赤蜥蜴と黒髪姫   作:夏期の種

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第68話「にゃーにゃーにゃ」

 今度のお部屋も前とおんなじ、白くて狭いだけの狭くてつまんないところ。

 せっかくアンの大活躍を見せてあげようと思っていたのに、お部屋に居たのはよわよわな悪魔さんがたった一人でがっかりです。

 

『僕が出すのは僧侶一人。そちらは?』

「こちらは女王と兵士で」

 

 まだかな、まだかな。

 あんなのでもばーんすれば、きっと姫様が褒めてくれる。

 

『健闘を祈るよ』

「清清しいほどに見え見えの罠、踏み潰してあげます」

『それでは試合開始!』

 

 やっていいよと聞こえた瞬間、振り上げた手の中に空気をたくさん集める。ふつーの悪魔ならばらばらになる風を瞬時に作り上げ、よいしょーと投げつけた。

 はい、終わり。後はぼうちょうした空気が元に戻る時のしょうげきはでぐしゃ!。

 ふんすと鼻から息を吐いたアンだけど、魔法が届く前に悪魔さんから感じたへんな気配に気づいて警戒レベルをあっぷ。

 

「我が命を代償に、来たれ魔狼。くびきの鎖を引き千切り、猛威を振るえ!」

 

 攻撃が届くよりはやく、悪魔さんの呪文が終わった。

 地面にほうり投げたお札を核にして展開されて行く魔方陣は、脂の乗ったサーモンがうじゃうじゃいる国で見たことのある術式。アンの羽をむしったラタトスクがこんな感じのを使ってたから、たぶんあってると思う。

 

「犬……ちがう、灰色狼?」

 

 悪魔さんはしっかり殺したけど、もう召喚ぷろせすに影響は無いの。

 くーかんをこじ開けるようにして現れたのは、まず前足。続いて頭が出てきて、体、しっぽ。大きさはケルベロスより少し大きいくらいかな?

 うおおーん、と遠吠えをしながら不機嫌な目でアンを睨み付けてきたのは、とても強そうな狼さん。むかーし知り合ったせっかちオルトロスと違って頭は一つしかないけど、たぶんこっちの方が強い気がする。

 空気がびりびり震える感じは本当に久しぶり。

 最初からするつもりはないけど、手加減しちゃ駄目な相手だっ!

 

「ぴんち、かも」

 

 アンはアンより強いのと、たくさん戦ったことはあるよ。

 だけどそれは遮るもののない空の下でのはなし。

 お母さんもそうだけど、アンズーは遠くからぺしぺしやるのが得意な種族。狭い檻の中では竜巻とか雲を作る場所もげんていされるし、自由に飛び回ることも出来ない場所はだいきらい。

 アンのしなさだめが終ったのか、弦と同じくらいの速さで襲い掛かってきた狼さんの口ががちんと目の前で閉じる。

 きっと一回噛まれたらアンの負け。とりあえず顔をグーしたけど、ぜんぜん平気っぽい。逃げる前に雷を落としてもへっちゃら、しんくーはも爪ではたき落とされちゃった。

 

「代わるかニャ?」

「だいじょぶ!」

 

 猫さんのてーあんは、とっても嬉しい。

 だけどね、猫さんはきっとちーむで一番弱いよ。

 強い人はなんとなく分かるアンが、何にも感じないから間違いないの。

 無駄死にはさせられないから、交代はだめ!。

 

「なら我輩、もう暫し休憩」

 

 立ち上がりかけた足を折った猫さんにほっとしたアンは、きゅうくつな空へと後退。空気中の水分を集めてもくもくを作り、もっと強い雷を準備する。

 うん、やっぱり鳥の姿に戻らないとうまく全力がだせない。

 人間の姿のままじゃ狼さんを倒せないのは分かるけど、大きくなったら羽がつかえて動けなくなっちゃう。

 敵は一足でアンのところに届く肉食獣。壁も天井も足場、アンにはせまいお部屋が、狼さんには丁度良い狩場になってるの。

 

「だうんばーすとも使えない……どうしよう」

 

 ぷらずまかくゆーごーで部屋ごとどかーんは、みんなを巻き込んじゃうからダメ。

 小さいのでぺちぺちを続けて、狼さんが諦めるのを待つしかない気がする。

 よーし、姫さまとやったゲームみたいに逃げうち? を頑張るの!。

 そう決めたアンは翼を撃ち、そして激痛を感じて落下。

 原因は引きちぎられた片翼。唐突にギアを上げた狼さんの爪が、アンの予測を超えて届いちゃった。

 でも、まだ大丈夫。普段から翼のよーりょくより、魔力に頼って飛んでいるアンはぜんぜんへっちゃら。すぐに立ち上がり、準備の整った雷雲からぴかぴかをどかーん!。

 

「やられたら、やりかえすの!」

 

 最大威力の雷を受け、よろけた狼さんに向かってだっしゅ。

 右手に本来の姿から爪の力だけを召んで上乗せ。

 猛禽の爪が四足獣に劣らないことを証明しようと、足元に潜り込んでの大ぱんち。

 胸から首までをずばー出来たけど、思ったより頑丈で見た目より傷口は浅い。

 慌てて右手も出したアンですが、この距離は狼さんの方が一枚上。力を貯める為の硬直を狙われてしまった。

 前足で転ばされて、たくさん張り巡らせた結界をたったの一発で壊される。続けて間髪居れずに大きく開いた口が迫り、アンをガブリ。

 やっぱりこの狼さんは強い。

 ハンデを背負い、逃げられない状況で戦っちゃいけない敵だった。

 不思議と見た目よりも深い傷口から、どんどん力が抜けて感覚はもうダメなあかし。

 まだ全力で抵抗すればいけるけど、それをするとみんなも死んじゃう。

 みんなと遊びたいし、ご飯も食べたい、まだ死にたくないとも思う。

 でもアンが仲間を殺すことだけは、ぜーったいにやっちゃいけない。

 だってアンはみんなを守る女王。裏切り者以外に力を振るっちゃダメなのです。

 

「そろそろ限界だニャ。選手交代、我輩が相手をしてやろう犬っころ」

 

 潔く食べられる決意をしたところで、アンはぺっされた。

 こんじょーで立ち上がって何が起きたのかを見ると、狼さんがまぶたから血を流して下がっていく姿が映る。

 それをやったのは、アンと狼さんの間に立ってふしゃーしてる猫さん。

 ぜんぜん強そうじゃないのに、なんでか安心できる背中に見えたの。

 

「このゲームは公式戦準拠と聞く。参加選手のサレンダーは問題ないよニャ?」

『かまわないさ。下がらせたいならご自由に』

「とのことニャ。誰でもいいからさっさと鳥を回収しニャさい」

「私が」

「さすがは眷属最速、反応がはニャい」

「馬鹿はこちらで何とかしますが、勝負を任せても、信じても良いのですね?」

「未来の飼主候補、その親友の顔に泥は塗らないニャ」

「では、アドバイスを一言だけ」

「うむ」

「ヴァーリ曰く、あれの正体は北欧神話最強の狼とのこと。神をも殺す最悪最大の魔物らしいので、十分にお気をつけを」

「弦、我輩からも言葉を送るニャ」

「はい」

「我輩は同属との喧嘩で負けたことがニャい。故に君臨すれども統治せずを地で行く、猫族の王だとの自負を持っているのニャよ」

「アレは犬ですが?」

「いやいや、犬とは人間の分類で猫目犬科犬族。つまり所詮は猫なんだニャ、これが」

「なるほど」

「分かったニャら、さっさと下がれ。空気を読んで待っていてくれるフェンリルか、ハティ、はたまたスコルか分からニャいが、痺れを切らしては元も子もニャいぞ」

「正しくその通り。武運を」

 

 担がれてドナドナされたアンが涙をぽろぽろしていると、頭をぽんぽんしながら弦が呆れ顔で言った。

 

「姫様の女王なら、それに相応しい振る舞いを心がけなさい。具体的に言うと、たかが腹に穴が開いた程度で泣かないこと」

「傷より猫さんを守れない情けなさで心が痛いの。我慢できないくらい辛いよぅ」

「そうですか」

「アンは負けたことが無いから、どんな時でも大好きなみんなを守れると思ってたけど……違った。力があっても使えなかったり、使わせてくれないことがあるって、弦は知ってた?」

「知らなかった方が驚きです」

「そーなの?」

 

 目からうろこだった。戦いなんて、遠くからどっかんどっかんするか、広い範囲を一気にずばーんのどっちかを選ぶだけの簡単なお仕事。

 それにご主人様の眷属は弦みたいによけるか、鬼灯みたいに流れ弾くらい耐えるから、命令がない限りてきとーでいいと思っていたの。

 

「しかし、勉強になったのであれば安い買い物でした。せっかくあなたはオールレンジで効力を発揮する力を備えているのです。時と場所、他諸々の条件を考慮して、その場に適した戦術を導き出せるよう精進なさい」

「めんどうだけど、やる!」

「では近づいて斬るしか出来ない不器用な侍が、屋敷に戻り次第レクチャーしてあげましょう。本番の新人戦まで、遊ぶことは許しませんからね」

「おにーっ!」

 

 次は何があっても迷いません。にがてもなくします。

 だから猫さん、何でも良いから勝ってください。

 アンに次のちゃんすを与えてください。

 レイヴェルが振りかけてくれたフェニックスの涙を浴びながら、アンは祈るのでした。

 

 

 

 

 

 第六十八話「にゃーにゃーにゃ」

 

 

 

 

 

『我輩の言葉は通じるな?』

『うむ』

『酷く立腹しとるようだが、同属の好で手を引いてくれんかね』

『断る。この身は父だけの牙であり爪であると言うのに、何処の悪魔か知らんが我輩を利用しようとする愚を侵した。しかも用いたのは、父が人間の巫女に与えたはずの召喚札。この身が顕現可能な時間の全てを用いて周辺を灰燼に帰さねば気が収まらんわ!』

『そこを何とか』

『そもそも一人称の被る貴様が気に入らん』

『そうか。時に我輩の通り名はミリオンと言うのだが、聞き覚えは?』

『知らぬ。我輩は現世に疎いのである』

 

 だと思った。我輩は寒さが嫌いな為、雪や氷の多いヴァルハラ方面は足を踏み入れたことも無い。

 お使いで訪れたこともあるギリシアならともかく、顔見知りすら居ない土地じゃこんなもんニャ。

 

『交渉決裂と』

『猫如きが、終末の魔狼相手に意見する方がおかしいのだよ』

『では獣らしく実力勝負。おっと、これは我輩と貴様の一騎打ちだぞ? 決着までは他の連中に手を出すなよ?』

『よかろう。どうせ一瞬だ。そら、行くぞ!』

 

 名乗り上げでのお陰で、やっと敵の名も絞り込めた。

 これが中々死なない神連中を、簡単に殺せると噂のフェンリル様。

 動体視力に優れた猫の目でも追えない脚に物言わせ、我輩を一撃で殺す瞬発力は凄ぇニャ。

 

『口ほ―――』

『口ほどにも無い、と次にお前は言う』

『なんと!?』

 

 ご自慢の爪でミンチに変えた獲物が無傷で声をかけてくれば、そりゃ驚くよニャ。

 

『で、何かしたか?』

『手品が二度も通じると思うな!』

 

 今度はガブリと喰われて、念入りに噛み砕かれ、唾と一緒に吐き捨てられた。

 

『ふぅ、妙な敵だった……』

『そんなに変かね?』

『え、お前、そこにあるのは……あれ?』

『どうせ我輩の爪と牙は、ダイヤモンドを切断するのもやっとのなまくら。こちらから仕掛けるつもりも無いので、何度でも自由に試すがよい』

『何がなんだか分からんが、やったらーっ!』

 

 三度目、左前足により圧死。

 四度目、壁に全力で投げつけられて衝突死。

 五度目、口から吐き出された炎でこんがり焼死。

 六度目、ばらばらに切り刻まれた後に散骨。

 七度目、生きたまま埋められて窒息。

 

 そして迎えた八度目だった。

 

『穴を掘っては埋める徒労感がつらい』

『我輩はピンピンしてるぞ魔狼殿。こうも定番コースではつまらん、音に聞こえたフェンリルにしか出来ない殺し方はまだかね』

『既に全力で神殺しの力を注いでいるんだがな……』

『他の神話体系ですら恐怖の的の貴様がこの程度か。がっかりだよ』

『いやいやいや、どう考えてもおかしいのはお前だろ!神だろうが、真性の吸血鬼だろうが、余裕で滅ぶだけの攻撃を何度繰り出しているのか知ってるか!?」

『責任転嫁はいかんなぁ。自分の言葉には責任を持ちたまえ』

 

 プレッシャーを与える為に意味もなく死体を消したり、コマ送りの中へ突然割り込むようにして姿を現して復活を遂げる我輩である。

 さしものタフなフェンリルも精神的に疲れたのかトーンダウン気味。

 そもそも、怒りと言う感情は意外と持続しないもの。時間を稼いでいれば、自然と落ち着きを取り戻すことは最初から分かっていたニャ。

 

『……我輩の素性は割れているのだし、貴様のことも教えてくれまいか』

『聞かれた以上は答えてやろう。我輩はかつてミリオンと名乗っていた猫族のイレギュラー。ある者は百万回生きた猫と呼び、ある科学者はシュレティンガーの猫と呼ぶ現代神話の主人公が我輩だ』

『?』

『簡単に言うと、我輩は世の理から外れてしまった化け猫。本来ならどこぞのヘラクレス宜しく規定回数のミリオンだけ復活する能力を付与されるところを、誰がミスったのか死ぬ度に残機もリセットされる謎仕様として生誕してしまった』

『それはつまり、絶対に死なないのでは』

『我輩も興味本位で色々試したが、神滅具最強の槍に貫かれても復活。中華最強宝具の雷光鞭でも、一機を奪うのが精一杯だったぞ。おまけに究極生命体の赤石カーズと違ってこんな能力も得てしまったから、宇宙に投げても無意味』

『まだ能力が!?』

 

 目を離していないのに姿を消した我輩を探すフェンリルだが、彼の動きは全て見当違い。

 何故なら探し猫は貴様とゼロ距離に居るのだからニャ。

 

『こんな風に量子力学制御を用いて存在係数に干渉すれば、ありえない場所へ距離を無視した転移も可能だ』

『口の中から声がーっ!?』

 

 人間の間で毒ガス装置猫の逸話が広まるにつれ、近似の能力が我輩に宿ったのも今は昔。

 本来の理論と違い干渉の基点として体の一部が出現先に必要ニャんだが、首までSFに漬かっていることに変わりはニャい。

 その他に諸々の制約があるにしろ、我ながら大概な能力だよニャー。

 

『獣臭っ! 退散!』

 

 唾液が嫌なので、即座に存在確立を弄って在るべき座標を書き換える。

 そして露骨に怯えた目で我輩を見る狼を見上げると、決着の鉈を振り下ろすことにした。

 

『我輩を一度でも咥えた次点で、貴様の体内には我が体毛が混入されている。その気になれば口の中といわず、胃の中、肺の中に出現して致命傷を与えることも当然可能なんだな、これが』

『なにそれこわい』

『既に察しているとは思うが、蟷螂の斧でも柔らかい箇所ならダメージは通る。生きながらにして腸を抉られるのは地獄の責め苦に等しいぞ』

 

 実はこの戦法、内臓の容積に余裕のあるデカブツにしか使えニャい。

 別に隠すつもりはニャイが、我輩の体より小さな場所には転移不可能ニャのである。

 

『……無限に等しい貴様なら、同質の無限や夢幻にも勝てるかもな』

『ゴールの見えない戦いは勘弁なので、絶対に挑まないがね』

 

 ちなみにむかーし我輩の逆鱗に触れた超級悪魔には、24時間365日1秒の隙も与えずに粘着。食事も睡眠も許さず頑張ったところ、奴は半年で精神を病み自決したニャ。

 果たして生命体としての在り方が不明なグレートレッドやオーフィスに同じ手法が通じるのかは不明ニャけども、億単位の年月を続ければ或いは。

 どちらにせよ、好んで事を構えたくニャい相手だと思う。 

 

『閑話休題、純粋な戦闘力で我輩とお前の間に隔絶した差があることは歴然。が、1000対1の戦力差も、一戦毎にほんの僅かだろうと力が削がれるなら話は違う。仮に正面対決だけに限定してもいずれ差は縮まり、最終的に0対1で我輩が勝つ。そんな戦いは空しいだけだろ? お互い直接の恨みは無いんだし、手打ちにしないか?』

『ぬう』

『即決できないなら、気が変わることを祈り胃の中で爪でも研ご―――』

『我輩の全面降伏だっ!』

『ならばさっさとヴァルハラに帰れ』

『こ、この屈辱は生涯忘れん……』

『ほう、今から遊びに行ってやろうか?』

『忘れました。父が何と言おうと生涯逆らいません! 我輩が下で満足!』

『つまり我輩の命令には絶対服従?』

『犬族とは権力ピラミッドに好んで従う生き物。当然である』

『では、我輩がマーキングした人間にだけは手を出すな。他は好きにしろ』

『了解』

 

 腹を見せ降伏の意を示しながら光に包まれていく犬ころを見下ろし、我輩は目を細めて欠伸を一つ。

 いつもなら昼寝の時間に起きているのが大変厳しい。超眠いニャ。

   

「以降は、ルール無用の戦争にでもならん限り関わらないからニャ」

「それは構いませんが……」

「どうした弦、何か言いたいことでも?」

「リオンの能力はともかく、フェンリルが敗走したことだけは分かりますよ?」

「うむ、格付けが済んだからニャ」

「ずっとにゃーにゃー鳴いていたのは何だったのですか?」

「……悪魔も動物の言葉は翻訳出来ニャいのか。知らんかったニャ」

 

 我輩とフェンリルの猫目語会話を誰も理解していなかったらしい。

 道理で皆揃って怪訝な顔をしている訳ニャ。

 まさか弦達の耳には、猫と狼の唸り合いとしか聞こえていなかったとは……。

 

「猫さん猫さん、どうして死なないの? 何で生きてるの?」

「落ち着いたら話してやるから、今は騒ぐニャ」

「あとあと、アンの失敗をばんかいしてくれてありがと!」

「猫は身内に甘い生き物。気にするニャ」

「うん!」

 

 フェニックスの涙の残滓なのか、少し湿った鳥に持ち上げられてやや不快。

 するりと抜け出し、今日の定位置であるレイヴェルの肩へと逃げておく。

 

「ご苦労様ですの」

「眠い」

「今は何も聞きませんが、本拠に帰ったら色々と教えて下さいませ」

「前向きに検討するニャ」

 

 さあ、やることはやった。後は知らん。適当に頑張れ若造共。

 周囲の喧騒を無視して我輩は目を閉じるのだった。


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