まさかここまで行くとは……感無量です。
これからも皆様にはこの作品を楽しんでもらえると嬉しいです。
クリスマスプレゼントを貰い、今はセーターの中で抱き合いぴったりとくっついている。
それが幸せで嬉しくて仕方ない。
時間は既に深夜になり、クリスマスは終わっていた。
俺はというと、やはり疲れからベットで横になっている。そのすぐ側には真耶さんがとろけるような笑顔で抱きついていた。
「ふふふ……旦那様は暖かいですね」
気持ちよさそうに目を細めながら、俺の胸に顔を埋める真耶さん。
俺もその柔らかい体を優しく抱きしめ、真耶さんの首筋に顔を埋める。首筋から香る甘い香りに酔い痴れそうなる。それがまた心地よい。
「真耶さんも暖かいですよ。それにいつ抱きしめても良い匂いがします」
そう言いながらその甘い香りを吸い込む。
なんだか気分がとろけそうになる。
「っ~~~~~……もう~」
真耶さんは俺の言葉を聞いて真っ赤になる。
普通に考えれば恥ずかしくなる台詞だが、何だかそれが今の俺からはすんなりと出た。
(うぅ~……匂いを嗅がれるなんて、は、恥ずかしい~~~~……で、でも、旦那様になら…)
恥ずかしがっている真耶さんがまた可愛くて、俺は真耶さんの顔を指でつつくようにくすぐる。
「恥ずかしがってる真耶さんは本当に可愛くて……ついついいじめたくなっちゃうんですよね」
「うぅ~~、旦那様のイジワル。で、でも、こんな顔を向けるのは、旦那様だけなんですからね」
プンスカ、と擬音が鳴りそうな感じに真耶さんが怒る。その表情も可愛くて、俺はさらに笑ってしまう。
「すみません、つい可愛いものだから」
可愛いとは言え、怒らせてしまったことは申し訳無いことだ。
だからこそ謝ると、真耶さんは少し考えると此方を見つめてきた。その顔にはイタズラっ子のような笑みが浮かんでいた。
「そんな言葉だけの謝罪なんて信用できません。だから……行動で示して下さい」
真耶さんはそう言いながら俺の顔に自分の顔を近づけていく。
息がかかるくらいの距離まで近づくと、俺に笑いかける。その顔は真っ赤になっており、瞳は潤んでいた。真耶さんの吐息が暖かくて、それがかかる度にドキドキしてしまう。その瞳に吸い込まれそうな気がした。
「こ、行動とは?」
その艶っぽさにドキドキして言葉がはっきりと口から出ない。
それが分かっているのか、真耶さんがさらに艶っぽい笑顔を俺に向ける。
「わ、私がどれだけ大好きなのか……キスで表して下さい」
真っ赤になりつつもそう言う真耶さん。
その表情につられて俺も赤面してしまう。只でさえ一着のセーターに二人で入り、体をいつも以上に密着させているのだ。しかも恰好はミニスカサンタコス。スカートがかなり短く、その真っ白で美しい生足がそこから伸びており、胸元がかなり出ている露出の多い恰好だ。そんな姿で抱きしめられている上に、そんな艶っぽい顔でドキドキするような事を言われては、赤面するなと言う方が無理だろう。しかも真耶さんは俺が逃げられないようにその生足を俺の足に絡め、大きな胸を俺の胸に押しつぶすように密着して背中に手を回していた。
正直……どう頑張ったって絶対に外せる気がしない。
弱った体には明らかに悪いであろう心臓の動悸。だが、その分心には心地よく響く。
俺は赤面しつつも真耶さんを見つめ返事を返す。
「わかりました。では……いきます」
「………はい」
俺の言葉を受けて、真耶さんは耳まで真っ赤にしながら目を瞑り唇を差し出す。
その表情を愛おしく感じながら俺もその柔らかい唇に唇を合わせる。
「「んぅ…」」
そのマシュマロのような甘い唇の感触を楽しみながら密着させていると、真耶さんの顔が段々緩んでいくことが感じられた。
ここから先は更に本気を出す。
俺は舌を伸ばすと、真耶さんの口の中に強引に侵入する。
「っ!?」
そのことに真耶さんが驚くが、更に唇を押しつけて情熱的にキスをすると、途端に顔がふやけていく。侵入が成功したのを確認すると、優しく、それでいてくすぐる様に真耶さんの口の中を舐めていく。
「んぅ…ちゅ……ふぅ…ん…んん……ちゃぷ…」
静かな部屋に濡れた音が響き、それが更にお互いの胸のドキドキに拍車をかける。
俺は抱きしめている胸越しに真耶さんの胸の鼓動を感じていた。凄くドキドキしている。
さらに舌を素早く動かし、口の中を舐め回す。更に真耶さんの舌を見つけては絡め取り、舌も舐る。
それを感じて真耶さんの顔が更に真っ赤になっていく。段々とその瞳が夢心地へとなっていく。
「ちゅ……ちゅぷ…れろ……ふぅ…」
段々と息が続かなくなり、苦しくなっていく。
だが、それすら気持ちよく感じてしまう。俺は更に口の中で唾液を溜めると、舌を使って真耶さんの口の中へと送り流していく。
「ん……んく、んく…」
真耶さんは俺の唾液が自分の口の中に満ちていくことを感じてゆっくりと、しかし確実にそれを飲み込んでいく。それが何だか自分をさらに受け入れてもらえたように感じて、更にキスに拍車をかける。そのうち送った唾液が飲み切れなくなってきたのか、真耶さんの口の端から溢れ出してしまう。
それが更に胸を高鳴らせ、俺はもっとキスに集中していく。
そのうち段々と集中が行き過ぎ、お互いに熱中してしまう。
気持ちよすぎて理性が薄くなっていく。それに連れてよりキスが大胆になっていった。
そして起きる酸欠。
「んぅ~~~~~~~~~~」
真耶さんが息が苦しくなってきたのか、俺から顔を離そうとする。
だが、熱中している俺は唇を離したくなくて、手で真耶さんの顔を抱きしめるように押さえる。
そして更に舌で真耶さんの口を蹂躙していくと、真耶さんは更に真っ赤になりポストすら超えるほど真っ赤になっていく。
「っ……んぅぅぅぅぅぅぅ!?」
次第に本当に苦しくなって強引に真耶さんは唇を離した。
「ぷはっ!? はぁ、はぁ」
その途端に大きく息を吸う。俺はもっと一緒になりたくて、そのまま更に抱きしめ深く…深くキスをする。
「んぅ!? んぅうううううううううううううううううううううううううううううううう!!」
さっきよりも、それ以上に深く、真耶さんがどれくらい大好きで愛しているのかを少しでも多く伝えるために、俺はキスをする。
そしてそれは……かなり永く続いた。
そしてキスを終えた俺が見たものは……
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ……」
顔がとろけきって締まらなくなり、弱々しく息をする真耶さんだった。
真っ赤に紅潮した顔に、口が閉まらなくなってしまったのか少し舌を伸ばしながら絶え絶えに息をしていた。
はっきり言って凄くエロい。
誓いを立てていなければ押し倒していたかもしれないくらい、その顔は魅力的だった。
「こ……壊されちゃうかと思いました……」
言葉を発せるようになったら真っ先に言ったことがこれである。
そのまま真耶さんは俺の顔を見つめる。
「旦那様は凄く強引で大胆です……正直おかしくなっちゃいました…」
真っ赤になりながらそう言う真耶さんはすごく艶っぽくて、その瞳には明らかなまでの熱が込められていた。
「ど、どれだけ私のことを愛してくれているのかが……『凄く身に染みて分かりました』。だから……今度は私が旦那様のことをどれだけ大好きで愛しているのか、キスで表します……旦那様、覚悟して下さいね」
そのまま今度は真耶さんが俺の唇にキスをしてきた。
それを幸せに感じながら、俺は真耶さんのキスに応じてキスを返していく。
その日……ずっとキスをしていた気がする。
一睡もせずに夜を明かした。
俺の隣にいる真耶さんは……
顔をとろけさせながら若干痙攣して気絶しかけていた。
そんな表情も愛おしくて、俺はさらにキスをした。
ちなみに……前回のネタの正体は…
『メモオフ2』というギャルゲーのネタです。
全くもって……羨ましいぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!