Fate/Meltout   作:けっぺん

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あけましておめでとうございます。
今年も頑張っていきますよー。

という訳でFate/Meltoutのあれこれ。
EXマテの用語集を基に悪ふざけも交えて作成。
五十音順になってます。


用語集

 

 

『赤い悪魔』

これで良いのかスタート。

一般的には遠坂 凛の通称であるがこの項で扱うのは「紅州宴歳館泰山」が生み出した「この世の全ての辛(アンリマユ)」。

一人のNPCによってムーンセルの記録の底から引き摺り出され、古の眠りより目を覚ました真性悪魔。

業火よりもなお赤い肉体は見る者を戦慄させ、対峙した相手はAランク相当の神性に類似したプレッシャーを感じる。

英雄程の力は持たないにしろ肉体そのものが対神宝具と言っても遜色無く、マスターサーヴァントNPC問わず甚大なダメージを与える。

この悪魔の加護を得られるのはごく一部の選ばれた者のみ。本作で該当するのは三名のみ。

しかし、一度圧倒的力の前にひれ伏した三人の復讐者により、存在を破壊され再び永い眠りについた。

尚、六回戦頃にこの悪魔の子供が誕生したが親同様の災厄は齎せなかったという。

 

『少女の為の物語』

アリス・リデル・ワールド。

ルイス・キャロルの代表作、「不思議の国のアリス」の現本。宝具ランクはC。

一人の少女を対象として発動する対界宝具であり、使用した時点で固有結界の核となる。

その少女が望む世界をこの世界として確定させる宝具。

作中ではありすを対象に使用されナーサリーライムという概念をもう一人のアリスとして確定した。

一人が望む世界を作るというのは言い換えれば、「その一人を即興の物語の主人公」にするということ。

アンデルセンの宝具とは違い、対象に制限があり、完成度も高いとはいえない。

対象を昇華させることなく、今のまま主人公にするものである。

とは言え、ランクはC。ランクに不釣合いな世界に変革することはできない。

 

『王子を誘う魔のオディール』

メルトリリスの攻撃スキル。

加虐嗜好が最も良く繁栄されたスキルであり、合計ダメージは多分最大。

だが連撃ゆえ命中率があまり高くないので戦いに向いている訳ではない。

けっぺんの予想だが、このスキルは宝具の没案から生まれたものだと思う。

詳しくはEXマテ用語集の宝具欄を参照されたし。

宣言は「アッサンブレ・エトワール」。ブリゼを元に自作。かっこ悪い。アッサンブレだけで良いと思う。

ゲーム的には筋力大ダメージ。

使用MPは70くらい。

 

『暴かれる嘘吐きロイス』

オーバー・メルトダウン。

メルトリリスの攻撃スキル。

対象の能力(スペック)を溶かし、乱す魔力の水流。

メルトの宝具の一端であり能力を奪わずとも攫い、一定時間ながら無効化させる。

魔力が水へと変換されたのは、メルトに組み込まれた女神、サラスヴァティーに起因したもの。

しかし、言ってしまえば魔力に水の色を付け足しただけであり水の属性は持っていない。

故に炎を消せる訳ではないし、電気を通す訳でもない。電気は通さないと言っても純粋な水でもない。

赤セイバーは情熱を炎に変えれるが、別にメルトはクールさを水に変えれるなんて事はない。

ゲーム的に言えば魔力依存のダメージ+強化削除。もっと言えば、2ターンくらい能力ダウンも付けたい。

使用MPは60、70くらいだと思う。

 

『踵の名は魔剣ジゼル』

振られた足から放つ斬撃。何かと便利な速攻型遠距離攻撃。

本来は相手HPの三割を削る攻撃だが通常ダメージに変質している。

理由は明白。作品的に主人公にそんな割合ダメージがあったら面白くないからである。

ちなみにブリゼ・エトワールは真名ではなく、発動に宣言の必要は無い。

ブリゼは「砕く」「壊す」、エトワールは「星」という意味。

ゲーム的には効果の無い魔力ダメージ。多分使用MPは30くらい。

 

『加虐体質』

メルトリリスのid_es。

物理ダメージを上昇させるが、戦闘が続けば続くほど冷静さを失ってしまう。

短期決戦ではない聖杯戦争には向かないスキルである。

メルトを代表するスキル。だがこの作品のメルトのそれは明らかにランクダウンしている。

作品の反省するならば、まずメルトの加虐性だったりする。

余談だがこの項を作る際、「かぎゃくたいしつ」で変換したら「加虐退室」と出た。誰が上手い事を言えと。

 

『各回戦のテーマ』

大体は原作と変わらないものの、それぞれの回戦でテーマとしていたものは存在する。

という訳でそれぞれを反省まじりに、解説していく。

一回戦:はじまり

メルトとの出会いや、戦いの真実を知らない者同士の戦い。

聖杯戦争の掴みとしてハクが戦いを知り、この作品の掴みとしてメルトが相棒というカオスを出したかった。

……言うほどでもない? 気にするな、カオスなのはこっからだから。

二回戦:教授

教え授かる。遥かに戦闘経験が高い者から教えを受ける戦い。

しかし原作からは一ミリたりとも外れない進行となってしまった。何故だ。

結局個人的に印象に残ったのは、メルトと緑茶の毒舌合戦だけであった。何故だ。

読者に白衣属性持ちは少なかった。何故だ。

一番文字数の多い話があり、且つ一番短い回戦だった。何故だ。

二回戦中のタイトルには色の名前がつけられている。理由は特にない。

三回戦:弱者

これはEXマテで解説されてた気がする、自分より弱い者との戦い。

なのに明らかにありすの方が強かった。ジャバウォックだけじゃない。あの詠唱もだよ。

最後のクックロビンの詠唱。シャナの最終巻のマージョリーさんと被らないようにするのが大変だった。

ギャグとシリアスの差が激しいのは絶対にメルトのせい。本来三回戦はギャグが入り込む余地のない暗い話な筈だ。

勿論、麻婆とザビを除いてだが。本作でもこの二つは有効活用させていただいた。

三回戦中のタイトルは全てひらがな。理由はありすだから。他の何物でもない。

四回戦:過去

ハクが無である過去を知り、過去、共に戦った(笑)姉妹同士の戦い。

キチガイとの戦いが本筋であった四回戦から見事脱線、一か八かのオリジナル陣営を作り出すに成功した。

オリジナルマスターである黄崎 白羽については該当項を参照されたし。

五回戦:因縁

言わずもがな。ってよりそもそもそんなに因縁がない気がする。

ユリウスが視聴覚室ハッキングしてなければ、ラニの助け得られなくて四回戦で敗退していた可能性が高い。ユリウスさんマジ貢献者。

そんな因縁の結末は、原作より八日早いデレだった。CCCが致命的に変化する要因でもある。

余談だが、五回戦進行中に行った祭りで久しぶりに再会した友人がアレな方向に進んでいた。

切り出されるアニメの話題は明らかにけっぺんの上を行っていた。厨房時代は寧ろ私をからかう側だったというのに、人間変われば変わるものである。

五回戦中のタイトルは漢字四字。散逝黒蠍は無理あるだろって最近思い始めてきた。

六回戦:最強

何故六回戦のテーマが最強かって? 七回戦の項を見れば良いと思うよ。

そんな六回戦は、西欧財閥に抗するレジスタンス、遠坂凛と原作には登場しなかった黄金の鎧を纏う謎の槍兵が相手(棒)。

序盤から存在を示唆されていた英霊、その正体はインドの叙事詩、マハーバーラタに登場するカルナであった(棒)。

ぼくのかんがえたさいきょうのサーヴァントと言われても仕方ないこの主従。

どうやって倒すのかと感想にも書かれていたが、何せ困っていたのはけっぺん自身である。

執筆開始当初から考えていたのに、六回戦始まっても勝つ方法が見当たらなかったのだから。

結果的には中々オリジナリティのある対処法になったので、まぁ万々歳なのだが。

六回戦中のタイトルは対戦相手が判明するまでは端的な単語で固定してある。正体を隠している事と繋がっているのだが、だからなんだという話である。

七回戦:チート

あぁ、と思ってくれれば幸いだ。七回戦は最強よりこっちの方がしっくりくる。

三倍騎士、設定追加された結界展開する勝利の王。前座にはペンデックスもといカービィもとい名前間違えられやすいセフレさん。

対する主人公もやろうと思えば何でもできる術式にエーテル破壊の黒銃ぶっぱ。更にはサーヴァントとの愛の力。

やりたい放題じゃないか。欠片男とかCCCラストじゃこんなトンデモバトルできないよと内心嘆きつつも突っ走った決勝戦。

結局欠片男との戦いは地味なままで終わる。宝具がぶつかっただけである。

だが安心して欲しい。その分CCCじゃこの倍のスピードで暴走する予定だ。

尚、機会があれば、機会があればと逃げ続けてきた[検閲削除]だが最初に要望が来たその日に「決勝の最終日でやろう」と決めている。

うっすい描写になってしまったが、訓練された読者の皆さんならいいように保管してくれるに違いない。誰か書いてくれ。

六十九話のタイトル『決戦のキャメロット』は思いつきでつけたものだが異様に気に入っている。

決勝戦後の五話分のタイトルは連用形で固定。未来へ進むというイメージ。

ついでに最終話のハクのモノローグの一文のピースは欠片と平和、二つの意味を込めてみた。

 

『黄崎 白羽』

きざき しらは。四回戦で戦う事になったオリジナルマスター。

容姿はまんま、女主人公のもの。何の改造も施していない学生アバターである。

メルトの姉妹、パッションリップのマスター。令呪のデザインは主人公のものを逆さにしたもの。どこが三画だ。

黄崎 白羽の設定は三分くらいで考えたものである。名前含めて。

結果、臆病故に人間味に溢れるミーハーjkとなった。

間違っても変態ではない。記憶がないとは言え、思春期真っ盛りの女子高生である。三週間も、160cmと共に居ればその魔力になど逆らえまい。

言峰相手に「君」を付ける、後にも先にも多分唯一の人物。

三回戦六日目の赤い悪魔を共に食し、意気投合したかららしい。本編登場の二日前の出来事であった。

それまでは多分、「神父ちゃん」とかそんな呼び方。どっちもどっちだ。

赤い悪魔を食せたのは辛味が好きなのではなく味覚がぶっ飛んでるため。

上手いものは勿論上手いが、彼女にとって恐らく不味いものはないのだろう。

本来はハクと同じ、何らかのバグによってマスターとして自我を持ったNPC。

つまり彼女が勝ったところで運命は原作主人公と同じ。多分リップの能力じゃ助けられない。

強いて言えば、ムーンセルの要所潰して消去を最初から無かった事にするくらいなら出来そう。

ハクに抱き寄せられたとき、妙な反応を示している。もしハクがCCC五章を終えた後の主人公であれば、何か嫌な予感を察しただろう。

そんなスイーツな彼女をCCCで出せるかどうかなど、神のみぞ知る。

尚、紫藤 白斗の「紫」は三原色の内、赤と青の混色である。

それと同じように、黄崎 白羽の「黄」も青と緑の混色になっている。どうでもいい裏設定。青と緑を混ぜると普通に青緑なので此方に決定した。

主人公の名前をデフォから変更したのは、岸波 白野というキャラを過去として出すだけでなく、ハクと対極になるこのキャラを出したかったことが理由。

 

『騎乗』

スキルの一つ。

動物や乗り物に乗りこなす技術。

セイバーやライダーに付属されるクラススキルでもある。

特にライダークラスは高ランクを取得し、騎乗に関する宝具に最大限補正が掛けられる。

その英雄が生きた時代にあった乗り物だけに限らず、バイクや飛行機などもお手の物。

果ては最上級のランクであれば幻獣や神獣だって乗りこなせる。

……そんな解説は求めていないって? 分かった。頑張ってみる。

メルトリリスが修得しているスキルの一つ。

原作CCCでのランクはBであり、ライダークラスも務まる程度のランクである。

しかしこの作品でのランクはB+。なんと現存する“乗る”概念が通用するものなら何であれ乗りこなせるのだ。

この現存するというのは幻獣、神獣が該当しないというのを暗喩している。

何故メルトがこのスキルを修得しているか。それはCCC発売当初から多くの討論が繰り広げられてきた。

ご想像にお任せしたいという意味深な製作側からのコメントもあり、公式が病気とまで評されている。

この作品において、メルトがこのスキルを持っているのが判明したのは決勝戦終了後。

最後の最後にこのスキルが判明したのか、明確な理由をコメントすることは出来ない。

だが、もう一つヒントを付け加えれば、判明したのは決勝戦六日目。一体ナニがあったのだろうか。

 

『キャスター(黒)』

さんせんめの、サーヴァ(ry

真名はナーサリーライム。英語圏で言うわらべ歌。

実体は無く、マスターによってその姿を変える。

この作品においてはルイス・キャロルの宝具によって、もう一人のありすとなった。

その影響もあってかジャバウォックの使役を可能としている。

ちなみに、既に『少女の為の物語』によって「ありすのナーサリーライムはアリス」という概念が固定されているため、仮にありすが聖杯戦争に参加する並行世界があったとしてナーサリーライムが呼ばれればキャロルが居なくてもアリスとなる。

並行世界にも及ぼす概念は、ムーンセルにも記録されているとか。

 

『キャスター(男)』

三戦目の、もう一人のサーヴァント。

真名はルイス・キャロル。他でもない、「不思議の国のアリス」の作者である。

中年の男性の姿で召喚されており、穏やかでお人好しかつマイペースな性格。

ありすによってもう一人のキャスターと同時に召喚される。所謂イレギュラーであり、正規のサーヴァントはナーサリーライムの方。

言ってしまえばナーサリーライムに勝手についてきただけ。

しかしありすの世界に自分が不要と察したキャロルは宝具によってナーサリーライムの在り方を変え、その世界から離れていった。

その後ありすはアリスと二人の世界を作っていたのだが、別にキャロルを否定していた訳ではない。

もしキャロルがそれに気づくことができていれば、二人の悪戯を諭す父親になっていただろう。

マトリクスには無いが、ある程度の人間観察スキルを持っている。ただし対象は女性のみである。

それによってありすが白斗に他のマスターと違う感情を抱いていることと、同じ存在と考えていることを察し、ありすの夢を終わらせるならば彼と感じて力を貸した。

決戦場にも赴かず、レオとの語らいで二度目の人生を終える。自らの力で少女を護れなかった小さな悔いを感じながら。

尚、アンデルセンとは違い、一切戦闘能力を持っていない訳ではない。

それは彼が持つ他の宝具に所以している。CCCで頑張ってほしい。

三回戦のマトリクスにあるこのサーヴァントの欄の最後にある『君に捧ごう、祝辞と感謝を』はキャロルが自らのマトリクスを改竄して作り出した項である。

当然キャロルには霊子ハッカーとしての腕は皆無。消滅間際にこれが出来た事も奇跡である。

その為この項は無駄が多く、行が開いたり空白を簡略化できていない。

この項をドラッグなり何なりで反転してみればそれが分かるだろう。

 

『クライムバレエ』

メルトリリスのスキル……ではなく戦闘スタイル。

クラシックバレエを戦闘用に改造したものにして、月の裏側での無敵性の名。

この作品でのメルトはその月の裏側での運命を経験してきている。

サーヴァントとして表側に送られる時、その能力をBBによってサーヴァント用のものに変換されている。

メルトウイルスはそれによって劣化し、クライムバレエもその無敵性に因んだ形で変換された。

それが“吸収した魔力の貯蔵”。“クライムバレエ”は現界やその他行動に使うものではなく戦闘のみに特化した魔力の貯蔵庫の名になっている。

主に使用されるのは『さよならアルブレヒト』。

ゲームで言えば、多分クライムバレエゲージみたいな特殊な数値で表示されてると思う。

『道は遥か恋するオデット』による魔力供給も、実はこの貯蔵庫に送られている。

 

『K』

時々前書きや後書きに出現した謎の人物。読みはそのまま、けー。

その正体は執筆開始当初から知恵を授けてくれた友人である。

特段型月が好きな訳ではないがFateは好き。その中でもFate/EXTRAシリーズが大好き。

受けの良いネタを出す事に定評がある。良い例が三回戦の刻む(意味深)やランルー君参戦。

その他様々な場面で手を貸してくれた縁の下の力持ち。CCCでもその力は発揮されるのだろうか。

尚、「K」はイニシャルとはまったく関係ない。デスノのLっぽくしたいとけっぺんが勝手につけた名前である。

更に余談だが、初めて出会ったFateシリーズはEXTRA。その後CCCをプレイ。

そのせいでキャスターを「物語」のクラスと勘違いし、zeroの旦那を見て不思議に思っていた。

しかし「本持ってるし良いのか?」と納得、stay nightでまた混乱したという経緯がある。

このようにEXTRA、CCC、zero、stay nightという順に知る。原作は未プレイ。

 

『作品原案』

元々この作品を書こうとしたのは、とにかくメルトリリスを救済したかったから。

それゆえに作品コンセプトも「メルト救済」の一言に尽きる。

CCCルートのアレで黒幕への憎悪が爆発し、約一月の設定考案、執筆を経て連載を開始した。

初期段階で決まっていたのはラストと大まかなイベント、そして四回戦、六回戦の変更。

リップを選んだのは、また彼女も救いたかったから。カルナさんはぶっちゃけノリである。

 

『殺刃』

killer()。

白斗のコードキャスト。ユリウスの違法術式を白斗なりに再現したもの。

投擲による牽制を目的としていたが決勝戦ではレオとの斬り合いに大抜擢。

普通の剣と斬り合える程強度あるのかという質問は野暮である。

主人公たるもの剣の一つも使えなくてどうするか。

最初の発動のシーンは士郎の投影を思い浮かべながら書いていた。

 

『さよならアルブレヒト』

おなじみ利便性抜群無敵スキル。

クライムバレエに貯蔵した魔力を一気に解放し、如何なる攻撃をも防御する。

簡単に言えば、発動中耐久を実数値999という規格外と規定される数値を遥かに超える数値に激増させる。

とは言え、発動するだけでは一瞬のダメージ判定を防ぐだけ。一回の爆風でもダメージ判定が多数あり、しっかり防ぐには相当の魔力量が必要。

ランサーの『梵天よ、我を呪え』を使った直後とかはもう魔力はスッカラカン。しっかりエネミー倒して貯めときましょう。

使用MPも防ぐ攻撃によって変わる感じ。ゲーム上なら黒天洞の回復MPくらいの消費かな? ゲームバランス的には。

1ターン完全防御も出来ないし、ギャンブル性が増えるでしょう?

尚、原作CCCでは無敵性を一時的に再取得するスキルなんだろうが、この作品では無敵性は完全削除されている為、変質している。

 

『弁財天五弦琵琶』

サラスヴァティー・メルトアウト。

最早ほぼ語る事はあるまい。

詳しくは原作CCC及びwiki及びEXマテを参照されたし。

追記事項と言えば、五回戦でやったように相手が支配する空間の支配権も全部吸収する。

更には人類規模の救済説法さえ対衆、対界宝具の種別(+愛の力(+令呪))の下、飲み込んでしまうのだ。

本作で使用されたのは二回だけ。こんなチート宝具毎回使ってたまるか。

ゲーム的に考えた発動条件は「相手が何らかの強化補正を受けている事」。

救世者? 悟りはパッシブみたいなもんでしょ。

 

『紫藤 白斗』

しどう はくと。この作品の主人公。恋愛初心者その1。

容姿については一切描写していない。基本が彼の視点の為当たり前と言っちゃ当たり前なんだが。

まぁEXTRA主人公のものと同じと思っていただければ助かる。身長は多少低そうだ。

一人称は「僕」。「マスターを助けたい」とするメルトと相性の良い形に設定したらこうなった。

パラメータは最低値でマスターとしての実力も乏しい。

だが、その観察眼と不屈さだけは特出しており、それを武器に戦い抜く――

と、これがEXTRAの主人公である。

白斗も根本的には違っていない。他のマスター以上の観察眼はあるし、最後の武器は不屈である。

しかし決定的に違うもの。それがこの紫藤 白斗の最大の特徴なのだ。

卑屈さ――即ち“ヘタレ”、これ無くして紫藤 白斗は成り立たない。

「不屈」で居たい。だけど「不屈」になりきれない。

崩れる度にラニやメルトによって立ち上がり、また一歩成長していく。

その先でまた崩れ、更に上に居る皆によって更に一歩成長する。それを繰り返して、やがては世界の王を勝る存在になった。

絆によって強くなる――紫藤 白斗は信念のような意味合いでなく、真実として絆で強くなってきた。

やがて王と対峙する日が直前まで近づいた時、成長した白斗は絆で勝ち上がってきた故の独自の敵と相対する。

その道程という名の責任感。背負ったものの大きさに感じる恐怖。

負ければ、皆の思いが無駄になる。無になるのが恐い、無にしてしまうのが恐い、と。

この恐怖を理解し、肯定してくれる相棒がいなければ、彼は敗北していただろう。

聖杯を前にした一人の男との問答で、その相棒によりようやく彼は完成する。

自分の道は戦いだが、その信念は絆によるもの。人は進むための信念があれば、道などどうとでもなると。

結果として叶えた願いの先で、彼は見る。

平和の世界で手を取り合う人々の環を。それは確かに、彼が望んだ答えだった。

尚、彼が令呪によって叶えた願いは聖杯戦争の廃止と地上の自身の元となった存在を覚醒させること。

円満な平和という真の願いだが、戦いを無くせとは言っていない。

戦いは肯定できないが、戦いの無い世界もまた肯定できない。人形たる自身にある、面倒な心なのだった。

 

『邪神』

白斗のマイルームに飾られていた人形の一つに刺繍されている単語。

全ての騎士が羨望する王のような威風を、悟ったような表情一つで台無しにしている。

メルトはこの人形に嫌な思い出があるらしく、数ある人形の中でこれだけは胸部を貫かれ捨てられていた。

聖杯戦争終了後、白斗はこの人形が飾りなおされている事に気付く。

どんな心変わりがあったのか知らないが、メルトの価値観も戦いを経て変わっていったのだろう。

――飾りなおされたこの人形はアホ毛が消え、どこか以前より黒ずんでいたとか。

 

『聖剣集う絢爛の城』

ソード・キャメロット。レオ・B・ハーウェイの決着術式。

二人の騎士が決着を付けるための結界。

発動すれば内部は不可侵の領域となり、聖剣でしか破壊できない。

作中ではガウェインとの連携により内部を聖者の数字の時間範囲内に固定した。

たった三分。その時間で決着を付けるため、王と騎士は厳かにそれぞれの剣を執る。

没案の中に、レオと白斗だけが結界に入り剣で一騎打ちをするというものがあった。

サーヴァントは不可侵の、マスター同士の戦い。勝利を掴んだのは白斗だった。

だが止めを指す寸前、ガウェインが結界を破壊し主を護らんと白斗に斬りかかり、その隙をメルトに突かれる、てな感じ。

結果としてマスター同士の戦いだけは実現した。

 

『臓腑を灼くセイレーン』

膝の棘を突き刺し、発生させた灼熱で傷を広げながら魔力を吸収し傷を癒す攻撃スキル。

水に加えて炎だって使えるメルトたんマジ万能。こっちはしっかり炎の属性を持ってます。

大して出番がないと思っていたが随分利便性が高かった。回復はやはり有用だ。

宣言は「グリッサード」か「ピケ・エトワール」。後者はブリゼを元に自作した。かっこ悪い。

使用MPは50くらい。どこぞの処女のようなあざとさやプリティーさはいらない。

スタイリッシュさが戦闘には必要なのだ。

 

『弾丸』

shock()。最初期に修得し、最後まで使用していた術式。

スタン効果を持った弾丸を放つ。

だが全体的にサーヴァントには碌に通じず、マスター同士の撃ち合いに使われた。

白斗はこの術式の応用で術式を破壊する弾丸等も作り出している。

 

『月影の名は魔刃ジゼル』

『踵の名は魔剣ジゼル』の範囲を拡大させた閃光の嵐。

一つの斬撃だったものを増大させ対軍規模のものへと変化。

威力は格段に上昇したが、消費も相当。

ゲーム的には魔力大ダメージ+貫通。使用MPは80くらい。

 

『遠坂ジェムイズパワーシステム』

別名、遠坂JPS。

目的のものが欲しいなら相応のものを手渡せ。

そう、世界は所謂ギブアンドテイクの形で回っている。

マラカイトが欲しいなら大粒のルビーを引き渡せ。これだって互いに利益を得られる立派な商談なのだ。

もっとも、相応なのかどうかは怪しいが。月の女王に聞け。

やがて遠坂 凛は開発する。このシステムよりも我欲に走り、効率よく集金するシステムを。

 

『人形』

人の姿に似せて作られた物を指す単語。ドールとも。

ただしこの言葉で括れる範囲は広く、玩具や鑑賞用、祭礼にも使われる。

メルトの好きなもの。CCCでは涙無しでは見られない感動のシーンの後にこれに関する熱弁が来る。

「やっぱりコイツも残念系か」と落胆したり「感動が台無しだよ!」と憤慨したり、ここで下がったメルトの株は数知れず。

白斗のマイルームはメルトの影響でこれが大量に飾られている。

それも回戦ごとに数を増し、最終合計金額は六桁にも及ぶとか。

また、六回戦終了後、ハクが作っていた二つの人形が完成している。

自身とメルト。決して完成度の高いものではないが、その二つはメルトの最大のお気に入りでありベッドに飾られている。

尚、人形たちはメルトの意思でムーンセル中枢のドールハウスに転送されている。

二つの等身大人形が住む家で、小さな人形たちはその行く末を見守り続けるだろう。

 

『ハクト』

アムネジア・シンドロームという病に倒れ、数十年の間コールドスリープで眠っていた少年。

年齢は十六。苗字は記録が残っていない。

2030年、突如として覚醒。その体には一切の病の痕が消え去っていた。

リハビリの後、検査入院の形で病院の一室を私室として借りながら手伝いをしていた。

細かい事への観察眼は医師をして一流とされ、彼のカウンセリングは評価が高かったとか何とか。

覚醒から約一年後、世界の選択を知る一人の少女と出会い、その町を去る。

以後は世界を廻りながら貧困な土地の支援などを行いつつ宇宙開発の先頭に立ってきた。

それは前述の少女が勧めたもので、主にその少女と二人で月の開拓を全面支援。

やがて、月への試験的な精神潜入を行う男女の内、男性の方に選ばれる。

どこまでも自分と似ていながらどこか違う少年と、傍に立つ少女。

それらとどんな会話をしたのかは、定かではない。

 

『バッドエンド案』

バッドエンド? ノーマルエンド?

メルトルートと後一つ用意していた、妄想だけのエンド。

胸糞かと思うんで、飛ばしてもらって構わない。

実のところもう一つ投稿しようとしていた最終話。

その内容は地上のハクトの選択によるもの。

自分の病、そして自分が住んだ都市でのテロ行為。

それらに恐怖を感じたハクトは貧困な土地への援助に没頭。

確定された平和など知らずに行き過ぎたそれを続け、結果的に貧富の差は縮小。

たった一人で民を救った英雄として、讃えられるという成功を収めた人間として人生を終える。

――しかしその人生は、本当に人生と言えただろうか。

記憶に存在しない記録を恨み、恐怖ゆえに尽力した偏執的な正義。

彼を例えるならば、「歪んだ正義の味方」だ。後世の人々はそう伝え残す。

別の並行世界の月の裏側、マスターを追って来た一人の英雄は、強敵であった(どく)の女王を打ち倒す。

その刃を通じて感じる心臓の音に、何か引っかかるものを感じながら。

だが、それの正体など知る由もない。

とある世界の正義の味方、それを元にした一つのバグが、彼女を使役していた事など。

……そんな感じで、ハクの元が正義の味方になっちゃうエンド。

現在過去未来をアベコベにした時空で待つ最悪の結末。捻り曲がった歪なエンド。

一応後半までこの案は残っていた。六回戦ラストの凛の台詞「正義の味方みたい」は実はこの伏線だった。

しかし望まれているのはメルトルート。メルトに愛着沸いたけっぺん自身もこんな胸糞悪い話書きたくない。

そんなこんなで没案として、電子の海の底に沈んでいった。

 

『道は遥か恋するオデット』

ハッピーエンド・メルトアウト。

主人公、紫藤 白斗の決着術式。事象改竄の極致であり、零から何かを作り出す可能性。

BBが白斗に直接与えたものだがその真髄は零の月想海に棄却されていた。

紫藤 白斗のコードキャストは徹底して、修得型となっている。

これは霊子に直接刻み込む事で礼装や外付けによるコード使用のタイムラグを無くし、且つ魔術回路から直接アクセスできるようになるため高い効果を発揮できるという形式。

性質を変化させるため、本来はこの形を取る魔術師は少ない。だが紫藤 白斗は選択の余地なく、必然として修得型の魔術師になっていた。

それがこの決着術式の兆しである。感情の変化から咄嗟に術式を生み出したり、文字列を弄る事で発現する新たな術式。

果ては手に入れた礼装に込められたコードを瞬時に覚え、霊子に刻むまで、この術式の全能性が成せる業なのだ。

六十話『声は幽かに』のモノローグにてBBは四回戦のメルトとリップの戦いの結末を見ている。

絆を芽生えさせながら回戦を勝ち抜いていくメルトと、道半ばで果てつつも幸福な最期となったリップ。

その“正しいだろう”結果を確立するために、BBは二人のマスターに能力を与えた。

メルトのマスターにはメルトの溶かす力に準じた、あらゆる物事を零に戻し、溶かしたものを再構成する術式。

リップのマスターにはリップの破壊する力に準じた、あらゆる結果の欠片を拾い上げ、自身の運命を進む糧にする術式。

いつしか感想返信でコードキャスト修得能力はBBの力に関係ないと言っていたが、忘れてほしい。設定の追加は良くあることだ。

両者共に、術式を解放するキーはメルト、及びリップとの絆となっている。

絆を深め、サーヴァントを幸福にすれば術式の真髄により迫れる仕様。

他者との絆によっては、他者が使うコードキャストやサーヴァントの宝具まで模倣し使う事も出来る。

サーヴァントの宝具はマスターと紫藤 白斗の絆、マスターとサーヴァントの絆によって間接的に得られるもの。友達の友達みたいな感じ。

しかしその為には、マスターとサーヴァントに互いの信頼という確たる絆が無ければいけない。慎二辺りじゃ多分無理。

何故絆をキーにしたか。それは紫藤 白斗が他でもない、絆によって成長するマスターだったからである。

その成長に光を見たBBはリップのマスターも同様の条件下に置いた。この辺り不平等と言えなくも無い。

作中で披露されたのはユリウスの短刀、ラニのバーサーカーの軍神五兵、凛のランサーの鎧の三つ。

ユリウスはエレベーター内での“愛”の指摘、その後の過去を垣間見た事、そして決戦後の語らいが繋がっている。

ラニは言わずもがな、凛は主に決戦後の会話と、“願いをレオに言ってやれ”という言葉がレオとの決戦という状況に強く作用している。

攻撃を軽減する鎧が完全防御の鎧に変質していたのは、ハクがその鎧の力を過大に評価していたため。

防御能力と回復速度の高さを決戦において実感したハクによって発現した鎧の効果が変質した。

この自在性もこの術式の真髄の一つ。やろうと思えばイメージの仕方によって何でもできるらしい。

ラニのバーサーカーの軍神五兵だが、本編でこの術式によって発現したのは打撃、刺突、射撃。

バーサーカーの状態では使えない打撃、刺突が使えたのは、咄嗟の発動によって軍神五兵の内、最適な使用法が出ただけの話。

リップのマスターに与えられた術式は具体的に言えば、リップ、及びマスター自身が過去に見た力をコードキャストとして使える術式。

トラッシュ&クラッシュの解放もそれに準ずるもの。失っていてもリップの記憶にある限り、発動は可能なのである。

四回戦では令呪を使わなければ解放できなかったが、今後勝ち進むことがあればきっと令呪なしで発動できるチート術式になっていた。

決着術式の名は『愛に触れる刹那のサロメ(ダンスオブ・セブンヴェールズ)』。

また、最初期に教会にて「メルトリリスの魂はマスターと完全にリンクしている」と言われている。

これはメルトリリスの力に準じた術式を白斗が持っていたため。

 

『黒い銃身』

ブラック・バレル。ラニの師、シアリム・エルトナム・レイアトラシアの決着術式。

黒い銃身から放たれる弾丸は接触した術式、及び魔力構成体に壊滅的なダメージを与える。

ダメージを与えられるのは意思を持たないモノに限り、サーヴァントには効かない。

ムーンセルが手に負えない怪物の場合、自身と共に焼却せよ。

その命令に多少なりの負い目を感じていたシアリムがラニに授けた術式。

ラニの言った『心より信ずる者が危機にある時授けろ』というのは真っ赤な嘘。

授けた際の本来の命令は『自爆の前にこれを使用し、ムーンセルの破壊を試みよ』。

しかしラニはムーンセルに辿り着けない。ならば白斗のために使おうと考えて預けた。

師の言葉より自身に芽生えた心を尊重した最初にして最後の行動である。

……という、伏線すら張れなかった裏設定がある。

型月作品、鋼の大地に登場する黒い銃身とは別物。というより、オリジナルを基に作り出した術式。

その為オリジナル程の力は持っていないが、術式の規模に関係なく対象を破壊できる。

 

『青』

blue。決勝戦にて青崎 青子から授けられた術式。

曰く青子の力の一部であり、意思の無い『モノ』の時間を加速、ないし減速できる。

弾丸の速度を速めたり、回復を遅らせたり、使いようによってはかなり応用が利く。

当初は残り僅かな『聖剣集う絢爛の城』の発動時間をこれによって早め終わらせるという予定だった。

だが、「それってレオの魔力引き摺り出してるんじゃね」という結論に至る。

それが出来るならサーヴァントへの魔力供給早めてマスターの魔力枯渇させれるじゃん――あえなく没となった。

所詮他者が操れる力。そこまで便利にはできない。物語的に。

 

『防御』

shield_mgi()。この作品の代表的なオリジナルコードキャスト。

位置を指定して盾を展開し、攻撃を防ぐ術式。

マスターの援護だけではなくサーヴァントの攻撃も威力によっては防ぐことが出来る。

レオが使用したものはこれの応用。あろう事か『月影の名は魔刃ジゼル』をも防ぎきった。

「才能」の一言で済ませられるのがレオの実力の便利なところである。

 

『メルトリリス』

紫藤 白斗のサーヴァント。多分メインヒロイン。恋愛初心者その2。

ヒロインだけど詳細は省く。CCC、wiki、EXマテを参照されたし。

id_esスキルであるメルトウイルスとオールドレインは消滅し、ドレインスキルへと成り下がっている。

加虐体質は健在だが制限されてるんじゃないかってくらい描写が無い。

月の裏側で生まれた時のように、最初から白斗が好きだった訳ではない。

ただし尽くそうとは思っており白斗が望むなら如何なる事も厭わない。白衣とかそんな感じ。だが白斗に白衣属性はなかった。

一回戦で慎二に痴女扱いされた時キレたのは別に痴女と言われたからではない。

ただ単に嫌いな慎二に馬鹿にされた事が気に喰わなかっただけである。

アーチャーは緑茶。ダンは割とまともな人間。ありすとアリスはお人形。ただし幾分善心は生まれたため後悔はアリ。

ランサーランルー君はキチガイ。白羽は何か変な女。

ユリウス、凛、レオは月の裏側である程度は知っている。

ラニに対しては最初は上記三人と変わりなかったが後半は「少しは頼れる参謀」くらいに見ている。

桜に関しては揉めてる様子はないが仲が良い訳ではない。

桜に月の裏側の記憶が無いので良いように利用しているだけ。桜も「自分と容姿が似ている英霊」くらいとしか見てない。

話す機会があれば言峰と仲良くなれた筈。CCCワンチャンあるで。

弱者としての視点から戦いを始め、それを経て岸波 白野を理解、そして無の存在ながら諦めない白斗に惹かれ始める。

これが人間としての愛――彼女はその願いを受け入れ、彼に全てを捧ぐと決意。

人間としての愛の為に英霊すら、そしてムーンセルすら超える存在になった。本末転倒の様に思えるが幸せならどうでも良いのである。

とは言え、メルトが白斗に惹かれた根底には「白斗が人間でないから」に違いない。

いつまで経っても、メルトが嫌いなものは「人間」なのだから。

彼女がパートナーとして居るからこそ、この作品で白斗を比喩する表現には「人形」が割と多く使われている。

尚、卑屈で弱い白斗を支えて戦っていく姿はどこか姉弟っぽい。

ハクが「メル姉」と呼んでるの想像して激しく萌えたのはきっと悪くない。筈。

 

『ユリウス・B・ハーウェイ』

友達が出来るよ! やったね兄さん!

年齢は25歳らしいがEXマテの項によると20歳。多分正しいのは前者。

まだカレーは作ったことは無い。友達は一名。

既存の対戦相手で項を作ったのはユリウスのみ。そして書く事はもうない。完全にノリである。

 

『許されぬヒラリオン』

メルトリリスの補助スキル。

相手の魔力を奪う事に特化した戦闘形態。

キャス狐の吸精同様便利なんだろうが、地味である事に変わりはない。

結果として大した登場は無かった。不遇スキル。

 

『ラニ=Ⅷ』

ラニ=エイト。ヒロインその2。恋愛初心者その3。立ち位置的には現地妻。

詳細は例によって省く。wiki、EXマテ等を参照。

通称をアトラスのジェバンニ。大体の術式の作成は一晩でやってくれる。

オシリスの砂塵、アトラスの悪魔を作り、どちらも白斗の勝利に一役買った。

まぁ作成に数日掛かっているのだが。

友達助けたらいつの間にかフラグ立ってた。端的に言えばラニはこのパターン。

このパターンのキャラにはチョロインが多い。ラニも紛れも無くその一人だ。

今回の聖杯戦争の生存者となり、地上に戻った。

その後は白斗の言葉に従い、「世界の意思を知る者」として世界を廻りつつ月の開拓の先頭に立っている。

尚、師の名を受け継ぎ「ラニ・エルトナム・レイアトラシア」と名を変えている。

 

『ランサー』

ランch……ランサー。

遠坂 凛と契約したサーヴァントで真名はカルナ。

インドの大型叙事詩、マハーバーラタに登場する倒される側の英雄。

大体はCCC、wiki、EXマテ等を参照。

この作品ではジナコではなく凛と契約している。

最強のスペックを持つ主従として、セミファイナルの相手となり白斗と戦う。

三回戦ではラニのバーサーカーと戦い、その実力を認めている。

凛との相性は良い方。ただし凛の性格と噛み合わない為、ジナコの様な一人喧嘩が多発している。

最初期に鎧が無いのはこの作品に限っての設定だがムーンセルの制限によるもの。

「ギルと同格って言われてんのに何でカルナに制限ねぇんだよ」という友人Yのもっともな意見が通った。

とは言えやはりムーンセルからすればギルよりは下なんだろうし、初期状態では鎧の剥奪という制限だけ齎された。

EXTRAでは改竄でスキルを憶えられるが、それと同じ感じでマスターの霊子階梯を上昇させる事で鎧も戻ってくる。

ゲームだったら教会の改竄画面で「Next:3point 『日輪よ、具足となれ』レベルアップ」みたいな表示があると思う。

 

『緑茶』

茶葉を加熱処理して発酵させたもので作るお茶のこと。

澄んだ緑が特徴でその苦味は和菓子や和食など日本の料理と相性が良い。

特にお寿司と熱い緑茶の相性は最強である。

Fateでは主に緑アーチャーの通称、愛称として使われる。

同じようにstay nightのアーチャーは紅茶と呼ばれる。

この緑茶、紅茶の「茶」はアー「チャ」ーと掛かっているというのは最近気付いた。

作中ではメルトが二回戦、アーチャーとの戦いで蔑称として使用。

この事から白斗はアーチャーの正体を天下三宗匠が一人、茶聖「千利休」と予想した。

尚、利休の生きた時代の茶と言えば専ら抹茶。

現代、日常的に飲み、一般的に緑茶と呼ばれる煎茶、番茶の前身は江戸時代初期に日本に伝えられたものと言われている。

第一利休が弓兵のクラスを持っている訳がない。

だがそんな常識が通用しない事は一回戦で痛感していたのであった。

 

『砕き溶かすは相反の愛』

ロマンスオブ・メルトブレイク。

メルトリリスとパッションリップの合体スキル。

リップが砲台となってメルトを吹っ飛ばした上で行う超速ライダーキック。

尚、執筆当初ヴァージンレイザー・パラディオンという名を知らなかった。

だが案ずる無かれ。この技の強化にワンチャンできたと思えば良い。




正史っぽい物語はこれで終了となります。
CCCはこれまで程原作を沿う事は無さそうです。
オリキャラや設定もあって、CCCっぽい何かになる可能性が高め。
それでも見ていただける方は、もう少しお待ち下さい。では。

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