オレはモッピー   作:ブンドリル

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行間と文章を修正しますた

ちなみにモッピーの一人称は私、時々地が出てオレって言います。
本人はネカマプレイしてるような気分です。


IS学園なう

 

 

 

イッピーと涙の別れから五年ほどの月日が経った。

 

オレは引っ越した先の小学校はずっと不登校で貫き通し、中学校も結局一度も行く事なく無事(?)に卒業した。学校に行けなかった理由はただひとちゅ。(あ、コレ可愛くね?と思ったがオレは一応15歳でしかもモッピーなのでロリ成分皆無で全然可愛くねぇぞコノヤロー)

 

 

 

 

転校して2年後、束姉ぇに拉致られたのだ。

 

 

 

 

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拉致られた。

 

 

まぁこう書くと束姉ぇが犯罪者っぽく思われてしまうが、実際は拉致することで助けてもらった、という言い方が正しい。

というのも、オレが転校する原因だった何とか保護プログラムが原因だったためだ。束姉ぇは元々両親に対しての感情が殆どない。そのため政府は両親よりも束姉ぇが溺愛している妹のオレをしっかりと保護することにしたらしい。

 

そしてその手段として徹底的な監視していたのだ。オレのプライバシーや人権を無視して。

 

 

コッソリと電話してきた束姉ぇにそれを聞かされたとき、オレは恐怖した。

 

 

 

(っべーよッ、オレのマジキチスマイルやらキチガイダンスやら全部見られてたのかよッ)

 

 

当時のオレは一人暮らしでお金も好きなだけ支給されて、しかも完全防音の部屋に住んでいたために前世では当たり前の事だった奇行を平然とモッピーの姿で行っていた。2年間引き篭もり生活を送りながら。

 

コメントが流れる動画をどこぞの学園都市第一位さん顔負けの笑い声あげながら観たり、絶叫しながら君が代を歌ったり、中二病全開の技を意味もなく叫んでみたり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー完全に変態じゃん。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーしかも他人に四六時中見られていたなんて。

 

 

 

 

 

この時のオレの表情はまさに泣き顔ダブルピースだっただろう。

 

 

 

 

そしてオレは束姉ぇに拉致、もとい救出してもらい、ついでにコンピュータウィルスを政府のコンピュータに感染させて、オレの奇行のデータを消し去ったのだった。

 

 

 

その後は束姉ぇの元でのんびりと自堕落な生活を送っていた。剣道は惰性で続けていたけど勉強は嫌いなのでほとんどしていない。というか前世の記憶があるから勉強する必要はない。(後に死ぬほど後悔するが)

 

やることがほとんどなかったため、ISに乗せてもらった。束姉ぇによると倉持研なるマッドの集まりから打鉄を一機パクってきたらしい。打鉄に乗り、空をオレは駆け巡った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インなんたらさん。通称IS。

 

 

アレはスゴい。何がスゴいかというと本当に自由自在に飛べる。原作では体感できなかった世界がそこにはあった。急旋回してもシールドエネルギーのおかげでGもほとんど感じないし、高速飛行による摩擦熱もほぼない。ぜひともこの乗り心地を前世の悪友達にも感じてほしいと思ってしまう。それほどにすばらしいモノだった。

 

飛行訓練はあまりに楽しかったため、エネルギーが尽きるまでひたすら翔びまわった。

 

同時に打鉄でのシュミレーション戦闘訓練もかなりやり込んだ。

 

おかげでISの登場時間、及び戦闘経験は国家レベルにも勝る程となった。

 

もうISが楽しくて楽しくて仕方がなかった。もうゾッコンだった。

 

そんなオレも今や15歳。高校入学シーズンを迎えた。

 

オレが一つの答えを導き出すには、そう時間はかからなかった。

 

 

 

 

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「束姉ぇ」

 

「どしたの?箒ちゃん」

 

「私IS学園に行くわ」

 

「把握ッ」

 

「えっ」

 

「準備出来てたよ!箒ちゃん!」

 

「えっ」

 

「今からでも行けるよ!箒ちゃん!」

 

「えっ」

 

「箒ちゃんがあまりにもニートだからこの束さんが手配しておいたのだ!」

 

 

 

・・・・・・・・なにそれこわい。

 

 

 

 

 

 

 

あと今からはマジ勘弁。もうちょっとだけゴロゴロしたいなぁ。あ、無理っすか。そうすか。

 

 

 

 

 

 

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「え、えっと!!それじゃあ自己紹介お願いしちゃいますね!!」

副担任の山田真耶先生が泣きそうになりながら言う。マヤマヤかわええ。巨乳童顔やべえ。

ロリコンなのに12歳以上の女の子に食指が動いたのはマヤマヤが初めてだ。

「…………………ゴクリッ」

おっと失礼ヨダレが。

 

 

そして今はIS学園のSHR。楽しい学園生活を送るための最初の試練が行われている。

 

 

「お、織斑くん!!」

「ファッ!?」

「え、えっと、いま自己紹介中なんだけど、『あ』から始まって今『お』なんだ!!だ、だから自己紹介お願いしてもいいかな!?」

「OKさ!マヤマヤ!!」

「篠ノ之さんじゃないですよぅ!?」

 

オレのマヤマヤがこんなにかわいいはずがない。

 

それにしてもイッピーめ。オレのマヤマヤの乳をガン見してテンション上げやがって。

 

 

 

 

 

 

 

 

やはり原作通り、イッピーはISを起動させてしまったらしい。原作通りである。

今の所は原作との乖離は見られない。いや、モッピー以外では、だな。

 

ちなみに今のオレの容姿だが、髪型以外は原作の箒と同じだ。髪型は二股ポニテではなく、セミロングである。一度ISの関節に髪が絡まったことがあったからその際にバッサリと切ったのだ。

 

おかげで若干チッピーっぽい。

 

そして原作通りの制服の上に白衣を着ている。

 

めっちゃ超電○砲の布束さんっぽいが気にしない。

 

もう色々原作乖離しているモッピーだけど気にしない。

 

イッピーに褒められたポニテなんてモノはなかったんや!

 

そんなことを考えていると一夏が話し出した。

 

 

「えっと……、織斑一夏でっす」

自己紹介が始まる。

「……以上でっす」

終わってしまった。ガタタタッ。クラス全員がずっこけた。そしてマヤマヤは「え?」みたいな顔をしていた。……かわええ。

ん?

スパアアアアアアアアアアン!!

「オウフ!?」

「自己紹介も満足にできないのか貴様は!!」

「げえっ、チッピー!?」

「ブッ飛ばすぞ愚弟」

 

チッピーが現れた!イッピーは逃げられない!

 

 

 

 

 

 

 

「私は織斑千冬。君達一年一組の担任だ。君らを一人前のIS操縦士にするのが私たちの役目だ。だからかなり厳しくいくぞ。私の言うことはハイかイエスと言え。それ以外は認めん」

イッピーに虐待という名の愛の鞭を与えたチッピーはこう切り出した。

さすがチッピー、キャラがブレないよな。まるで女王様だよその発言。

 

 

でもモッピーの声で女王様って言うとしっくりくるのはなぜだろう。(意味深)

女王様っ‼女王様ぁ?女王様ぁぁぁ‼

うーん、不思議だ。

 

 

『きゃああああああああああああああ!!』

「うお……」

 

耳を塞いでいてもガンガン頭に響く女子全員の声。イッピーはもろにダメージを受けたようで、机にべったりとへばりついている。追い討ちとかIS学園マジパねぇ。ちなみにオレはきちんと耳を塞いでいたから大丈夫。

 

 

 

 

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ホームルームが終わり、女子が声をかけるチャンスを伺ってる中、バッチリ目が合ったイッピーが変な表情しながらこっちに近づいてきた。

 

 

「あの、箒、だよな?」

「気付いてなかったんかい!?」

 

 

 

「まぁ、その、なんだ。ゴホン。久しぶりだな!箒!」

「よ!イッピー!久しぶり!テヘペロッ☆」

「テンション高い!?あとイッピーいうな。そしてテヘペロいうな。なぜか似合っててツッコミづらいから。

にしても同じクラスなのに最初全然気づかなかったぞ!」

「お前さっき自分の姉をチッピーって言ってたよな?

まぁいいや、私は結構色々と変わったからな!」

「あ、ああ。何というか、その。び、美人になったな。」

「・・・・・無理すんな一夏」

「え?何が?」

「私が美幼女じゃなくなったから思いっきり動揺してんだろ?モッピーわかるよイッピーの気持ち。」

「えっ」

「えっ」

「・・・・・・・(そういや箒ってこんなやつだったな・・・・)」

「・・・・・・・(イッピーってこんなキャラだったっけ?もっと変態だった気が・・・)」

「そ、そういやその白衣、似合ってるじゃないか!」

「あ、当たり前だ!身だしなみにはそれなりに気を使うさ!」

「そうなのか?いつもダサいジャージ着てた箒がそんなことを言うなんて。(箒も一応は色々成長してるんだな。なんていうか、その、胸とかも)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「締まりの悪い女だと思われたくないからな!」

「やっぱりどうかしてるぜ!」

 

 


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