緋弾のアリア 蒼を宿す双剣双銃(一時凍結中) 作:不知火 悠人
リリなのの修正が終わるまでは此方をメインに上げさせて頂きます。
ただどちらにせよバイトと学業が多忙な為更新は不定期となりますm(__)m
ーー東京都某所ーー
JR巣鴨駅から少し離れた場所にある古い日本家屋……そこそこ広いその家の縁側に半纏を重ね着にし白髪の角刈り頭の老人と藍色の和服姿そして茶髪の長い髪を三つ編みにした青年?が緑茶を啜っていた。
「……暇じゃなぁ~」
湯呑みを置きそう呟くのは老人改め「遠山まがね」(変換不可でした)この遠山家に住む老人だが昔はかなりぶっ飛んだ人だった。
「それなら〈春水車〉でも見てりゃいいだろ?爺ちゃん」
暇と呟く祖父にお茶漬けの煎餅をかじりながらそう言うのは遠山家の長男「遠山金無」普段は世界各地を転々とし依頼などをこなしている『武偵』だが現在は珍しく仕事が無いため久々に実家に帰ってきていた。
金無にそう言われその手があったかと部屋の中へ取りに行こうとして……直ぐに戻って来た。
「?どうしたよ爺ちゃん?仕舞った場所忘れたのか?」
手ぶらで戻って来た祖父を不思議に思い聞いてみると。
「………婆さんが居たのをスッカリ忘れておったわ………」
それを聞いて俺は納得した。この爺ちゃんの妻であり俺の祖母の「遠山セツ」は恐らく遠山家の中で事実上頂点に君臨しているためもし爺ちゃんが『春水車』を見ている所を見られた場合遠山家の奥義で一撃KOされるのは目に見えているのである。
………まぁ婆ちゃんが奥義を叩き込むのは爺ちゃんだけ(だと思いたい)なので俺は大して怖くないが。
「しょうがないのぅ……少し散歩(若い子探し)でも行ってくるかの」
そう言うと爺ちゃんは立ち上がり玄関の方に歩いて行った。俺は何となくこのさきの展開が読めたので爺ちゃんに向かって
「逝ってらっしゃ~い」
と言っておいた。爺ちゃんが散歩に出てから数分後俺がボーっと煎餅をかじっていると後ろから婆ちゃんが近づいてきた。
「あら?爺さんは出かけたのかい?」
と聞いてきたので適当に
「ん~?あぁなんか散歩(若い子探し)に行ってくるって出かけたよ」
そう言った瞬間なにやら爺ちゃんが悲惨な事になる予感がしたが気にしない事にした。
「………そう言えば金無?」
「?どうした婆ちゃん?」
ふと婆ちゃんが話しかけてきたので振り向く
「今回はどの位居られるんだい?」
「ん~……多分1週間はいられると思うよ?」
俺がそう言うと婆ちゃんは微笑みながら
「そうかい……金無がいる間に『金次』も帰って来れないかしら……」
婆ちゃんはそう言いながら部屋の中に戻って行った。
「キンジ……か、確かに久し振りに会っておきたいな……次はいつ帰ってくるか分からんし」
俺は空を見上げながらそう呟いた……そして玄関の方から爺ちゃんの断末魔のような物も聞こえたが俺はスルーした。
そして爺ちゃんの断末魔が聞こえる事以外何事もなく数日が過ぎた頃俺の携帯に一通のメールが届いた。
〈報告:武偵殺しに関しての情報を入手、現在武偵殺しは東京武偵高校付近に潜伏している模様以上〉
送り主は少し前から契約している情報屋で金さえ払えば良い情報をくれるので以外と信用している。そしてケータイをしまい空を見上げる
(武偵殺し……)
数年前起きた『浦賀沖海難事故』俺の妹である『遠山金一』は偶然事故が起きたクルージング船に乗り合わせており乗客全員を救出したがそのまま行方不明と弟のキンジから聞いた。俺は最初は信じられなかった、少なくとも船と沈んだ程度で死ぬようなやわな育て方をした覚えはないからだ。そしてどこかにいるであろう金一を捜索している内にクルージング船の事故は事故では無く人為的な物だったことを知った俺は直ぐに情報を集め始めた。暫くしてその事故をひき起こしたのが武偵殺しと呼ばれる犯罪者だと知り腕の良い情報屋に頼み情報を集め今に至る。
「……とりあえず行くか武偵高」
せっかく仕入れてくれた情報、確かめに行く価値はあるだろう。
東京武偵高に行く前に爺ちゃん達に緊急の仕事が入ったと伝えると
「ふむ………そうかならとっとと行ってこい」
「気をつけて行ってきなさい」
「あぁ……さっさと終わらせて帰ってくるよ」
そう言って俺は実家を後にし武偵高に向かって歩き出した。
「さてと………少しでも『カナ』の情報持ってると嬉しいんだけど………」
リリなのの修正が終わらない(涙)
改めて読み返して変換ミスひどいですね………
駄文でしたが読んで頂きありがとうございますm(__)m
指摘,感想宜しければお願いしますm(__)m