【ARIA】 その、いろいろなお話しは……(連作)   作:一陣の風

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第11話 PART-3

「ゴンドラ、出まあ~す!」

晃の声がトラゲット乗り場に響きわたる。

 

「きゃあああっ。 晃さん! 晃さんよおおっ!」

 

女性客の黄色い歓声が上がる。

その場が、いっきに『魔女の大釜(大混乱)』へと加速してゆく。

 

 

 

 

 

『Traghetti』 PART-3  [ Tenpo del Bambino ]

 

 

 

 

藍華と晃の姫屋・師弟コンビが操るゴンドラは、二人の性格のそのままに、豪快に波を切って運河を渡って行く。

 

 

「わあっ。 ホントにホントだわっ。 晃さんがトラゲットしてるううう!」

「信じられない~い! あの晃さんに、こんな所で会えるなんて!」

「きゃあああっ。 私、私。トラゲットに乗る。今すぐ乗るぅ!」

「もちろんよぉ。 何回だって乗ってやるわ~あ!」

「ああ~ん。 あ・き・ら、さぁぁぁああんんんっ」

 

そんな大騒ぎする彼女達に晃は、そっと、やさしく微笑みながら答えた。

 

「お客様方。あまり騒がれますと、他のお客様へのご迷惑ともなります。 どうかお静かに。 …それと」

「そ、それとぉ?」

「これ以上のことは、二人っきりのゴンドラ・クルーズの時に…ゆっくりと……ネ」

「きゃあああああああああ☆」

悲鳴が、怒涛のごとく広がってゆく。

 

 

「でた。 必殺レディ・キラー……」

 

ゴンドラを操舵しながら、藍華がつぶやいた。

 

客を…おもに男性客をぎりぎりまでおちょくる(他の美人ウンディーネに、目を奪われた新婚カップルのだんなに、『見とれてどうする…』

と耳元でささやいたり、女性客用に買った薔薇の花を、カルメンに見立てて、男性客の口に押し込んだり)

「客いじり」と並んで、これぞ、晃をトップ・プリマへと押し上げた、究極の接客術。

 

その名も「レディ・キラー」っっ。

 

もともと、男装の麗人っぽい『イケメン』な晃が、その美貌とクールな瞳で、声優の皆川純子ばりの甘い声でささやくように言えば、

大半の女性客は、まるで魂を吸い取られたかのように、晃にメロメロになってしまうのだ。

 

 

 

気がつけばゴンドラの中は、女性客でいっぱいになっていた。

 

「おおいっ。 店はどうするんだあ!?」

「おい。母ちゃん。 お願いだから帰ってきてくれぇ!」

「うわん。 客も店員も取られたあああ!」

 

屋台や、お店の亭主達の泣き叫ぶ声が、切実に響いては消えてゆく。

 

 

「やっぱり、晃さん…『クリムゾン・ローズ(真紅の薔薇)』はスゴイですねぇ… この辺一帯の屋台や、お店から、お客さんはおろか、ウエイトレスさんや、

 女将さんまで、女性は、ひとりもいなくなりました。 みんな競うように、晃さんのゴンドラに乗ろうとしてます…」

杏が感心したように言う。

 

「あは…あははははは……」

藍華はただ、笑うことしかできなかった。

 

 

 

「うおっ。 なんだこの騒ぎは? うわっ。がちゃぺん!?」

「がちゃぺん、言うなあ! このポニ男っ」

 

反射的に怒鳴り返すと、藍華は声のした方を睨みつけた。

が、次の瞬間。 藍華のその顔が、デレっとなる。

「アルくん……」

 

そこにはサラマンダーの暁。シルフのウッディー。 

そして-

「あれ、藍華。 トラゲットをしてるんですか?」

 

ノームのアルが、にっこりと微笑んでいた。

 

 

サラマンダー・火炎乃番人は、このネオ・ヴェネツィアにおいて『浮き島』と呼ばれる、空に浮かぶ人工島で大気や気温の操作を行う、オペレーター、操作員のことだ。 

 

シルフ・風追配達人は、車の乗り入れが禁止されているネオ・ヴェネツィアで、エア・スクーターに乗り、郵便以外の配達物を取り扱う、宅配人のこと。

 

最後に。

ノーム・地重管理人は、地下の巨大な施設の中で、このアクア全体の重力を1Gに保つ仕事をしている地重の番人。

 

サラマンダー。 シルフ。 ノーム。 それに水先案内人である、ウンディーネ。

この四種の職業が、ネオ・ヴェネツィアにおいて、四大妖精と呼ばれる、代表的な職業だった。

 

そんなノームの、アル。

アルバート・ピットは、藍華の相思相愛の想い人でもあった。

 

 

「ちょうどよかったです。 はい、これ」

「…え?」

「前に頼まれていた、僕の部屋の合鍵です。どうぞ」

そう言って、微笑を崩さぬまま、アルは藍華の手を取って、鍵をその手の中に包み込むようにして渡した。

 

「アルくん……」

ちょっぴり頬を染めながら、鍵を受け取る藍華。

 

「『Key』だけに、取り扱いに『キィ』をつけてくだい。 なんてね」

そんな「ハート」なムードを、彗星の彼方に放り投げるかのように、アルお得意の駄洒落が炸裂する。

 

「だああああ! おやぢギャグ禁止!」

たまらず、藍華は叫んだ。

 

「ええ~藍華。 こ、これは、鍵の『Key』と『気を付けて』とを重ねた、マン・ホームに伝わる高等古典で…」

「禁止っ。禁止ったら禁止っ」

「えええ~」

 

 

   「『 ふほほほほほお? 』」

 

突然、暁とウッディが妙な声を上げた。

 

「聞きましたか、ウッディさん。 今、アルのヤツ。 がちゃぺんさんを、藍華って呼び捨てにしましたよぉぉ」

「そうなのだ、あかつきん。 しかもアルのヤツ、彼女に自分の部屋の鍵を渡していたのだぁ……」

「ふへへ……」

「ほへへ……」

 

そして-

 

   「『 うふへへへへへへほほほほぉぉぉ 』」

 

二人は、藍華を上目使いに見上げながら、曰くあり気に笑い出した。

 

「う。うっさい! うっさい! うっさああああああああああああああああああああああああああああああああああああい!」

藍華が顔を真っ赤にして叫ぶ。

 

「そこの二人、変な笑い方、禁止ぃ! アルくんも、恥ずかしいこと禁止ぃ!」

「ええええっ。 そんな藍華。 恥ずかしいことって…」

「おやまあ、また呼び捨てにしましたよ。 ウッディさん」

「いやあ、若い二人っていいものなのですねえ。 あかつきんさん」

 

「ぎゃあああああっス! 禁止! 禁止! 禁止いいい!!」

大声でわめき散らす藍華。

その様子を、杏はきょとんとした顔で。 ヒメ社長は、小さくタメ息をつきながら見守っていた。

 

 

 

「ほへ? みんなどうしたんですか?」

のんびりとした、間のぬけた声が聞こえた。

 

「灯里?」

「あれ、灯里ちゃん」

「おや、アリア社長も」

「ぷいにゅ~んん」

 

「おおっ。 もみ子か!」

暁が、灯里のサイドにたらした髪の毛を引っ張りながら、必要以上に大きな声で叫んだ。

 

「もみ子じゃありませんよ~ぉ」

灯里は困ったような声をあげた。

 

 

もみ子……ではなく、水無 灯里(みずなし あかり)

-は「アクアマリン(遥かなる蒼)」の通り名を持つ、ARIA・カンパニーのプリマ・ウンディーネ。

絶大な人気を誇った「スノーホワイト(白き妖精)」、アリシア・フローレンスの、ただ、ひとりの弟子。

灯里のプリマ昇進と同時に「寿」引退したアリシアのあとを継いで、ARIA・カンパニーの経営まで引き継いだ、

今、注目のウンディ-ネ。

 

「水無灯里のゴンドラは、小さな、もうひとつのネオ・ヴェネツィア」

と呼ばれるほどに、彼女のゴンドラ・クルーズは、のんびり、ゆったりとした、そんなネオ・ヴェネツィアの時の流れを感じさせる、

優しく、静かで、穏やかな気持ちにさせてくれるクルーズとして、人気があった。

 

 

「では、このりっぱな、もみあげはなんだと言うのだ? お前はもみ子だ。 もみ子で充分。 もみごぐわぁぶ!?」

突然、暁が足を押さえて悶絶し始める。

「もみ子。もみ子って、うるさい!  暁さん。ちゃんと灯里さんって呼んであげてください」

「アイちゃん?」

 

黒い服に、黒い髪。 赤いリボンが印象的な少女が、腕を胸の前で組みながら、ふくれっ面で立っていた。

 

「アイちゃん。こっちに来てたんだ」

「はい。藍華さん。お久しぶりです。 アルさんや、ウッディさんも」

「おや。アイちゃん。 お久しぶりなのだ」

「アイさん。 いらっしゃい。 お久しぶりですね」

 

「お、俺には挨拶なしかい…」

暁が、向こうズネを押さえながら呻いた。 アイに思いっきり、蹴り飛ばされたのだ。

アリア社長が、ぷいぷいっと、暁の頭に登ってゆく。

 

アリア社長は、先ほどのヒメ社長と同じ、ARIA・カンパニーの社長猫。

 

「ダイエットしないと、糖尿になっちゃうわよ」

-と、世の中年男性なら、その魂をもえぐり取られるような言い方をされる、太くて大きな白い猫。

だが、その通り。

彼の「もちもち・ぽんぽん」(お腹のことだ!)は、とてもやわらかく気持ちいい……

 

地球猫のヒメ社長と違い、火星猫であるアリア社長は、長命で知能も高く、しゃべれることはできないものの、

人の言葉や気持ち、想いなども、充分、理解することができる、素敵な猫さんだ。

ちなみに、ヒメ社長に、でっかいラブだったりする。

悲しいくらい、まったく相手にされていないが……

 

「灯里さんを、未だに、もみ子呼ばわりする、へたれな暁さんなんか、知らないです」

 

アイが、怒りながら言う。

「な、なにおおお!」

「つーんっ」

「うわっ。 腹立つぅ!」

 

「そこまで言うんなら、ほら、ちゃんと、灯里さんって名前で呼んであげてください」

「うっ。 うおお… そ、それは……」

「ほら、やっぱり、へたれです」

「な、なにおおお! 言ってやる。 それぐらい、大丈夫たる俺様は、なんなく言ってやるさあ!」

「へえええ?」

 

アイが企んだように笑った。

「じゃあ、言ってみてください。 あっ、灯里さんの顔見ながら、ちゃんとだよ!」

 

「おう!」

暁は、髪の毛を、やっぱりしっかりと握りながら、真正面から灯里の顔を見据えた。

「はひっ……」

灯里の顔が紅くなる。

つられて暁の顔も、少し紅くなって…

 

「あ…あ、あか……」

「はひっ……」

 

「う…あ…あか…ほう、ああ…あか… あか…はほ。 えふ…あ、あか…あか…いぃぃい」

「は、はひいいい……」

 

しどろもどろに、訳の分からない言葉を繰り返す、暁。

妙におどおどして、下ばかり見ている灯里。

そのまま二人は『フリーズ』の呪文でもかけられたかのように固まって………

 

「やっぱり、へたれっ」

-ドガスッ

「げぶふぅっ!」

 

アイは暁のスネを蹴飛ばしながら叫んだ。

 

「ぐおおおっ。 て、テメぇ、な、何しやがるぅ!」

「つーん」

「がああああ!」

「あ、暁さん、落ち着いて、落ち着いて… アイちゃんも本気じゃないですから……」

あわてて灯里が間に割って入る。

 

「もう、灯里さんってば…せっかく名前で呼んでもらえるチャンスだったのに… ホントに天然なんだからぁ」

 

そんな灯里にアイは、小さくタメ息をついた。

気がつけば、まわりにいた全員が -アリア社長やヒメ社長も含めて- 同じようにタメ息をついていた。

 

 

 

「灯里ちゃん。この、お嬢さんは?」

杏が訊ねる。

 

「あっ、そっか。 杏さんは初めてでしたよね。 この子はアイちゃんです。 私のお友達です。

 マン・ホームから遊びに来てるんですよ」

「初めまして。アイです」

アイが行儀よく、頭を下げる。

 

アイは、マン・ホームに住む、ミドル・スクール6年生の女の子。

二年前、まだシングルだった灯里のゴンドラに、無理矢理乗り込んだ彼女は、藍華をも巻き込んで、大騒動を引き起こした。

 

が、結果、それまでのネオ・ヴェネツィアとウンディーネに対する誤解を解き、逆にAQUAの魅力に獲りつかれることになった。

 

特に灯里と仲が良く、年越しや、カーニバル、レデントーレといったイベントにも、特別なお客様として、ARIA・カンパニーにホーム・ステイするほどの間柄だった。

 

 

「初めまして。私は、オレンジ・ぷらねっとの夢野杏です。 よろしくね。アイちゃん」

「あ、はい。よろしくお願いします。 って…杏さんは、もしかして灯里さんが、トラゲットをした時の……」

「え? うん。 そうだよ。 灯里ちゃんとのトラゲットは、とっても楽しかったよ。 知ってるの?」

 

「はい。 私、灯里さんから聞いてます。 あの時、杏さんのお話には、とっても勇気をもらえたって」

「え?」

「あ、アイちゃん……」

灯里があわてて止めようとする。

 

けれど、アイは、そんな灯里にかまわず、なぜか自慢気に話を続けた。

 

 

「灯里さん言ってました。あのとき、杏さんが言ってた『やわっこく』って言葉に、たくさんの想いと元気をもらったって……

 もっと前へ、前へ。 って、そんな気持ちにさせられたって」

 

「えっ。 そ、そうなの? わ、私はただ、自分の感じたままを話しただけで…あ、ありがとうございます……」

 

杏が照れたように、頭を下げた。

 

「いえいえ、そんな。 こ、こちらこそ、ありがとうございます」

灯里もなぜか、ふかぶかと、お辞儀を返す。

「あっ、いえいえ」

「はひ、いえいえ」

 

その後、杏と灯里は、たっぷり五分も互いに、お辞儀を繰り返していた。

 

 

                                           

「おおっ。 灯里ちゃん。 いや、アクアマリン。 お前も来たのか」

「あ、晃さん」

「わあい。晃さんだぁ。こんにちは」

 

アイが嬉しそうに笑う。

 

「やあ、アイちゃん。 お久しぶり。 一段と、キレイになったな」

晃は、アイの頭をなでながら言った。

 

「晃さん……」

アイが頬を紅に染め、瞳を潤ませる。

 

スプラッシュ! -命中。撃墜!-

 

藍華は胸のうちで、つぶやいた。

 

晃・E・フェラーリ。

振るう刃は、相手を選ばず、小女といえども容赦なし! 

恐るべし、彼女のその名は『レディ・キラー』………

 

 

「おい、灯里。 いまからお前もトラゲットをさせてやる。 さあ、心おきなく、漕ぐがいい」

晃が灯里に、まるで宣言でもするように言った。

 

「へ…? 私が、トラゲットを? で、でも……」

「あ、晃さん。 そんなっ。 いいんですか?」

「すわっ!」

「はひぃぃぃ?」

「ぎゃああス!」

 

灯里と藍華のとまどいを、ひと言で粉砕して、晃が言った。

 

「嫌なのか?」

「い、いえ、決して嫌じゃないです…どちらかと言えば、やりたいですけど…でも、でも…あの、なんでですか?」

「ああ…灯里。 それは、つまり……」

 

藍華が今朝からのことを説明しだす。

 

「緊急避難的処置……」

 

「そうだ。そうゆう訳だから、お前も漕げ。 責任は私が持つ」

「あの……」

「ん?」

「ホントにいいんでしょうか?」

「灯里さん!」

 

躊躇する灯里の制服の裾を、アイが引っ張った。

「え、なっ、なに? アイちゃん」

 

「私、灯里さんのトラゲット、乗りたい……」

アイがすがるように言う。

 

「ほへ?」

「私、灯里さんのトラゲット乗れなかった。プリマな灯里さんのゴンドラには乗れたけど、トラゲットのゴンドラには……」

「アイちゃん……」

「だから私。 私、灯里さんのトラゲット、乗ってみたい!」

 

そのひと言に、灯里は、あっさりと陥落する。

 

「決まりだな」

晃が勝ち誇ったかのように笑った。

 

「よし。 水無灯里。 いや、アクアマリン。 今からトラゲット要員を命じる」

「は、はひ! わ、分かりました」

 

晃からオールを受け取りながら、灯里は力強く言い切った。

 

「水無灯里。 トラゲット、行きまあーす!」

「わああい☆」

アイの圧勝だった。

 

晃はそんなアイに -Good Job!- というように、親指を立ててエールを送る。

アイはウィンクで、それに答えた。

 

 

「よし。じゃ、今の内に、杏くんと、藍華は食事に行ってこい」

「えっ、いいんですか?」

 

驚く藍華に、晃は、色気のある、だが、いたずらな微笑みを浮かべながら言った。

 

「ふふん。 藍華。 お前はアルと食事してこい。 二人っきりでな……」

「え? あっ、晃さん?」

「なに、遠慮することはない。 いつも頑張っている、自分へのご褒美だと思えばいい」

「晃さん…あ、ありがとうございます」

藍華の顔が真っ赤に染まる。 目には、うっすらと涙が浮かんでいた。

 

 

「うおおっ。 やっぱりこいつは、兄貴だあっ」

 

暁が、昔の浮き島での、晃との対決を思い出したかのように、驚嘆して叫んだ。

 

「だあ・れえ・があ、兄貴じゃああ! ったく、ほら、ここは任せて、行った行った。 杏くんも、ゆっくりとしてきていいぞ」

「あ、でも」

 

杏が不安気に訊ねた。

 

「本当に大丈夫ですか? 私までいなくなって……」

「大丈夫って言ったろ。杏くん。 灯里ちゃんもいるしな。 それに、 実はもうひとり助っ人を頼んであるから……」

「それってもしかして………」

「ああ。 アリスちゃんのこと話したら、ぶっとんで来るってサ」

「……ははははは」

杏の笑みは、ひきつっていた。

 

こうしてトラゲットは、また新たな展開を迎えるのであった………

 

 

 

 

            Essere Continuato (つづく)

 

 

『Traghtti』 PART-3 [ Tempo del Bambino -子供の時間 ] -La' fine

 




 野暮なお話し。

生「Smaile Again」は良かったなぁ♪
さてまた最初から聞き直すか。

 以上、野暮なお話しでした!(ジャンピング土下座)


 後書きのような、なにかー

最近。「無責任」の他に「泥沼」作家を名乗り始めた、一陣の風です。
先月はその「泥沼」のせいでUPができませんでした。
本作をお待ちいただいている、一千万読者のみな様(いないいない)お待たせして申し訳ありませんでした(待ってない待ってない)
どうかこれに懲りず、これからも御贔屓にしていただければ幸いです。
まだ梅雨はあけません。
あけませんが、あければまた、あの暑い夏がやってきます。
どうかみな様、ご自愛ください。

 それではいずれ、春永にー

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