもしれない。

 

 

 

 私は何も言わず、かえでの後を付いていく。

 かえでも、いつもならするであろう話を、居間だけは一言も喋らない。

 時折、こちらを見たりはするけれど、ちゃんと付いてきているかという確認だけで、進む足を止めない。

 何処へ行くつもりなんだろう。

 そう考えていると、かえではある教室の前でやっと足を止めた。

 

「ここだ」

 

 用があるのはこの教室らしい。

 ここは今日は使われていない、空き教室。なので、周囲を歩く人の姿もない。

 桜藤祭という賑やかなイベントから隔離されたこの部屋に、何があるのか。

 かえでがドアを開け、私も後に続いて入った。

 

「あ、来た来た」

 

 教室の中では、かえでが言っていた通り田村さんが待っていた。

 そして、彼女のすぐ傍にあったものに、私は目を見開いて驚いた。

 

「ジャジャーン! なんてな!」

 

 そこにあったのは、ゆたかの衣装と似たデザインの純白のドレスだった。フリルの付いた豪華なドレスは、色と相まってウェディングドレスのようにも見えた。

 かえでが私を連れてきた理由。それは、恐らくこれを私に着せる為。

 

「田村兄、グッジョブ! 流石、見込んだ通りの仕事だぜ!」

「いやいや~、兄も喜んで作ってたし、岩崎さんならきっと似合うよ!」

 

 盛り上がる2人のやり取りに、状況が読めてきた。

 かえでは、私用のドレスを田村さん経由でお兄さんに頼んだのだ。

 私は着たいだなんて言っていないのに。

 

「……戻る」

 

 かえではやっぱり強引すぎる。

 私は2人に表情を見せないよう、扉へ向かう。

 

「待て」

 

 けど、かえでの真剣な声で思わず止まってしまう。

 似合わない服より、皆が認める衣装で仕事をした方がいいに決まっている。

 それなのに、私は躊躇っていた。

 

「強制はしないって約束だから、無理矢理着せようなんて気はない。けど、これだけはもう一度だけ言わせてもらうぞ」

 

 かえでは私と出口の間に立ち、私の表情をジッと見つめてくる。

 駄々を捏ねる子供を叱る親のような眼で、私に訴えてくる。

 

「似合うだとか似合わないだとか、周囲の視線がどうだとか、そんなことは一切考えるな。着たいか着たくないか、自分の望みだけを感じて決めろ」

 

 かえでの強い言葉の一つ一つが、私の心に入ってくる。

 何時だって、私の内面を見て、分かってくれていた。

 例えボールが帰ってこなくても、帰ってくることを信じて彼は投げ続ける。

 そんな強さが、羨ましかった。

 

「……着ても、いいの?」

 

 思わず、口にしてしまった言葉。

 自分に似合わないことが分かっていても、試してみたくなってしまう。

 

「ここは桜藤祭と関係ない場所だ。だから、周囲の眼も気にする必要なし!」

 

 ああ、だから今日、こんなところで私にドレスを見せたのか。

 昨日までなら、学校内は桜藤祭の準備で忙しかった。私もかえでも、喫茶店やクラス委員の仕事があったし。だからこの教室も、もしかしたら使われていたのかもしれない。

 けど、今日は桜藤祭当日。私達のクラス委員の仕事も終わり、ここはただの空き教室になった。

 周囲と隔離された絶好の場所とタイミング。全て、私の為に用意してくれた。

 

「……着て、みたい」

 

 顔を真っ赤にして、私は自分に素直になってみた。

 

 

☆★☆

 

 

 僕達のクラスの出し物、占いの館は思ったよりも賑わっていた。

 適当なものから中々凝ったものまで揃っていて、お客さんも試しにやってみている人が殆どだからかな。

 

「レリーズ!」

 

 中でも僕、檜山みちるのタロット占いは一番人気になっていた。

 本当なら普通にタロットを並べて占うだけだったんだけど、泉さんやあきの意向で捲るカードを杖で叩く動作を入れることになった。

 おまけに、何故かフリル付きのピンク色の衣装も着る羽目になってしまった。

 どうしてこうなったんだろう?

 

「えっと、今日は落し物に気を付けてください」

「はい!」

 

 占いが終わると、お客さんである男性は嬉しそうにその場を後にした。

 しかし、すぐ次の男性が席に座る。

 僕の占い、何故か男性人気が圧倒的に強かったのだ。女性のお客さんも来るのだけど、占いそっちのけで写真を撮ったり、握手まで求めて来る人までいる。

 うーん、僕にはよく分からないけど、役に立ってるのならいいかな。

 

「おい、カード○ャプターが占いやってるって本当か?」

「マジだ。しかも中々可愛いぞ」

 

 外からの声に、注目を集めた僕は恥ずかしくなってきた。

 カード○ャプターって、この衣装のキャラクターだよね?

 というか、これ絶対女の子だよね?

 賑わっていて嬉しい反面、恥ずかしさと女装されられてる悲しさで複雑な心境になっていった。

 

 

「皆さーん、カード○ャプターさんはここで休憩に入りますので、すみませんが占いは一旦終わりにさせて頂きます」

 

 次の占いを終えると、みゆきがお客さんに大声で伝えてくれる。

 そういえば、そろそろ休憩の時間だっけ。あまりにも込み過ぎて気付かなかったよ。

 

「えぇ~」

「何だ、残念だな」

 

 みゆきのアナウンスに不満そうではあったけど、お客さんは素直に引き返していった。

 申し訳ないけど、僕もそろそろお腹空いちゃったから……。

 

「お疲れ様です、みちるさん」

「ありがとう。みゆきがいなかったらどうなってたことか」

 

 被っていた帽子を下ろし、助けてくれたみゆきにお礼を言う。

 みゆきがいなかったら、きっと桜藤祭の終わりまで引っ張りだこだったかもしれないね。

 

「いえ、みちるさんのおかげで他の方の占いも賑わっていましたし」

 

 みゆきの言う通り、僕の占いが終わってもまだ残って他の占いをやっていく人がいた。

 僕のおかげなのかは分からないけど。

 

「そうだ、お礼にお昼奢るよ。一緒にどう?」

「え、よろしいのですか?」

 

 高校生活最後の桜藤祭、僕は是非とも大切な幼馴染と回りたかった。

 本当はみなみとも回りたかったんだけど、クラス委員で忙しいみたいだ。

 お礼も兼ねてと思い誘ってみると、みゆきは頬を染めて尋ね返してくる。

 

「勿論。着替えるから、待ってて」

 

 流石にコスプレのまま回るのは気が引けたので、制服に着替えようとする。

 けど、置いておいた鞄の傍に置いておいた制服は何処にも見当たらない。

 その代わりに緑色の服と帽子、そして手紙が置いてあった。

 

「これって……」

 

 手紙には、あきの字で「貴様の制服は頂いていく。さらばだ、歴戦のコスプレイヤーよ」、泉さんの字では「学内回るんならこっちを着てね~」と書かれていた。

 歴戦のコスプレイヤーって……全然違うんだけど。

 そして、緑色の衣装をよく見ると、男性用の導師服のようだった。

 確かに、魔法少女っぽい服よりはマシかも……。

 

「お待たせ、みゆき」

「あ、みちるさ……どうしたんですか、その格好!?」

 

 突然、魔法少女から導師服に衣替えした僕に、みゆきは当然驚く。

 うん、仕方ない。仕方ないんだ。

 

「こういう訳で……」

 

 僕はみゆきにあき達の手紙を見せる。

 すると、事情を呑み込んでくれたのか、苦笑していた。

 

「まぁ、占い館の宣伝になるからいいんだけどね。変なところ、ないかな?」

 

 折角のお祭りだし、ポジティブに考え直すことにした。

 僕はみゆきの前で一回転する。長い袖がヒラリと舞って、服装自体は格好良く感じる。

 

「すごく似合ってます! 格好いいです!」

 

 みゆきは想像以上に褒めてくれた。あはは、そんなに褒められると、何だか照れくさいな。

 

「それじゃ、時間も惜しいし行こうか」

「はい!」

 

 服におかしいところもないみたいだし、僕達は早速桜藤祭を回ることにした。

 今度の衣装も視線を集めたけど、みゆきが喜んでくれたからいいかな。

 

 

☆★☆

 

 

 ドレスの着付けは田村さんに手伝ってもらった。

 かえでがそこまで考えていたのかは分からないけど、本当に田村さんが一緒にいてくれてよかった。

 

「……ありがとう」

「ううん、気にしなくていいよ。私も、岩崎さんのドレス姿見たかったし」

 

 田村さんも見たかったんだ。そんなに似合うものでもないのに。

 そういえば、田村さんは漫研の作業があって、喫茶店の方は手伝えないと言っていた。

 今、こんなところにいても大丈夫なのだろうか。

 

「田村さん、漫研の方は……」

「あー、石動君がいるから大丈夫……だと思う」

 

 田村さんは目を逸らしながら、苦笑いをしていた。

 石動君と漫研……繋がりがよく分からないけど、大丈夫ならいい。

 そうしている内に、ドレスの着付けが終わる。

 一体、私はどうなったのだろう。内側でまた不安が膨れ上がり、姿見を見ることが出来ない。

 

「綺麗……これは、予想以上だよ!」

 

 しかし、田村さんは私以上に興奮して褒めてくれる。

 本当に予想以上なのか、私はドキドキを抑えられないまま姿見に顔を向けた。

 

「え……」

 

 まず湧いてきた感想が、「信じられなかった」。

 姿見に移っていたのは、純白のドレスを身に纏った女性らしい自分。

 頬を朱色に染めて、恥ずかしそうに視線を揺らす。

 これが本当に今の私なんだろうか。

 

「どうぞどうぞ~」

 

 自分の姿に驚いていると、後ろの方で田村さんが勝手にドアを開けた。

 入ってくる足音に、私は慌てて振り返る。

 

「あ……」

 

 私の姿を見たかえでは、呆然とその場に立ち尽くしていた。

 そんな彼の姿も、何故か目を覆うピエロの仮面を付けていた。

 場違いなかえでの姿に、私は思わず笑い出しそうになる。

 

「……似合わなかった?」

「あ、いや、んなことは全然なくてだな! 思っていた以上に似合い過ぎていたというか、滅茶苦茶綺麗で驚いたというか!」

 

 驚き過ぎたかえでは、必死に私を褒めようと慌てて言葉を出そうとしていた。

 彼は一体何をしているんだろう。自分で散々進めておいて、いざ着てみたら見惚れてしまうなんて。

 

「ぷっ、ふふ……」

 

 赤くなって狼狽えるかえでの姿が珍しかったのと、慌てた拍子にピエロの仮面がズレたことで、私は思わず吹き出してしまう。

 

「岩崎さんが、笑った……」

 

 あまりにおかしな光景の所為で、田村さんが指摘するまで気付かなかった。

 たった今、かえでは漸く私を笑わせることに成功したのだ。

 

「……っはは。やーっぱ、俺の思ってた通り。いや、それ以上だ」

 

 ピエロの仮面を戻したかえでは、腕を組んで頷く。

 何が想っていた通りなのか、私は笑いながら首を傾げる。

 

「な、何……?」

「みなみは、笑顔の似合ういい女だってな」

 

 真顔で恥ずかしい台詞を言われ、私は今度は顔を真っ赤にしてしまった。

 彼はいつもそうだ。私を偏見も何もなく、純粋に女として見ていた。

 周囲とは違う視線に戸惑っていたのは、きっと私も彼を意識していたから。

 恥ずかしくて、でも嬉しくて。けど、自分に女としての自信がなかったから気付けなかった。

 私は彼を気にしながら、真っ直ぐな強さに惹かれていったのだと。

 

「かえで、ありがとう……」

「俺は、感じたことをやったまでだ」

 

 考えるのではなく、感じる。

 彼が口にしていたことの意味、漸く分かった気がする。

 だから、私も感じたことをもう一度だけ言葉にしてみた。

 

「かえで……その、貴方のこと、好きです……」

 

 言っている途中で声が細くなってしまう。

 でも、想いは伝わったようで、かえでは仮面を外してニッコリと笑った。

 

「俺もだ。ずっと、お前が好きだった」

 

 そして、かえでは私を抱きしめる。

 壊れ物を扱うように優しく、しっかりと。

 苦手だったはずの強さが、今はとても恋しく感じた。

 

 暫くの間抱き合っていると、私はかえでが言ってたことに気付いた。

 ずっと好きだった。けど、かえでは何時から私が好きだったのだろう。

 

「かえでは、何時から……」

「会った時から」

 

 全部言わなくても分かっていると言いたそうに、かえでは答える。

 彼は、会った時からずっと私を好きでいてくれたのか。私はまたかえでに驚かされる。

 

「一目惚れって奴だ。恥ずかしいから一回しか言わないぞ」

 

 なんと、かえでは私なんかに一目惚れをしていたと言うのだ。

 じゃあ、自己紹介の時に私を名指しした時も、ずっと私を笑わせようとしていた時も、既に私に恋していたんだろうか。

 

「好きでもない奴に、名指しして笑わせるなんて言わねーよ。最初っから好きな奴の笑顔が見たくてやってたことだ」

 

 かえでの真の行動原理が漸く分かり、私は驚きと嬉しさで胸がいっぱいになった。

 それで実際に笑わせたのだから、かえでは本当にすごい。

 

「嫌いになったか?」

「……ううん」

 

 今度は私の方からかえでに腕を回した。

 こんなにも私を想ってくれて、頑張った人を嫌いになんてなれない。

 改めて結ばれた私達は、抱き合ったままキスをしようとした。

 

「あ、あのー、私のこと忘れてませんかねー……」

 

 その時ずっとこの場にいた田村さんが目に入り、やっと我に帰った。

 途端に恥ずかしくなり、顔から火が出るくらい真っ赤になる。

 

「いや、そ、その……」

「わ、悪い! 忘れてたけど決して忘れてた訳じゃ」

「いいよ、お邪魔虫は消えるから。後はご自由にどうぞ~」

 

 私達を冷やかすように教室から出る田村さん。

 後でゆたかやクラス中に言いふらされるのだろうか。

 

「と、とりあえず。戻んなきゃな」

「……うん」

 

 私にはまだヅカ喫茶の仕事が残っている。

 ドレスに別れを告げるのは惜しいけど、もう男装をしてもネガティブな思考に陥ることはない。

 自分は女であることが、素敵な彼氏と共に証明されたのだから。

 

「これから、よろしくな。みなみ」

「……こちらこそ」

 

 微笑みを交わして、かえでは教室から出て行った。

 ……着替え、一人で出来るかな?

 

 

☆★☆

 

 

 窓から見える空が黄昏色に染まり、桜藤祭も終わりが近付いてくる。

 これで高校生活最後の学園祭も幕だと思うと、寂しい気もするな。そこまで思い出もないけど。

 

「楽しかったね、はやと君」

 

 それでも、今年は横に恋人がいてくれたおかげでかなり楽しむことが出来た。

 戦利品を持って笑顔のつかさを、優しく撫でてやる。

 イチャイチャしながら歩いていると、屋上に繋がる階段まで来る。周囲を見回すと、誰もいない。

 これはチャンスなのではないか?

 

「つかさ」

 

 俺はつかさの華奢な体を抱き締める。

 一瞬、つかさはビクッと体を震えさせるが、俺のやりたいことを分かったようで、大人しく顔をじっと見つめてくる。

 

「保留にしてた奴、ここでいいか?」

「うん……」

 

 結ばれてから一ヶ月以上が経った。もうそろそろ、キスしてもいいだろう。

 緊張を解くようにつかさの頭を撫で回す。つかさの方は目を強く瞑り、顔をこちらに向けて待っている。可愛いな、クソッ。

 心臓をバクバクさせながら、俺はつかさに近付いて行き……。

 

「わっ!?」

 

 口が触れる寸前で携帯が鳴り出した。

 ムードをぶち壊され、俺はイラつきながら電話に出る。

 一体誰だ、こんな時に空気の読めない真似しやがったのは!

 

「もしも」

〔はやとか!? 今すぐ教室戻って来い!〕

 

 電話の相手はあきだった。これで下らない用事だったら二、三発殴るところだ。

 しかし、何か様子がおかしい。

 

「どうした?」

 

 あきの慌てぶりから、よからぬ事件が起こったのかと尋ねる。

 だが、状況は俺の予測を超えていた。

 

〔みちるが倒れた!〕

 

 勿論、悪い方向に。

 去年の父さんといい、俺の桜藤祭は静かに終わってくれないらしい。

 




どうも、雲色の銀です。

第19話、ご覧頂きありがとうございました。

今回は桜藤祭、後半でした!

そして、かえでとみなみが結ばれました!
かえでがずっとみなみを構っていたのは、実は最初から一目惚れしていたからです。
コンプレックス持ちのみなみにはこれくらい実直な奴が相手にいいかと思いました。真っ直ぐすぎる気もしますけど。
何でコイツが主人公じゃないんだろう……?

次回からは、いよいよみちる&うつろの話です!


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