でもこれでやっとモッピーがヒロインだとわかっていただけるかとw
IS学園生活初日が終わった。
なんかイッピーが全然ISの勉強ができないことが発覚したそうだ。イッピーェ……と思ったのだが、よくよく考えてみるとISのことを詳しく勉強する男性なんて今の世の中ではほとんどいないだろう。仕方ないね。
ん?ノドボトケさんどうしt………失礼、ノホトケさん。えっ?イッピーは教科書を電話帳と間違えて捨てたって?
イッピーェ……と思ったのだがあのチッピーの家なら……間違えても仕方ないね。いろいろデジャビュった。
ちなみにオレはずっと寝てた。もともと頭は残念ながら!非常に残念ながら!!良くなかったので授業の内容は全くわからなかった。
ていうかISはフィーリングとか感覚で乗りこなすしかなくね?と思っているので勉強する気は全く無く、堂々と寝ていたのだ。どうやらその時にオレが束姉ぇの妹だってこともバレたらしい。堂々と寝ていたこととIS開発者の妹という点から、オレはISに関しては勉強しなくてもかなり深く理解していると思われているようで、寝ていても全く注意されなかった。
さらにチッピーが拍車を掛けるように「コイツならこの程度の授業内容くらい理解しているだろう。というかコイツは起きてるだけで授業妨害になるからこのまま放置しておけ」とか言ってオレを放置し続けたらしい。汚いさすがチッピーきたない。あ、あと授業の内容はサッパリです。助けてください。マジで。
まぁいろいろあって、今は放課後。今日から寮生活が始まるのだ!そして原作とは違って一人部屋になっているらしい。アレっ?って思ったんだけどまぁ気にしない。でも部屋番号は1025。これは原作と同じだ。
う〜ん。オレバカだからよくわかんないや。とりあえず今日はさっさと寮に帰ってニ○生に備えることにしよう。
寮の部屋についた。ここでオレはIS学園をあなどっていたことを思い知る。
IS学園パネェ。寮がめっちゃ綺麗やん。素敵やん。一人部屋なのにベッドが二つあるけど、これはベッドを繋げてもいいってことかな!しかも各部屋に防音装置が取り付けられているようで、廊下はうるさくてもドアを閉めると自分の動く音しか聞こえない。騒ぐ(通常運転)には最高の環境だ。あえてもう一度言わせてもらおう。IS学園パネェ。
あとオレの心の友(篠ノ之束特製のハァイスペックパソコン)もきちんと届いてあったからさっさと設置しておいた。ついでに一緒に届いた荷物も片付けておいた。といってもアニメのDVDやフィギュアなどを配置・設置しただけだが。結構汗かいちゃったから、さっさとシャワーを浴びてニ○ニ○動画でも観ようかな。
ということでオレは部屋の浴室でシャワーを浴びることにした。
イッピー視点
正直ISナメてたわ。まさかこんなに覚えることがあるなんて。俺こと織斑一夏はそんなことを考えていた。あと授業中箒が余裕の表情で寝てたのはウザかった。でもちょっとかわいかっt(ry
まぁ今日は本当にいろいろあった。5年ぶりに会った幼馴染はスゴく美人になっててこっちが気付かなかったほどだったし、でもその幼馴染のせいで決闘することになってしまったり。チッピーがIS学園で教師をしてたことにも驚いたなぁ。月に数回しか家に帰って来なかったのはここの寮の監督もしているからなんだそうだ。
しかもそのチッピーから寮の部屋の鍵を渡されてしまった。今日から寮生活をするらしい。
・・・・いやいや、全く聞いてないんだが。
「チッピーェ…早めに言っておいてくれよぉ」
「なにをいうか。女子寮が楽しみで荷物はすでに準備してたくせに。でも無駄なモノが多かったから減らしておいたぞ。」
「なにそれこわい。
・・・まさかそのカバンって」
「お前の荷物だ」
「減らしすぎだよぉ」
トランク2つ分の荷物がエナメルバッグ1つ分にまで減ってるだと……!?
「お前のトランクにあった幼馴染モノのエロゲは見なかったことにしておいてやる」
「オワタ」
寮に着いた。
さすが国立のIS学園だ。寮がスゴく綺麗で税金使いすぎだろって思ってしまった。
というのも外観も内装ももはや寮ってレベルじゃないし、セキュリティもかなりしっかりしたモノのようだ。やっぱりこの寮には女性しかいないからこんなに厳重なセキュリティなんだろうな。
そしてその中に堂々と入るオレ。こんなに堂々と女の楽園とも言うべきIS学園の寮に入れる男はこの世界ではオレだけだろう。少しカッコいいと思ったが何となく犯罪臭がしたのでやっぱり今の考えは取り消すわ。
自室のドアの前まで来た。1025室が今日から俺が生活していく部屋になる。さっきから他の女の子の視線が少し怖いからさっさと部屋に入った。決してビビってないぞ。
ガチャッ
「お邪魔しまーす!今日から同室の織斑一k・・・・」
「んん〜?おおー、イッピーじゃん。どしたの?」
「・・・・・・。
・・・・・・ハッ!?
お前!何してんだよ!?っというかまず服を着てくれよ!?」
全裸の箒がいた。タオルで体を隠しもせずに。
「何言ってんのイッピー、ここは私の部屋なんだからシャワーくらい浴びてもおかしくないだろ?
あとバスタオルと服をタンスから出すの忘れてたんだよ」
裸体を全く隠さずにこっちを向く箒。
たわわに育った胸。おそらく同年代の女子の平均をはるかに上回るソレは大きいのにすごく綺麗な形状が崩れるわけでもなく、重力に逆らっている。そして先端を彩るほのかな桜色は下品さを感じさせることはなく、むしろ美しさを感じさせる。
「いや、あのそうじゃなくて!」
「っていうかなんでイッピーいるんだよ?」
引き締まった腰。少し筋肉質だが、筋肉の硬さを感じさせず、それでいてくびれがはっきりと見て取れる美しいボディラインを形作っている。
「それは俺の部屋がここだから…ってそうじゃなくって!?」
「何テンパってんだよイッピー。顔真っ赤だぞ?
っておい!すっげえ勢いで鼻血出てるぞ!大丈夫かよ!?」
こちらを覗き込んでくる箒。そのせいでヒップが強調される。
大きめで安産型なお尻。シミ一つないその白い肌はまるでマシュマロのようで。その柔らかさは見ているだけでもはっきりとわかる。
「いいからとりあえず隠せよ!?」
「ん?何言って・・・・・・あ。
と、とととりあえずイッピーさ、いい一旦外に出てよ」
「わ、わかった」
やっと気付いた箒。恥ずかしそうに体を屈んで隠した。むしろそっちの方がエロい。ごちそうさまでした。
だがそれ以前に童貞の俺にはイロイロと刺激が強すぎたようだ。
「・・・・・・・あとこっち見すぎ。」
「・・・・・・・・」
なんだよコイツ。こんな表情もするんだな。俺の幼馴染がこんなに可愛いはずがない!
いかん、刺激が強かったのと今日一日神経を使うことが多かったせいで、頭がクラクラする。
「ちょ、イッピー!?」
俺は 目の前が 真っ暗に なった。
モッピー視点
ヤバかったわー、完全に前世の男だった時の対応をしてた。今は女なのにな!
モッピーウッカリしちゃった!テヘペロッ☆
とりあえず鼻血で吹き出して気絶してるこのラッキースケベをベッドに背負い投げして寝かせる。
イッピーいつの間にか大きくなっちゃって。担ごうとしたらコッチが一緒に倒れちまった。
適当な服を着る。よくよく考えてみればオレの嫁2号であるクロエちゅゎんがいないんだから服とタオルは自分で用意しなければいけないんだったよ。うっかり忘れてた。
それよりもイッピーだよ。何でオレの部屋に来てんだよ。イッピーさっきここが部屋だって言ってたよな?まさか原作通り同室なのか?まぁ気にしないが。
あと裸見ただけで気絶すんなよイッピー。まぁさすがに色々とキャパを超えたんだと思うけど。
前世が男なオレだからイッピーの気持ちはよくわかる。女の園に無理矢理入れられてしまった男。まるで狼に囲まれた羊のようだぜ。
・・・・・・結構かわいそうだな。仕方ない、ある程度はオレがサポートするか。親友だし。
でもイッピーはロリコンのはず。なんでロリ成分皆無のモッピーの裸を見て鼻血出してんだよ?オレなら紳士的な対応するぞ?写真撮るけど。
それに原作ではシャルロットやラウラの裸を見てたよな?その時でもこんな反応しなかったはずだが。
一応鼻にティッシュ詰めといてやる。
裸を見られたのに平気なのかって?
別に気にすることでもなくね?しかもワザとじゃなくて事故だったんだから尚更だ。
オレは女だ。でも前世が男だった。そのせいで男友達はできたが女友達はほとんどいなかった。(※ロリコンモード全開で話しかけたモッピーが悪いのだが、本人は気付いていない)
前世と変わらず男友達とばっかり遊んでいたせいで自分が女だということを時々忘れてしまうことがある。引きこもってた5年間でもよくあったし、今回もオレがうっかりやらかしただけだ。
だがオレはレズでもホモでもない。今のオレは女なのだ。女の子(ロリを除く)に欲情しない。生物学的にも欲情できないし、かといって男に欲情できるか、と言われるとそれも微妙だ。前世が男だったからなんか嫌なのだ。
でも嫌いなわけではない、それどころか避けて通ることができない道でもある。
理由は今のオレの将来の夢だ。
オレの夢は自分の子供を産んで、思いっきり可愛がりながらのんびりとした日常を送ることだ。
前世の夢も可愛い嫁と超可愛い子供たちとまったり暮らすことだった。まぁ死んでしまったが。
せっかく女になったんだから今世は自分で産んで、子供たちの理想のお母さんになってやるのだ!
だからこちらに非があるのだからイッピーに怒ったりしないさ!原作モッピーと違ってオレはデキるモッピーだからな!!
閑話休題。
イッピーは結局原作通りオレと同室なのか?オレが騒がしくしてたら怒るかな?まぁ文句言ってきたらログアウト(物理)させればいいか。とりあえずあとでチッピーにkwsk聞きに行こう。
「んぅッ」
「お前がロリなら躊躇いなく襲ってるレベルの寝起き姿だなオイ。
なんでお前はロリじゃないんだよ。同室ならせめてルームメイトはロリが良かったぜ」
「ほっ、ほほ箒!?」
「やっと起きたなイッピー」
「あ、あのさ、その、すまなかった」
「別に怒ってないよ!」
「ほ、本当か?」
「ああ。だってお前は同室だったんだろ?」
「ど、どうもそうみたいだ」
「なら裸でいたオレが悪いじゃん。」
「え、あ、でっでも」
「まぁ事故だったんだからいーじゃんソレで」
「お、おう」
「っていうかオレの裸見て鼻血噴いて気絶するってお前、どんだけ初心なんだよ」
「言わないでくれよ………」
「しかも幼馴染の裸を事故で不意に見てしまうってお前、エロゲの主人公かよ」
「だから言わないでくれって」
「このラッキースケベめ」
「実は怒ってるだろお前!?」
「いやいやw」
寮監室にて
ガチャ
「なんだ、お前らか」
「ようチッピー」
「ブッ飛ばすぞ愚弟」
「ひでぇ!?」
「ヤッホーチッピー」
「ねじ切るぞ篠ノ之妹」
「んなもんついてねえよ、ナニ言ってんだよチッピー」
「・・・・・・」
「ちょっ、チッピー落ち着いて!?箒の首、首がマジでねじ切れそうだから!?
気絶してるし!?しかも泡吹いてるし!?これはヤバいって!?」
「ちっ。一夏が言うなら仕方ない。ふぅ、スッキリした」
「・・・・・・箒ェ」
「なんか引き戻された」
「起きてそうそうなにを言ってんだよ」
「結構危なかった」
「マジで死にかけてたのかよ!?あっぶねぇな!?あともう少しで殺人事件だったよ!?」
「そうじゃなくって。なんか、その、気持ち良かったというか」
「変な世界への扉を開きかけてたのかよ!?あっぶねぇなオイ!?あと少しで箒がさらに変態になるところだったよ!?」
「変態がド変態に変態するんですねわかります」
「お前ら、騒がしいぞ」
「あんたのせいだよ!?」
「なんでイッピーと同室なんだよ?私は一人部屋だって聞いてたけど」
「そうだったのか?・・・まさか」
「ああ。だから油断してたんだよ。相部屋って知ってたら多分もう少し気をつけていたさ」
「・・・・・(イッピー真っ赤)」
「・・・お前らもう問題を起こしたのか」
「あの・・・その・・」
「別に大した事じゃないよ。というか年頃の男女が同室って問題じゃないの?」
「そのことだが、なんせこんな例は初めてだからな。一夏の一人部屋を確保できるまで我慢してくれ」
「おk。把握した。おいイッピー、部屋に戻るぞ」
「え?お、おう」
「・・・・(篠ノ之の方が男らしいような気が)」
IS学園の寮生活は締まらない空気の中始まったのだった。
余談
部屋にて
「ヒャァァァァッホウ!!イッピー!!ついにこの時間がやってきたぜぇぇぇぇぇ!!」
「うっせーよ!!?」
「ニ◯生の時間だぁぁぁぁぁ!!今日は第22回目の!ゲーム実況だぁぁぁぁぁ!!」
「叫ぶなよ!?お前キャラ変わりすぎだろ!?」
「知るかよそんなこと!!いつも束姉ぇと一緒に観てたんだよぉぉぉ!!第一回目から毎回一度も見逃さずに!束姉ぇと一緒にこのテンションで観てたんだよぉぉぉ!!」
「束さんんん!!?」
「さぁさぁカモンカモン…………カモン゛ン゛ン゛ン゛ン゛!!?」
「どうしたんだよ!?いきなりキモい声出して!?」
「・・・・・・・・・いだされた」
「何だよ?」
「追い出されたんだよふざけんなゴルァァァァァァァァ!!?」
「ちょっとお前落ち着けって」
「ぬぁんで!このオレが!観れないんだよぉぉぉチクショォォォがぁぁぁぁぁ!!
やっぱりあれか!?一般会員だからか!?プレミアム会員には勝てねぇって言うのかよ……!?
束姉ぇはプレミアム会員だから観放題なのに!オレは一般会員!!そう!一 般 会 員!!」
「一人称が変わってるぞ箒!?」
「ふぇぇ、イッピーどうしよぉ」
「・・・・・・・はぁ。仕方ないな。俺に任せろ」
「えっ?イッピー助けてくれるのか?」
「当たり前だ。俺たち、親友だろ?」
「で、でもどうやって?」
「大丈夫だ。何を隠そう俺は
プレミアム会員だからな」
「イッピーマジパネェ」
イッピー「エロゲが入ったままだと…………」
モッピー「あー、それやったことあるわ」
イッピー「えっ」
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どうも。ブンドリルです。なんかゴチャゴチャしちゃったので補足と裏設定を。
モッピーの将来の夢は素晴らしいお母さんになることです。
なので男と恋愛することに関しては受け入れています。結婚願望もちゃんとあります。
ちなみに前世の夢は素晴らしいお父さんになることでした。
あと僕もモッピーと同じ一般会員です。
そしてイッピーは人気歌い手という設定です。そのうち歌うシーンが出てくるかもしれません。