無法魔人たくま☆マギカ   作:三剣

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「新年が明けたからケーヤクしようよ!!」
「最初から、全開だね、ハジヶえ」
「当然じゃないかぁ!!!
 きっと、読者のみんなも、ボクとケーヤクしたいに違いないからね!!!」
「それはないんじゃないかな。
 君とケーヤクしても、救われないと思われてるよ」
「救ってあげるさ!!
 金魚すくい(素人)の如く!!
 今なら、破れたポイも付けるよ!!」
「なんのために?」


百六十章 絶望するわけには

SIDE out

 

 避難勧告。それは見滝原全域に及んでいる。

 にもかかわらず、避難していない存在が二つあった。

 

 一つは、魔法少女暁美ほむら。

 変身した彼女は、しかし戦場に向かう事はない。

 まどかのいない世界に、ほむらがいる理由は無い。

 盾の砂時計。その砂が全て落ち、再び過去へ戻る。

 自室で独り、その時をただ待っているだけだった。

 

 

 一つは、魔人殲滅屍(ウィキッドデリート)

 鉄塔の上部で、電気タバコを咥えた少年もまた、変身した状態。

 

「【なんだよぅ】」

 

 スーパーセルの“正体”を把握できる、孵卵器との契約者。

 

「【あんなにデカイんなら】【こんな場所で睡眠とらずに張ってる必要ないじゃない】【オレってばかだねぇ】」

 

 頭部が半分。下半身は歯車。そんな巨大な魔女。

 

「戦うのかよ?

 勝てる気しないだろ、あんなの」

 

 横にいる“自分だけの幻(魔女服の杏子)”の声に、オレは僅かに微笑む。

 

「【そうなんだけどねぇ】」

 

 言いながら、ウィキッドは瞳を閉じる。

 広がる闇。こんなに簡単に逢えるのに、どうして恐れる必要があるのか。

 小さな光。こんなにも遠くにあるのに、どうして求める必要があるのか。

 

 ウィキッドが閉じた瞳の先。見える映像は、よく電気タバコを咥え、ベランダから見た光景。

 巴マミ。千歳ゆま。    佐倉杏子。

 三人が、三角形のテーブルを囲み、談笑する姿。

 いつまでも見ていたかったんだな、と。失ってから気付く、そこにあった光。

 

「【結局の所】【ただの自己満足さ】」

 

 瞳を開けて、ウィキッドは魔女を視界に捉える。

 

「死ぬなよ」

「【いつか】【死ぬさ】」

 

 その言葉を最後に、ウィキッドは颯爽と飛び降りる。本来なら無事ではすまない高さでも“契約者”にとってはどうとでもなる高さ。

 

「【見滝原の銃闘士(アルマ・フチーレ)としての】【最後の仕事は】【随分と荷が重い】」

 

 そして、最後の一人としての、最後の宣誓。

 

「【では】【闘劇を】【はじめよう】」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 周りに現れる使い魔を、両腋から取り出した二丁拳銃で殲滅しながら、ウィキッドは戦場を突き進む。

 最初から<操作収束(Electrical Overclocking)>による高速行動。遠慮する理由なんて無かった。

 なぜなら、その魔人の事を、世界を救おうとした白い魔法少女はこう呼んだのだ。

 

 【魔女殺し《ウィキッドデリート》】と。

 

「【一気にいくぜ!】」

 

 近くの街灯、その頂点に立ち、ブーツと共に電磁石化。同極にして起動。直後に狙いの方向へ飛ぶ事で、ワルプルギスの夜との距離を一気に縮めていく。

 直前に現れた使い魔を完全に無視し、飛来するその姿はまさに、深緑の弾丸。

 しかし、ワルプルギスの夜は、その口から超高温の炎を吐く。近づく弾丸を焼き尽くす為に。

 持ち前の高速思考による、一瞬の判断。ウィキッドはナイフを取り出して真横に投げ、今度は右手と投げたナイフを磁気化。ナイフの方の磁気を強くした状態で起動させて、空中で直角に方向転換してみせる。

 そのまま、ビルの屋上を目指して、別のナイフを投げて、自らの肉体を操作していった。

 最終的に、ビルの屋上に設置された鉄製の扉を、蹴り壊して着地する。

 

「【試してみるか】【オレの遠距離最大火力】【そのひとつ】」

 

 水平二連ショットガンによる、炸裂電磁銃、ティロ・フィナーレ。

 

 ウィキッドの持つ水平二連ショットガン。その構造。

 左側用の引き金と右側用の引き金が存在する“両引き”と呼ばれるタイプ。

 腰の後ろから取り出したその銃には“準備済”の弾丸が装填されており、後は銃本体を準備(チャージ)するだけの状態にしてある。

 本来ならば、危険極まりない行為。それを“無法”が魔人の為に昇華する。

 

 同発。通常の水平二連銃は、一発ごとに撃つ事を想定されており、同時圧力に耐えられるようには出来ていない。

 それを成し得てしまったのが、長期使用により“魔人の為に造り替えられた”本人が自覚していない“第四の魔法”である『ムラクモカスタム』なのだ。

 

 左足を前にする形で腰を深く落とし、両手で銃を持ち、それぞれの指を引き金へ。

 そして、同時に引いた。

 

「【ディパルティト・ティロ・フィナーレ!!!!】」

 

 上方へ打つ形となった為、その衝撃はウィキッドを中心に、クレーターを作り出す。

 さらに反動がウィキッドの体を叩き付けた結果、その場所が音を立てて崩れ、階下へと落ちていく。

 

 放たれた弾丸は、平行したままワルプルギスの夜に迫る。

 が、反動の大きさに狙いが僅かにずれてしまう。

 それでも、ワルプルギスの夜の右腕を吹き飛ばす事に成功していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「【反】……【動】……【えげつなっ!?】」

 

 天井を叩き崩しながら落ちる結果となったウィキッドは“道具(肉体)修理(治療)”を簡潔に終わらせて、再び屋上へと走る。

 辿り着き、見上げた先には。

 

「アハハハハハハハハハハハハハ」

 

 笑う、ワルプルギスの夜。

 

「【そう簡単に終わったら】【最強の魔女なんて】【呼ばれないよな】」

 

 右腕を失った影響なのか、頭部らしき場所が最初よりも上にある。

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 それでも、ワルプルギスの夜は、笑いながら進んでいく。

 まるで、戦う『群雲琢磨』なんて、存在しないかのごとく。

 

「笑えねぇな、おい」

 

 へし折れた電気タバコを吐き捨てて。群雲琢磨は勢い良く、ビルの屋上から飛び降りる。

 ワルプルギスの夜は巨大だ。比べて豆粒の如き群雲。

 故に、ワルプルギスの夜と戦う為に、舞台掌握(Sparking)を発動させるには超広範囲に及んでしまう。

 そんな事を実行しようものなら、掌握前にSG(ソウルジェム)の限界が来てしまうだろう。

 魔人は、魔獣へと堕ちるだろう。

 所詮、魔人という存在は“劣化魔法少女”にすぎないのだ。

 

「<オレだけの世界(Look at Me)>」

 

 時間停止。最初の魔法。世界の時間は止まり、世界は群雲だけを見る。

 着地して発動した魔法。その止まった時間を、群雲はワルプルギスの夜に接近する為だけに使用する。

 これが、距離を詰める確実な方法だからだ。

 

 他の魔法は使えない。それでも“契約者”であるが故、その肉体は人間を凌駕している。

 走り抜ける群雲は、ワルプルギスの夜とどう戦うのかを()()()()()()

 

 自分の為に生きる。それこそが本質。

 故に、考えるのは自分の事である。

 

(なんで、戦っているんだろうな?)

(【自分の為だろ?】)

(そうなんだけどねぇ)

 

 ワルプルギスの夜に最も近いビルを駆け上がる。扉なんて当然のように蹴り砕いて。

 屋上に辿り着き、見上げるのは最強の魔女。

 

「やっぱり、傾いてるよな」

 

 今、ワルプルギスの夜は丁度真横になっている状態。吹き飛ばした筈の腕も、いつの間にか再生している。

 

時は再び(Look out)

 

 時間停止を解除し、ウィキッドは再び水平二連ショットガンを取り出す。

 中の空薬莢を取り出し、次の弾丸を右手から。

 

「【もう一発】【いきたいところだが】」

 

 まず、必要なのは弾丸の“準備(チャージ)”である。

 前もって“準備(チャージ)完了状態で収納していたのは、あくまでもショットガンに装填されていた物だけ。

 ショットガンを戻し、右手の弾丸を“準備(チャージ)”しながら、ウィキッドは右脇の(ハンドガン)を手に取る。

 

「キャハハハハ!」

 

 現れる使い魔。黒いシルエットに銃を向けたウィキッドは。

 

「【なんっ!?】」

 

 一瞬、動きを止めた。

 そのシルエットを、ウィキッドは知っていた。

 

 一瞬の隙。使い魔は“手にするハンマー”を地面に叩きつける。

 起こる衝撃波は、弾丸をも押し返すだろう。

 

 対するウィキッドの行動は、突進だった。

 そう、あの模擬戦の時のように。

 

 しかし、あまりにも唐突過ぎた。

 なんの心構えのないままの行動では、その場に踏み止まるので精一杯だった。

 

「【このっ!】」

 

 衝撃波を耐え切り、再度銃口を向けるウィキッド。

 しかし、別方向からの“射撃”により、ウィキッドの銃が弾かれる。

 

 現れた使い魔。そのシルエットを、ウィキッドは知っている。

 

「【まいったねぇ】」

 

 言いながら、ウィキッドは使い魔を見渡す。

 

 千歳ゆまを模る使い魔と、巴マミを模る使い魔。

 

 そう、当然いるのだ。もう一体。

 

「ふざけてんじゃねぇぞ……!」

 

 蓋を蹴り上げ、群雲琢磨が顔を出す。

 それは、絶対に譲れない想い。

 

「神も悪魔も関係ねぇ!!

 世界も宇宙も知ったこっちゃねぇぇ!!!

 過去も未来もどうでもいい!!!!

 だが、カノジョだけは!!!!!

 オレノモノダ!!!!!!」

 

 杏子を模した使い魔を前に、群雲琢磨は全力で叫んだ。

 

 気付いていた。群雲と使い魔がいるビルの屋上。そこに向かって落とされる別のビル。

 しかし、それよりも。

 群雲には【彼女】を取り戻す事を優先した。そちらの方が“自分の為”だと判断した。

 

 ビルに落とされたビル。その衝撃は凄まじく、双方のビルを眼前に瓦礫にするほどのものだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SIDE 暁美ほむら

 

 ……時間ね。

 盾の砂時計が落ちきったのを確認し、私はゆっくりと立ち上がった。

 

「戦わないのかい?」

 

 ふと見れば、キュゥべえが紅い瞳を私に向けていた。

 

「私の戦場は、ここじゃないわ」

 

 まどかのいない世界に、用は無い。

 あの子を救う為だけに、今の私は在るのだから。

 

「そうか。

 僕には君を無理に戦わせる事は出来ないからね。

 でも、ひとつだけ、お礼を言わさせてもらうよ」

「礼?」

 

 インキュベーターが? 一体なにを――

 

「時間遡行者、暁美ほむら。

 君の存在が“異物に起きた不可解な現象”を解く鍵だった。

 さあ、行くと良い」

 

 何の事なのか、さっぱりだわ。

 でも、一つだけ言える事がある。

 

「私は、諦めない。

 まどかを救うまで、何度でもやり直す。

 インキュベーターには悪いけど、私は絶望するわけにはいかないのよ」

 

 そして、私は盾を回転させた――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうせ、過去に戻るんだろ?

 だったら、どうでもいいじゃないか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちょっと待って。

 私は今回、琢磨との接触は二回だけ。

 

 その中で“私が未来から来て、過去に戻る”事を、どうやって琢磨は知ったの!?

 

 美国織莉子との会話から推察した? いいえ、あの言い方は確信があったはず。

 キュゥべえが知るはずはない。ことごとく“駆除”していたし、キュゥべえから琢磨に洩れる筈が無い。

 

「群雲琢磨……殲滅屍……ウィキッド……デリート。

 あの子は一体…………」

 

 見慣れた病室の天井を見上げながら、私は一人、呟いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SIDE 群雲琢磨

 

「……げごぶどぎぎゅ」

 

 なんか、自分の声が……あぁ、喉潰れてるわ。

 ビル二つ分の瓦礫の山。そこから這い出したオレは、肉体の【修理】を開始する。

 うっは、自分の肝臓を目視するとか、ありえねぇ。

 

 ほんと、オレじゃなかったら、死んでるって。

 骨の大半が砕けている事を逆に利用して、瓦礫の山から這い出るとか、きっとオレにしか出来ないし。

 ……止めよう。冷静に分析すると、グロすぎて吐きそうになる。

 まあ、今のオレには吐く喉が……やめやめ。

 

 しかし、ビルを落とすとか、とんでもないなワルプリャー。

 それでも、ビルとビルに押し潰される前に、あの使い魔達は殲滅したけど。

 

「うわ、グロ!?」

 

 ふと見れば、魔女服の杏子がオレを見下ろしている。

 ゴメン、今、喋れない。

 

「ったく、なにやってんだ、お前は。

 時間停止でも使って……あぁ、直前に使ってたから無理か。

 でも、あたしを模す使い魔なんて、放置すりゃよかったじゃないか」

 

 出来る訳ないだろ?

 オレのモノになりたいって言い出したのは、杏子の方だろ。

 

SG(ソウルジェム)が壊れたら、死んじゃうんだぞ?

 そんなの、お前の為にならないんじゃないのか?」

 

 杏子がオレのモノじゃない方が、オレの為にならんだろ。

 そう言う意味じゃ、君の為なら死ねる。

 

「嘘付け。

 お前なら、SG(ソウルジェム)“だけ”でも生き延びるだろ。

 【オレの死を杏子が哀しむなんて、自分の為にならない】なんて戯言でさ」

 

 いやいや。【杏子が哀しくても、生きててくれるなら、オレの為になる】だろう?

 

「さすが【戯言】だな。

 どっちつかずの、成り行き任せか」

「成り行き任せに【自分の意思】を捻じ込む。

 それが【戯言】の真骨頂さ」

 

 修理完了。と言っても、動ける程度に、だけど。

 見た目ボロボロ。内臓も骨も、いくつか修理中。

 それでも、動けるようにはなった。

 

「穢れは大丈夫か?」

「大丈夫だ、問題ない」

「その台詞、絶対に大丈夫じゃないだろ」

「一番良いのを頼む」

「まあ、今回もダメだったのは一目瞭然だけどな」

 

 瓦礫の山。その頂点に立ち、オレはワルプルギスの夜を見上げる。

 

「は、ははは……」

 

 笑うしかない。そうだろう?

 

「アハハハハハハハハハハハハ!!!!!!」

「すっごい笑ってるな。

 しかも、あたしらを無視して、通り過ぎてるし」

 

 そう、オレが見上げたワルプルギスの夜は【背中】なんだ。

 

 あぁ、オレは所詮。

 ワルプルギスの夜にとっては。

 道端の石ころ程度の物かよ!!!?

 

「あはははははははははははは!!!!!!」

「アハハハハハハハハハハハハ!!!!!!」

 

 オレの笑い声と、ワルプルギスの笑い声が重なり、響きあう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オレは知らない。この光景こそが『美国織莉子が見た、最後の未来』だった事を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ひと ふた み よ いつ むゆ なな や ここの たり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 舞台掌握(Sparking)発動。瓦礫の山と地中の砂鉄をフルに操作して、オレは組み上げる。

 それは、ワルプルへと一直線に向かう、一本の橋。

 範囲が中途半端なんで、斜めを狙う発射台みたいになっているが。

 

「それじゃ」

「逝こうか」

 

 当然のように、オレは[鞘【サクラ】(杏子)]から[黒刀【ムラクモ】(オレの究極)]を受け取った。

 急造された発射台のふもとに立ち、オレはゆっくりと構える。

 左手を前に突き出しながら、右手を弓を引き絞るように後ろへ。

 左手と黒刀の切っ先をワルプルギスの夜へ向けながら、深く腰を落とす。

 

 

 

 オレを救う光以外は、必要ない

「群れし雲が、光を遮り否定する」

 

 

 

 

 

 

 そして、ワルプルギスの夜が。

 

 

 

 

 

 

 愛と殺した死の風に、絶てぬモノ無し

「吹きし風が、命のサクラを儚く散らす」

 

 

 

 

 

 

 針が“零”を示すように反転して。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「絶望するわけにはいかねぇんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

                 全ては戯曲へと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――――――――――盛者必衰 生き残ったものは無し―――――――――――――




次回予告



時は遡り――――――――――

最後に語るべきものは 当然のようにあの少女



それは、未来を定めた瞬間であり

それは、運命を定めた瞬間であり

それは、ある少女の終わり














二人の子供の、世界を決めた邂逅















無法魔人たくま☆マギカ 第三幕 一時閉幕




百六十一章 オレに出来る事















 まだ、闘劇は、終わらない

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