トリッパーと雁夜が聖杯戦争で暗躍   作:ウィル・ゲイツ

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第05話 使い魔の解放(憑依四ヶ月後)

 魔術回路を開いてから一ヶ月が経過した。

 

 魔力操作に関する基礎の基礎を教わり、日々魔力を貯め、魔力を己の制御下に置く訓練を続けている。

 僕たちと同じく魔術回路を開いた桜ちゃんも一緒に修行を開始している。

 もちろん、『時臣師が桜ちゃんと直接話をした結果、桜ちゃん自身が魔術師になりたいと希望した』ためである。

 ……やっぱりこの世界の桜ちゃんも、父と姉に憧れて魔術師になることを望んでいたようである。

 ならば、僕の介入も余計なお世話にならずにすんだかな?

 

 

 それから、雁夜さんは例の『魔術回路の再構築』という無謀な修行を続けているが、さすがに失敗する可能性をできるだけ下げたいらしく、原作の衛宮士郎とは違って毎日ではなく、『気力と体力と集中力が万全のときのみ』実施している。

 その結果、基本的に二日に一回のペースで、この無謀な修行を行っている。

 実感できる効果はまだないらしいが、この修行を行ったことで、あらゆることにおいて集中力が飛躍的に向上したらしい。

 ……まあ、文字通り命を賭けた修行だから、生き延びるために集中力が増すのは当然だろうな。

 時臣さんも、使い魔経由とはいえ雁夜さんの魔術回路や体のチェックを頻繁に行っている。

 チェックの結果、特に異常は発生していないらしく、本人にやる気がある限りこの修行を止めるつもりはないそうだ。

 

 雁夜さんの家で、僕は桜ちゃん、雁夜さんと一緒に、時臣さんの使い魔(身体状況チェック&発声可能)に指導してもらって修行を続けている、……早くも才能の違いが現れている。

 魔術回路の数が僕たちより文字通り桁違いに多い桜は、この時点で僕と雁夜さんより魔力量がとんでもなく多い状態である。

 一方、魔術回路が一番少ない雁夜さんは、当然魔力量がダントツで少ないが、例の修行で培った集中力により高いレベルで魔力制御に成功している。

 僕の魔力量は二人の間であり、前世の経験から集中力はそれなりにあるが、雁夜さんには遠く及ばない状態である。

 

 ……集中力を鍛えることをさぼるつもりはないが、僕らしい方法で工夫して修行してみるべきだろうな。

 現在僕は、HxHの念能力のイメージを使って、魔術回路のオンオフをしているわけだから、それをさらに発展させてみるか。

 この世界に『念能力』そのものはないだろうし、『気』もあるかわからないので、念能力の方法を流用して『魔力制御』ができないかまずは試してみよう。

 魔術回路を起動させる『錬』、魔術回路を休止させる『絶』、そして魔力を身に纏う『纏』の状態はすでにできているから、……次は、目に魔力を集中させる『凝』か?

 リミットを超えて眼球が破裂したら怖いから、少しずつ魔力量を増やしてみて、どこまで魔力を注ぎ込めるか試しつつ、『凝』をやってみるとするか。

 魔力で目に『凝』をする意味がないかもしれないけど、……いや、確か士郎が魔力で視力強化をやっていたから、がんばれば僕も似たようことができるはずだ。

 理想は、魔眼ゲットだな。

 

 後は、魔力による探知結界『円』とか、魔力による全身守備力強化『堅』とかも実現できれば便利そうだ。

 ……さすがに、魔力による道具強化『周』は、強化魔術を習得しないと無理そうだけど。

 

 

 言い忘れていたが、(肉体年齢は)4歳児の僕は当然まだ幼稚園生であり、凛や桜と同じ幼稚園に通っている。

 幼稚園から帰ってきた後、親には凛ちゃんたちと遊んでくると言って外出しているのだ。

 毎日のスケジュールは、『幼稚園から帰宅後に桜ちゃんと一緒に雁夜さん宅へ移動して修行開始、訓練が終了したら桜と一緒に遠坂邸へ帰り、お風呂に入り夕食を食べさせてもらい、その後自宅へ戻り家族団欒して睡眠』という生活である。

 うちの両親も、名家にして旧家として有名な遠坂家への信頼が高いらしく、隣家である遠坂家に入り浸ることを全く気にしていなかった。

 

 

 僕が『桜の婚約者候補』になったということは、僕の両親にはまだ内緒だが、葵さん、そして凛ちゃんと桜ちゃんに対しては時臣師から説明があった。

 まあ、細かい事情を話せるわけもなく、説明したのは概要だけだったけど。

 

・隣家の八神遼平が魔術回路を持っていたことに最近気づいた。

・八神遼平は(凛と桜には劣るが)魔術師として優れた素質を持っているので、非公式に遠坂家の弟子入りを認める。

・非公式な弟子入りの為、弟子である時臣綺礼を含め、家族以外には弟子入りしていることを秘密とする。

・桜の婚約者候補として認めるが、婚約者として相応しくないと判断した時点で候補から外す。

・桜自身が魔術を習うことを希望したので、遠坂家の秘伝以外の魔術を八神遼平と一緒に今後教える。

 

 3人に対して説明があったのは、これらの内容らしい。

 『桜を養子に出さずに済む可能性が高く、八神遼平が桜に相応しくなければ婚約破棄が可能』であり、『八神遼平はすでに桜と仲のよく、自分も可愛がっている男の子』ということで、葵さんに異論はなかったらしい。

 ……まあ、『間桐家に養子に出すことに比較すれば、比べ物にならないほど好条件』だと理解しているせいもあるんだろうけど。

 凛ちゃんと桜ちゃんは『婚約者候補』という言葉がよく理解できなかったらしく、『八神遼平が家族に加わった』ぐらいの認識らしい。

 原作において、聖杯戦争時の凛(通称:ロリン)もかなり賢かったが、さすがにその3年前ではまだまだ幼いようだった。

 とはいえ、一緒に食事したり、一緒にお風呂に入ったりしても喜んでいるようだから、僕は受け入れられていると見ていいだろう。

 

 ……いや、変な事していませんよ。

 幾ら美幼女でも、4歳児と3歳児相手だ。

 10年後ならともかく、今の段階では近所の幼児の世話をしている気分です。

 肉体年齢は同世代でも、精神年齢がまさに親と子ぐらい違うから、どうしても保護者気分になってしまい、それを本能的に感づいているのか、二人とも僕に頼ってくることがある。

 まあ、可愛らしいのは事実だし、慕ってくれているというか懐いてくれているので、こっちも悪い気分ではないけどね。

 それが、13年後には『あかいあくま』と『黒桜』になってしまうのだから、時間の流れとは残酷だなぁ。

 

 それと、雁夜さんについては、魔術師になったことも、時臣師に弟子入りしたことも、桜ちゃん以外には内緒にすることになったらしい。

 雁夜さんとしては、『今まで通り時々公園で葵さんや凛ちゃんと会うが、全ての事情を説明するのは聖杯戦争後』ということに決めたそうだ。

 『下手に事情を話して、聖杯戦争に巻き込むようなことは避けたい』と考えたらしい。

 まあ、『敵を騙すにはまず味方から』というから、聖杯戦争にも関わらず、一緒に修行するわけでもないこの二人には内緒にしておく方が賢明だろう。

 桜ちゃんも理由は理解していないものの、「雁夜さんの為、内緒にして」と言ったら、「うん、わかった」と笑顔で答えて内緒にしてくれているので問題はない。

 

 さらに、僕と雁夜さんには、『魔力殺し』の魔術具を時臣師から渡され、魔術師であることを隠せるようにしている。

 なお、僕に渡されたものは、ご先祖様が残したものを時臣師が改良したものだった。

 まあ、遠坂家に頻繁に出入りしているので僕が魔術師見習いであることはばれるかもしれないが、僕が囮となって本命である雁夜さんの存在が隠せればそれでいい。

 ……でも、雁夜さんと一緒に修行していれば、雁夜さんの存在もばれやすいのは確か、か。

 聖杯戦争の開始直前には、雁夜さんとの接触を一切断つ方がいいかもしれないな。

 

 なお、桜ちゃんは今まで魔術関連を一切教わっていなかったこともあり、勉強も『勉強熱心な一般家庭レベル』だったので、これから魔術師の後継者レベルに切り替えて基礎から教育するらしい。

 当然、僕や雁夜さんも一緒に学ぶことになる。

 

 

 気が付くと、僕のできる範囲で凛と桜が幸せな人生を送れるように、できるだけフォローしてあげよう、いやフォローしてあげたいと心の底から思っていた。

 これが(未来の)ヒロインの魅力なのかな?

 

 良く考えてみると、この時代の(原作キャラでの)ヒロインは、……聖杯戦争において召喚されるであろうアルトリアだけか?

 葵さんもアイリスフィールも子持ちの人妻だし、舞夜も切嗣一筋。

 ソラウはケイネスの婚約者であり、いずれはディルムッド一筋だしなぁ。

 人妻萌えとか、寝取り萌えなら嬉しいのかもしれないが、僕にそういう趣味は無い。

 ……恋人とか夫を亡くして落ち込んでいる美女なら守備範囲内ではあるが、……今の僕はただの幼児だしなぁ。

 

 イリヤは、凛ちゃんと桜ちゃんと同じく、現時点ではロリキャラ枠で未来のヒロインだし。

 いや、実年齢ならアイリスフィールは、イリヤより一歳しか年上じゃないという驚愕の事実はあるけど。

 

 ……ああ、タイガーがいたか。

 けど、……僕と接点はないよなぁ。(あの性格は)好みからも外れるし(ボソッ)

 青髭召喚は妨害するつもりだから、可愛くて性格が良い、そう性格が良いキャスターが召喚されるのを祈るだけか。

 ヤンデレはいらん。即チェンジである。

 

 

 そうそう、僕の属性が架空元素であることはすでに判明していたが、詳細な調査の結果、僕の体質もやっと判明した。

 それによると、なんと霊媒体質らしい。

 ようは、霊などを体に憑依しやすく、憑依させた霊の能力を向上させることが可能な体質だ。

 ……なんというか、降霊術を扱う一族らしい体質だな。

 実際、魔術書によると八神一族に霊媒体質の所持者は多かったらしいし。

 ……で、霊媒体質の副産物として、テレパシー(受信のみ)の素質もあったらしい。

 結果、僕の『学んでいないはずの情報の習得』については、『身近な人(家族?)から無意識にテレパシーで情報を取った』か、『何らかの霊から霊媒体質で知識を取得したのではないか?』という結論になった。

 確かに『平行世界というか、異世界の僕からの情報と記憶を、この世界の僕が受け取って人格が上書きされた』と考えれば理屈にはあう。

 実際に何が起きたのかは誰にもわからないし、この推論を時臣師に伝えるつもりもないけどね。

 

 

 それから、『先祖から伝わる家宝の箱』に封印していた使い魔について、遠坂邸へ帰った時に時臣師から説明があった。

 『使い魔は箱に封印されている』と書類には書かれていたのだが、特殊な封印をしていたらしくて僕では見つけられなかったのと、書類に書かれている封印の詳細までは調べなかったこともあり、使い魔については時臣師に丸投げ状態だった

 時臣師は良くも悪くも生粋かつ誇り高い魔術師だから、契約したことは必ず守ってくれると思っていたので、八神家の魔術や家宝の箱については時臣師に全部任せていたのだ。

 

 僕が魔術回路を開いてまだ一ヶ月。

 魔力生成量はまだまだ少なく、使い魔を目覚めさせてラインを繋げるのは早すぎるのではないかと考えていた。

 しかし、時臣師からの言葉は意外なものだった。

 

「君の先祖が残した使い魔だが、マスターの魔力量に合わせて消費量を少なくする仕様になっているようだ。

 ……正確には、初期状態では魔力消費量が少なく、マスターの魔力量の増加に合わせて使い魔も成長する特製の使い魔らしい。

 この記述が正しければ、君の現時点の魔力量でも問題なく使い魔を維持できるだろう。

 使い魔には魔術書の知識を全て登録してあるようだし、君が了承してくれれば、封印を解こうと思っているのだがどうかね?」

 へ~、そりゃすごい。

 それなら断る理由はないよな。

「ぜひお願いします」

「うむ、それではさっそく封印を解こう。

 ついてきたまえ」

 時臣師の後を追って、地下室へ行くとそこはサーヴァント召喚の場所であり、中央に例の箱が置かれていた。

 時臣師が指示した箱の内側のとある場所に僕の手を触れさせて魔力を注ぎ込むと、いきなり箱が光り出し、次の瞬間僕の目の前に毛皮を持つ小さな動物が現れた。

 結構立派な首輪をしていて、首輪の中央はガラス玉のようなものがはめ込まれている。

 ……これは、子狐か?

 

 封印を解くために魔力を注いだ時点で使い魔との契約が成立していたのか、魔力の一部が使い魔に流れていく感触があった。

 ……が、予想以上に流れる魔力量が少ない。

 これは1日連続して魔力を供給しても、現時点の僕の保有魔力量の1%ぐらいにしかならないのではないか?

 いや、わざと1%程度になるように調節して魔力を受け取っているのか?

 

「どうやら無事に契約できたようだね。

 使い魔も君に従っているようだし、できるだけ使い魔と一緒に行動して、いかなる場合でも完全に使い魔を制御できるように訓練したまえ。

 君のご両親への説明は私が行うから、自宅でも一緒に過ごせるだろう。

 ……そうそう、その使い魔に登録された知識は、使い魔の成長つまりはマスターである君の成長に合わせて、封印が順に解除されていくようだ。

 使い魔が早く成長できるように、しっかり面倒をみることだな」

 何度も言っているが、……本っ当~に用意周到かつ、子孫のことをしっかり考えているご先祖様である。

 ここまで用意周到で、何で管理地を奪われたんだろうか?

 それとも、管理地を奪われたことで反省して、(ウェイバーのように)精神的に飛躍的に成長して、ここまで用意周到かつ優秀な魔術師に成長したとか?

 ……なんかものすごくありそうな気がする。

 

 僕の使い魔となった子狐は、尻尾を振って大人しくしていた。

 とりあえず、使い魔の頭を優しく撫でると嬉しそうに一声鳴いた。

 おお、可愛いではないか!

 前世では動物の毛にアレルギー反応があったから、犬とか猫とか飼えなかったんだよな。

 こっちでは、アレルギーとか喘息には縁がない健康な体なので、地味にものすごく嬉しかったりする。

 

 なんとなくライン経由で話す方法が分かったのでさっそく使い魔に話しかけてみたが、喜んでいる感情が伝わってくるだけで明確な意思や言葉は伝わってこなかった。

 ん~、将来成長して賢くなれば、ライン経由で会話できるようになるのかな?

 とりあえず、家に連れて帰るため、……少し悩んだ後、子狐を頭に乗せた。

 子狐は使い魔だけあって賢く、頭の上でうまくバランスを取ってしがみついてきたので、僕は問題なく歩くことができた。

 

 

 地下室から上がってリビングに入ると、そこで待っていた凛ちゃんと桜ちゃんはすぐに子狐に気付き、あっという間に迫ってきた。

 

「そのこ、どうしたの?」

「ご先祖様が僕の為に残してくれた狐の使い魔らしい。

 この子たちは僕の家族みたいな人たちだよ。

 ほら、挨拶」

 

 それを聞くと、子狐は僕の頭から飛び降りると、二人の前に座って「コン」と一声鳴いた。

 なんだ、結構賢いじゃないか。

 少なくとも、僕の言っていることは理解できているらしい。

 

「「かわいい~!」」

 

 二人はそう言うと同時に、子狐に抱きついてもみくちゃにしてしまった。

 意外にも子狐も喜んで、二人と一緒にはしゃいでいる。

 

 うんうん、美幼女とかわいい子狐がはしゃぐ姿とか、実に素晴らしい光景だな。

 今度、カメラで撮っておこう。

 

 

 あと、子狐には『タマモ』と名付けた。

 ライン経由と言葉の両方で、「お前の名前はタマモだ」と伝えると、すぐに理解できたらしい。

 「タマモ」と呼びかけると、すぐに嬉しそうに「コン」と返事をしてきた。

 

 名前の由来は、……やっぱり可愛い子狐の使い魔となれば、あの退魔マンガのキャラを連想するので。

 ……いや、9尾ではなくご普通の尻尾が1本だけある子狐だけどね。

 将来は、変身の術を身に着けて、美少女、そしていずれは絶世の美女に変身してくれれば言うことはないのだが。

 本性が獣であろうとも、変身して人間、あるいは獣人の姿になれるのなら、守備範囲内である。

 獣耳美少女なら、もう大歓迎だ。

 

 ……まあ、そんなうまい話はないよな。

 せめて、夢の世界や精神世界だけでも、美少女に変身してくれれば癒されるんだがな。

 例えばレンのように。

 

 

 その後、わざわざ時臣師が私の家まで来てくれ、うまく両親を言いくるめてくれたおかげで、家族公認でタマモを飼うことができるようになった。

 新しい家族兼使い魔が増えてくれたのは、非常に嬉しい。

 しかも、ご先祖様が残してくれた一生付き合うパートナー、それも僕と一緒に成長するパートナーである。

 タマモと、そして桜と一緒に、これからもがんばらないとな。

 

 ……おっと、雁夜さんも一緒に、でした。

 




【備考】
2012.05.04 『にじファン』で掲載

【改訂】
2012.05.16 『魔術回路を開いてから一ヶ月が経過した』に変更しました。


【設定】

<パラメータ>
 名前 :タマモ
 性別 :雌
 種族 :狐
 年齢 :1歳(封印期間を除く)
 職業 :使い魔
 立場 :八神遼平の使い魔
 ライン:八神遼平
 所持 :首輪
 備考 :歩く八神家の魔術書(記録のほとんどは封印中)


<パラメータ>
 名前 :遠坂凛
 性別 :女
 種族 :人間
 年齢 :4歳
 職業 :幼稚園生
 立場 :遠坂時臣の弟子
 回路 :メイン40本、サブそれぞれ30本
 属性 :五大元素
 体質 :配偶者の血統の能力を最大限引き出した子を成す


<パラメータ>
 名前 :遠坂桜
 性別 :女
 種族 :人間
 年齢 :3歳
 職業 :幼稚園生
 立場 :遠坂時臣の弟子
     八神遼平の婚約者(仮)
 回路 :メイン40本、サブそれぞれ30本
 属性 :架空元素・虚数
 体質 :配偶者の血統の能力を最大限引き出した子を成す

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