装甲正義!織斑 一夏   作:nasigorenn

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あれ? まだこの話は終わらないのか。
そろそろ新学期の話を書きたいなぁ~。


正月の挨拶 異世界編 その7

 いきなり此方の一夏に試合を頼まれた。

その事を意外に思いながら俺は聞き返す。

 

「それはどうしてだ?」

 

聞かれた此方の一夏は俺の顔を見て、真っ正面から答えた。

 

「ああ。俺はあんたの御蔭でかなり強くなれたと思う。だから、今の俺がどれだけ強くなったのかを、あんたに知って貰いたいんだ。それが俺なりの感謝だと思うから」

 

それを聞いて納得する。

それは師事した者ならば、そうして応えてもらえることが一番だろう。

俺も師匠にはそう応えてきたつもりだから。

 

「だが、戦って大丈夫なのか? 下手に壊したりしたら不味いのでは……」

 

とは言え、壊してしまったら……などと考えてしまう。

今まで戦ったISは皆大破させてしまったから、そういうことが少し怖い。

此方の一夏はそれを聞いて苦笑する。

 

「ひっでぇなぁ。俺だってあれから結構鍛えたんだぜ。そう簡単にはやられないぜ」

 

それを聞いて、口元に笑みが浮かぶ。

此方の一夏の様子から、それなりには自信が窺える。そこまで言うのなら、此方も応じないわけにはいかない。

 

「いいだろう。ならば此方も全力で『絶対に駄目ですよ!』!?」

 

頷こうとした所で、真耶さんが少し怒った目で俺を見てきた。

 

「ま、真耶さん?」

「旦那様! まだ旦那様の体は完調じゃないんですから、全力なんて絶対に駄目です」

 

そう怒られてしまった。

これは結構困った。武者ならば全力に応じることは当たり前。だが、恋人に心配させるようなこともあってはならないのだ。

 

「完調じゃないってどういうことだ?」

 

此方の一夏が俺達の会話を聞いてそう聞いてきた。俺は何でも無いと言おうとしたが、真耶さんの柔らかい手で口を塞がれてしまった。

代わりに真耶さんが答える。

 

「旦那様は政府から命じられた任務で負傷しているんです。それで今は療養中で、未だに体には毒が残ったままで……」

「え!? まさか治ってないのか。そんな体で出歩いて大丈夫なのか」

 

心配し始める此方の一夏を落ち着けるために、口を塞ぐ真耶さんの手を優しく剥がして言う。

 

「何、今はリハビリ中みたいなものだ。少し毒を喰らってな。まだ抜けきっていないため、激しい運動をするとふらつくだけだ。流すくらいには運動しても問題無い」

 

俺が答えたことに正宗がさらに強く言う。

 

『我の仕手たる者ならば、あの程度どうということはない! 何、常人なら百回くらい死ぬ程度の毒を受けただけのこと。その程度で臆する御堂では無かろう』

「ああ、まったくだ。それに死合いをする訳ではないのだから、それぐらいは平気だ」

「そ、そうなのか……何て言うか、武者って凄いとしか言いよう無いな」

 

俺の答えを聞いて此方の一夏が何だか歯切れ悪く答える。

そこまで変なことでもないと思うのだが。それよりも俺は真耶さんにお願いする。

 

「すみません、真耶さん。試合をさせてもらえませんか? 無茶しませんし、体がふらついたらちゃんと止めますから。ね」

 

そうお願いすると、真耶さんが俺の上目使いで見つめてきた。

その瞳は心配の色で染まっている。そんな真耶さんも可愛い。

俺は真耶さんの頭を優しく撫でると、真耶さんは顔を赤く染めながらも心配そうに言う。

 

「それでも心配なんですよ。旦那様は自分の体を気にしないで真剣に受けようとしますから。もうちょっと自分の体のことを大事にして下さい。心配する方もとても辛いんですからね」

「すみません、辛い思いをさせてしまって」

「まったくですよ。罰として……帰ったら一杯キスして下さいよ」

 

顔を真っ赤にしながらそう言う真耶さん。

上目使いのそう言う真耶さんは、可愛すぎて仕方ない。

それを了承したと判断し、俺は真耶さんを抱きしめて耳元で囁く。

 

「はい……約束します。帰ったら一杯キスしますよ。真耶さんが気絶するくらいに」

「はう!? っ~~~~~~~~……約束ですよ……た、楽しみにしてます……」

 

ボンッ、と音が鳴ったかと思うくらい顔を真っ赤にして真耶さんがそう言う。

あぁ~、本当に可愛い。今すぐキスしたいのを必死に堪えた。

 そんな俺達を見て、此方の一夏は顔を少し赤くしながら聞いてきた。

 

「なぁ、そんなにくっついたりして恥ずかしくないのか?」

 

そう聞いてくる此方の一夏に反応して恥ずかしがる真耶さんの手を握りつつ、俺は此方の一夏に応える。

 

「恥ずかしくはあるが、『恥じ入る』ことではない。好きな人を大切にすることに恥ずかしさなどあるまい」

「そうなのか? 恋人ってやっぱりそんな感じなのかな。俺はそういうのがイマイチわからなくてな」

「まぁ……そうだろうな(そうだから箒達が苦労しているのだがな)」

 

 俺はそう応えながら少し呆れる。

話していて分かることだが、此方の一夏は人は良い。だが、人の『好意』だけに鈍い。人を好きになる、ということがイマイチ分かっていないのだ。

 

「ちなみに聞くが……一夏よ。誰かとずっと一緒にいたい、誰かをずっと守りたい、誰かの笑顔を見ていたい、と思った事はないか? または……そうだな…箒が見知らぬ男と親しげに話していて何か感じたりしないか。もしくは鈴がお前以外の男と手を繋いでいたり、デュノアがお前以外の男に弁当を作ってきたりしたらお前はどう思う?」

 

 俺は真剣にそう聞くと、此方の一夏は少し首を傾げていた。

多分この感じだと、それでも分かっていない感じだ。こいつからは、『友人から先がない』感じを受ける。好きという感情が友人からその先が無い。寧ろ、他人において友人より上の関係が無いのだろう。それを少しでも感じないと、人の好意を感じることが出来ない。

 

「少し質問を変えるか。箒達にくっつかれてドキっとしたことはあるか? そうだな……箒のシャワーを覗いてしまったとか、デュノアと風呂に入ってしまったとか、セシリアの背中に日焼け止めを塗らされてセシリアの艶っぽい声を聞いたとか」

「うっ!? ぐはっ!? ぐぬ!?」

 

覚えがある事らしく、此方の一夏は胸を押さえて何かを喰らっていた。

どうやら今言ったことはピンポイントで当たったようだ。此方の一夏は何というか……気を抜いていることが多そうだからな。確かこの間、正宗が読んでいた漫画でこういう奴のことを『ラッキースケベ』とか呼んでいたっけな。

 

「そんなこと当たり前だろ。俺だって男だ。女子にくっつかれたらドキッとするよ」

「それを感じられるというのなら、少しはマシか。何でドキっとするのかをもっと真剣に、周りの意見も素直に聞き入れて考えれば少しは答えも出る」

 

 そう此方の一夏に答えると、此方の一夏は俺の言ったことを考えて首を傾げていた。

まぁ、しばらく悩めばいいさ。すぐに出るものでもないのだから。

 

「さて、それを真剣に考えることも重要だが、今は試合だろう。早く行くぞ」

「あ、ああ…」

 

俺は未だに考えている一夏にそう言うと、真耶さんの手を引いてアリーナに向かった。

 

 

 

 アリーナに着いて俺は此方の一夏を待っていた。

向こうはISスーツに着替えるために更衣室にいっているのだ。

そうして少し待っている時に、箒達が此方に来た。

その顔は少しイタズラをするかのような顔をしていた。

 

「ねぇ、向こうの一夏。今から簡単な問題を出すけど、答えられる?」

「どんな問題だ? 悪いが俺は頭が悪い故、そこまで難しい問題は答えられないぞ」

「そういうのじゃないよ。ね、みんな」

 

そうデュノアが言うと、皆笑顔で返す。

 

「そうですわね~」

「そうそう」

「そうだな」

「だが、結構難しくもあるぞ」

 

そう箒達が言うと、皆一斉に言った。

 

「「「「「ジャーン!!」」」」」

 

そして左右に分かれる。

箒達が退いた先には、ISを着た女性が二人立っていた。

どちらも胸が大きく、体のラインが出る恰好なだけに目を向け辛い。

その人物は俺がよく知る人物であった。

 

「「どっちがあなたの恋人でしょう!!」」

 

そう……『真耶さん』であった。

きっと箒達が考えたイタズラだろう。此方の真耶さん、つまり山田先生と俺の恋人の真耶さん。

どちらも同じ『山田 真耶』である。

見た目も何も殆ど一緒。それはぱっと見ではまず分からない。

二人は恥ずかしさから顔を赤くしていた。

俺はその様子を見て、クスッと笑ってしまう。

そしてそのまま左に立っている真耶さんの手を少し強めに引っ張り、自分の胸の中に入れて抱きしめる。いきなりの行動に驚く箒達。

俺は腕の中にいる真耶さんに話しかける。

 

「こっちが俺の恋人だ。正解ですよね、真耶さん」

「は、はい、旦那様!? でも、どうして分かったんですか?」

 

真耶さんは驚いているが、当てて貰ったことを純粋に喜んでいた。

そのまま幸せを噛み締めようと、胸に顔を埋める。

俺はそれを抱きしめ返しながら、箒達に答える。

 

「確かに見た目は殆ど一緒だが、それでも一目見て分かった。俺の恋人はこの人だって。何で分かったかと聞かれると困るが、それでもこの人だってことは確実に分かった」

「凄いですね~。これが愛なんですね~。羨ましいです」

 

俺の答えを聞いて山田先生がそう呟く。

それは良いが、此方に少し熱の籠もった羨ましそうな視線を向けるのは止めて貰いたい。それは此方の一夏に向けていただきたい。

箒達もまさか悩みもせずに瞬時に当てたことに驚き、羨ましそうな目で俺達を見ていた。

その視線には尊敬の念が込められていた。

 

「旦那様ぁ~、私、嬉しいです! 旦那様が私を一目で当ててくれて。もし当てられなかったらと思うと少し不安でしたけど、旦那様なら絶対に当てられるって信じてました」

 

胸の中で感動しながら俺にくっつく真耶さん。

その姿に愛おしさを感じながら俺は抱きしめていた。

 

「俺は絶対に真耶さんを当てましたよ。だって……一番大切な俺の奥さんなんですから。奥さんを間違える亭主では駄目でしょう」

「はい…はい!」

 

そのまま感動で泣き出しかねない真耶さんを優しく撫でてあやす。

きっと箒達がいなかったら思いっきりキスしていた。

 

「さて、そろそろ一夏も来るだろう。皆、管制室に行きなさい」

 

俺がそう言うと箒達と山田先生、真耶さんは管制室に向かった。

ちなみに管制室の方を見ると、会長と織斑先生が既に部屋にいた。いつの間に行ったのやら。

 

 

 

「待たせたな」

「いや、そこまで待ってない」

 

此方の一夏が俺にそう言って来た。

俺はそれをやんわりと返す。

向こうは既にISを展開していた。真っ白い装甲に大きな翼、左腕は手と言うよりも鉤爪に近く、右手には刀に近い形の近接ブレードを持っていた。

前に見た姿と同じ、『白式・雪羅』だ。

 

「もう準備は万端のようだな」

「ああ!」

 

向こうのやる気を見て此方も構える。

 

「正宗!」

『応っ!!』

 

俺の呼びかけに応じて正宗が俺の前に飛び出した。

そのまま装甲の構えを取り、誓約の口上を述べる。

 

『世に鬼あれば鬼を断つ 世に悪あれば悪を断つ ツルギの理ここに在り』

 

そしてアリーナに正義を表す濃藍の武者が顕現する。

俺はそのまま此方の一夏の方を向き、鞘から斬馬刀を抜く。

 

「では……当方正宗、いざ、尋常に…参る!!」

「ああ、行くぜ!」

 

そして鳴り響く試合開始のブザー。

 

「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

「おぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

お互いスラスターと合当理を噴かせ、俺達はアリーナの真ん中で激突した。

 俺の上段からの斬馬刀を此方の一夏は雪片二型で迎え撃つ。

激突する刃と刃。火花を散らし刃は絡み合う。

 

「ほぉ、前に比べかなり鍛えたようだな。姿勢も良くなっているし、斬線もかなりマシになった」

「お褒めいただき光栄だ! あれからかなり頑張ったからな」

 

斬撃に素直に感心すると、此方の一夏は褒められたことが嬉しいのか笑顔になっていた。

誰しも褒められれば嬉しいもの故に笑顔になるのも分かるが、今は試合中だ。

 

「嬉しいのは分かるが、試合中に笑うな、この馬鹿者! りゃあああああああああああ!!」

「なっ!? ぐあぁああああああああ!」

 

鍔迫り合いをしていた状態から力を込め、一気に吹き飛ばす。

此方の一夏は吹っ飛ばされた事に驚きながら壁に激突していた。

 

「前よりマシになったとは言え、まだまだ甘い! 武者相手にその攻撃では軽すぎる! もっと力を込めろ!」

「ちっ! 前より成長したからいけると思ったんだけどな。まさかこうも簡単に吹っ飛ばされるなんて思わなかったぞ」

 

此方の一夏は壁から離れると、雪片を構えた。

 

「まだまだぁああああああああああああああ! こっちはまだ全部を出してない!!」

 

そう言った途端、目の前から信じられない速度で此方に突っ込んで来た。

ダブルイグニッションブーストを使い、一気に間合いを詰める。

 

「初見ならまず対応出来ない速さだ。凄いとしか言い様が無い。だが……悪いな、俺はそれ以上を知っている!」

 

 高速でこっちに来ながら雪片を振るう一夏に、俺は斬馬刀を横薙ぎに振るい迎撃する。

 

「なっ!?」

 

流石に迎撃されると思わなかったのか、此方の一夏の貌が驚愕に染まる。

確かにこの速度は普通の武者なら反応出来なかっただろう。だが、俺は既に伊達さんと死合っている。あの人の『初音』は音速だ。

それに比べれば……遅い。

 弾かれた此方の一夏に向かい、俺は斬馬刀を構えて突進する。

 

「では次は此方から行くぞ! しゃああああああああああああああああああああああ!!」

「くっそぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

俺の斬撃を此方の一夏は何とか受け止めようとするが、中々に受け止められない。

体が左右に振られていた。

繰り広げられる剣戟に此方の一夏は押されていた。

 

「くそ! やっぱり接近戦じゃ分が悪い!」

「悪くは無いが、まだまだ膂力が甘い! もっと鍛えろ!」

 

此方の一夏は俺の斬撃に弾かれたのを利用して距離を取り、そこから左手を俺に向ける。

 

「ならこれはどうだ!」

 

左手が光と同時に此方に砲撃が襲いかかって来た。

荷電粒子砲である。俺はそれを………

 

「甘い! せいっ!!」

「えぇ!?」

 

斬馬刀で全部斬り払った。

 

「ISとの戦いで射撃武器の対応は心得ている! そんな見え透いた射撃では俺には当たらん!」

 

そう叫ぶと同時に小太刀に手をかけ、雪羅目がけて居合いを放つ。

 

『吉野御流合戦礼法、飛蝙ッ!!』

 

放った小太刀は神速を持ってして雪羅に突き刺さった。

此方の一夏は小太刀が刺さった後にそのことに気付く。それと同時に雪羅から火が噴いた。

 

「なっ!? いつの間にやったんだ! 全然分からなかった」

 

此方の一夏は急いで左手の機能をカットし火が出るのを止める。

俺は更に合当理を噴かせ、一気に間合いを詰める。

 

「動揺しすぎだ! 戦ってる最中にそんな顔をするな」

 

そこから左上からの袈裟斬りを放ち、向こうはこれを急いで受け止める。その威力に雪片から金属の軋む音がした。

俺はそのまま意表を突くために体をひねり、後ろ回し蹴りを放った。

 

『吉野御流合戦礼法、逆髪』

 

「げほっ!?」

 

此方の一夏はそれをボディに受け、アリーナの壁まで吹っ飛ばされた。

激突した壁は砕け散り、此方の一夏は壁にめり込む。

俺は其方まで近づき、話しかける。

 

「前と比べ、攻撃が格段に良くなっている。前は当てられもしなかったからな」

 

此方の一夏は痛みに顔をしかめつつ答える。

 

「そう言うけど、まったく当てられないじゃないか。結構自信あったのに傷つくぜ」

「此方だって鍛えている。そう簡単に受けはせんよ」

 

そう答えると、此方の一夏は「ははは」と笑っていた。

これ以上はやっても仕方ないと思ったが、ふと面白いことを思い出し伝えることにした。

 

「そうそう、思い出したことが一つあってな。もしかしたらお前もこれでなんとかなるかもしれないな」

「何だ、それ?」

「自分で言うのも何だが、俺がここまで成れたのは真耶さんの御蔭だ。愛している人を守りたいからこそ、ここまで強くなれた。きっとお前も好きな女性が出来れば、もっと強くなれる。絶対にな」

 

そう言ったら、此方の一夏は渋い顔をした。

 

「その女の人を好きになるってのが良くわかんないんだけどな」

 

俺はそれを聞いて内心で少し笑う。これから俺が言うことは、ある意味可笑しなことだろう。

 

「少なくても、気になっている女性を知る方法ならあるぞ」

「そんな方法あるのか!」

「ああ。それはな………『死合い』をすることだ」

「試合? そんなのいつもしてるけど……」

「試合じゃない。『死合い』だ。武者同士が行う試合はまさに命がけ。相手を殺す気で行う『死合い』だ。死合いで俺は何度も死にかけた。そのたびに真耶さんのことが過ぎったよ。『ここで死んだら真耶さんと会えなくなる。それは……絶対に嫌だと! ここで死んだら真耶さんを悲しませてしまう。そんなのは嫌だ、絶対悲しませたくない』そう考えが過ぎるさ。人は死にかける時、一番愛する者のことを思う。だからこそ、死合えば気になる女子のことが分かるだろうよ。いくらお前でも、気になる女子が分かれば意識せざるえまい」

 

そう答えると、此方の一夏は何だか感心した面立ちで俺を見る。

 

「そんな物騒なことはしたくないけどな。でも、そうか。それがあんたの強さなんだな。まるで勝てそうにない」

 

そう言うとISを解除した。

俺も試合終了だと判断し、装甲を解除する。

 

 試合終了のブザーが鳴り響いたが、勝者の名は上げられなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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