臨海学校も終わり、さらに夏休みも終わって二学期が始まってから数日が経った。
「ふあ~」
「夏休みボケか?」
自転車を押して学校に向かっている炎佐が欠伸を漏らし、横を歩いているリトが尋ねると炎佐は首を横に振った。
「いや。この前プリンス・レンが転校してきたろ? あれ以来プリンスから夜な夜などうやったらプリンセスを振り向けさせられるかって電話かかってくんだよ……プリンスと知り合ってから同い年としてたまに相談役やってたけどさ、最近は度を越してるというかいい加減ノイローゼになりそう……」
「……」
炎佐のうんざりしたような言葉にリトは聞かなきゃよかったと頭を抱える。
「おはよーララちぃ! 氷崎!」
「おはよー」
「おはよ。籾岡さん、沢田さん。じゃ、僕自転車止めてくるから」
学校に着き、偶然一緒になった里紗や未央に挨拶してから炎佐は自転車に乗り直して駐輪場に向かう。そして自転車を駐輪場に置いてからリト達の方に戻っていると自分の目の前を見覚えのある女性が横切ろうとした。
「九条先輩。おはようございます」
「ん? やあ、君か……」
声をかけた女性――九条凛は炎佐に気づいて声をかけた後少し考える様子を見せる。
「そういえば君はたしか一年生だったな?」
「はい、そうですけど?」
凜の唐突な問いかけに炎佐は首を傾げる。
「ちょうど良かった。少し聞きたいんだが、あのピンク髪の女子について何か知っているか?」
凜がそう言って指差すのは、ピンク色の髪という時点でまあそうだろうがララ。彼女はリトとレンの殴り合いの喧嘩を見て何故か嬉しそうに笑っていた。
「ララちゃんがどうしたんですか?」
「知り合いか?」
「クラスメイトなので。と言っても友達の友達、みたいなものであまり詳しくは知りませんけど」
炎佐は何故凜がいきなりララの事を聞いてきたのか分からないがとりあえず関係としては友達のリトの友達だから接点がある程度にぼかしておく。
「そうか……時間を取らせてすまなかったな。それとすまないが私がこの事を聞いたのは内密に頼む」
「はぁ……分かりました」
「ではな」
凜はそう言って颯爽と歩き去り、炎佐はそっちを見て首を傾げた後、まだ喧嘩を続けているリトとレンの仲裁に入るため彼らの方に走っていった。
それから場所は教室に変わり、現在は
「さて! もうすぐ待望の彩南高校学園祭!! というわけで実行委員になった猿山だっ!!」
名乗りの通り、猿山が教卓に手を置き、やる気満々とばかりにそう叫ぶ。ちなみに黒板前では補助係に任命された炎佐がチョークを握っていた。
「この前のHRでみんなに出してもらった出し物案だが!! オバケ屋敷に演劇・わたがし屋、どれもフツーすぎてあまりにつまらない!!」
彼はそう叫んでいる間に炎佐が前もって打ち合わせしていたのか凄まじい勢いとスピードで黒板にチョークを走らせる。
「そこで考えた結果!! 我がクラスは“アニマル喫茶”で行こうと思う!!」
そして黒板に何かを書き終えた直後、猿山がタイムラグなしにそっちを見ることなくばんっと音を立てて黒板を叩きながらそう叫ぶ。黒板には“アニマル喫茶”という文字が下に二重線で強調させられながら書かれていた。
「アニマル喫茶ぁ~? 何ソレコスプレ喫茶みたいなモン?」
「えーやーだー」
「はやらねーよそんなの!」
里紗と未央が嫌そうに呟き、男子の一人が叫ぶ。
「絶っっ対にはやる!! いいか時代はアニマル!! 弱肉強食の時代!!!」
猿山が叫び、そう思うと教室のドアが開いて炎佐が数個の段ボール箱を教室内に入れる。いつの間にか教室のすぐ外に準備していたようだ。
「とにかくものは試しだ!! 女子! 俺が用意した衣装に着替えてみてくれっ!!」
そしてそう言い、女子達はぶーぶー言いながらさっき炎佐が運び入れた箱の中にあった衣装を持って教室を出ていき、女子用更衣室へと向かう。
「……猿山のヤツ……こーゆーくだらねー事になると急にキャラが立つよな……」
「まーね。ま、楽しいからいいじゃん」
リトの言葉に炎佐はそう返しつつ外を見る。現在外でこの教室を見張っている何者かに気づかれないよう、さりげなく。
(九条先輩だよな……何やってんだ?)
他の生徒は気づいていないようだが教室の外の木に登りその枝の上から葉っぱに隠れて双眼鏡で教室内を除いているのは九条凛。
(ま、さっきララについて調べてたし多分その関係だろうな……なんでかは分からないけど)
理由は朝の会話内容からおおよその検討はついているし、こっちに危害を加える様子も見せないため放っておいても問題はないだろう。炎佐はそう結論づける。それから少し待つと教室のドアが開き、アニマル喫茶の衣装に着替えた女子生徒達が黒板の前に並んだ。
『お~~~~~!!!』
男子達が歓声を上げ、顔を赤くし、人によっては涎まで垂らす。
「すげーっ! いいじゃねーか猿山っ!!」
「ああ! これこそ俺が求めていたパラダイス!!」
男子や猿山が騒ぎ、レンも頬を赤くしながらララを見つめている。
「「どうよ氷崎、似合う?」」
セクシーポーズを取りながら炎佐に尋ねてくる里紗――狼と思われる衣装だ――と両手を広げて衣装を見せてくる未央――こっちはリスと思われる衣装だ――に炎佐はふふっと笑う。
「似合う似合う。特に籾岡さんなんてはまってるよ」
「ほほう。それはアタシが肉食系ってことかな? ならその期待に応えようか」
炎佐の言葉に里紗はピキーンと目を輝かせ、両手を前に持っていき指をわきわきさせて笑いながらそう言う。それを見た炎佐はぎくっとなった。
「も、籾岡さん?」
「ふっふっふ。そういえば氷崎には臨海学校で助けてくれたお礼してなかったっけ?」
「そ、それとこれとなんの関係がって沢田さん!?」
「リスって悪戯好きなんだよ~?」
にやにや笑いながら近づいてくる里紗に炎佐は引きながらそう尋ねるがその時未央が炎佐を後ろから羽交い絞めにする。
「がおうっ!!」
「ギャーッ!!!」
そして里紗が狼のような声を上げて炎佐に飛びつき、炎佐も悲鳴を上げた。
(……何をやってるんだ、あいつは……)
教室の外から双眼鏡で覗き見している凜は顔見知りの後輩が女子にいじられているのを見てつい呆れてそう考えてしまった。
そして男子からはもちろん好評を得て、衣装を着ると結構ノリ良く里紗や未央達も賛成し、その流れのまま一年A組の彩南祭出し物は“アニマル喫茶”で決定した。
「だ、大丈夫か? 炎佐?……」
「モウオヨメニイケナイ……」
「お前男だろうが。余裕そうだな」
リトは炎佐を見ながら頬を引きつかせて尋ねる。炎佐はあの後里紗に襲われて服を脱がされた――下半身はどうにか死守したが――挙句いつも彼女が女子にやっている胸部マッサージを男である自分にまでやられたり露出させられた上半身を未央と一緒にくすぐられたりとやりたい放題に襲われてしまったのだ。しかし炎佐も炎佐ではだけた制服から露出している肌を隠すように自分を抱きしめ、震えながら涙目になっているという襲われた女性被害者っぽい姿になっている――しかも目立つ傷跡があるとはいえ基本的に中性的な顔のため様になっている――割にはリトの言葉に即答でボケを返す辺り意外と余裕そうで、リトも呆れたようにため息をついた。
「さてと。じゃあ仮にも喫茶店なんだし後は食事作る係りも必要だよね、サルとメニューの相談してくるよ」
「ほんっと余裕だなお前!?」
そして被害者ごっこに飽きたのか彼はあっさり泣きかけていた表情を元に戻して制服を着直し、猿山にメニューの相談を持ちかけに行く。それにリトも咄嗟にツッコミを入れた。
それから準備や料理のレシピ配布および練習――なお指導役および厨房チーフは炎佐が任された――が数日続き、彩南祭当日が訪れる。
「いらっしゃいませー!! アニマル喫茶へようこそ~」
始まって早々大人気のアニマル喫茶。ララを始めレベルの高い美少女達がアニマルコスプレをして出迎えてくれることに主に男の人達から大盛況。彩南祭が始まってからもう昼になるのに客が途切れる気配がなかった。
「エンザー! チーズケーキとコーヒー一個ずつだってー!」
「はいっ!」
ララから注文を受け、炎佐はレンタルした小型冷蔵庫から冷蔵していたチーズケーキを取り出し、さらにその間に他の厨房係が素早くコーヒーを用意する。
「氷崎ー! カレーセット、サラダとドリンクはオレンジ!」
「分かった!」
さらに里紗から注文が飛び、炎佐は急いでカレーをよそうと冷蔵庫からサラダを取り出し、紙コップにオレンジジュースを入れる。
「沢田さんお願いっ!」
「はいはいっ!」
料理とどのテーブルからの注文化を示すプレートをお盆に乗せて手近にいた未央――里紗は注文を出した後別の客の注文を聞きに行った――に渡し、未央は素早くお盆を取ると慣れた足取りでそのプレートが示すテーブルへと運んでいく。
「氷崎やべぇ! 紙皿と紙コップがもうなくなりそうだ!?」
「誰か買ってきて後で予算から払うから! 領収書貰ってくるの忘れないでね!」
「おう!」
ホールもお客さんが出ていったら次のお客さんがテーブルにつき、店員に見惚れながら注文を出し、それを聞いてすぐに厨房へと出して、また別の人の注文を聞きに行くとてんやわんやだが厨房も料理に不慣れな男子が軸になっているためかなりフル回転になっていた。
そして昼から少し時間が過ぎるとようやく客足も途絶え始め、教室中に安堵の息が漏れていく。
「ふう……やっと休めるぜ……」
教室の入り口前で客の整理係をしていたリトも椅子に座りながら呟く。
「お疲れ様、結城くん」
と、黒猫をモチーフとしているらしい、少々どころかかなり露出の激しい格好をした春菜がお盆にジュースを乗せてリトに声をかけた。
「はい、ジュース」
「あ、ど、どーも…(…お、俺に気を遣ってくれるなんて、うれし~)」
春菜はリトにジュースを渡し、リトはおずおずと受け取った後心の中でにやけながらそう呟く。
「アニマル喫茶……思ったより楽しいね」
「え!?」
「最初はこの格好、恥ずかしくてイヤだったけど……なんか慣れたら楽しくなってきちゃった」
「そ、そうか……よかったじゃん」
リトと春菜は雑談を楽しんでいた、その時だった。
「あの~。ちょっとすいません」
「あ、い、いらっしゃいませ!」
突然呼びかけられ、リトは慌てて立ち上がると挨拶する。
「あ、ごめんごめん。お客ってわけじゃないんだけど……この教室に氷崎炎佐って子、いるかな?」
慌てたようなリトの挨拶に苦笑して返すのはリト達より少し年上だろう女性。ベレー帽を被っており、後ろにはベレー帽で隠せない程に長く伸ばした黒髪が輝いている。さらにメガネをかけており、その容貌はどこか変装しているように思わせた。
「えっと、炎佐なら今教室にいますけど……」
「どなたでしょうか?」
リトと春菜はきょとんとした様子で尋ね、女性はころころと笑う。
「あ、ごめんごめん。私、エンちゃ……炎佐の従姉弟でえっと……氷崎恭香って言うの」
「ああ、炎佐の従姉弟。ちょっと待ってください」
女性――恭香の言葉にリトは納得したように頷いて教室内に顔を向けると「炎佐ー」と呼び始める。
一方厨房。このクラスの仕事はシフト制を取っており、炎佐の割り当ては忙しくなるであろう朝~昼となっていた。つまり彼のシフトはとりあえずこれで終了だ。
「ふぅ……じゃ、後はお願いね」
「任せとけ!」
炎佐はなかなか呑み込みが早かった厨房係りにバトンを渡すようハイタッチをする。
「炎佐ー!」
「ん? 炎佐、リトが呼んでるぜ?」
と、教室の入り口の方からリトの呼び声が聞こえ、猿山が炎佐を呼ぶと炎佐もどうしたんだろうというように首を傾げながらも使ってない紙皿を整理しながらとりあえず呼び返す。
「どうしたのー?」
「従姉弟の姉ちゃんが遊びに来てんだけど、どうするー?」
「従姉弟?」
リトの言葉に炎佐は入り口に顔を向ける。そこでにんまりと悪戯っぽい笑顔を浮かべながらやっほーと手を振っている女性を見ると彼は口をあんぐりと開いた。
「うおおおおぉぉぉぉぉいっ!!!」
そして直後素早く入り口までダッシュ、女性の肩にバンッと手を置く。
「キョー姉ぇあんた何してんのっ!!??」
「仕事早目に終わって暇になったから遊びに来たー」
血相を変えて半分怒鳴る勢いで叫ぶ炎佐に対し恭香はけらけらと笑いながら返す。
「遊びに来たーじゃないよ!! 暇になったんなら休みなよ大変なんでしょ!!」
「休みたいからエンちゃんとこの学園祭見に来たのに……くすん」
炎佐の怒号交じりの叫びに恭香はうつむき、くすんと涙声を漏らす。その目元には涙も浮かんでいた。
「ひ、氷崎君。人様の家庭にあんまり口出ししたくないけど……せっかく忙しい中時間を作って来てくれたのにその言い方はないんじゃないかな?」
「そうだよ。お前、たしかもうシフト上がりなんだろ? だったら丁度いいし一緒に学園祭見てこいよ。お姉さん、仕事が忙しいっていうなら気分転換にさ」
「えっ!?」
と、恭香を可哀想に思ったのか春菜とリトが彼女に助け舟を出し、それを聞いた恭香は嬉しそうに笑う。
「わぁ、ありがとう! じゃ、行こうエンちゃん!」
「人前でエンちゃん言うな引っ張るな! 分かった!! 分かったからちょっと待てせめてエプロンくらい脱がせろー!!!」
恭香が彼の腕に抱き付いてぐいぐいと引っ張り、炎佐は自由な腕をぶんぶんと振って顔を真っ赤にしながら叫んだ。
それから炎佐はエプロンを脱ぎ学生服姿になってから恭香と名乗る女性と共に学園祭を見て回り始める。ちなみにエプロンを脱いでいる最中猿山達からの「あの美人なお姉さんはなんなんだよ」的な視線にさらされていたのは全くの余談である。
「……で、なんなのその格好」
炎佐が呆れたように、自分の隣でわたがしを齧っている、自分の従姉弟である女性――霧崎恭子をジト目で見ながら問いかける。と恭香あらため恭子はくすっと笑った。
「髪はカツラ。ここの近くで撮影してる連続刑事ドラマで私、ゲストとして出演するんだけどその時に使ったのよ。ベレー帽とメガネは他の出演者が小道具に使ってたのの予備をちょっと借りてきてね。ほら、そのまんま来たら大騒ぎになるでしょ?」
そう言って彼女はパチッとウインクする。まあ今をときめく女性アイドルが全く関係ない高校の学園祭にやってきたら騒ぎになるのは間違いないだろう。
「ったく……で、いつまでいられんの?」
「そうね……あと十分ってとこかな? 移動含めたら」
「少なっ!? そんだけしかいられないなら素直に休んでた方がいいんじゃないの?」
「だーかーら。私はエンちゃんと一緒にいられればその方が癒されるのっ!」
まあ、そんなアイドルとデートしている事も一般人にとっては大騒ぎなのだが炎佐は撮影の合間に無理に関係ない学園祭に来るくらいなら素直に休んでた方がいいと彼女を心配しており、それに対し恭子はそう言って炎佐に抱き付き、それを聞いた炎佐は顔を赤らめる。
「ん? エンザじゃないか。何をしてるんだ?」
「あ、プリ……レン。店空いたぜ。今なら客として行けるんじゃないか?」
「本当か!?」
と、学園祭を回っていたレン――最初はシフト外に客として入ろうとしたが客が多すぎて捌ききれないからと猿山に追い出され、しょうがなく学園祭を回っていたらしい――が炎佐を見て首を傾げ、炎佐もレンにそう返すと彼は目を輝かせる。
「誰?」
それを見ていた恭子が不思議そうに首を傾げる。
「ああ、クラスメイトのレン。レン、こっちは俺の従姉弟」
「初めまして」
「は、初めまして! レン・エルシ・ジュエリアです!」
炎佐の紹介に恭子もにこっと微笑んで挨拶し、レンは慌てて頭を下げ挨拶を返す。そして顔を上げると爽やかに笑った。
「じゃ、僕はララちゃんとこに行ってくるよ!」
「ああ」
レンはそう言うや否や走り去っていき、恭子はぽかーんという様子でそれを見送った。
「元気な子だね……」
「まあな。さ、行こうか」
恭子の呟きに炎佐はそうとだけ返して歩き出し、恭子もその後を追って歩き出した。それから一緒に適当にクラスの出しものを見て回れば十分なんてあっという間に経ち、炎佐は恭子を見送るため学校の校門前までやってきていた。
「じゃ、道中気をつけてね」
「大丈夫だって、テキトーなとこでタクシー捕まえるから。じゃ、またその内暇になったら遊びに行くからね」
「……ご勝手にどうぞ」
炎佐の、相手を心配する言葉に恭子はにししと笑って返し、また暇な時に遊びに行くと続けると炎佐の頬が僅かに緩み、しかし咄嗟にそれを隠すようにふいっと顔を背けながら呟くように返す。それを聞いた恭子はまたころころと鈴の音のような笑い声を上げて、「じゃあね」と手を振るとその場を去っていった。
「……」
炎佐も彼女が見えなくなるまで見送り、それから何事もなかったように教室に戻っていく。
「ララ~!! 覚えてなさ~い!!!」
と、教室からいきなりボンテージらしい服装だが上半身素っ裸の少女が顔を真っ赤にして胸を隠しながら飛び出し、炎佐は目を丸くする。
「「さ、沙姫様!」」
「九条先輩!?」
それを追うように出てくる校長と、さらに追う二人の、こちらもボンテージらしい露出の高い格好をした少女。その一人は見覚えのある姿であり思わず炎佐は声を上げてしまった。
「き、君か!? すまない、急いでるんだ!!」
「沙姫様! お待ちください!」
見覚えのある相手――凜は炎佐を見て声を上げた後そうとだけ言って上半身素っ裸の少女を追いかけていき、炎佐は首を傾げながら教室に入る。
「あ、エンザー。お帰りー」
それを、身体を生クリームで飾ったような姿をしているララが出迎えた。
「プリンセスもなんちゅう格好してんですか!!!」
その姿を見た炎佐がツッコミを入れるのは、まあ当然だろうと言っておこうか。
そんなこんなのどたばたを行いながら、彩南祭は過ぎていく。
とりあえず臨海学校での水着盗難騒ぎやレン登場はすっ飛ばします。いや、この二つ炎佐絡ませにくいんですよ。盗難はリサミオ使えばどうにかなるかもしれませんけど……レンの方はせいぜいがレンと出会った時の「よお、久しぶり」くらいで……ああ、ちなみに炎佐はレンとも友達ですしもちろん“彼女”の存在も知っています。
さて次回はどうするか……流石に次VSヤミはすっ飛ばし過ぎだし……クリスマスイベントで凜と絡ませるか?(おい)
ま、そこは後で考えるとして。今回はこの辺で、感想はいつでもお待ちしておりますのでお気軽にどうぞ。それでは!