『事は順調に運んでいるかな、プレシア女史』
時の庭園、玉座の間に設置されている大型投影モニターに映されている男は愉快そうにプレシアに話しかけてくる。
プレシアは玉座にドサッと腰を下ろし眉間に皺を寄せる。喜々として話しかける男とは正反対で、その不快感を隠そうとする姿勢が微塵も感じられない。
その態度はまさに一国の女王としての威厳を感じさせられる。尤も、民も国も持たない箱庭の……だが。
「何の用かしらジェイル・スカリエッティ。私は今忙しいの。そんなこと言わなくても解っているわよね? まぁ忙しくなくても迷惑………いやウザいのだから遠慮するけど」
ご機嫌斜めなプレシアは歯に衣をつけることもなく、辛辣な言葉をジェイルにぶつける。
ジェイルとプレシアは共にプロジェクトFATEの責任者として一任された仕事仲間であった仲だ。またジュエルシードの情報は彼から入手したもの。どうやってアレほどの極秘データを知りえたのかは知らないが、彼はプレシアの知らない裏でかなりの情報網を持っているのだろう。
プレシア本人はあまり意識したくないが、その情報により彼女の夢は眼前にまで近づけれたという恩人のような人物でもある。実際彼がこの話を持ちかけてこなければ停滞から何の進展も無かったと言っていいだろう。
しかし、彼の重度かつ天性なウザさ、もとい人の感情を逆なでするような才能にプレシアはうんざりしており、正直感謝したくないというのが本音だ。
かつての全盛期であれば、普通に受け入れて会話を成立することが出来たのだが今のプレシアにはそんな心の余裕がない。もはやジェイルの話し方が異様にムカついてならない。
そして何より、プレシアのキツイ対応に大変なショックを受けたかのようなリアクションを大げさにするイカレ科学者の姿にプレシアはブツンと血管が切れそうになる。今すぐにでも彼の拠点に砲撃したい。ジュエルシードの情報提供が無ければ黒焦げしにしているところだ。
『これはこれはいつにも増して手厳しい。いやなに、君も晴れて犯罪者となったのだ。祝いの言葉でも贈ろうと思っていたのだが………冗談、冗談だよ。だからその物騒な凶器を下ろしたまえ』
「相変わらず悪趣味な人ね。危うく本気で砲撃を打つところだったわ」
己のデバイスを起動させ次元跳躍魔法を発動しそうなプレシアを見たジェイルは慌てて彼女の怒りを押し留めた。
『あー、それは悪かった。次からはできるだけ軽いジョークにしよう』
「そういう問題じゃないでしょう……で、本当に何の用なの? いい加減要件言わないと本気で撃つわよ」
プレシアはデバイスを投影映像のジェイルに向かってビシッと指し黒真珠のような目でジェイルを睨む。こうして会話している時間も今の彼女には惜しい。
『その焦り様………かなり病が進行しているようだね。病人は病人らしく、今は大人しく安静にしておいた方がいいのではないだろうか?』
ジュエルシードの情報を提供したジェイルではあるが、それが本当に良かったのかと少し後悔をしている。数少ない友の無茶を加速させ、ただ傍観しているというのもジェイルにとっても後味が悪いからだ。
無限の欲望を司るジェイルは自身の思いや願いに酷く素直だ。愚直なまでに。
欲望とは即ち願い。故に彼はプレシアに生きて欲しいということを口にする。
プレシアは一瞬だけ呆けた表情をするが、すぐに切り替えた。
「余計なお世話よ。私はアリシアが帰ってくるのならそれでいい」
本当の娘であるアリシアの蘇生こそ彼女の願望。唯一の欲望。その夢を成就できるのなら、日々病に蝕まれていく身体は別にどうでもいいのだ。彼女にとって自身の身体は二の次でしかない。
『………本当に、それでいいのかい?』
ジェイルは珍しく真顔で念を押すかのような重い声でプレシアに問う。その金色の眼光に何か惹きつかれるような感覚をプレシアは覚えた。そして内心で動揺する自分がいることにプレシアは驚いている。
彼の問いは深く考えるほど難しいものではない。なのに何故、こんなに動揺する。
「今更何を………良いに決まっているじゃない。これが私の人生よ。他人にとやかく言われる筋合いはないわ」
プレシアは迷いを振り解くように答えた。
『そうかい。いや、つまらないことを聞いたね。済まなかった』
「全く…………話を戻すわよ」
『ああ。今回私が君に連絡を入れたのは、まぁぶっちゃけ君に加勢しようと思ったからだ。管理局の艦を落としているのだろう? 奴らとて無能ではない。遅かれ早かれ君のことをじきに嗅ぎ付ける。そうなれば君一人では荷が重いのではないかね?』
犯罪者同士手を組もうじゃないか、と誘いを入れるジェイル。
これは一種の情というものだろう。
利益の有無ではなく、ジェイルは自分の
「それは願ってもない申し出ね」
『だろう? ならば』
「―――手は組まないわ」
プレシアはそのジェイルの申し出を蹴った。受け入れればメリットしかないというのに。
だからこそジェイルは理解できなかった。これほどの機会は無いだろう分かっていて何故、彼女は拒むのか。
「これ以上、貴方に頼るわけにはいかない。自分の夢は自分で叶えるものよ」
『本当に大丈夫なのかね?』
「心外ね、ジェイル・スカリエッティ。貴方も知ってるでしょう。私は大魔導師プレシア・テスタロッサよ。管理局程度の極小の障害ぐらいで屈すると思って?」
プレシアは胸を張って豪語する。かの大組織、時空管理局はプレシアにとって小さな障害でしかないと。
何千世界もの次元を統べる組織に対して、極小の障害と言い放ったのだ。
『ハハッ、流石は大魔導師殿だ! 君にとっては時空管理局もただの壁にしかならないか!! 』
顔を片手で覆い隠して爆笑するジェイル。
これが器の違いというものか。
母の愛を持ってすれば時空管理局など恐れるに足りないという。
それはジェイル・スカリエッティには持ちえないものだろう。
「………今の貴方の笑い声は嫌いじゃないわ」
『くくッ………ふぅ……いやー、そう言ってもらえると嬉しいね。君の願いが成就することを私も願っているよ』
「ありがとう」
『色々と失礼したね。では回線を切るとしよう』
「………これが、最後の通信となるかもしれないわね」
自身の死期を悟っているプレシアは少し悲しい顔をして画面上のジェイルを見る。胡散臭くて五月蠅い奴ではあるが、プレシアの知人はもう彼一人となった。彼からの通信も実は心の奥底では喜んでいたのかもしれない。
『そんなことにはさせないさ。私が用意しておこう。君が生き延びれることができる手段を―――プレシア・テスタロッサが娘と“共に”生きていけるようにするためにね。そうでなければせっかく生き返ったアリシアが一人では可哀そうだろう?』
「―――――ッ!!」
ジェイルの言葉がプレシアの心を穿つ。
そう、仮にアリシアが生き返ったとしても、そこに母たる自分がいなければ、娘は孤独に生きるはめになる。生きる喜びを与える前に、生きる辛さを味合わせてしまう。それは、避けなければならないことだった。
なのに自分は、それを失念していた。まるで僅かな心の隙間にメスを入れられたような感覚だ。
『……いや、今の発言は誤りだったね。あの子もその枠に入れないといけないな。そうすればもっと賑やかな生活を送れるだろう』
「な、フェイトは私の娘なんかじゃないわ!!」
更に失敗作の話までジェイルは持ちだしてきた。
『おやおや~。私は“フェイト”や“娘”ではなく“あの子”としか呼んでないのだがね。それにFの遺産をフェイトと名付けたのならば彼女は既に立派な『家族』の一員、君の娘じゃないか』
「あの子は失敗作のクローンよ! 偽物、贋作でしかないわ!!」
――――そうだ。あれは駒。失敗作。偽物。贋作だ!
彼女は必至にフェイト・テスタロッサの存在を虐げる。
「………」
ジェイルはそんなプレシアの姿を見て一瞬だけ悲しむ顔をした。しかし、その表情をプレシアは見逃してしまう。
あの顔は………まるで我が子を貶められて悲しむ父親のような顔だったということを彼女は気付くことが出来なかった。
そして彼はさらに言葉を繋ぐ。
『これだけは言っておくよプレシア女史。
法の外で生きる違法な科学者なれば、せめてその法の外で作りしモノには責任を持つべし。ジェイル・スカリエッティは、そう諭しているのだと、嫌でも分かった。
『彼女がアリシア・テスタロッサと別の存在であるというのなら、別にそれでいいだろう。偽りのない真実であるからね。しかし、視点を変えることはできる』
「なに……を………」
『あの子がアリシアでないのであれば、君にはフェイトを第二の娘として可愛がってあげるという選択肢も……あるのではないのかね?』
ジェイル・スカリエッティは言いたいこと好き放題言って、通信を切った。
そして静寂を取り戻した部屋で、プレシアは一人で頭を抱える。
「貴方は、いつもそうやって私を困惑させるようなことを言う……………!!」
プレシアは心の中で激しい葛藤が起こる。
フェイトの存在を許すべきなのか。それとも許さないべきなのか。
記憶の欠如、アリシアになかった膨大な魔力と魔導師としての素質。
アリシア・テスタロッサの出来損ない。
娘の姿をした偽物。
気を抜けばフェイトが本物の娘ではないかと錯覚してしまう辛い毎日。
――――ならばいっそ、あの子をもう一人の娘として意識するべきなのか?
“いえ………私は………間違ってない。アレを娘などと断じて認めない。第二の子としても認めない。絶対に!!”
結局、プレシアはフェイトを一人の人間として認めようとしなかった。
今まで通り辛く接すればいい。当たればいい。卑下すればいい。
自分は何一つ間違ってはいない。なにより今さら引き返すことも不可能だ。あれだけの仕打ちをした自分に、どの面を下げて考えを改めろというのか。
「………そう、私の意志は揺るがない」
凍檻で出来た心の壁を形成し直したプレシアはいつもの冷たく、冷徹な思考に戻る。
プレシア・テスタロッサの娘は一人だけ。アリシア・テスタロッサのみだ。目的である娘の蘇生だけを頭に入れる。その他の思考など必要ない。
「あの子が目的地について2日は経った。期待してるわよ………贋作」
彼女の冷気を纏っているかのような声は、酷く歪なものであった。
◆
「…………ハァ」
彼は心底似合わない深い溜息を吐いた。
―――自分らしくない。
ジェイル・スカリエッティはもっと狂気的な笑い声と共に、欲望のままに行動する人間だ。こんな悩みに憑かれた溜息など、吐くものではない。
「プレシア女史に放ったあの言葉は………私の本心なのかもしれないな」
クローンは人間と同じ単一の生命とプレシアに公言した。だがそれは、自分を偽物だと思いたくないからなのではないか?
『ジェイル・スカリエッティ』という優れた人間から生み出された贋作が今ここにいる《ジェイル・スカリエッティ》だ。それを認めたくないが故に、あのような言葉を口にしたのかもしれない。
ジェイル・スカリエッティとは評議会の欲望と陰謀を一身に受けて生を成就した薄汚れた存在だ。
己のために他者を蹴落とし、己の為だけに生きていく狂気のマッドサイエンティスト。そう宿命づけられて生まれた生命に他ならない。
―――だが、そんな穢れた存在でも、ジェイルは己という個を持つことによりクローンとしての誇りを持った。いつか己はオリジナルを越え、オリジナルが到達為しえなかった領域に足を踏み入れる。その目標はジェイル・スカリエッティの持つ全存在を掛けて為しえるだけの価値がある。だからこそ彼は最高評議会の駒として動くのを止め、離反した。生まれたからには人形のままでは終われない。自分足らしめる何かを手に入れるまでは。
「Fの遺産、フェイト・テスタロッサ。君も自分の正体を知った時、その真実をどう受け入れるのか楽しみだよ……決して、知らないままでは済まされないのだ」
今の自分のように真実を受け入れ個を持ち独立するのか。
それとも現実を受け入れられず、そのまま壊れるのか。
「君はどう思う……リニス君?」
ジェイルは研究室の入り口に向かって静かに問いかける。
数秒ほど沈黙が続いた後に、その入り口から一人の女性が入室した。
「そうですねぇ……」
現れた女性はかつてプレシアの使い魔として働き、契約の期限が切れこの世から消滅したはずのリニス。
実のところ、彼女の消滅予定をジェイルは知っていた。何故ならよくプレシアが彼にリニスを契約通り処分するべきかどうかと相談されていたからだ。
アリシアの飼っていた山猫を素材として生まれたリニスは云わばアリシアの遺産。それを処分するべきかとプレシアは悩んでいた。しかも使い魔としても上級クラスで腕も立ち家事能力も極めて高い。死なせるには惜しい使い魔なのは明白だ。
結局 病に侵されているプレシアの身体の都合上、契約通り魔力供給を絶ち、リニスはどこかの次元世界で静かに自然消滅するはずだった。
――――それを繋ぎ止めたのがジェイルだ。
彼は魔導師ではないのでリニスの主人として魔力供給を行うことが出来ないが、それを補うだけの技術力を持っている。そして消滅寸前のリニスをジェイルは再契約し、今も尚彼女はこの世に現界している。
「私は、フェイトが真実を受け入れ乗り越えると信じています」
――――静かに、だか絶対的な自信を持ってリニスは答えた。
「ほぅ………その根拠は何処から来るのだね? 君はフェイト君の親のようなものだろう。あの子の“脆さ”は君が良く知っているはずだが」
ジェイルは人の本質を見破ることに長けている。実際、彼は数回しかフェイトと会ったことはないが、それでもジェイルはプレシアに対するフェイトの執念はかなりのものだと見て取れた。
・プレシアに自分の存在を認めてもらいたい。
・プレシアに微笑んでもらいたい。
フェイトの意識の大半は母親に向けられている。
当然だ。あの年頃の子供は親に甘えるべき時期なのだから。
だからこそ、フェイト・テスタロッサは儚く、脆い。
己の全てであるプレシアに自分の存在を全否定された時、彼女は立ち上がれることができるのかどうか。ジェイルの予想では精神崩壊という最悪のシナリオが出来上がっている。これはジェイルのみならず大方の人間がそう予想するはずだ。
だがリニスはそれでも大丈夫、と豪語する。
「どうしてか、と言われても上手く表現できません。この思いは理屈なんかじゃ説明できないものなのですから」
女の感、或いはフェイトを小さい頃から見続けてきた彼女だからこそ……。
「親としての感、もしくは信頼というものかな…それは」
「ええ、恐らくは」
「君がフェイト君の元へと向かわないのは……その予想に沿ったものだから?」
「そうです。それに今私が行けば混乱を招くでしょう。第一に私は本来、死人ですからね。この命を救いあげてくれた恩人に力になることが、今自分にできることだと思っています……それに、フェイトにはアルフが傍にいてくれていますから」
「どうやら親と子の間にしか理解できないモノがあるようだね。私は君達を羨ましく思うよ」
プレシアがアリシアを生き返させるために無茶な行為を顧みない確固たる狂気的な覚悟。リニスのフェイトを信じているが故の外からの傍観。
ジェイルにはそれが眩しく思えてならなかった。今まで自分が手に入れたことがない、何かが―――そこにあった。
「………私も早く娘達に打ち解け、家族と言えるだけの関係を作りたいものだ」
「ふふ。貴方も家族愛というものを欲しいと思うようになったのですか?」
「ああ、思うようになったね。なんせ私は無限の欲望なのだから」
彼はニヤリと笑う。
リニスは仕方のない人だと嬉しそうに呟いた。
「さ、もうウーノちゃんが夕食を作り終わる頃合いですから早く食卓に向かいましょうか」
「………なに…あのウーノが料理を?」
「ええ、彼女がどうしても自分の手料理をドクターに食べさせてあげたい!っと懇願するものですからちょっと手ほどきを」
「ほぅ!それは楽しみだ。ではさっそく向かうとしようかな」
ジェイルは完全にいつもの調子を取り戻して意気揚々と研究室から出て行った。
一人残ったリニスは先ほどまで元主君が移されていたであろう画面をじっと見つめる。
「プレシア…フェイト…アルフ………私は見守っていますからね。貴方たちの…信じる道を」
リニスはそれだけを言い、研究室の明かりを消した。
余談
秘書長女「これ……その…り、リニスさんほど…上手く調理できませんでしたが、ドクター!―――私の料理、食べてみてくれませんか!!」
無限欲望「何故そんなことを聞くのだね。娘が一生懸命作ったものを断るわけがないだろう?」
鬼畜眼鏡「(きゃ~! いつもへタレで奥手なウーノ姉様が猛アタックしてる~!?)」
潜入次女「(嗚呼、潜入捜査から一時帰宅して良かったわ……。これが、青春ってやつなのね)」
脳筋女性「(おいおいでも相手は仮にも父親だぞ? ドクターだぞ?)」
鬼畜眼鏡「(これだから脳筋は! もっと乙女になりなさいよ! そして空気読みなさぁい!!)」
潜入次女「(全くね。恋愛にそんな壁は在って無いようなものよ)」
鬼畜眼鏡「(それにしても今日のドクターはなんだか男前ね。私まで惚れそうだわぁ)」
無限欲望「―――これは実に美味しそうだ。では、いただきます」
秘書長女「―――(ゴクッ)」
鬼畜眼鏡「(あんなに緊張しているウーノ姉様なんて初めて見るわねぇ)」
潜入次女「(冷や汗がドバドバ出てるのがよく分かるわ~)」
脳筋女性「(……私達はいつまでこんなところで覗き見してるんだ? 料理は人数分用意されているのだから私達も食卓につくべきでは)」
潜入次女「(貴方馬鹿なの?)」
鬼畜眼鏡「(本当に脳筋馬鹿なのね)」
脳筋女性「(うぅ………)」
無限欲望「もっきゅ、もっきゅ、もっきゅ――――ごっくん……うん、これは」
秘書長女「――――――」
潜入次女「――――――」
鬼畜眼鏡「――――――」
脳筋女性「――――――」
無限欲望「美味しい…実に美味しいよ。リニス君の指導があったとはいえ、これほどの味を出すことは料理に疎い私でも難しいということが分かる」
秘書長女「ほ、本当ですか!?」
無限欲望「私は娘に対して嘘は吐かないよ」
潜・鬼「「(いよっしゃァァァァァァァァ!!)」」
脳筋女性「(あ、ウーノ姉さんが涙を零してる)」
潜・鬼「「(脳内保管余裕でした!!)」」
脳筋女性「(………よく、分からない)」
本当の余談
実はウーノの作った手料理は不味かったことが判明した。
後から時を見計らって食卓に着き、その料理を食したナンバーズは「あ、これはダメだ」と心の中で呟いたそうな。リニスによると調味料の配分をうっかり間違えてしまったらしい。それでもジェイルは眉一つ動かさず、文句も言わずその料理を完食し、美味いと言った。これを知るナンバーズは感動して改めてジェイルについていくことを決心したのであった。
ジェイルさんは最後までライバルキャラとして頑張ってもらいます。リニスさんは微妙な立ち位置に置いちゃいました。
次回の更新で彼女らにも登場してもらいたいですね。
自分としては消化不良の序曲編をはやく仕上げたいです。