トリッパーと雁夜が聖杯戦争で暗躍   作:ウィル・ゲイツ

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第04話 魔術回路の作成(憑依三ヶ月後)

 今日はまず、弟子となる僕たちの健康診断を行うことになった。

 

 魔術師になる以上、魔術回路を開かなくては話にならないが、まずはその魔術回路の調査を行ったのだ。

 さすがに使い魔経由でできるわけもなく、密かに冬木市外にある遠坂家の別宅に集合して、時臣師が僕と雁夜さんの魔術回路の調査を実施した。

 桜はすでに遠坂邸でチェックされ、凛ちゃんと同じ数の魔術回路が存在することが確認されている。

 原作と同じく、桜ちゃんのスペックが凛ちゃんと同等なのは間違いないらしい。

 ……多分、禅城家の「配偶者の血統の能力を最大限引き出した子を成す」という特異体質が完璧に効果を発揮し、その結果凛ちゃんと桜ちゃんは同等の能力(魔術回路)を持って産まれたのだろう。

 つまり、『全ての潜在能力を引き出した時臣師の能力=遠坂凛&桜の能力』なんだろうな。

 

 なお、調査の結果、僕の魔術回路は30本あった。そして、雁夜さんは10本だった。

 原作情報と比較すると、僕の魔術回路は平均(20本)を、そして士郎の数(27本)をも上回っている。

 しかし、雁夜さんは平均的な魔術師の半分。

 これなら、臓硯が逃げた雁夜さんを捜索しないのも当然か。

 ……雁夜さんには閉じた魔術回路は結構あるらしいけど、時臣師では開けそうにないし、開くあてもないらしい。

 慎二の場合も、『イリヤの心臓を埋め込まれて聖杯になって初めて魔術回路を開けた』わけで、しかもどれほど体がぼろぼろだったかも不明だから、雁夜さんの魔術回路がこれ以上増える可能性は低いだろうなぁ。

 

<原作設定の魔術回路数>

 遠坂凛    :メイン40、サブがそれぞれ30

 遠坂桜    :メイン40、サブがそれぞれ30

 衛宮士郎   :メイン27

 蒼崎橙子   :メイン19

 平均的な魔術師:メイン約20

 間桐慎二   :閉じた魔術回路のみ(イリヤの心臓を埋め込むことで、無理やり魔術回路を開いた)

 

 

 時臣師曰く、雁夜さんは『死ぬ気で3年修行して、ぎりぎり令呪を得られるかどうか』というレベルらしい。

 『運よく令呪を得られてサーヴァントを召喚できたとしても、サーヴァントの弱体化は避けられない。ましてや、魔力消費量が多いバーサーカーの場合、現界を維持するだけで精一杯だろう』とまで言われていた。

 ……もしかしなくても、雁夜さんはウェイバー以下の素質なのだろうか?

 まがいなりにも雁夜さんに令呪を得させ、バーサーカーへの魔力供給を可能とした刻印虫は大したものだったんだな。

 雁夜さんと同じく『魔術を一切使ったことがない人』と言えば綺礼も該当するが、彼は『魔術を使ったことはないのに聖杯戦争の3年前に令呪を手に入れた』という、例外的な存在だからなぁ。

 

 僕について特にコメントはなかったが、僕を聖杯戦争に参加させるつもりがないから、コメントする必要性を感じなかったのだろう。

 士郎クラスの魔術回路があるから、僕も3年間修業をがんばれば……大丈夫か?

 

 しかし、幼い頃から修行して、素質も桁違いの凛は第四次聖杯戦争時に令呪を得られなかったわけだが、……『御三家は令呪を得られるのは一人ずつ』とか大聖杯が判断したのだろうか?

 それが事実なら、勘当されていたとはいえまぎれもなく間桐の血を引く雁夜さんなら、原作でもさっさと令呪を得てもいいと思うのだが……。

 

 ほんと、令呪を獲得できる基準ってよく分からないよな。

 

 

 

 それはともかく、僕たちに魔術回路があることも確認が取れ、魔術回路を開くのに問題がないことが確認できたので、さっそく魔術回路を開く儀式を行うことになった。

 なお、今日は土曜日であり、両親には『最近仲良くなった凛ちゃんたちと遊ぶため、遠坂家に泊りがけで遊びに行っていること』を伝えてあるので、どれほど時間が掛かっても問題はない。

 

 で、時臣師によって僕たちは魔術回路を開いたわけだが、……まじで命の危機を覚えた。本当に、絶対に二度とやりたくない。

 魔術回路を開く際の拷問クラスの苦痛(予想)も半端ないが、魔術回路の作成に失敗したら良くて半身不随、下手しなくても死ぬという恐怖が、直感と本能の両方からひしひしと感じられた。

 ……これを毎日8年間続けた衛宮士郎が(精神面で)壊れているのが、よ~く理解できたわ。

 最初にやった雁夜さんも、そして次に行った僕も、魔術回路の作成が終わった時点で耐え切れずに気絶した。

 

 遠坂家当主だけあって、可能なかぎり安全かつ丁寧に、魔術回路を開く行為のフォローをしてくれたらしい。

 気絶から目が覚めると、当然というべきか、時臣師の姿は見えず、隣にはさっきと同じ姿で雁夜さんが気絶していた。

 目が覚めた後、自分の体を確認してみると、体に特に異常はなく、魔術回路が動きだして魔力を生み出しているのが分かる。

 ……今は魔術回路を使ってはいないから特に苦痛はないが、魔術を使おうとすると相当な苦痛があるんだろうなぁ。

 

 試してみると、魔術回路のオンオフは簡単にできた。

 なお、魔術回路を開くときに、『HxHの念能力覚醒』をイメージしたせいもあり、魔術回路ONは『錬』、OFFは『絶』のイメージであっさりとできた。

 

 魔術回路を作る前は、衛宮士郎のように毎日魔術回路を作る修行をするのもいいかと思ったんだが、……あれは無理だ。

 僕にとって、魔術回路を作るのは、『毎回弾を込めなおすロシアンルーレット』をやっているような印象であり、もう二度とやりたいくない。

 ……本当のロシアンルーレットと違って、技術と精神力で死亡確率を下げられるが、僕では無理だな。

 

 公式設定では、『士郎の8年にも渡る魔術回路を作り続ける修行の成果』についてはっきりとは言われていないが、二次創作ではあの修行のおかげで『宝具を投影しても耐えられるだけの強靭な魔術回路を作った』とか、『初代なのに多くの魔術回路を作り出した』とか、『魔術回路が鍛えられて魔力(生成)量が多くなっている』とか言われている。

 実際にそんな効果があるかどうかは、誰かが試して体の変化を詳細に記録しない限りわからないだろうなぁ。

 

 ……んっ?

 衛宮士郎のように、『死を厭わないほど強靭な精神力を持っているが、あまり才能が無い人』って、……もしかして、雁夜さんが当てはまるかも?

 本人も魔術回路が少なくて、『まともな方法では令呪を得る可能性が低そうなことを嘆いていた』から、一応教えてみるか。

 

 

 雁夜さんが目を覚ました直後に、時臣師が部屋に入ってきた。

 今日は魔術回路に慣れることだけでよく、魔術の勉強は明日かららしい。

 

 それを告げると時臣師は部屋から出て行ったので、僕は雁夜さんを連れて家から出て、散歩に行った。

 

「雁夜さん、死ぬ危険もありますが、うまくいけば強くなれるかもしれない修行方法がありますけど、知りたいですか?」

「ぜひ教えてくれ!

 時臣師の修行では、死ぬ気で修行しても令呪を得られるかどうか分からない。

 ……他に手段がない以上、多少の危険なら構わない」

「ええと、予知夢で見た一人の少年がやっていたことなんですが、自然に魔術回路のスイッチができず、スイッチの存在すら教えられなかった少年が、『8年間毎日魔術回路を作る』という死と隣り合わせの修行を行ったんです」

「……ちょっと待ってくれ?

 魔術回路を作る修行って、……さっきやったことを繰り返すのか!?」

「ええ、そうです。

 僕も二度としたくないと思い知ったあの行為です」

「君が『死と隣り合わせの修行』というだけはあるな。

 ……だが、わざわざ説明するからには、何らかのメリットがあるんだろ?」

「ええ、予知夢で見た未来において、その修行の効果かどうかは判明していなかったんですが、

 

1.外部から膨大な量の魔力(宝具を構築する魔力)を注ぎ込まれても耐えきった強靭な魔術回路

2.初代なのに、魔術回路が27本という破格の量

3.魔術回路が鍛えられて魔力量が多くなっていた(らしい)

 

という特性を、その魔術師は持っていました」

「……どこまでが修行の成果かはわからないが、それが本当なら試してみる価値はあるか。

 聖杯戦争まであと3年。

 その少年の8年には及ばないが、少しでも効果が出て令呪を得られれば十分だ」

「いいんですか?

 強くなれる保証もありませんし、死ぬ危険性は桁違いですよ?」

 

 僕の脅しと言っていい言葉に対して、雁夜さんは即座に頷いた。

 

「構わない。

 元々君が俺と接触してくれなかったら、俺は桜ちゃんを助ける為とはいえ、臓硯によって蟲を埋め込まれて、蟲に肉体を食われ、寿命を削られるという地獄のような修行、……いや拷問を受け入れる必要があった。

 それに比べれば比較にならないほど精神的に楽だし、例え死の危険性が高くても自分の努力で自分の能力を向上できるなら、……それは俺の望むところだ」

 

 雁夜さんは、静かだが決意を込めた声で宣言した。

 多少邪な想いがあろうとも、雁夜さんの『葵さんたちへの想い』と『彼女たちを守るという決心の強さ』は本当に半端ないんだなぁ。

 これだけの覚悟と精神力なら、もしかしたらうまくいくかもしれない。

 

 

 別宅に戻った後、雁夜さんは例によって予知能力者にから教わった情報として、僕が教えた『衛宮士郎の修行方法』を時臣師に伝えた。

 

「私もそのような修行方法は初めて聞いたが、……あまりに危険すぎないかね?」

「元々俺は桜ちゃんたちを助ける為、聖杯戦争に参加する運命だったんだ。

 しかし、その結果は何もできずに死んだだけだった。

 だが、この世界ではすでに桜ちゃんたちは救われている。

 後は聖杯戦争に参加し、勝ち残るだけだ。

 ……だが、時臣師が言った通り、今の俺の素質では3年修行しても令呪を得られる可能性が低い。

 ならば、ハイリスクハイリターンの方法を取るしかない」

「君がそこまでの覚悟を持って、私をフォローするつもりなのは正直嬉しいが、……命の保証がないのは分かっているのかね?」

「構わない。

 ぎりぎりで令呪を得たとしても、バーサーカーをまともに制御できず、それ以前に維持することさえ困難で、聖杯戦争を生き残る可能性も低いだろう。

 だったら、修行中に死のうと大差はない。

 ……だが、この修行で生き残り、大幅に能力向上が可能になれば、少しは生き残れる可能性が高くなる」

「その修行が、本当にリスクに見合うだけの効果を齎すならば、だがね。

 まあ、私が知らないだけで、『秘伝とされる特殊な修行法』である可能性を否定できないのは確か、か」

 

 時臣師は少し考え込むと、雁夜さんの方を向いた。

 

「いくら効果があるとしても、君がすぐに死んでしまうようでは意味がない。

 その危険極まる修行をするだけの資格があるか試させてもらおう」

「いいさ、一体何をすればいいんだ?」

「簡単なことだ。

 今ここで、自分の力だけで再び魔術回路を作ってみせたまえ。

 失敗して死にかけたら可能な範囲で私がフォローするが、その場合この修行方法の実施は認められない」

「まあ、そうだろうな。

 ……いいだろう。

 俺の覚悟をそこで見ていろ」

 

 雁夜さんはそう言うと、目を閉じて精神集中を始めた。

 そして、数分経過した時点で、魔術回路の再作成を開始した。

 横で見ている僕でさえ、凄まじい緊張感と気迫が伝わってくる光景で、雁夜さんはすぐに凄い汗を流し始めた。

 そのまま作業を続けること一時間。

 何度か集中が乱れかけた気配を感じたが、毎回すぐに立て直し、ついに魔術回路の作成に成功した。

 とはいえ、一日に二回も魔術回路を作ったので限界を越えたらしく、そのまま気絶してしまった。

 

 そんな雁夜さんを、時臣師は冷静に観察し、次に雁夜さんの体に手を当てて魔術を使って何か調べていた。

 

「ふむ、酷く疲労してはいるが特に異常はない。

 ……いや?

 魔術回路を再構築したことで、魔術回路に何らかの影響が?」

 

 独り言を言いながら、かなりの時間、時臣師は雁夜さんの体と魔術回路を調査していた。

 

 調査が終わると、時臣師は僕の方へ振り返った。

 

「雁夜くんは、この過酷な修行を続ける資格があることを示した。

 君も挑戦するつもりかね?」

 

 ……この修行は魔術回路の再構成。

 だから魔術回路のスイッチができていようと、この修行はできる、はずだ。

 しかし、僕にはそこまでやる覚悟も度胸もない。

 状況に応じては、ハイリスクハイリターンのことをすることもやぶさかではないが、毎日するほど酔狂でも無謀でもない

 だが、幸いにも僕にはそれなりの素質があるようなので、あせらずじっくり鍛えるべきだろう。

 ハイリスクな修行をするのは、才能の限界を感じたときとか、急いで強くなる必要があるときだけでいい。

 

「いえ、止めておきます。

 僕では雁夜さんほどの集中力も覚悟もありません。

 時臣師に指示された修行を一つずつ確実にこなしていきます」

「それがいいだろうね。

 こう言っては何だが、君は雁夜君よりも優れた素質を持っているし、先祖が残した魔術刻印もある。

 ……彼のように焦る必要はないだろう」

「はい、そうします」

 

 雁夜さんは魔術回路が少ないだけでなく、継げる魔術刻印もない。

 そういう意味では、僕は相当なアドバンテージを持っている。

 もっとも、雁夜さんもそのことを理解していて、それを努力と根性でカバーしようとがんばっているんだけどね。

 

「そうそう、君の属性は架空元素だったよ」

 

 へっ、まじですか?

 桜ちゃんと同じなのはお揃いで嬉しいけど、まさか架空元素とは!

 HxHでいえば『特質系』ぐらい貴重で強力な属性だっけ?

 

「君から渡された書類によると、どうも八神家の家系は架空元素持ちが多かったらしいね。

 それゆえに、架空元素の魔術と降霊術を組み合わせた八神家独自の魔術を多く構築していたようだ。

 これで、君と桜は八神家秘伝の魔術を身に着けることができそうだな」

 

 それは嬉しいな。

 八神家のメインとなる魔術を身に付けられそうで何よりだ。

 それにしても、よくそんな家系が生き延びていたな。

 架空元素属性って貴重らしいから、実験体にしたがる魔術師なんてうじゃうじゃいただろう。

 ……まあ、当然そのことにご先祖様も気づいていて、徹底的に情報操作したからこうして子孫が生き延びているんだろうけど。

 

 僕の属性が架空元素ということは、桜がやっていたように、影を具現化するとかできそうだ。

 いわば、影使いということか。

 ……僕が好きなのは『風使い』や『風術師』だったけど、『影使い』もなかなか面白そうだ。

 オタク知識を活かして、アニメや漫画などの影使いの技の再現を目指してみよう。

 

 それに、八神家の魔術は『架空元素の魔術と降霊術を組み合わせたもの』らしいから、もしかすると具現化した影に英霊の力の一部を宿らせて使うとかできたのかもしれない。

 いや~、夢が広がるなぁ。

 

 

 ん……、となると?

 

「雁夜君の属性は水だ。

 間桐家は水属性の魔術を多用し、水属性を持つものが多く生まれるから当然といえば当然なのだが。

 ……君も思い至ったようだが、残念ながら八神家の魔術で雁夜君が使えるものは少ないだろうな」

 

 ありゃりゃ、これは予想外。

 ないよりはましだが、……雁夜さんは本気で『衛宮士郎式自殺行為的修行』でパワーアップするしか道はないのか。

 ……刻印虫のデメリットだけを取り除いたような便利な使い魔とか魔術具とかないかなぁ?

 ……あったら、苦労しないか。

 

 結局気力と体力を使い果たしたらしい雁夜さんは、その日は目を覚ますことはなかった。

 

 

 こうして、僕と雁夜さんは無事に魔術回路を開く(作成する)ことができた。

 そして、僕は『地道な修行』で、雁夜さんは『地道な修行+魔術回路の作成(毎日)』で強くなることを決めた。

 

 

 聖杯戦争まであと3年。

 雁夜さんは予定通り令呪を得られるのだろうか?

 そして、僕は無事にマスターになり、アンリ・マユ復活阻止に協力してくれるサーヴァントを召喚することができるのだろうか?

 

 ……気のせいだといいんだけど、なんか嫌な予感がするんだよなぁ。

 




【にじファンでの後書き】
 PV7万達成しました。
 どうもありがとうございます。

【備考】
2012.05.03 『にじファン』で掲載

【改訂】
2012.05.15 最後の『主人公の願望』の内容を修正


【設定】

<パラメータ>
 名前 :八神遼平
 性別 :男
 種族 :人間
 年齢 :4歳(前世の記憶あり)
 職業 :幼稚園生
 立場 :遠坂時臣の弟子
     遠坂桜の婚約者(候補)
 属性 :架空元素・無
 回路 :メイン30本
 使い魔:封印中
 所持 :八神家の魔術書
     八神家の特製保管箱(封印中の使い魔入り)
 方針 :命を大事に
     アンリ・マユの復活阻止
     前世の記憶は絶対秘密
 備考 :トリッパー(Fate知識あり)
     八神家の魔術刻印を継承予定
     八神家の魔術は降霊術特化


<パラメータ>
 名前 :間桐雁夜
 性別 :男
 種族 :人間
 年齢 :24歳
 職業 :社会人
 立場 :遠坂時臣の弟子、八神遼平の同盟者
 属性 :水
 回路 :メイン10本
 方針 :遠坂家の女性3人(ついでに遠坂時臣)を守る
 備考 :間桐家から勘当中
     八神遼平から予知情報(実際には原作知識)の一部を教わる
     遠坂時臣の弟子であることは、遠坂家と八神遼平以外には秘密。


<パラメータ>
 名前 :遠坂時臣
 性別 :男
 種族 :人間
 年齢 :27歳
 職業 :魔術師
 立場 :遠坂家当主
 属性 :炎
 回路 :?
 能力 :魔術(宝石、錬金、召喚、降霊、卜占、治癒など)
     遠坂家の魔術刻印
     令呪(三画)
 使い魔:八神遼平と間桐雁夜の教育用使い魔を使役中


<パラメータ>
 名前 :遠坂葵
 性別 :女
 種族 :人間
 年齢 :27歳
 職業 :主婦
 立場 :遠坂時臣の妻、凛と桜の母親
 体質 :配偶者の血統の能力を最大限引き出した子を成す

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