よし、なんかやる気でてきた。おじさんがんばっちゃうぞー。
いやー昨日レミリアに案内されて来賓用の部屋に連れてかれました。みごとに赤くてやっと紅魔館にきたねって思ったよ。それで夜中うるさくて目が覚めたら目の前に緑髪の少女が立っているわけですよ、しかもね、なんか殺意てきなものをこっちに向けてね。…この子あれだよね?チルノと仲良かった大妖精って子だったよね?なんかクナイ型の弾幕を後ろに浮かばせてるんだけど、なんか口を三日月型にしてすごく笑ってるんだけど。いったいどういう状況なのこれ?
昨日、門を開けた。境月の日だったから封印が弱まっていた。なにやら、銀髪のメイドがなにかをなげてきたがそんなの痛くなんてない。でも邪魔だったから、弾幕で吹き飛ばした。チルノちゃんのお気に入りだからコロスことだけはしないでおいた。
「豚さん、ブタさん、ドコにいますかー?」
私はあの豚女を呼んだ、けどでてこなかった。仕方ないから部屋をかたっぱしから探した、ドアを開け、いなければ壊し、開けては壊し。やっと見つけた、目の前にいた、私のチルノちゃんをあんな近くによって汚したあの豚オンナ。手にクナイ型の弾を形成しそれを投げた。いつも通りならこれでおしまい、心臓を貫いて、脳を破壊して、オワリ。そのはずだった。しかしその期待
をうらぎり、弾は直前で何かにあたり、霧散した。
「コイツはナニ?」
私の弾は貫通力だけなら幻魔境の中ではトップクラスのはず。いくら、結界を張ろうがあの忌々しい博麗の巫女クラスでなければ防ぎないはずだ。なのになんだこいつは、防ぐだけではなく、霧散させた?そう考えているうちに豚が起きた。面白い、こんな相手久々だ。こっちは運動不足で死にそうなんだ。精々付き合ってもらうことにしよう。
紅魔館の中にある、鉄製の冷たい巨大な門。その前に、腹を貫かれた銀髪のメイドが血だまりの中伏せていた。
「お嬢、さま。」
そしてよくみるとその前に一匹のコウモリが飛んでいる。そのコウモリはメイドの傷口にちかより、口から赤い液体を垂らした。すると、メイドの傷は逆再生をかけたかのようにみるみる塞がっていく。傷が完全に塞がり、メイドがコウモリにひざを折り、あたまを下げる。
「もうしわけありません、あの妖精を取り逃がしました。この罰はいかようにも。」
メイドが額に汗をうかべながらそう言う。
「それなら、早く追いなさい。罰なんて、あとでどうとでもなるでしょう。あと今の私はこの紅魔館のメイドよ。忠誠を誓うならチルノ様に誓いなさい。」
それを聞いた銀髪のメイドは悔しそうに唇を噛んだ。強く噛みすぎたのか唇から血が一筋流れる。
「はぁ…まぁいいわ。あの妖精が逃げたなら、多分あのラムダって子の部屋でしょうね。まぁ、すぐに地下室に落としてあげるわよ。」
レミリアはそう呟いた、確認のためにか、それとも、あの夜の惨劇を思い出したのか。それとも―――。
拝啓 女神様(笑)
風がさむくなってきました。
今日このごろどうお過ごしでしょうか、このにょろう。
わたくしは絶賛大妖精から逃げております。目が若干濁ってるのは気のせいでしょうか?
さっきから狂気じみた笑みをうかべているのは気のせいでしょうか?
この手紙…もとい思念が届いてるころ、まだ自分が生きていることを祈ります。
敬具
ってそうじゃねーだろ。なんだこの状況?えっ?ホントなんなの?なぜこうなった。とりあへず冷静になろう、そう自分の悪い癖はすぐにあつくなるところだ、いかん、精進せねば。たしかDIOもそんなこと言ってたよね?。ならクールにいこう、そう油断せずにいゲフンゲフン…まぁなんだ今の状況てきにまずいことになってます。さっきからそこらへんの高そうな瓶とかに当たってるけど大丈夫だよね?俺金もってないよ?…そうすべては大妖精のせいだ。でだ。その大妖精はというと、さっきからクナイの形をした玉を撃ってくるけど、なんかいつのまにか俺のまわりにでてた魔法陣?みたいな障壁に阻まれて、弾が当たってきません。当たらないならなんで逃げるのって思い方がいるでしょう。想像してみてもください、狂気に満ち満ちた笑みを浮かべた少女が俺をガチでころしにきてます。…おわかりいただけただろうか?。ぶっちゃけ怖いです。何この子、あれ?大妖精ってたしかチルノより弱かったはず…いや訂正しよう。俺が知ってるチルノよりよわいはず。…もしかしてあれですか?先ほど思い浮かべたとおり、この世界のチルノよりは弱いとかそういうパターン?だとしたらつんだね。うん、オワタ。なんてかんがえてたら、なんかクナイが障壁を貫通してきました。人生終了のお知らせってやつでしょうか?まぁこんなことやってて今更だけど最初にあった幽香のおかげで少し、こういう子に慣れました。
「もういいや☆、どうにでもなれー」
若干涙になりながら、手に剣を持ち、大妖精に突っこもうとしたその時。大妖精の胸を氷の槍が貫いた。
「大妖精、悪いがお前には地下室に戻ってもらうぞ。こんどは二度と這い上がれないように徹底的に封印してやる。」
その言葉とともに暗がりの向こうから、下着すがたのチルノが現れた。その髪は月明かりに反射し鮮やかな水色に変わる。そしてその素肌は月明かりを得て、色白に輝く。美しいとおもった。これが傾国の美女と呼ばれる者なのだろうと感じた。大妖精は胸を貫かれ息ができないのか苦しそうに口を魚のようにパクパクさせる。そして彼女を見たとき、笑みを浮かべた。まるで愛しい人をみるように、母親を見るように。そんな少女にチルノはわずかに眉をうごかし、そして手をかざした。
「…もう、いいだろう?私たちの戦いはおわったんだ。負けたんだよ。ルーミアもリグルもミスティも、もうだれもいないんだよ。」
そして、大妖精の体は凍っていく。徐々に足から腹に腹から指そして首に差し掛かった時、大妖精は口を開き
「まだだよ、まだ、終わってないんだよ。私とチルノちゃんがいるかぎり。」
そう、呟いた。
そのあと、チルノは何かつぶやいたが、声が小さかったせいか俺には聞こえなかった。ただ、それを呟いたチルノの顔が今にも泣き出しそうな、子供にも見えた。
作「レポートが最近おおいきがするんだ…」
山田「お前昨日、レポートのせいにして、書かなかっただろ?」
作「いやあれはレポートがですな…」
山田「滅びの剣(222D)」
作「あぁぁぁぁ」