無法魔人たくま☆マギカ   作:三剣

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「」
「なんか言えよ」


第二幕設定集(wiki風味)

ストーリー展開

 

 見滝原で、魔法少女として活動していた、巴マミ、鹿目まどか、美樹さやかの三人。

 別の場所で出会い、行動を共にしていた佐倉杏子と群雲琢磨が、この見滝原に辿り着く所から、今回の幕は開く。

 思想と目的の違いから、最初は対立してたのだが、別時間軸から来訪した暁美ほむらや、共通する魔女との戦いを通じて、互いを知り、最強の魔女『ワルプルギスの夜』を討伐する事を目的に一時休戦となる。

 しかし、上条恭介、志筑仁美の両名が捕らわれていた魔女結界での出来事を切っ掛けに事態は急変。まどか、ほむら、群雲の三名だけが生き残る結果となってしまう。

 そんな状態で、ワルプルギスの夜に勝てる筈もなく、まどかは時間遡行出来るほむらに希望を託して落命。その約束を胸にほむらは次の時間軸へ。ただ独り、群雲は再び置いていかれる事となった。

 

 

概要

 暁美ほむら3週目。原作主要の5人全員が魔法少女である数少ない時間軸にして、ほむらが三つ編み眼鏡だった最後の時間軸でもある(※1)。

 五人の魔法少女+魔人の構成を生かせる唯一の幕であり、魔女戦をメインに。そこに本作初登場のさやかと杏子に出番を割くと共に、前時間軸との群雲と他三人の距離感の違いを表現した(※2)。

 今回から“異物”による情報を伏線として張っており(※3)これが完全に回収されるのは後の幕である

 

 

キャラクター紹介

 

鹿目まどか

 原作主人公。巴マミ、美樹さやかと共に魔法少女として活動。魔法少女同士の争いを好まない事から、誰よりも早く対立を止めようと行動を開始したのは彼女である。絶望を知っても尚、誰かを恨む事をしなかったあたり、その優しくも強い想いを魅せた。

 

暁美ほむら

 原作裏主人公。魔法少女の真実を知り、時間遡行する魔法少女。最初は信じて貰えなかったが、まどか、群雲とのやり取りや、ワルプルギスの夜の存在から、受け入れてはもらえていた。まどかとの約束を刻み、まどかを救う為に、何度でもやり直す事を誓ったのも、この時間軸である。

 

美樹さやか

 まどかの同級生にして親友で、見滝原で共に活動している魔法少女。その思想から群雲、杏子に最も敵意を向けていたのだが、銀の魔女との戦いを切っ掛けに若干軟化する(※4)。原作での明確な描写はないが、この時間軸でも上条の為に願い、仁美との三角関係において身を引いた(※5)。その二人が魔女に殺された事を切っ掛けに魔女化。ほむらと群雲によって討伐される。

 

巴マミ

 見滝原のベテラン魔法少女。まどか、さやかの先輩で、かつて杏子とは師弟関係にあった。来訪した杏子と群雲に、最初は否定的であったが、さやかと同様に銀の魔女戦で態度を軟化。しかし、その後に知った魔法少女システムに絶望して杏子を殺害(※6)。ほむらも殺そうとするが、群雲に阻まれ、まどかにソウルジェムを破壊され絶命する。

 

佐倉杏子

 放浪中に群雲と出会い、共に見滝原に来訪する魔法少女(※7)。その思想から最初は対立するも、銀の魔女戦を切っ掛けに態度を軟化。ワルプルギスの夜来訪まで一時休戦としたが、さやかの魔女化に絶望したマミによってソウルジェムを破壊されて絶命する。

 

キュゥべえ

 「魔法の使者」を名乗る、マスコットのような外見の四足歩行動物。その正体はインキュベーターと呼ばれる、地球外生命体の端末。

 要所要所でその存在感を表し(※8)魔法少女達を追い込む切っ掛けを作ったのも実はキュゥべえである(※9)。

 

上条恭介

 さやかの幼馴染で片思いの相手。仁美と付き合う事になるも、芸術家の魔女によって殺害される。

 

志筑仁美

 まどかとさやかの親友。上条と付き合う事になるも、芸術家の魔女によって殺害される。

 

群雲琢磨

 本作主人公にして狂言回し(※10)。杏子と共に見滝原に来訪。当初は見滝原の魔法少女と対立していたが、衝突と共闘の果てに休戦(※11)。しかし、芸術家の魔女戦を切っ掛けにその歯車は狂いきる。最終的にボロボロのままに置いていかれる事となった。

 

 

独自設定の解説

 

魔女VS魔女

 魔女結界内で孵化した場合がどうなるのか、明確な資料を得られなかった為の独自解釈

 人魚の魔女が戦った理由は、魔女としての本能なのか、魔女になっても想い続けた本質なのかは、読者様に委ねます(そう言う意図を込めて書いていた)

 

(※1)原作10話で少しだけ出ていたエピソードに、作者のキャラを掛け合わせてプロット構築 メガほむラストターン

(※2)第二幕において、名前で呼ぶのは、最初から行動を共にしていた杏子だけである

(※3)第一幕ではなく第二幕からである事がポイント キュゥべえが群雲を異物と称するのも第二幕から

(※4)当初、銀の魔女戦は負ける予定で書いていたら、いつの間にか勝っていたとは、作者の談

(※5)それを原因として、群雲と討論になる 結局、最後まで平行線だった

(※6)ソウルジェムに命中したのは偶然であると、作者は解釈している(リボンで縛った状態の位置関係から、手の甲にあるほむらのソウルジェムを狙うのは難しい為)

   故に、群雲は心臓を撃ち抜かれた

(※7)二人の出会いを描写しなかったのは、原作アニメで前触れなく登場した杏子を意識してのもの

   また、原作10話の描写から“ほむら到着前に来訪していた”と判断

(※8)実は、杏子群雲組の来訪や、魔女結界への誘導等、どう考えても円滑で済まないだろう方へ誘導している

(※9)六十五章にて、群雲が指摘しており、キュゥべえ自身も否定していない

(※10)第二幕においては情報の確認、解説役としての側面が強い

(※11)休戦前、まどかとほむらの二人と会話しているように“魔法少女と戦う事”自体は良しとしていない

 

 


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