装甲正義!織斑 一夏   作:nasigorenn

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今回はさらに『ド甘』!!
ていうか殆どエロ回に………。


山田先生が頑張るお話 その2

 真耶さんの試合が始まり、俺は早速応援することにした。

と言っても、向こうに俺の声が聞こえていると言うわけでは無いのでただ見守る事しか出来ない。

それが歯がゆくて仕方ない。いつもは戦う側の人間だったので、こうして応援側に回ることがなかったが、ここまで心細いものだとは思わなかった。

そのせいでそわそわしてしまう。

 

「織斑君、落ち着きなさいよ。心配しているのはわかるけど」

「す、すみません…」

 

落ち着いていないことを見破られ、会長に言われてしまった。

分かってはいるのだが、やはり心配で仕方ない。誰だって恋人が戦っていれば心配になるのは当たり前、しかも真耶さんは戦いには向かない優しい性格の人だ。

きっと相手を気遣って手が緩んでしまうだろう。それが元で怪我をしないか心配なのだ。

 

「世界を騒がし、今じゃ一流の強さを誇る武者様がこうも落ち着かないなんてね」

「そう言われても、自分が戦うのと大切な人が戦うのを見守るのとではまったく違いますから。武者として戦うときは精神を正常にしていないと隙を突かれますから。それは時に致命的になり、死に直結します。だけど、それとこれとは話が別ですよ。あぁ~、大丈夫かな」

 

そう聞いて会長は苦笑する。

言いたいことは分かるんですけど、それでも………

そんな風にハラハラしながら真耶さんを見る。

試合開始と共に打鉄の近接ブレードを展開した榊原先生が真耶さんに斬りかかる。

その表情は鬼気迫る迫力があり、少し怖かった。

真耶さんはこれを身を逸らすことで避けると、反撃に近距離からアサルトライフルを撃ち込む。

それをシールドで防ぎつつも、榊原先生はさらに接近して近接ブレードを振るう。

その剣筋は結構良い線をいっている。武者に比べれば甘いが、それでもISで行う攻撃では上手い。

箒達でも避けられるか分からない斬撃。だが、真耶さんは表情を変える事無くその攻撃を捌いていく。その技量は初めて会って試験で戦った時に比べると格段に上がっていた。

そのことに素直に驚いていると、今度は真耶さんの方から仕掛けた。

一端武器を収納すると、何と無手で相手に掌底をたたき込んだ!

 

「「「なっ!?」」」

 

それを見た俺達は驚き声を上げてしまった。

ISは確かに近接兵装で戦うこともあるが、だからといって素手で格闘戦をすることは基本無い。

別に出来ないわけではないが、単純に威力が低いので行う人は少ない。だが、相手よりも距離を詰めたインファイトは一方的に展開を勧めることが出来る。

現に榊原先生は近接ブレードを上手く振るえず、真耶さんに一方的に攻撃されていた。

 

「山田先生は射撃が得意なはず……なのに何で……」

 

更識さんが不思議そうにしていた。俺も同意見である。

真耶さんの戦闘スタイルは射撃による安定した戦い方だ。それが真逆こんなふうに戦うとは思わなかった。

しかも………

 

「えぇい!!」

 

そんな声が聞こえてきそうな顔で真耶さんが回し蹴りを放って榊原先生を吹っ飛ばす。

 

(あれは凄く甘いから分かりづらいけど、『吉野御流合戦礼法、逆髪』か……)

 

まさか見よう見まねでやろうとするとは思わなかった。

さらに追撃で回転式グレネードを展開して榊原先生へ連射した。

榊原先生は体勢を整えようとしたところでグレネード弾に襲われ爆発に飲み込まれた。

それとともに鳴り響く試合終了のブザー。

 

『勝者、山田 真耶!!』

 

その放送が入ると、真耶さんは俺に向かって満面の笑みで両手を振る。

 

『やりました、旦那様ぁ~~!』

 

そう聞こえてきそう程の喜んでいて、それを見た俺は真耶さんに微笑み返した。

自分の恋人がこうも成長しているとは……怪我をしないか心配だったが、杞憂だったようだ。

それに自分の技を大好きな人に真似られるというのは、どこか気恥ずかしいが嬉しく思ってしまう。

 

「織斑君」

「はい、分かってます。それでは行ってきますので」

「行ってらっしゃい…」

 

俺はその気持ちに胸を温かくしながら、会長と更識さんから離れ真耶さんを迎えに行くためピットへと向かった。

 ピットに入り、さっそく辺りを見回す。

そしてすぐにファール・リヴァイヴの前にいる真耶さんを見つけた。

 

「お疲れ様です、真耶さん」

「あ、旦那様!」

 

俺は真耶さんの方へ歩きながらそう声をかけると、真耶さんは花が咲いたような笑顔を浮かべて俺の胸に飛び込んできた。

それを受け止めると、汗でしっとりと濡れた体が密着する。その感触にドキドキし、その体から香る香りがそれを助長させる。戦いの熱で昂揚した顔が妙に艶めかしく感じてしまう。

 

「私、勝ちましたよ」

「はい、ちゃんと見てました」

 

俺は飛び込んできた真耶さんを抱きしめる。

真耶さんは興奮が冷めないようで、無邪気に笑いながら俺にもっとくっついてきた。

それが可愛いものだから、俺は右手で真耶さんの頭を優しく撫でる。

 

「よく頑張りました」

「はい、えへへへへ」

 

手を通るすべすべで気持ち良い感触を楽しみながら撫でると、真耶さんは気持ちよさそうに目を細める。

そのまま少し撫でてからさっきの試合の感想を真耶さんに伝える。

 

「まさか真耶さんが近接格闘戦をするとは思いませんでした。それも…俺の技を真似るなんて」

「はい! 正直射撃戦で行きたかったんですけど、何だか榊原先生には効果がなさそうだったので。それに………私は旦那様の奥さんですから! ずっと旦那様のことを見てきましたから、それなりに真似ることくらいは出来ます」

 

恥じらいながらも心底嬉しそうに俺の胸に顔を埋めながら答える真耶さん。

そのいじらしい様子が可愛くて俺の胸はときめいてしまう。

 

「ええ、ちゃんと技になってましたよ。まさか吉野御流合戦礼法を使うとは思いませんでした。あの技を見た時、本当に成長したなぁって思いましたよ」

「そう言ってもらえると嬉しいです」

 

真耶さんは喜びながら胸に顔を擦りつける。試合の興奮が冷め切らず、いつもより少し大胆にさせているようだ。そして真耶さんは「んぅ」と軽く言って俺に何かをねだるような目で見つめる。

それが何かわかり俺自身も凄く喜びながら頭を撫でてあげると、真耶さんは無邪気に喜んでくれた。

そうしてしばらく撫でた後、真耶さんは潤んだ瞳で上目使いに俺を見つめる。

 

「旦那様、私、勝ちました……だから……ご褒美、いいですか」

 

その恥じらいつつもお願いする姿に俺は胸の高鳴りを押さえられない。

だからこそ、笑顔で答える。

 

「はい、いいですよ。俺が出来ることでしたらどんなことだって。取りあえずここから移動しましょうか」

「はい!」

 

心底喜ぶ真耶さんに笑顔を返しながら、俺達はピットから出て行った。

 

 

 

「旦那様、さっそくご褒美のお願いなんですけど……」

「ええ、いいですよ」

 

俺の部屋に着いて互いにベットで座りながら休んでいると、さっそくお願いが来た。

それを快く返事を返すと、何故か真耶さんは顔をもっと赤くしてしまう。どうしたのかと心配したところで意を決して話してくれた。

 

「あ、あの……今日一日、いつも以上に甘えさせてくれませんか。その、私のお願いを全部聞いて欲しいです………」

 

それは願い事を一つ叶えると言ったら願い事を増やすお願いをするようなものである。

そんな巫山戯たことが適うわけが無いのが普通だが、最愛の人からのそんな幼心溢れる甘えたお願いを俺が無下に出来る訳が無い。

 

「ええ、いいですよ。真耶さんの願いなら、俺が出来うるかぎり何だって叶えますから」

「あ、ありがとうございます!」

 

そう嬉しそうに笑う真耶さん。

そんな嬉しそうな笑顔が見れただけでも、このお願いは聞く価値があると思った。

約束されたことで、さっそく真耶さんがお願いをしようとしたら急に顔をポスト以上に真っ赤にした。そして真っ赤になった顔にまま俺にお願いする。

 

「だ、旦那様! そ、その……ま、マッサージをお願いしたいんですけど……」

「マッサージですか?」

「はい。お義姉さんから旦那様はマッサージが上手だと聞いたので」

 

いきなりマッサージをお願いされてしまった。

きっと教師の仕事で体が凝ってるのだろう。結構立ちっぱなしの仕事は体への負担が大きいから。

勿論、俺はこのお願いを聞き入れた。

真耶さんは喜ぶと少し待って下さいね、と言ってバスルームの方へ言ってしまった。

何だか少し嫌な予感がするけど、きっと手洗いか何かだろう。

そう思っていたが、やはり俺の予感は当たっていたらしい。良い意味で。

 

「お待たせしました、旦那様」

 

恥じらいながらバスルームから出てきたのは、ISスーツを着た真耶さんであった。

 

「な、何でISスーツに?」

 

いきなりそんな恰好で現れたから驚いてしまった。

そう言われ真耶さんは慌てた様子で少し説明してくれた。

どうやら服の下にISスーツを着ていたらしく、マッサージをするなら服は脱いだ方がいいと判断したからだそうだ。

 

「っていうわけなんです。こっちの方がやりやすいと思って…」

 

そう言って身をよじる真耶さん。

ベットの上でISスーツを着た真耶さんがいるというのが、何やら淫靡的な何かを感じてしまう。

 

「そ、それじゃあ……お願いします」

 

そう言われたので、俺は真耶さんにお願いされた通り、マッサージをすることにした。

 

「……っく……んぁ、ああ…んん……あ、そこ…気持ちいい……」

 

そんな艶っぽい声が真耶さんの口から零れていく。

ただ肩もみをしているだけなのに、そんな声を出されては気が気では無い。

真耶さんの肩は小さいがそスベスベをした肌の感触が気持ち良く、マッサージで顔が赤くなり艶っぽい声を更に上げる。

 

「真耶さん、まだ肩だけですよ」

「ら、らって……気持ちいいんですもの」

 

少し息を切らせながらそう答える真耶さん。

その上気した顔はついつい見惚れてしまう。

そのまま肩や腰なんかのマッサージをしていく。

すると……

 

「旦那様……そ、その…お尻も…お願いします」

 

とお願いしてきた。

流石に恋人とは言えお尻を触るのは気は引ける。

 

「それはちょっと……」

「『ご褒美』です……」

 

泣きそうな目で見つめられそう言われたら、俺は断ること何て出来ない。

 

「わ、分かりました」

「は、はい! お願いします」

 

そうして真耶さんがベットで仰向けになる。

そうすると真耶さんのむっちりしているお尻が主張される。

それを見てついつい固唾を飲み込んでしまう。

だが、やらなくては始まらないのでさっそく取りかかることにした。

 

「では……いきます!」

「は、はい………」

 

そして俺は真耶さんのお尻に手を触れた。

 

(っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!?)

 

そのあまりの柔らかさと肌のきめ細やかさ、そしてISスーツ越しでのさわり心地に意識が吹っ飛びかけた。指が何処までも沈んでいきそうな柔らかさは麻薬のように頭を支配していく。

男を刺激するその感触に、俺は理性を引き絞ってお尻を揉み始めた。

 

「……ん……んく…あぁ、あん……んん……あっ、あっ……んぁ……あ、あんっ…んぁ、はぁはぁ、あぁ、ん~~~~~」

 

真耶さんから艶のかかった嬌声が漏れる。

そのせいで俺は全身熱くなってしまう。

 

「旦那様……気持ちいいです……もっと……もっとして下さい。もっと大胆に荒々しくお願いします」

 

熱の籠もった目で真耶さんにそう頼まれ、俺は無言で頷く。

普通ならそんな事出来ないというのだが、俺自身真耶さんから放たれる色香に当てられて興奮してしまっていた。言葉を返す余裕がない。

それを聞いた俺は行動で示すよう、もっと荒々しく揉み込んだ。

そしてもっと高くなる真耶さん声。

 

「ああっ…んぁ、はぁはぁ、ん、んぅ~、あっ、あっ、んあぁっ! いい……これ、いいれす~……あはぁっ…んん……ぁぁ……もっと……もっとぉ~……」

 

真耶さんは顔をとろけさせ、口が少し開いてしまっていた。

そして俺はそれを見て、さらに揉むのに拍車をかける。

結果………

 

「っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!?!?」

 

真耶さんはエビぞりになってからビクンと震え、そのまま痙攣しながらベットで倒れてしまった。

 

「………はっ!? しまった、やり過ぎた! 大丈夫ですか、真耶さん!」

 

何がやり過ぎなのかは分からないが、ずっと触っていたくなって夢中で揉んでいたせいで真耶さんが倒れたのに気付くのが遅れてしまった。

 

「あ…あは……」

 

真耶さんは恍惚とした表情で息を切らせていた。

口が塞がらず、よだれが垂れてしまっている。

流石にまずいと思い急いで真耶さんを起こすと、真耶さんは夢見心地と言った感じに俺の方を見た。

 

「旦那ひゃま……キス、お願いします……」

 

そう言ってお願いすると、そのまま俺を押し倒して真耶さんは俺の口を貪った。

 

「んちゅ……ふぅ……んん……ちゅぱ……旦那ひゃまの唇…おいひい……もっと……」

 

まるで脳を溶かすかのような甘い囁きに根負けし、俺も深いキスをした。

そのまま二人でキスし合うと、真耶さんはとろけるような顔でさらに……

 

「旦那ひゃま……前の…胸もマッサージして下さい……」

 

とお願いしてきた。勿論、断るなんて選択肢はふやけた俺の頭の中には思い浮かばない。

こんな気持ち良すぎる頭では何も考えられない。

 

「……はい……」

 

そう返事を返し、今度はベットに座る真耶さんの後ろに回む。

そして後ろから優しく抱きしめながらISスーツ越しに巨大な二つの膨らみに触れた。

 

 

 

 この後、真耶さんは気絶してしまい俺も意識が曖昧になってしまった。

詳しくは覚えていないけど、凄くエッチだったような気がする。

俺は覚えていないのだが真耶さんは覚えてるようだ。

 

「旦那様ぁ!」

 

そう甘い声で言いながら俺に抱きつく真耶さん。

何やら妖しい香りがして気が気じゃない。真耶さんは顔をとろとろにとろけさせるかのように笑いながら俺にいつもの様に言うのであった。

 

「旦那様、だぁいすきです! これからも、ずーーーーーと、ずっと一緒ですからね」

 

その何度言われても飽きず胸が温かくなる言葉に、俺は笑顔でいつものように最大の愛を込めて答える。

 

「はい、俺も愛してます。誰が邪魔しようが、それを払いのけて絶対に離しませんから」

 

そう答えると、お互いに顔を近づける。

そしてどちらからもなく唇を合わせキスをした。

 

「「ちゅ」」

 

幸せがこみ上げてお互いに笑顔になる。どちらも互いを求めるその気持ちを感じられて愛を感じる。

その幸せが俺達には一番のご褒美なんだろう。

そう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




この話を契機に、シャルの制服版AGPを購入!
山田先生と合わせて………

『制服姿の山田先生』を降臨!!



もう駄目ですね……頭が末期です。
山田先生の派閥名を募集したいくらいです。多分決まったらタグに入れちゃいますよ、私……

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