ToLOVEる~氷炎の騎士~   作:カイナ

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第四話 委員長、とある努力の一日

[本日も、燃やして解決っ!]

 

女子高生アレンジされた魔女のような衣装を着てウィンクと共にポーズを決めるのはマジカルキョーコこと霧崎恭子。ベッドの上で猫の顔を模したふわふわのクッションを抱き、テレビに映るそれを目を輝かせながら見ている少女の名は古手川唯だ。

 

[来週も見てね~]

 

「……ふぅ」

 

終わり、というテロップが映し出された下の方で可愛らしい笑顔で手を振る恭子が映る画面を見ながら唯はテレビのリモコンに手を伸ばし、リモコンの上部にある電源ボタンを押してテレビを消すとゆっくりと起き上がり、猫のクッションをベッドの上に置く。

 

「……ほ、本日も……燃やして解決っ」

 

ポーズの前にくるっと一回転というアレンジを加えつつ、唯は先ほどマジカルキョーコが取っていたポーズと台詞を真似る。

 

「唯ー。母さんがリンゴ切ったけど、いるかってよー」

 

直後、唯の兄こと古手川遊が遠慮なく部屋のドアを開けながら唯に声をかける。確かにその手には切ったばかりらしいみずみずしいリンゴが入った皿が持たれている。

 

「お、お兄ちゃん! ドアを開けるならノックをしてって言ってるでしょっ!!」

 

遊がドアを開けた瞬間素早くポーズを直立不動な格好へと変えた唯はしかし羞恥に顔を赤く染め上げて遊に詰め寄りながら怒鳴り、リンゴを乗せた皿を奪うように取りながら「ありがとうっ!」と怒鳴る様にとはいえ一言お礼を言って遊を部屋から押し出すとバンッと勢いよくドアを閉める。

 

「な、なんだ?……」

 

遊もいきなりの事にされるがままになり、ドアを閉める音でようやく我に返ったように呟くが、少し首を傾げると「まあいいか」で済ませ、母親に唯にリンゴを渡してきた旨を報告するために台所へと歩いていくのであった。

 

「はぁーっ、はぁーっ」

 

唯は皿の中にあるウサギさんリンゴの皮にも負けない程顔を真っ赤にしながら荒い息で呼吸する。危うく自分の秘密の趣味がばれるところだったとその顔色は語っていた。

 

「……いただきます」

 

とりあえず心を落ち着けるためにリンゴを食べる事にした唯。部屋にあるテーブルの上に皿を置き、両手を合わせて礼儀正しくいただきますと挨拶をしてからリンゴを食べ始める。シャクシャクという音が小気味よく、甘い蜜が唯の口の中に広がっていく。

 

「それにしても、まさかキョーコちゃんと会えるなんて思わなかったなぁ……」

 

リンゴを食べながら回想をするのは以前皆で遊びにいったプール。異星の原始生物なる存在による騒動に巻き込まれもしたが、同時に憧れのアイドルである霧崎恭子と接点が出来たのはいい思い出である。と言っても彼女自身は舞い上がって自分の名前を名乗っただけであり、舞い上がり過ぎた結果連絡先すら交換していなかったのだが。

 

「……あ」

 

だがそこで彼女は思い出す。その憧れのアイドル霧崎恭子の実の従姉弟である存在、それも自らのクラスメイトである男子のことを。

 

 

 

 

 

「……えーと」

 

「そ、その、突然呼んじゃってごめんなさい……」

 

次の日の放課後。唯は学校から離れたところにある喫茶店にやってきていた。ちなみに今は席についており、その目の前の席には炎佐が座っている。炎佐は学校にいる時唯に突然「今日放課後暇なら空けておいて」と人気のないところで頼まれ、放課後になった瞬間妙に人目を気にしている唯に喫茶店に連れてこられたのだ。そして現在彼は意味が分からず困惑しつつ、目の前で顔を赤くしながらもじもじしている唯を見ていた。ちなみに。

 

「こ、古手川さんがエンザさんと二人っきりになるなんて、しかもあんなに照れた様子……ハーレム計画に変更が起きる可能性も考えないと……」

 

二人が座っている席から離れた、しかし二人をばっちりマークできる、かつ炎佐は背を向けている形になる位置取りの席に自らの名前と同じく桃色の髪をした少女が眼鏡に帽子という分かりやすい変装の格好で座っているのは全くの余談である。

 

「それで古手川さん、一体どうしたの?……もしかして、リトと何かあった?」

 

「ゆ、結城君は関係ないわよっ!」

 

炎佐は親友であるリトが何か関係あるのかと考え、口にするがそれを聞いた途端唯はばんっとテーブルを叩いて声を上げ、しかし僅かな後に我に返るとうつむいて小さくなる。

 

「ご、ごめんなさい……」

 

「えっと、別に気にしてないから。こっちこそごめんね?……それで、本当に何の用事?」

 

しゅんとなりながら謝罪する唯に炎佐は困惑の苦笑を浮かべつつ、何の用事なのかと尋ねる。

 

「そ、その……誰にも言わないでね?」

 

「? うん、分かった」

 

唯は顔を赤くしつつ、まず今回の事を秘密にしてくれと炎佐にお願い。炎佐も訳が分からないながらも秘密にするという約束に同意する。

 

「あの……氷崎君って、キョーコちゃんの従姉弟……なのよね?」

 

「うん。でもこれ、あんま人に言わないでね? 面倒だから」

 

「あ、うん」

 

唯からの質問に炎佐は正直に答えつつ、面倒になるからあまり言いふらさないでくれと釘を刺す。

 

「そ、それで、その……キョ、キョーコちゃんにプライベートで会うとか、そういうのって、できるのかなぁ?……」

 

「……もしかして古手川さん、キョー姉ぇのファン?」

 

「……」

 

どこかわくわくしたように目を輝かせながらの言葉を聞いた炎佐が察したように尋ね、唯は照れたように視線を下に持っていきながら、ゆっくりと頷く。

 

「その……マジカルキョーコ、いつも見てて……」

 

「ああ、なるほど。プライベートねぇ、彩南町の近くで撮影とか仕事してて、それが一段落したとかならよく家に遊びに来てたけど……」

 

炎佐は唯の質問に答えながら携帯電話を操作。「あちゃあ」と声を漏らす。

 

「やっぱり……今キョー姉ぇ、県外のロケに行っちゃってる。しばらく会うのは無理かな」

 

「そう……」

 

そういうメールでも来ていたのだろう。炎佐の言葉に唯はしゅんとなった。

 

「それにしても、プリンセス・ララもそうだし。キョー姉ぇって本当に人気あるんだね」

 

「それはそうよ?」

 

炎佐の呟きに唯が不思議そうな顔を見せると炎佐は「いや」と言って苦笑する。

 

「僕も頭では分かってるんだよ、なんたって今をときめくアイドル霧崎恭子だし。でも僕にとっては身近なお姉ちゃんだからさ、なんか実感わかないっていうか……」

 

「あはは……」

 

「まあ、アイドル相手とは考えて気は遣ってるけどね。マスコミに僕の存在嗅ぎつけられないように気を付けてるつもりだし。霧崎恭子に彼氏がいるなんてスキャンダル流すわけにはいかない」

 

炎佐の言葉を受け、唯は苦笑。続けて炎佐は真剣な顔でそう言ってみせた。

 

「ふ~ん……」

 

「どうしたの?」

 

「いや、別に」

 

炎佐の真剣な顔での言葉に唯は妙な声を出し、炎佐が首を傾げると唯は首をやや傾けつつふふっと笑ってあしらうように返した。

 

「う~む、どうやら古手川さんはリトさんからエンザさんに乗り換えたわけではなさそうですね……」

 

一方モモは聞き耳を立てるならまだしも振り返って直接視認するのは流石に目立つしリスクが高いと踏んだか、手持ちの手鏡を使い、髪をいじっている風を装いつつ鏡に写されている炎佐達を確認していた。

 

「ねえ、キョーコちゃんの話とかって聞いても大丈夫?」

 

「ん? ああ、いいけど」

 

いつもと違い興味津々な様子の唯の質問に炎佐は頷く。

 

「と言ってもキョー姉ぇの話ねぇ……俺キョー姉ぇの出てる番組なんてマジカルキョーコしか知らないけど……」

 

「あ、そういえば。マジカルキョーコの撮影ってこの近くでやってるの?」

 

「あぁ、そうだね。毎回そうとは言わないけど……隣町とか、電車一本で行けるようなところでよくやってるかな。近くなら僕も雑用とかの緊急バイトに呼び出される事も多いし」

 

「えっ?……見学、できるの?」

 

「まあ、雑用の合間に少しくらい? それにキョー姉ぇのおかげで主なスタッフや出演者には既に完全に顔知られてるしさ。この前はプライベート状態の池綿さんに挨拶されたし」

 

「池綿?……ああ」

 

炎佐の言葉に最初驚く唯、その次の池綿という言葉には一瞬詰まったものの彼が俳優の名前ではなくキャラ名で覚えてしまっていると察して納得する。

 

「それにしても、プールの時は本当に驚いたなぁ……」

 

「ああ、迷惑かけてごめんね? 僕ももうちょっと早く対処できればよかったんだけど……」

 

「え?……あ、違う違う! そりゃ確かにあの……あれもびっくりしたんだけど……」

 

唯の言葉にミネラルンの方を想像したのか炎佐の謝罪に唯は一瞬ぽかんとしつつ、すぐに話が噛み合ってない事を察して違うと返し、照れたようにはにかみながら頬をかく。

 

「その、キョーコちゃんが氷崎君の従姉弟だっていうのと、いきなり、氷崎君がキョーコちゃんを抱きしめたり、その……」

 

「……お、思い出しづらいなら出さなくていいから……」

 

唯の恥ずかしそうな様子を見た炎佐もその時の事を思い出したのか顔を真っ赤にし、恥ずかしそうに手で顔を隠すように覆う。

 

「でもあの時は本当に焦ったな……キョー姉ぇにもしもの事があったら僕は悔やんでも悔やみきれない。キョー姉ぇは絶対に守らなきゃいけない存在だから……」

 

「……氷崎君って、本当にキョーコちゃんのことが大事なのね」

 

炎佐の呟きを聞いた唯が驚いたように呟くと、炎佐は照れたようにふいっと目を逸らし、ふんと鼻を鳴らした。

 

「べ、別に、そりゃあね……キョー姉ぇは僕が地球に来てからの生き方を教えてくれた恩人だし、恩は返すよ。まあ、トップアイドルだなんだって言っても、僕にとってはブラコンくさいお姉ちゃんだよ」

 

唯の言葉に今度こそ目だけでなく顔まで完全に逸らして照れ隠しのように言い放つ炎佐。その様子に唯はくすくすと笑みを漏らしていた。

 

 

 

 

 

「今日はありがとうね。じゃあ、また……」

 

「うん、また明日」

 

時間が過ぎ、唯は微笑みながら炎佐に別れを告げ、炎佐もまた明日と答えると唯はこくんと頷いてその場を去っていく。炎佐は彼女の後姿が見えなくなるまでそれを見送ってから、ふぅと息を吐いて空を見上げるように顔を上げる。

 

「モモ、いるんだろ?」

 

そう言った瞬間、炎佐のすぐ後ろにある地面に立てる形の看板が僅かにカタリ、と揺れたがすぐに沈黙する。炎佐はそれを聞きながらはぁ、とため息をついて軽く振り返り、先ほど揺れた看板を見る。

 

「すぐに出てきたら拳骨一発で済ませてやる。出てこないなら……今度会った時に問答無用で十分耐久お尻ぺんぺんだ」

 

「ハ、ハローエンザさん! 偶然ですねぇ!!」

 

看板に殺気を向けながら言うと同時に看板の後ろからモモが姿を現し、しゅっと右手を挙げて挨拶。しかしあくまでも偶然通りがかった風を装う事は忘れない。

 

「ああ、偶然だな」

 

炎佐はそう言い、笑顔でモモへとゆっくり歩き寄る。

 

「偶然さっきの喫茶店の、偶然俺に見つからずかつ俺達が見える席にお前がいて、偶然俺達の話をお前が盗み聞きしてたんだよなぁ?」

 

「……ば、ばれてました?」

 

炎佐の歩み寄りながらニコニコとした笑顔での言葉を聞いたモモは汗をだらだらと流し、引きつった笑みを浮かべながら炎佐に問い返す。

 

「ふぎゃっ!?」

 

直後宣言通り、一発の拳骨がモモの頭に落とされたのであった。

 

「ったく。ストーカーみたいな真似すんじゃねえ」

 

「うぅ~」

 

腕組みをして叱る炎佐に対し、モモは頭にできたたんこぶを両手で押さえて涙目になる。

 

「で、一応聞いておく……お前、話聞いてたんだろ?」

 

「え? あ、はい……正直意外でした。まさか古手川さんがマジカルキョーコの大ファンだったなんて」

 

炎佐の確認に、隠す事でもないのか隠そうとしても無駄だと諦めたのか隠そうとしたら余計酷い目に合うと直感したのか素直に今回の話を聞いていた事を肯定する。その時の彼女はとても愛くるしい笑顔を浮かべているのだが、炎佐はその愛くるしさに騙される事なく厳しい目を見せていた。

 

「言っておくが、他言無用だぞ」

 

「え~」

 

念押しする炎佐だがモモは頬を膨らませて唇を尖らせ猫背になるという分かりやすいほどに不満げな様子を見せており、炎佐はやれやれとため息をつく。

 

「モモ」

 

「……はい?」

 

やけに優しげな声で呼んでくる炎佐にモモはやや引いた様子を見せる。が、炎佐は構うことなく優しげな声で続ける。

 

「デビルーク星人って、沸騰したお湯の中に何時間潜れるか、とっても興味があると思わないか?」

 

「墓まで持っていきますサー!!!」

 

優しげな声ながら目が全く笑っておらず、間接的な処刑宣告にモモは咄嗟にピシッと背筋を伸ばして敬礼を取りながら答える。

 

「っていうかエンザさん、あなた一応私の護衛なんですよね?……」

 

「お前達の護衛である前に、俺はお前達の兄役だ。しつけは兄として当然のつとめだ」

 

「しつけってか脅しですよ……」

 

敬礼で答えた後に、今更ながら自分の扱いが互いの関係から考えると明らかにおかしい事を指摘。だが炎佐はしれっと持論で返し、だがしつけとしては暴力的過ぎる扱いにモモはぼやいた。

 

「誰にも言わないって古手川さんに約束したからな。口止めはそのついでだ」

 

そう言って炎佐はモモの頭をぽんぽんと優しく撫でる。

 

「さ、帰るぞ。その途中で口止め料に何か奢ってやるよ」

 

さっきまでとは違う優しげな笑みを浮かべて炎佐はそう言う。

 

「……もう。そんな事言われたら怒りようがないじゃないですか」

 

そう言ってモモはふぅと息を吐き、炎佐と共に歩き出すのであった。

 

 

 

 

 

[本日も、燃やして解決っ!]

 

炎佐と唯の話し合いから一週間後。唯はマジカルキョーコの決めポーズをベッドの上で猫の顔を模したふわふわのクッションを抱き、目を輝かせながら見ていた。

 

[来週も見てね~]

 

終わり、というテロップが映し出された下の方で恭子は可愛らしい笑顔で手を振っている。唯はそれをマジカルキョーコの余韻として眺めていた。

 

「唯ー」

 

「!?」

 

その時、遊が遠慮なく部屋のドアを開けながら唯に声をかけ、唯は近くに置いていたリモコンを即座に操作。テレビの電源を切る。

 

「お、お兄ちゃん! だからドアを開けるならノックをしてって言ってるでしょっ!!」

 

「あーへいへい。お前に荷物が来てたぞ」

 

唯からの注意を受け流しながら、遊はそう言って「ほれ」と結構大きな封筒を差し出す。

 

「あ、うん……ありがとう……」

 

封筒を受け取りながら唯はお礼を言い、遊が部屋を出て行きドアを閉めたのを確認してから改めて封筒を見る。

 

「誰かから封筒送られるような覚えなんてないんだけどなぁ……」

 

そう口にし、頭の上にクエスチョンマークを浮かべつつ、とりあえず差出人を確認する。

 

「氷崎……恭香?」

 

差出人を口にするが、唯の頭の上からクエスチョンマークは消えない。やはり覚えのない名前だ。

 

「届け先は間違いなく家だし、私だし……なんなのかしら?」

 

届け先を間違えられているわけでもなく、唯は不思議そうな表情を隠さずにいる。

 

「……?」

 

だが、そこで唯は氷崎恭香という名前に何か既視感を感じる。氷崎と言えば炎佐の名字、そして大分前に町で炎佐と会った時、炎佐の従姉弟と名乗っていた少女の名。

 

「まさか!?」

 

一つの思考に行き当たった唯は慌てて机からカッターを取り出し、丁寧に封筒を開けて中身を取り出す。そこには一枚の手紙が同封されていた。

 

「……キョ、キョーコちゃんからの、お手紙だ……それに、メアドも……」

 

唯はぽかーんとしながら呟く。手紙には恭子からの直筆なのだろう可愛らしい文字でいつも応援ありがとう、から始まる所謂ファンレターに対する返信のような内容が書かれている他、最後の方には炎佐の友達という事で信頼できると判断したのだろうかメアドも記載されていた。手紙を呼んだ唯の口元は街中で可愛い猫を見かけた時にも負けず劣らず緩んでいる。

 

「あ」

 

手紙を見ていて気が緩んだのか封筒を落としてしまう唯。だがその時、封筒に入っていた他の何かが封筒から僅かに飛び出した。分厚い用紙に枠付けがされている。

 

「これって……」

 

唯は分厚い用紙を封筒から出す。そこには「霧崎恭子」というサインが書かれており、「古手川唯さんへ」と丁寧に書かれている。ハートマークも可愛らしくあしらわれた霧崎恭子の直筆サイン色紙だ。

 

「きゃー!!!」

 

それを理解した瞬間唯は黄色い歓声を上げる。だがその声を聞いた遊が何事かと唯の部屋に三度ノックも無しに飛び込み、慌てた唯がなんでもないと誤魔化して兄を部屋から追い出すのに苦労する羽目になるのは、この数秒後のお話。




今回は読者様からのリクエスト[炎佐が恭子の従妹弟と知った唯が何とか恭子と近づきたい、と色々考えたり行動したりする話]を元に作成しました……いや、ネタが思いつかなかったので気分転換になるかなぁと……あと僕、古手川メイン回ってほとんどっていうか、そもそも作ったか自体が危ういレベルでないし。古手川は好きなキャラなんですけどね、堅物な巨乳ツンデレって最高ですし。ただし彼女の恋愛関係のツンデレはリトという初恋の相手だからこそ輝くと思ってますので、炎佐ヒロインになる事はありません、せいぜいお互い真面目な性格からのいいお友達止まりです。(断言)
で、今回の話を作るにあたって改めて考えると炎佐と古手川自体に個人的な接点がほとんど存在しないんですよね、友達の友達(リトやララ、春菜の友達同士という意)やクラスメイトってくらいで。なので今回の話は炎佐の交友関係を広げるというか友達という意味合いでのフラグ構築にはちょうどいいきっかけになったと思います。
遅れましたが火の神獣さん、リクエスト提供ありがとうございました。

なお、唯の部屋に自分用のテレビがあったかに関しては原作中で描写があったか正直分かりません。多分なかったろうなぁとは思いますが。ただ今回の導入「マジカルキョーコを見て、その真似っ子をする唯」はどうしても譲れなかったので自室にテレビがあるという描写を入れました。ってか唯の性格からして家族に見られるところでマジカルキョーコ見てるとは思えないし。
さあそろそろストーリーを進めようかな。ダークネス編入ってもう五話目だけどラブコメや日常方向にしかほとんど話が進んでないってどうよ?な感じだし。


そして最後に一応注意をしておきます。僕は自分からファンサービスやら何やらで明確にリクエスト提供を呼び掛けた分には責任持って可能な限り書くようにしています。ただし、読者様から自発的なリクエストを受けた分に関しましては善処しますが書けるとは限りません。
今回は正直に言って執筆意欲があるのに対してネタがないって事と提供されたリクエストで上手く構成が思いついたという、所謂「需要と供給の一致」がうまく重なった幸運な結果と思ってください。ぶっちゃけ我ながら「上手くリクエスト消化できたなぁ」って驚いてるくらいなんですから。
なので個人的にはリクエストを出す自体はよっぽど無茶苦茶じゃない限り別に構わないんですが、書けるとは限らない。むしろ書けない可能性の方が高いって事を念頭にお願いいたします。何度も言いますが今回は余程の例外&幸運の結果なので。
つか、リクエスト出す自体は構わないとは言いますが、「最低限感想としての体裁は守れている」が前提なのでそこもお願いします。

では今回はこの辺で。ご指摘ご意見ご感想はお気軽にどうぞ。それでは。

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