オレはモッピー   作:ブンドリル

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今回は短いです。

あとお金を確保できなくてクレジットカードの請求が本格的にヤバイです。

現実逃避を兼ねて投稿します。


オークション

散々騒ぎまくったその翌日。

 

朝早くに起きてしまったオレは寝ているイッピーを叩き起こして食堂に行った。

あ、朝早くと言っても今は7時15分だ。ほら、オレってついこの前までニートだったろ?いつもの起床時間は昼の2時だったから早起きしたような気になっているだけだぜ!

 

イッピーは未だに寝ぼけてる。起きれないとは情けない。

 

「お前のせいだろ!?」

「何言ってんだよイッピー人のせいにするのはよくナイゾ☆彡」

「いやいやお前のせいだから!?何で夜中の3時まで騒いでるんだよ!?」

「だってぇー」

「だってじゃねぇよ!?こちとらお前が寝た後も緊張して眠れなかったんだぞ!?」

「ん?何で緊張してんだよ?」

「えっ!?あっ!お、お前が気にするような事じゃない!」

「えっ?何で?」

「いいからいいから!」

「……?まぁいっか。そんなことよりさ!イッピー何注文する?」

「そ、そうだな!うーん、やっぱり焼き鮭定食かな」

「それだけでいいのか?」

「それだけってなぁお前、コレ結構な量だぞ?箒は何にするんだ?」

「私は特盛牛丼と特盛カルボナーラだ!」

「朝から重いな!?しかもオレよりもはるかに多いし!」

「いつもより少ないが気にしないぞ!」

「お前どんな食生活だったんだよ!?すっげえ気になるわ!?」

「今日はどうせほとんど寝るつもりだからな!少なくても大丈夫なのだ!」

「寝てるだけなのにその量食べるのかよ!?ていうか普段どんだけ食ってんだよ!?」

「食べれるときに食べられるだけ食べるんだ!」

「でも食べ過ぎだって!?太るぞ!?」

「体重は生まれてこの方一度も52kgをオーバーしたことはない!ちなみに普段でも50kgほどだ!」

 

ざわ…ざわざわ……

 

「クッソ、あの娘体重を公言してやがる」

「やっぱり栄養があの馬鹿でかい乳だけにいってんじゃないの?」

「私なんてここ2年ほど55kgより下にいったことないよぉ(涙目)」

「なんて羨ましいんだあの乳オバケめッ」

「あの乳もいでやろーぜ(キレ顔)」

 

「ック!なんて重苦しい空気なんだ!?」

「何言ってんだよイッピー」

 

今日もイッピーはテンション高いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あなたにも専用機が与えられるのですね!良かったですわ!これで本気であなたを叩き潰せます!」

「ドユコトー?」

「織斑くん、教科書のココに書いてあるよ」

「『現在、幅広く国家・企業に技術提供が行われているISですが、その中心たるコアを作る技術は一切開示されていません。現在世界中にあるISの467機、そのすべてのコアは篠ノ之博士が作成したもので、これらは完全なブラックボックスと化しており、未だ博士以外はコアを作れない状況にあります。しかし博士はコアを一定以上作ることを拒絶しており、各国家・企業・組織的・機関では、それぞれに割り振られたコアを使用して研究・開発・訓練を行っています。またコアを取引することはアラスカ条約七項に接触しすべての状況下で禁止されてます』

うーん、つまり数が少ない上に増やすことができないから希少価値が高いのか。アレだな、完全限定生産のフィギュアみたいなもんか、アレめっちゃ高いよなマジで」

「そう!後半は何を言っているのかわかりませんがその貴重なISが与えられるのですわ!」

「売ったら高そうだよなー」

「あ、あなたなんてことを言い出すのですか!!」

「冗談だよ冗談」

「その割には目が座ってますわ!」

「ウェヒヒッ」

「その笑い方やめてくださいまし!」

 

今は授業中。寝そうになりながら授業を受けてたらイッピーがISをもらえることになったらしい。

オレが寝てる今ここぞとばかりにイッピーがテンションあげてボケまくってるよ。あとチッピーが凄まじい形相で見てるぞイッピー。

 

「織斑、そういうことで貴重なISがお前に与えられることになった。わかったな?」

「おう!つまり売っちゃダメってことだろ?任せとけ」

「どうしてすぐに売ろうとするのですかあなたは!?」

「ほら、俺金欠なんだわ」

「だからってISを売ろうとする馬鹿はあなただけですわ!?」

「俺がISを売る→莫大な資産を得る→俺起業する。な?」

「な?、じゃ、ありませんの!あなた企業経営をナメすぎですわ!?」

「俺ならネームバリューで売れるだろうし」

「自分に自信を持ちすぎですわ!?」

 

さすがイッピー。ボケに回るとめんどくさいな。オレはDQNさんに助け舟を出す。

 

「でもイッピー」

「なんだよ箒」

「ISコアってあんまり大したことないぞ(遠い目)」

「でも希少価値がすごいんだろ?」

「篠ノ之博士の妹であるあなたが何てことをおっしゃるの!?」

「ISで戦闘が行われた場所を通りがかったらISコアが落ちてたからネットオークションに出品したことがあるんだ」

「何やってんだよお前!?」

「何をやっていますの!?」

「んでその467個しかない希少価値がパねぇISコアが…

 

 

 

 

 

 

七千円でしか売れなかったよ」

 

 

・・・・・。

 

 

「そんな価値しかないのかよ!?って違ぇよ!?普通に考えて絶対にみんな本物だって思わないだろ!?ってそれも違ぇわ!?

そもそもなんでネットオークションに出すんだよ!?」

「ISコアが七千円ですって!?ドルだと70ドル……」

「まぁ小遣い稼ぎにはなったけど正直ISのパーツ売った方が高いんだ」

「お前…まぁいいや。なら売らない方が良いか?」

「あ、ISコアが…70ドル……」

「ああ。チッピー!どこの企業が開発したISですか?」

「倉持研だ。あとそろそろ黙れ。ネジ切るぞ」

「サーセン」

 

DQNが固まっているが気にしない。でもISコアって七千円の価値しかないのに必死になってる皆を思い出して内心笑いが止まらなかった。

 

「とにかく織斑。クラス代表決定戦までには間に合うはずだからそのつもりでいろ」

「おk」

「あと敬語使え馬鹿者」

バキン!

 

Oh....なにか砕けた音がしたがイッピーだから大丈夫だろう。

 

あとクラスが荒れてた。

 

 

 

 

そして混沌としたまま授業が終わった。昼休みだからとりあえずイッピーを連れて食堂で昼飯を食べる。ハンバーグセットとラーメン・チャーハンセットと焼きそば定食を注文して席に着いたとき、イッピーがこう切り出してきた。

 

「箒。オレにISを教えてくれ」

「嫌だフォイ」

「頼むって!ホントにマジで!ISのことほとんどわかんねーんだよ!」

「嫌だフォイ」

「なんでだよ?あとフォイフォイ言うな」

「えーだってーメンドイフォイ」

「頼むよ箒ぃー」

「えー、んじゃイッピーは何をやりたいんだ?」

「良いのか箒!?」

「何を教えればいいか聞いただけだ。私にも不得意分野はあるのだよ!」

「もう勉強がわかn「断るフォイ」なんでだよ!?お前勉強免除されてるほどなんだから大丈夫だろ!?」

「はぁ。イッピー。私はな」

「な、なんだよいきなりこっちの目をじっと見て?」

「勉強が苦手なんだよ」

「えっ」

「勉強は無理なんだよ」

「・・・・・ああ!!そういうことか!(勉強教えるのができないのか。なのに自分のことをバカって。謙虚なのか自己評価が低いのか……)」

「おお!?イッピーわかってくれたか!?みんなが私を頼ってくるのが心苦しくて心苦しくて。いやぁさすがイッピーだわ(割とマジで勉強できないからな。みんなに賢いと思われている中で理解者がいるのはありがてえ)」

「なら剣道の相手してくれよ!少しでも昔の感覚を取り戻しておきたいんだ!」

「そのくらいならお安い御用だ!任せとけ!」

 

 

こうしてオレはイッピーを原作通り?に鍛えることになった。ちなみに原作にあった先輩が声をかけてくるシーンはなかった。オレの正体が割れているからだろう。本当はその先輩に任せるつもりだったのだが、こうなっては仕方ない。

 

オレがイッピーを強くしてチッピーに「このイッピーはワシが育てた」ってドヤ顔で言ってやろう(企み顏)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モッピーのISコアのオークションページ

 

 

商品名「★★【中古品】美品ISコア★★」

 

商品説明「中古品のISコアです。入手方法はお教えできませんがISのコアとして使用することは可能です。本物です。ただしコアだけの出品ですので、ISに乗りたい方は注意してください。目立った傷もなく光沢もありますので比較的美品であると思います。入手した後は特に使用することもなく、クローゼットにて日光が当たらないように常温で保存しておりました。

ゆ○パックまたは定形外郵○で発送予定です。

 

ISを作りたい方や部屋のインテリアにどうぞ」

 

開始価格:500円

終了価格:7150円

 

入札件数:7件

 

 

「イッピーこれがISコアのオークションのページだお」

「ほんとに売ってたのか………」

「落札してどうするつもりなんだろ?」

「ほんとソレだよ…あ」

「どうしたんだよイッピー」

「この落札者のIDのbomberdandanってヤツ」

「ああこのボンバーダンダンってやつ?」

「俺の友達だよ……………」

「へー、そうなんだー

ってマジで?」

「五反田弾っていう男友達だよ。そういやコレ天井に吊るしてあったような」

「ほんとにインテリアにしてんのかよ(戦慄)」

 

 

 

 




会話が多いなぁ

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