ーInfinite Stratosー~Fill me your colors~   作:ecm

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タイトルを『IS~空虚な転生者~』から変更しました。

心機一転よろしくお願いします。


本編
設定(四十一話現在)


――主な登場人物――

 

 

◇天枷 椿 (アマカセ ツバキ)

 

年齢:入学時18(66)

身長:178㎝

容姿:黒髪黒目の純日本男子、前髪で目を隠しているため見た目は地味男

性格:冷静

 

一人称:俺、私

 

 

【挿絵表示】

 

 

乗機:古鷹、不知火、???

 

本作の主人。転生前の年齢は48才である。一人称の「俺」はあくまで今の年齢に合わせて人前で使っているだけで本来は「私」である。生前は両親が重病で亡くなりその葬式の後に事故死して転生する。そして転生後、不慮の事故両親を失い、高校生までは孤児院で生活をしていた。

 

上記の通り、親を二度失うという事態にあい、トラウマとなっている。だが、椿はそれを十年もの歳月をかけて「割り切る」事にしていた。そして両親との死に別れの経験から「親しい誰かが傷つく、又は失う」という事に対しては異常な反応を示す。

 

尚、戦闘経験こそないが、長年の経験で培った状況判断と落ち着きによってカバーする。学歴は前述通り履修済みなので問題ないレベル。運動神経もそこそこあり、反射神経も鋭い。また、死の間際に偶然行なった思考加速が転生後に自由に行使可能となった。因みに恋愛経験は皆無。

 

思考加速

 

自身の主観時間が現実の時間よりも早く進む能力。脳からの指示が超高速で行われ、マインド・インターフェースを搭載している『アイアスの盾』や、拡張領域内にある武装の高速展開等に応用が可能。古鷹との会話時にも使用可能となっている。

 

 

◇ISコア 古鷹 (ふるたか)

 

体(機体):古鷹、不知火、???

容姿/服装:???/紳士服

待機形態 :ヘッドフォン

 

椿が気を許している相棒で、性別は男性。コアナンバーは002で、オリジナルコアである001『白騎士』のデットコピー。しかし一度も初期化されることなく自立進化を果たしたコアでもある。篠ノ之束の束縛から脱却しており、彼の望みは宇宙を目指す事。そして現在の目標は兄弟達を篠ノ之束から開放する事である。

 

ネットワークを介して知識を収集、蓄積していくため戦術支援や補助は的確。しかし、無駄な(椿にとって)知識も仕入れ、メタな発言やボケをかますため、椿がツッコミをせざるおえなくなる状況が多発しているとか。

 

因みに会話時は椿の考えを読み取って返す為、椿の思考加速時にも対応できる。尚、普段は会話は椿以外に聞き取れない(プライベートチャネルの応用)様にしている。

 

単一仕様能力:Color me

 

搭乗者の思考及び感情がある一定ラインを超えた時に発動できる単一仕様能力。

搭乗者のある一定量を超えた感情・思考(以下思考)を読み取り、その読み取った思考を色として再現し、その色によって様々な能力を得る、言わば汎用的単一仕様能力である。また、発動時にはエネルギーを全身から解放する為、副次効果として瞬時加速は全てハイパーセンサーを欺瞞する残像を残す『残像瞬時加速』となる。

 

欠点は発動時に再現された色――つまりは発動キーとなった思考一色に染まる為、負の思考及び一部の思考で発動した場合は敵味方の区別が一切がつかなくなる可能性がある事。そもそも発動する為の思考の一定量のラインが不明であり、人為的、つまりは自由に発動するのが困難である事。また、発動時、全身からエネルギーを解放する為、機体の負荷は凄まじく、長時間の発動後は内部のダメージが深刻になる事が挙げられる。尚、搭乗者の心身への影響は現段階では不明。

 

 

◇ISコア 雪風(ゆきかぜ)

 

体(機体):不知火(予定)

容姿/服装:白髪ロングの白眼/白のワンピース

待機形態 :???

 

椿のもう一人の相棒、性別は女性。クラス別対抗戦襲撃――白式の性能テストに際して篠ノ之束が用意した無人機コアの一つ。戦闘に際し、剥離剤や単一仕様能力『Color me』によってほぼ全ての記憶を失った時に電脳世界に入った椿に出会い、己名前と世界――電脳世界の形を得た。

 

彼女は戦闘に際して破壊されたコアと篠ノ之束に認識されて登録を削除。データ状は存在しないコアとなっている。その為、篠ノ之束から観測する事も、また干渉されることもない。ただし、ISコアとしての反応はレーダーに映るので普段は潜行モードになっている。

 

自らの名前を与えてくれた椿の言う事は全て聞いてしまう癖があり、また自分にとって椿こそが全てであるというニュアンスの思いを椿本人と古鷹の前で明かしている。

 

単一仕様能力:???

 

 

◇吾妻晴臣 (あづま はるおみ)

 

古鷹と天枷椿の理解者の一人。川崎の技術部、開発部の変態を束ねる変態。役職は主任(本部の局長も務めている)で、晴臣は名前ではなく主任と呼ばれるのを好む。天枷椿の上司にあたる人物だが、危険な発想と思考を持っていた為、現在は学会での立場はないが、意外に面倒見の良い人物。

 

尚、科学者としての自覚と責任を持たない篠ノ之束を能力こそ評価しているが、基本的には毛嫌いしている。現在古鷹と共に篠ノ之束に対抗する為に新たな機体を設計中。因みに、度々部下と共に暴走しているようだが、ことごとく千歳に止められている。

 

 

◇峯風千歳 (みねかぜ ちとせ)

 

乗機:扶桑

 

川崎の主席テストパイロットを務めている射撃部門の国家代表。第二回の射撃部門ヴァルキリーに輝く猛者でもある。がしかし、川崎の変態武装を使いながらの優勝である為、『魔砲使い』なる異名を持つ。織斑千冬が引退している今、次期ブリュンヒルデ筆頭候補として名を連ねている。

 

尚、本人は『魔砲使い』の二つ名を嫌っており、せめて『魔弾の射手』にして欲しいと不満げに言っていた。現在こそ、変態武器を使っていない様だが、今後のモンドグロッソでは使う可能性がある。以前は古鷹のテストパイロットも努めていた。現在の乗機は扶桑。椿の師匠的存在で、彼の心の内を見抜いている。尚、年齢や身体プロフィールは間違っても聞いてはいけない。

 

 

◇提・K・エメリー(つつみ・けい・えめりー)

 

乗機:島風

 

IS学園卒業生の第三席。川崎のIS乗りと言えば真っ先に名があるのは千歳だが、もう一人名前が挙がる人物が居る。それが彼女である。元々エメリーはイギリス人なのだが、IS学園卒業時に川崎にヘッドハンティング後、自由国籍制度を用いて日本人となり、川崎のISを一機預かっている立場にある。実力は千歳にこそ遅れを取るが、自他共に認める確かな技量を持つ。

 

尚、既に結婚しており、結婚したのは二十歳の頃である。結婚三年目の今でも旦那さんとは今でも熱々らしい。因みに旦那さんの名前は提督輝(つつみこうき)。過去にエメリーからはテートク、とあだ名されたことがある。

 

 

 

◇ソフィア・ヴェールヌイ・グラズノフ

 

乗機:月影

 

川崎のIS乗りの一人。裏のメインヒロインな女性。コードネームはサイレントゴースト(通称S.G)。帰属は第一小隊だが、基本的に単独行動での諜報活動に従事している。口数は少なめだが、感情の起伏は普通。新しく入隊したライルの事を人目見て気に入っている節がある。曰く、面白い人との事。尚、どの様な経緯で川崎のIS乗りになったのかは不明。因みに、部隊の者達からは女神様、もしくはS.Gと呼ばれ親しまれ(崇められ)ている。

 

 

◇アーロン・ヴェールヌイ・グラズノフ

50代を過ぎた椿の護衛部隊ATWAT隊長。能力的には非常に優秀。普段は駅前の街を拠点として護衛を行っている。現在は用務員として直接IS学園内で活動している。

 

尚、カミさんとは3回程別れているとかなんとか。因みにソフィアとの関係は現段階では明言されていないが、親子であると推測される。

 

 

◇ライル・アークス

 

ラテン・アメリカ人でデルタフォース出身。コールサイン・Beyond7。本作における裏主人公的な立ち位置な二十過ぎの男性。軍に在籍していた頃、IS乗りを殴ってクビにされ、路頭に迷っていた所を川崎に拾われた。

若手であるが故に少々経験不足であるが、第一小隊に付いていける能力はある。特に射撃の腕はかなりのもの。彼女は過去に何度か作ったらしいが、ソリが合わずに皆別れたとか。尚、ソフィア関連で部隊の野郎共に簀巻きにされることもあるらしい。

 

 

◇ドミニク・サンダース

 

第一小隊隊長でPASOGの最古参の一人。コールサインはBeyond1。少数精鋭主義の第一小隊を率いる指揮であり、高い統率力を誇る。経歴は不明で既に50を過ぎた老兵ではあるが、叢雲の身体強化アシストの下、ISと渡り合える程の非常に高い近接戦闘能力を持つ。

 

 

◇川崎 五十六 (かわさき いそろく)

 

川崎・インダストリアルカンパニー代表取締役社長。優秀な経営能力と判断力、統率力を持つ老練な人物。息子や孫はいるが、彼等には海外での活動を任せている。天枷椿の現状を理解し、後ろ盾になることを承諾している。裏の事情に詳しく、暗部の更識家の存在や亡国企業についても詳しく知っている。尚、轡木十蔵とは旧知の中らしい。

 

 

◇ノアム・アインシュタイン

 

乗機:Gid`on(二次移行済み)

 

亡国機業の構成員の一人で元イスラエル軍人。最終階級は大尉。報告では女尊男卑の思想を持たない、実直で正義感溢れる人物だったとされる。だが、それ故に脆く、利用されやすかった。故にそこを漬け込まれて亡国機業に懐柔されている。

 

高い格闘戦能力を持つ。

 

 

――登場機体――

 

 

◇古鷹(ふるたか)

 

分類:第三世代IS

機体詳細

 

ISにしては珍しく全身装甲を採用した大型機体。全長は4m。特殊武装としてマインド・インターフェースを利用した4機の非固定浮遊盾『アイアスの盾』を使用する。機動性を捨て、装甲及び拡張領域、ジェネレーターの増設により防御力と継続戦闘能力を重視している。また、各所には高出力のスラスターが装備されており、こと瞬発力や瞬時加速の速度に関しては他の第3世代(高機動型)にも引けを取らない。

 

 

【挿絵表示】

 

 

使用武装

 

背武装

 

・120㎜滑腔砲

主力戦車の砲をIS用に武装化したもの。PIC制御の応用で反動は最小限に抑えられているがそれでも無視できない程度には大きい。

 

使用弾種は3種

APFSDS(離脱装弾筒付翼安定式徹甲弾)

Canister(散弾)

HEAT-MP(多目的対戦車榴弾)

 

・8連装AIML

パッシブ方式。敵性ISコアに反応して追尾する対ISミサイルランチャー。正式名称はAnti-Is-Missile―Launcherである。

 

・30㎜ガトリング砲

対地攻撃機のガトリング砲を流用したもの。Avengerとも呼ばれる。非常に高い瞬間火力を誇る。

 

・大型荷電粒子砲

大火力を誇るが、冷却の関係上撃てる回数は少ない。チャージ可能。

 

主武装

 

・165㎜多目的破砕・榴弾砲

全武装中最大火力。ただし、余りにも反動が大きすぎるため、使用時には地面にしっかりと足を着き、四肢の関節を固定した状態で射撃姿勢に入ることが必要になる。よって余りにも隙が多いため、ISとの戦闘に使われる事は基本的にない。

 

・90㎜擲弾銃

高い爆発力を誇るグレネードランチャー

 

・40㎜電磁投射砲

長距離戦用装備。俗に言うレールガン。電流とレールの電流に発生する磁場の相互作用によって、弾体を加速して発射する。最大出力時は光学兵器と同等の弾速になる。

 

・Stoner M63 

対IS用に再設計した汎用機関銃。

 

・.50Cal Beowulf Le16

対IS用に再設計した大口径自動小銃。改良が施さている。本来の装弾数は10発と狙撃銃並みだが専用ドラム型マガジンで装弾数不足を補っている。

 

・RDI Striker12 ×2

IS用に再設計、回転シリンダー型マガジンによる豊富な装填数が魅力。近接戦時の主武装である。

 

・KIKU ×2

第2世代最強の威力を誇る「灰色の鱗」の独自改良版。まんまACFAのアレ。一撃必殺。

 

特殊武装

 

・『アイアスの盾』

マインド・インタフェースで自由に動かすことができる大型の浮遊盾。全長2m。拡張領域内に収納されている。数は4機。今後改良される見込みがある。対実弾に特化した設計だが、レーザー兵器に対しても多少有効。また、その硬さを活かして打撃武装としても使えるが、威力は当然低い。

 

その他

・学習型戦術支援AI(古鷹)

本来人格は与えられていないが、ISコア 古鷹がAIを通して主人公と会話、補助する。アイアスの盾の制御も可能であり、戦闘時には主人公の代わりに動かすこともある。本来の用途は戦闘中の情報処理と最優先目標の決定である。

 

 

◇扶桑(ふそう)

 

分類:第三世代IS

機体詳細

峯風千歳専用の射撃特化ISであり、不知火をベースに制作された機体。見た目は軽鎧武者。不知火と違って全身装甲ではないが、それでも装甲面積は通常のISより広い。そして頭部はフルフェイス型ではなくバイザー型のハイパーセンサーを採用している。

 

尚、元々ついていた腰のロケットブースターの代わりにロケット弾を装備、肩の非固定ブースターも背後に一つだけにし、代わりに第三世代兵装である追従型マルチガンポッドが2機、左右に装備している。因みに搭載している追従型マルチガンポッドは、形状が形状故に、本体である機体の名前も相余り、航空戦艦型IS等とも言われている。

 

武装

・77式汎用突撃銃

特に特徴はない。だが、整備、コスト、耐久面は非常に優れている。使用者を選ばない、優秀な銃の筈なのだが、あまり宣伝されてない。しかし、峯風千歳の知名度のおかげでそこそこ売れていたりする。

 

・90式短機関銃

PDW(パーソナルディフェンスウェポン)であるP90を元にしたモノ。豊富な装填数と扱いやすさ、そして小回りが利くのが特徴。突撃銃と同様の扱いを受けているが、峯風千歳の名で売れていたりする。

 

・腰部76㎜ロケット砲

対IS用に設計されたロケット弾を運用する。高い爆発力を誇る。

 

・追従型マルチガンポッド零式

(一式十二・七粍固定機関銃改×2、九七式七粍七固定機銃改、対近接用スラックガン)

マインド・インターフェース制御。形上は製作者の遊び心故なのか、この追従型マルチガンポットは零式艦上戦闘機の形をしている。普段は飛行機の機動をしているが、その気になればビットの様に変則的な機動を行う事もできる。尚、千歳の提案で爆装の部分はスラックガンに取り替えられている。

 

各武装の取り付けられているのは場所は以下に記す。

 

翼内:一式十二・七粍固定機関銃改(ホ103改)

機首:九七式七粍七固定機銃改

胴体:対近接用スラックガン

 

欠点は一機あたりのコストが非常に高い事と燃費の悪さである。一応、簡単に撃墜されないよう、専用のエネルギーシールドで覆われいるが、それ故に燃費が悪く、また、ソレを補う為に専用のジェネレーターを積んでいる事により更にコストを上げるのに拍車をかけている。

 

尚、史実の零式艦上戦闘の装備は以下である(二一型の場合のみここに記す)

翼内:20mm機銃

機首:7.7mm機銃

胴体:爆装(30kg又は60kg爆弾)

 

 

◇月影(つきかげ)

 

分類:第二世代IS

機体詳細

ソフィアの専用機。黒一色の全身装甲機体。無駄をできるだけ省いた、限りなく人の姿に近い形状をしている。ステルス性を高めるため、レーダー波を吸収するステルス塗装、赤外線放射抑制の為の排熱処理、脚部には徒歩移動時の音を消す為に衝撃吸収ゴムを装着している。

 

機動力に関してはステルス性の確保を重視し、ブースター類は静音性を重視したモノしか取り付けられていため機動力は低め。また、この月影はスペック自体は川崎の最新鋭機ではあるが、第三世代の基準であるマインド・インターフェースを搭載していない(搭載する必要が無い)為、分類上第二世代となる。

 

武装

 

・45口径135㎜消音器付無薬莢弾及び電磁迷彩対応大型狙撃砲『Silent Ghost』

月影の最大攻撃力を有する消音器を付ける事を前提よした大型狙撃砲。装填数は20+1発。アウトレンジ、もしくは不意打ちからの一撃を想定している。尚、Silent Ghostは名の通り光学迷彩が起動中は透明化する事ができ、無薬莢弾との相乗効果によって一部の例外を除いて相手に狙撃位置を察知される事は無い。

 

・消音器付七十七式汎用突撃銃

サプレッサーが付いただけで基本的な性能は変わらない。

 

・アーマーピアーズ

戦車の正面装甲等を貫く事に特化した近接ブレード。鎧通しなどとも呼ばれる。

 

・90式戦術短刀

小回りの利くIS用小太刀。非常に高い強度を誇る。

 

特殊

 

・光学迷彩

視覚的に対象を透明化する技術。以前、古鷹が集めた白騎士の残滓データを下に主任が再現した。

 

・電子戦用ポッド

左右に浮いた丸い非固定浮遊ユニット。対IS戦を考慮したレーダーと音を妨害する非常に強力なジャミング効果を発揮するユニットを散蒔く事ができる。

 

統合電子戦システム(IEWS)

脅威警戒・識別機能、目標/脅威評価機能、脅威対抗実施機能などを有し、ECM(電子対抗手段)/ECM(電子支援対策)に対抗する。

 

 

◇島風(しまかぜ)

 

分類:第二世代IS

機体詳細

エメリー専用IS。不知火がベースの機体。極限まで装甲を薄くし、軽量化を図っている。但し機体各所にブースターやスラスターを増設してるので外見はそこそこのボリュームがある。また、頭部には大型のセンサーマストが追加されており、どことなく兎を連想させる。尚、速さのみを求めているため防御力は皆無。

 

武装

 

・九十二式空間圧砲

所謂衝撃砲。龍咆のライフル版。

 

・九十式戦術短刀×2

腕部のナイフシースに収納されている短刀。非常に高い強度を誇る。

 

・三式大型推進器付突撃槍『岩穿』

エメリー専用武装。非常に巨大な突撃槍であり、内蔵されたブースターによって高速の突きを可能とする。また、槍自体が非常に硬く、いざとなれば盾の様な扱いもできる。

 

特殊兵装

 

・PIC強化装置『月輪』

PICを模倣する過程で生まれた特殊装置。従来のPICよりも効率が良くなり、対G、推進器なしでの加減速、反動抑制等が軒並み強化される。また、装備した事による恩恵で多少のシールドエネルギー制御が可能となり、前面にエネルギーを展開して発動する瞬時加速『突撃瞬時加速』が使用可能となる。

 

 

◇不知火(しらぬい)

 

分類:第二世代IS

機体詳細

川崎の新技術が組み込まれている機体。川崎の制作すISの原型であると同時に新技術の実証機でもある。見た目は鎧武者。この不知火に使われている技術は試験的な要素のモノが多く、その一旦として全身装甲が採用されている等が挙げられている。また、肩に2機非固定型のブースターと背中にランドセル型のブースター1機、腰に2機の大型ロケットブースターが搭載されており、自由度の高い高速機動戦が可能となっている。

 

尚、性能自体は技術の更新と共に強化・改修されていく為、最新鋭である第三世代機に対して互角以上に渡り合える性能を持つ。

 

 

【挿絵表示】

 

 

※画像はデュアルフェイスVer

 

基本武装は3種。自由に追加・変更可能。

 

・77式汎用突撃銃

説明は省略。

 

・90式短機関銃

説明は省略。

 

零式戦術長刀『三日月宗近』

天下五剣の名を冠する美しい日本刀型のブレード。川崎製近接武装の中では最高傑作。切れ味は展開装甲を抜きにした雪片以上の切れ味を誇る。自衛隊に何本か売れた。但し、余りにもコストが高い為、IS乗りは扱いに慎重になっているらしい。

 

 

◇???

 

分類:第五世代

機体詳細

現在主任が古鷹と共に製作中の機体。現段階で公開可能な情報はこの機体は機動を主軸とした万能機である事、装甲の一部には展開装甲を用いる事、そして第五世代技術である『射出型拡張領域』を採用する事である。

 

 

◇Gid`on(ぎどぅおーん)

 

分類:第二世代IS

機体詳細

ノアム専用機。ヘブライ語で戦士を意味するイスラエル製第二世代軍用IS。軍用機として開発された機体で、高い汎用性とエネルギー効率を誇るある意味ラファールの上位互換とも言える機体。ノアム機には試作武装としてECM性能の高いプラズマラ砲を装備していたらしい。

 

武装

 

・マシンガン

恐らくはレッドバレッドだと思われる。

 

・シャムシール型ブレード

湾曲した片刃の剣。中東で採用されている殆どのISに標準装備されている。

 

単一仕様能力『ラプラスの悪魔』

効果は戦闘行動における未来予測。使いようによってはかなり凶悪な能力である。

 

 

◇叢雲

 

分類:試作強化外骨格

機体詳細

川崎が開発中の対IS用強化外骨格。大きさは身長+頭二つ~三つ分。装着時には人体のツボを刺激する事で人体のリミッターをある程度解除させ、身体能力を強化する。そして、バックパックに背負った大型バッテリーを稼働させる事で更に強化も可能。その時はISと力の差はかなり埋まり、EOSと機動力が同等となる。そして密閉空間ではISとほぼ対等に渡り合えるとの事。ただし、大型バッテリーは試作品の為、駆動時間は1時間しか持たない。

 

尚、装甲自体はISの装甲を応用したもので、対人狙撃銃クラス(9mm)までは耐えられる設計である。そしてヘッドギアには視覚強化やレーダーは勿論の事、望遠モード、赤外線暗視モードがある。無論IFF(敵味方識別装置)も装備済み。

 

ここまで良い上げれば、そこそこ良い線を行くパワードスーツではあるが、この叢雲には欠点がある。それは使用後に筋肉痛に悩まされる事である。しかもかなり酷いモノらしい。理由は人体のリミッターを外した事による肉体の異常酷使。慣れるには時間がかかるとか。尚、輸送には専用の大型車両や航空機が必要となる。

 

武装

 

・対人用大型自動小銃

7.62mmNATO弾を使用。 叢雲用に持ち手が大型化されている。装弾数はドラムマガジン使用で1+75発。また、任務に応じてグレネードランチャーやマスターキーが装備されている。

 

・対IS用突撃砲

25mm口径弾。装填数は30+1発。叢雲専用対IS用銃。背中のバッテリーの横にあるガンラックに装備。対IS用と銘打たれているが、勿論通常兵器にも効果がある。

 

・腕部内蔵型単分子カッター

IS用近接ブレードを応用したもの。装甲車の装甲やISの装甲をも斬り裂く斬れ味を持つ。

 

・対重装歩兵戦闘用13mm拳銃

腰のホルスターに装備。パワードスーツ無しでは撃てない超大型マグナム。装填数は10+1発。威力は重装歩兵を一撃で肉塊に変える程である。

 

・他分隊支援火器等多数。

役割ごとに対人用兵器や重火器、爆発物をバックパックの横に設けられらているガンラック(突撃砲が右に置いてある場合なら左)に携帯する。

 

 

――登場組織・部隊――

 

 

◇川崎・インダストリアルカンパニー

 

日本に本社を置く大規模多国籍企業。主人公である椿とはテストパイロット兼後ろ盾の関係。元々は一般の工業製品を主軸として多種多様な分野に手を出していたが、ISの登上後にはISの開発にも参入し、日本より複数のコアを受領している。

 

一般製品の部は世界的にも有数のシェアを誇るが、ISの機体開発部門では打鉄を倉持技研と共同開発した以外に目立った成果は上げていない。ただし武装面では多国籍企業の立場を活かして世界から集められた変態技術者がいるため、技術力は決して低くはない。寧ろ高いと言える。そしてそんな変態達が作る武装は、尖った性能を持つとして有名になっている。無論、汎用性のある無難な武装も作るが、普通の武装には宣伝意欲がないらしく、あまり日の目を見ていない。

 

 

◇Kawasaki Industrial Company Private Armed Special Operations Group.通称K.I.C.PASOG(川崎・インダストリアルカンパニー私設武装特殊作戦郡)

 

社長の子飼いの正式名称。主任からは極悪諜報部隊といわれている。元々この部隊は幾つか前の社長が設立させたもので、目的は企業スパイを洗い出す為だった。しかし、当代の社長が就任してからは裏世界における尖兵として強化され、さらにISの登場により、軍の縮小によって爪弾きにされたり、女尊男卑でトラブルを起こして厄介払いされた軍人達や優秀な傭兵を雇って集め、統制・訓練をさせて完全な私兵としている。

 

また、用途に応じて部隊を幾つかに細分化している。普段の任務は諜報活動や川崎の重要人物の護衛が主であるが、場合によっては敵対した組織を殲滅する任を請け負う。

 

 

◇ATWMT(Amakase Tubaki Wo Mamori Tai)

 

PASOGより選び抜かれた精兵7名を主な構成員とする椿の護衛部隊。日々学園外から椿を守る為に活動している。尚、この様な護衛部隊は川崎のIS乗り一人一人に、そして一部の重要人物にも用意されている。

 

α1=アーロン、α2=ジェイソン、α3=キース、α4=ダール、α5=伊藤、α6=アードル、HQ=マリウス

 

 

◇第一小隊

 

所謂PASOGの最精鋭部隊。少数精鋭主義であり、主な任務は社長と主任の護衛。または指令により威力偵察及び敵対勢力の殲滅等を行う遊撃隊。指令が入らない限りは社長と主任の護衛だが、指令が入った場合は別の部隊に護衛を任せて任務を遂行する。尚、川崎のIS乗りの一人であるソフィアは此処に所属している。そして現在椿の護衛を担当しているアーロンもこの部隊の出身である。

 

 

◇EU叢雲教導団『麦わら帽子』

 

所謂教官部隊。EUと銘打たれている時点で察するだろうが、地域ごとにこの様な教導団が存在する。練度が比較的高い集団であり、優先的に新兵器が回される。

 

当然、裏主人公であるライルも教導団より叢雲の手ほどきを受けていた。尚、教導団の名前は隊長――団長の裁量で自由に決める事ができる。EUの団長はワンピー●好きの為、EU叢雲教導団はこの様な名前となった。

 

 


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