ある少女の斬魔大聖   作:アイオン

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書いていて、何かしっくりこなかった感じの回。


第18話

 今更確認するまでもないけど、神様の愛が平等なんていうのは嘘っぱちだ。

 神様っていうのは、特定の存在をエコ贔屓する輩なのだ。

 だから世の中には歴然たる格差が存在する。

 

 天才と凡人。

 お金持ちと貧乏人。

 覇道財閥総帥(覇道瑠璃)しがない三流探偵(大十字九淨)

 

 ―――神様っていうのはとにかく不公平なのよ。

 

 例外があるとすれば、誰の元にもいつか必ず来訪する死神様か……もしくは私が敵に回そうとしている邪神達も、人間を地を這う虫けらぐらいにしか思ってないんだろうし、平等なのかもね。

 

 「……つまり何が言いたいのだ?」

 

 「神様、アンタは敵よ」

 

 ドリルな破壊ロボとの戦闘から一週間。

 私たちはデモンベインの件で、覇道邸へと呼び出された。

 

 (しっかしまあ……デカイわね)

 

 周囲数kmに亘って広がる高い塀。

 見上げれば首が痛くなるほどに巨大な正門。

 日々を生きるのに精一杯な私には、到底信じられない世界だ。

 

 「きっと毎日クロワッサン食べ放題で、朝食のサラダも最高の野菜使ってるセレブリティ仕様なのよ……凄いわよね、アル」

 

 「汝……もしかして、それが思いつく限りの最高の贅沢だったりするのか?」

 

 「知ってる? ベーカリーって、いらなくなったパンの耳くれたりするのよ?」

 

 「…………」

 

 「……知ってる? 農家の方って商品にならない小さいのとか、傷物野菜とか譲ってくれるのよ?」

 

 「…………」

 

 「…………知ってる? 精肉店って

 

 「もう良い。妾が悪かった。だからそんな泣きそうな顔するな」

 

 警備員に用件を伝えて数分後。

 中に入ることを許された私たちの目の前には、ゴルフコースがいくつも入ってしまいそうなほど広大な敷地が広がっていた―――肝心の覇道邸が見えないくらいに。

 

 ややあって、私たちの目の前にリムジンが横付けされた。

 どうやら車に乗らなくちゃいけない距離みたいだ。

 

 (これが貧富の差ってヤツかしら……)

 

 ゲンナリとさせられたものの、ここで突っ立っている訳にもいかない。

 私は気を取り直して、リムジンに乗り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今までに感じたことの無い、抜群の乗り心地を与えてくれたリムジンによるドライブは5分ほどで終了した。

 到着した覇道邸の玄関では、執事さんが出迎えてくれた。

 

 「お待ちしておりました、大十字様にアル・アジフ様。では、ご案内いたします」

 

 邸内もやっぱり広かった。

 廊下は突き当たりが確認できないほど長く、そんな廊下を執事さんの後に続いて長々と歩いていく。

 

 (1人で歩いたら、絶対迷子になるわねこれ……)

 

 しばらくして、執事さんがある扉の前で立ち止まった。

 どうやら目的の場所らしい。

 執事さんは扉を4回ノックした。

 

 「お嬢様。大十字様とアル・アジフ様がお見えになりました」

 

 「ご苦労様ウィンフィールド。では、中に通して下さいな」

 

 「はっ。失礼します」

 

 招き入れられたそこは、どうやら応接間のようだ。

 どうやらというのも、部屋中の調度品がパッと見でも最高級品であろうものばかりだったからだ。

 所謂応接セットは揃っているものの、正直豪奢すぎて応接間と思えない。

 

 「わざわざお呼び立てして申し訳ございません。ですが、直接伝えた方がよろしいかと思いましたので」

 

 窓の外を眺めていたであろうお嬢様は、こちらに向き直り私を見据えた。

 ……何か睨まれてる気がする。

 

 「あー、いえいえこちらこそ」

 

 「うむ。来てやったぞ」

 

 ギロリ。

 と、お嬢様の視線が鋭くなった。

 慌ててアルに耳打ちする。

 

 「お願いだからあんまり事を荒立てないでほしいんだけど……っ!」

 

 そうしつつ、お嬢様に頭を下げる。

 

 「……まあいいでしょう。どうぞ、お掛けになって下さいな」

 

 どうやら見逃してくれるみたいだ。

 ホッとしながらソファーへ腰かける。

 お互いに座ったところで、控えていたメイドさんがお茶を運んできた。

 

 「失礼します。お茶をお持ちしました」

 

 「ご苦労様、稲田」

 

 「どうぞ」

 

 「あ、ええ……どうも」

 

 「うむ」

 

 美しい所作でお茶の入ったティーカップを配膳するメイドさんに、軽く会釈する。

 

 ティーカップの中を覗いてみる。

 透明度の高い琥珀色の液体が注がれていた。香りから察するに、多分紅茶だろう。

 ティーカップなんだから紅茶に決まってるだろっていうツッコミはナシでお願いね。

 とりあえず一口飲んでみた。

 

 「……きっと物凄い値段の、物凄いイイトコの茶葉なんでしょうけど、残念ながら私の舌じゃ違いが分からないわね」

 

 「汝はまず普通の生活を心掛けろ。全てはそれからだ」

 

 「さて大十字さん……さっそくですが本題に入らせていただきます」

 

 紅茶で口を湿らせ、お嬢様が切り出してきた。

 

 「大十字さんの意向はウィンフィールドの方から聞かせてもらっています。こちらも極力、()()()()()()()協議させて戴きました結果―――」

 

 (……ごくり)

 

 「現状、デモンベインを有効に運用するには……大十字さん。貴女に頼らざるを得ないという結論になりました」

 

 「えっ……ということは?」

 

 聞き返した私に、お嬢様は鋭い視線のままハッキリと頷いた。

 

 「貴女の要望通り、デモンベインの使用を認めるということです」

 

 「あ……っ、ありがとう! お嬢様っ! 私、頑張るわ!」

 

 思わずテンションが上る。

 妙なテンションだったのか、そんな私の様子に、お嬢様は少々面喰らった様だった。

 

 「……こほん。頑張っていただくのは当然ですが、大十字さん。許可したとはいえ、デモンベインはあくまで覇道財閥の所有物です。今までの様に、勝手な運用をされては困ります」

 

 「は、はい……」

 

 まあ、これは仕方な

 

 「うつけ。敵が現れる度に、一々お伺いを立てろというのか?」

 

 「ちょっアル―――――ッ!」

 

 「……何か文句でも?」

 

 ヤバイ、明らかに怒ってる。

 私は慌ててもう一度アルに耳打ちをした。

 

 「お願いだから、事を荒立てないでってばぁ……!」

 

 「む……成程な。とりあえずこの場は素直に頷いたフリをしておいて、いざその時となれば此方の好きにさせてもらうと……。流石は我が主だな。妾にも思いつかん事を平然と考え付く」

 

 「って何でそう悪意に塗れた解釈をするかなぁ!? しかも大声で! 何!? 私が何かした!?」

 

 そんな私たちを見て、お嬢様の視線が剣呑さを帯びた。

 ―――なんかもう、射殺せそうな具合に。

 

 「失礼、続きを宜しいでしょうか? デモンベインの運用上必須となる魔導書―――即ち、アル様の状態についてなのですが……」

 

 それまで静かに控えていた執事さんのナイス・フォロー。

 

 「……そうでしたわね。以前に聞いた話ですと、そこの魔導書、記述の一部を失っていて完全ではないとか?」

 

 「ええ、そうらしいんだけど……とりあえず説明させてもらうわ」

 

 私は、前にアルから聞いた内容をそのままお嬢様たちに話した。

 

 「……成程、分かりました。では大十字さん」

 

 「はい?」

 

 「改めて貴女に、覇道財閥より魔導書捜索を依頼します。そしてその一環として、“アル・アジフ”の断片回収を行ってください」

 

 「……と言いますと?」

 

 「大十字さんを、我々覇道財閥お抱えの探偵という形で雇用させて頂きます。以前の報酬に加えて、毎月分給金をお支払いするということで如何でしょう? 無論、必要経費は別途に請求してもらって構いません」

 

 「…………………」

 

 「……? 悪い条件では無いかと思いますが、何か不明な点でも?」

 

 「…………………」

 

 「……九淨? どうしたのだ?」

 

 「…………………」

 

 ツーっと涙が、頬を、伝った。

 

 「なっ……ど、どうしたのですか大十字さん!?」

 

 「うぅ……えぁ……? ……悲しい……わけ、じゃ……ない、のに……」

 

 何故か涙が止まらない。

 

 (父さん、母さん、見てくれてますか? こんな私にも、定期収入が得られる真っ当なお仕事が……)

 

 後で聞いてみたところ、それは見事な泣きっぷりだったそうな。

 ……呆れてたけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後、執事さんの案内で覇道財閥の地下基地を案内してもらった。

 デモンベインの格納庫も存在している地下基地は、アーカムシティの地下全体に広がっており、民間用の非難シェルター、医療施設、魔術研究施設、基地の全電力を賄える魔力炉、基地を守護する結界基等々、多くの施設が整っているらしい。

 流石は覇道財閥だ。

 

 基地の最下層。

 統括司令室では、3人のオペレーターなメイドさんを紹介された。

 

 「九淨ちゃんにアルちゃんやね。よろしくなー」

 

 勝気でコテコテなオペレーター兼デモンベイン整備担当:チアキさん。

 

 「―――アルたん」

 

 「「……“たん”!?」」

 

 色々絶望的なまでに歪みまくってるオペレーター:マコトさん。

 

 「よろしくお願いしますね大十字さん! 私たち、大十字さんがどんなに卑しい生まれだろうが社会的弱者だろうが全然気にしませんからっ! これから一緒に頑張りましょうね!」

 

 ナチュラルに毒を吐いて私の心を圧し折ってくれた、オペレーター兼お嬢様の身の回りのお世話係:ソーニャちゃん。

 

 なんていうか……アレよ。

 ―――個性的?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……疲れた」

 

 主に精神的に。

 あのメイドさん達のノリに、この先ついて行けるか心配だ。

 非常に。

 

 まあ、何にせよこれで完全にブラックロッジに対抗する勢力の仲間入りってワケね。

 もう後戻りは出来ない―――無論、するつもりもないけど。

 

 さて、お嬢様に依頼された断片回収の事だけど。

 これに関しては、依頼されるまでもなく既に行動していた。

 けど、アトラック=ナチャの一件以来、アルの断片が関わっていそうな怪事件というのは起きていない。

 

 「まあ、そうそうド派手な活動など起きんよ」

 

 ふと、アルがそう言った。

 

 「そもそも、断片が容を形成するには時間がかかるからな。アトラック=ナチャのように強い欲望を苗床にしたならともかく、未だ実体化していない断片がほとんどなのだろう」

 

 「なるほどね……」

 

 それは何とも……焦れる。

 こうしている間にも、ヤツがのさばっているかと思うと、腸が煮えくり返りそうだ。

 一秒でも、一瞬でも速く、マスターテリオンを―――

 

 「九淨」

 

 「……っ」

 

 熱くなっていた私の内心を見透かしたかのように、アルが静かな声で語りかけてきた。

 

 「たとえ断片を全て回収し、妾が完全になっても、汝の力が伴っておらねば意味が無い。先ずは自らを鍛え、練磨する事だ。それが汝にとって一番の近道となろう……分かるな?」

 

 「ええ、そうね……」

 

 ……確かに、アルの言う通りだ。

 落ち着きなさい、大十字九淨。

 大きく深呼吸。

 

 「スゥ…………ハァ…………」

 

 よし、もう大丈夫だ。

 大事なのは1つ。

 いつ如何なるときに怪異と対峙しようと、決して怯まぬ、揺るがぬ、退かぬ、確固たる信念だ。

 故に、絶え無き思考、絶え無き実戦。

 自らを刃金の如く鍛え上げ、その信念を確立する。

 そのためにも―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「身体は資本。滋養的な面でも、やっぱり自分で作ったそこそこの物より、ライカさんの美味しい料理の方が良いということで」

 

 「めし」

 

 「わーい、穀潰しの傍若無人が増えちゃったよぉー、この寄生虫どもー」

 

 失敬な。

 相変わらず毒舌なシスターね。

 

 (……まあ、いいわ)

 

 「……ライカさん。実は私、ついさっき定期収入の入るしっかりとしたお仕事を手に入れたのよっ!」

 

 「―――戯言を」

 

 「あっれぇぇぇぇぇ!? 全然全く欠片も信じてらっしゃらない!?」

 

 「九淨ちゃん……確かに現実って辛いかもしれないけど、逃げちゃ駄目なのよ」

 

 「逃げてないわよぉぉぉぉ!」

 

 ライカさんの私を見る目は―――アレだった。

 まるで家畜を見るような。

 泣きたい。

 泣きそう。

 泣いていいわよね。

 

 「ホントだってば! 覇道財閥に探偵として雇われたの! ちゃんとお給金も出るの!」

 

 「……覇道財閥?」

 

 訝しがるようなライカさんの呟き。

 ―――今のは少し迂闊だったかもしれない。

 

 「……そういえば最近、九淨ちゃんには聞いてない事がたくさんあったよね……アルちゃんの事もそうだけど……もしかして、まだ危ないことしてるの?」

 

 「い、いやぁ……そんなことは……」

 

 「別に隠す必要もなかろう? はっきりブラックロッジと戦―――」

 

 「わあああああ! わーわーわー!!」

 

 「んぐっ!? む―――――っ!」

 

 ぶっちゃけそうになったアルの口を、慌てて押さえる。

 

 「……九淨ちゃん?」

 

 「あ、あはははっ! いやいや、大丈夫だって! 危険な仕事とかじゃ、全然ないから! あははっ!……」

 

 「んむ―――――っ!」

 

 「じ―――――――――――――――――っ」

 

 ライカさんが私を見つめてくる。

 

 「は、はははっ……」

 

 「んんん! むぐ、むぐぅ――――――っ!」

 

 「じぃぃぃぃぃ――――――――――――っ」

 

 見つめてくる。

 

 「あは、は、ははは……」

 

 「……………」(がくり)

 

 「九淨ちゃん」

 

 見つめ

 

 「は、はい?」

 

 「アルちゃんがアブナイ感じになってるけど……大丈夫?」

 

 「へ……?」

 

 言われて、アルに目を向ける。

 ―――ご臨終だった。

 

 「って、きゃああああああっ! ちょっと、しっかりしなさい! アナタ、古本の癖して窒息なんかしてんじゃないわよ!」

 

 え? やったのはアンタでしょって?

 ……ヒトは未来に目を向けるモノなのよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……パパ……ママ……」

 

 誰も居ない道の片隅。

 その少女―――アリスンは独りだった。

 

 両親を事故で失った彼女は、親族をたらい回しされた。

 誰も彼もが彼女を厄介者扱いした。

 それというのも、彼女の周りで不可解な出来事が頻発したからだ。

 

 強風や強い衝撃があったわけでもないのに、窓ガラスが突然割れたり。

 物言わぬ筈のヌイグルミが、ひとりでに動き出したり。

 感情が昂ぶったり、危険に見舞われたときなどは、特に顕著だった。

 彼女を慰み者にしようと触れた叔父は、見えざる力に吹き飛ばされ、全身の骨を砕かれた。

 自動車に轢かれそうになった時は、車が彼女を避けるように車輪を持ち上げ、車道から外れて横転した。

 

 そんな経緯から、誰も彼もが彼女に触れる事を―――関わる事を恐れた。

 気持ち悪い、不気味だ、悪魔が憑いている。

 そうやって彼女は忌み嫌われ、疎んじられ―――然る教会へと捨てられた。

 

 「あらあら? ……はじめまして、私はライカ。あなたは? ……そう、アリスンちゃんっていうのね? ……よし。アリスンちゃん、今日から私はあなたの家族よ。よろしくね?」

 

 彼女を迎え入れてくれたシスターは、両親以外で初めて、人間らしく接してくれた優しい人だ。

 けど……信じることは出来ない。

 

 昔、彼女に悪魔が憑いていると親類が呼んだエクソシスト。

 その神父は彼女を拘束し、拷問の様な除霊の儀式とやらを行ったのだ。

 詳しい事は分からないが、シスターだってあの神父と同じ聖職者だ。

 信じることなんて……出来ない。

 

 信じられる人なんて……何処にも居ない。

 

 

 

 

 

 「おや? ……なるほどなるほど。これはちょっと面白そうだね」

 

 そんな彼女に近づく影があった。

 

 「きゃっ!?」

 

 驚いて後ろを振り返ると、いつの間にか長身の美女が、すぐ後ろに立っていた。

 

 「ああ、びっくりさせてゴメンね。……ちょっと君に渡したいものがあってね」

 

 「…………?」

 

 よく分からないことを言う得体の知れない美女に、逃げ出そうとするも、何故か足が動かなかった。

 ふと、美女の瞳を覗き込んでしまう。

 ―――何処までも続く深淵のような闇。

 

 「……はい。プレゼントだよ」

 

 美女が渡してきたのは、可愛らしく、小さなコンパクト。

 蓋を開いてみる。

 

 「わぁ……」

 

 一点の曇りもない美しい鏡面に、顔が映った。

 アリスンはたちまち、その鏡の虜になってしまった。

 ―――まるで魅入られたかのように。

 

 そんなアリスンに、美女が優しく語りかける。

 

 「その鏡はね……魔法の鏡なんだよ」

 

 「魔法の……鏡?」

 

 どこか上の空な様子で答える。

 覗き込んだ鏡の向こうには、左右さかしまな、自分の貌が―――

 

 「遠い遠いむかしに、これまた遠い遠い国の、女王様が持っていた鏡。その鏡ならきっと、君の願いを叶えてくれる筈さ……」

 

 鏡、魔法の鏡。

 不思議な世界。

 御伽の国。

 夢の国への扉を開いてくれる。

 そんな、素敵な、魔法。

 

 鏡の中のアリスンが―――微笑(わら)った。




ベーカリー云々は、九淨さんだからです。九郎くんだったらもらえないでしょうし、私たちが実際にやろうとしても多分もらえないのであしからず。

じゃあ食料問題なんてなくね?と思うかもしれませんが、あくまで九淨さんの様子を見るに見かねた街の方の善意なので。基本的には遠慮します。そこにつけ込むほど、九淨さんは厚顔無恥ではありません。

え?ライカさん?
それこそご都合主義ってヤツですよ。

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