しかも本編を書くかなり前に書いたものなので内容はかなりカオス?です
七月七日、今日は七夕である。
「と、いうわけで七夕だ。」
「誰に話してるのですか?一夏さん?」
「あ、セシリア。この小説読んでいる人にだけど?」
「???よくわかりませんわ。一夏さん、そもそも「七夕」とは一体なんなんですの?」
「ああ、セシリアは知らないんだっけ、七夕のこと。ラウラとシャルは七夕のこと知ってる?」
「ううん。聞いたこともないよ?」
「私も知らないぞ。嫁よ、一体「七夕」とは一体なんなのだ?」
二人とも首を傾げている。あとラウラ私は嫁じゃないってば。
「なら説明するわね?七夕って言うのは――」
〜七夕について説明中〜
「〜というわけ」
「「「ポロポロポロ…」」」←号泣
「Σえ!?何で三人とも泣いてるの!?」
「だ、だってかわいそうすぎるじゃんか…好きな人と一年に一回しか会えないなんて…グスッ」
「そ、そうだぞ嫁よ切なすぎるではないか…」ズズッ
「た、確かに切なすぎますわ…」
三人ともその話を聞いて物凄く悲しそうだ。その前にラウラ、鼻噛みなさい。凄いことになってるから。
「よし!!私達も笹の枝に短冊を吊すぞ!」
「ボクもやる!」
「私もやりますわ!」
「む、一夏、ラウラ、シャルそれにセシリアか、一体なんの騒ぎだ?」
「あ、箒ちゃん、実はカクカクジカジカで。」
「シカクイムーブと言うことか、なるほど。」
「「「わかるの(ですか)(か)!?」」」
「ああ、だいたいわかった。あと細かいことは気にするな。」
「「「気にな(るぞ)(るよ)(りますわよ)!?」」」
おお、見事にそろったな
「とにかく七夕をするのはいいが笹の木はどうすのだ?」
「「「「あ」」」」
「というわけでお姉ちゃんに聞いてみようと思う。」
〜少女+男の娘移動中〜
「私は男だよ!?」
「一体誰に言ってるの?一夏。」
「気にしないで、シャル。」
「う、うん。」
「というわけでお姉ちゃん。笹の木ってこの学園にあるの?」
「何がというわけでだ、そんなものある訳ないだろ。」
「「「「「え〜」」」」」
「え〜じゃない。諦めろ。」
「ふっふっふっ、ところがぎっちょん!!この天才束さんかかればちょちょいのちょいのお茶の子さいさいだy…痛い!痛いよちーちゃん!!無表情でアイアンクローは止めて!束さんの頭から鳴っちゃいけない音が鳴っちゃうよ!?」
いきなり私達の後ろから束さんが出てきて、お姉ちゃんに飛びついた。のはいいけどお姉ちゃんはそれを軽々と避けカウンターで束さんの頭にアイアンクローを見事に決めた。
「というか束さんどこから出てきたんですか!?」
「ふっふっふっ!!この束さんお手製光学迷彩装置で忍び込んだのさ!!」
「というかお前はそんな無駄なものに頭を使うな!!」
「ギャアァァァ!!い、痛いよ!?ちーちゃん!!今度こそ束さんの頭から鳴っちゃいけない音が鳴っちゃうよ!?」
「そんなもの知るか!!」
ギリギリギリ!!
「そ、そんなことより束さん。笹の木を本当に用意できるんですか?」
「うん。この束さんにかかればすぐできるよ!!所でいっくん、笹の木なんて何に使うの?」
「うん、実はカクカクジカジカで」
「シカクイムーブなんだね!!なるほど!この束さんに任せなさい!」
胸をドンって叩いて任せなさい!Σd(・ω<)ビシィッ
といった感じでサムズアップを返された。
「「「だから何でわかる(んだ)(の)(ですの)!?」」」
「ただし条件があるよ!!」
クワッ!!っという効果音が鳴るくらい束さんが目を見開いた。
「「「「「「「条件?」」」」」」」
ん?何かもの凄くいやな予感が…
「いっくんにコレを着てもらいます!!」
そう言ってどこからともなく取り出したのは…
某幻想郷の巫女服だった。
「何で巫女服なんですか!?浴衣ならまだ解りますけど!!」
「いっくんなら何を着ても似合うからだよ!!」
「思いっきりドヤ顔で言われても嬉しくないですよ!?せめて浴衣にしてください!!」
「ふっふっふっ!!だが断る!!」
「なんで!?」
「さあさあいっくん!これさえ着てくれたら笹の木が手にはいるんだよ?箒ちゃんたちも、楽しみにしてるんだよ?」
うぐっ!?それを言われたらぐうの音も出ない。しかも、シャルやラウラの顔を見たらお願いっ!!て目を見ただけですぐにわかる。
じーー×6
うっ
じーー×6
ううっ
「わかりました!!今回だけですよ!!絶対にですよ!?勘違いしないでくださいね!?///」
「いっくんが…ツンデレ…だと!?」
そう言って私はさっさと服を受け取り着替えにいった。
〜数分後〜
「束さん!!コレで満足しましたか!?」
「か、」
束さんの動きが止まった。
よく見ると小刻みに震えている。
「か?」
その瞬間
「可愛すぎるよ!!いっくうぅぅぅん!!」
もの凄い速さで抱きついてきた。
「むー!!むー!!」
胸が!顔に胸が!
「人の妹にナニをしている!!」
「姉さんズルい!!」
「博士ズルいですよ!!」
「そうですわ!!」
「その通りだ!!私の嫁だぞ!!」
「「「「「そうじゃ無くて!!」」」」」
「お姉ちゃん私は男!、それよりも束さん!ちゃんと着たんですから、笹の木をください!!」
「え?誰があげるって言った?いっくんにはまだまだ着てもらわないといけない衣装が沢山あるんだよ?ほらこんなに!」
そう言いながら出したのは…
大量の衣装ケースに入れられた衣服だった。しかもよく見るとどこその砲撃魔のような服やその友達の金髪でツインテールの子が着ている物もあったりしていた。しかも束さんがカメラを持っているので衣装を撮影するき満々だ…
ピキイィィィン!!(ニュータイプのアレ)
このままだと…大事な何かを失うような気がする!!
「嫌ですよ!!アレ全部着るんですか!?」
アレとは衣装ケースに入れられた。
「うん。そうだけど?」
あっさりと言われた
「絶対に嫌だあぁぁぁ!!」
「あ、逃げた!!」
「逃がすものか!」
ビシィッ!!
「ラウラのAIC!?」
「ふっふっふっ!!逃がさないよ?いっくん?」
束さん!笑い方が不気味ですよ!?というか手をワキワキさせてどこかの変態子狸ですか!?
誰が狸や!?
なんか電波が来たけど無視しよう。
「というか服を掴まないでください!!脱ぐのなら自分で脱ぎます!!ちょっ!?止めて!!ア―――――――――ッ!!」
「ふうっ堪能した〜」
もの凄く満足気に言う束さん。あなたは満足したかもしれないけど俺は大事な何かを失いかけたんですよ!?それになんだか肌がやたらツヤツヤしてませんか?
ちなみに着せられたのは、チャイナ服、メイド服、セーラー服、スク水、ナース服、バニーガール、などなど50着以上着せられた。
「ううっ。もうお嫁に行けない…」
泣きたい…もの凄く泣きたい…
「大丈夫だよ!!いっくん!なんなら私がお嫁に貰うから!」
物凄い笑顔でサムズアップしながら言われた。
「いったい誰のせいでこんな格好してると思ってるんですか!」
「この天才ウサギの束さんだよ!!」
「開き直った!?」
本当に自由奔放ですね。あなたは
「そんなことより、束さん!!衣装の撮影終わったのなら笹の木ください!!もう私のHPは0ですよ!?」
「はっ!撮影のことで本当に忘れそうだったよ。はい!約束の笹の木だよ!!」
すると束さんは自分の服から笹の木を出した。
「一体どこに入れてきたんですかその笹の木!?」
「まあまあ!そんなことよりみんな!短冊に願いことを書いて!笹のはに吊してねー」
「ところでみんなは短冊にどんなお願い事を書いたの?」
「「「「「それは秘密!!」」」」」
「え〜」
まあ、いいか。みんな楽しめたみたいだしね、私も楽しめたし。
お姉ちゃんがいて、箒ちゃんがいて、セシリアがいて、ラウラがいて、シャルがいて、束さんがいて、みんながいる。それがいつもの日常だ。
「さぁ!いっくん!七夕っていったらコレこれだよ!!さ!早く着てみて!」
そういって束さんが出したのは…
女物の着物だった。束さんが男物の着物を着ているところを見ると私が織姫、束さんが彦星のようだ。それにカメラも持ってたからまた撮影するらしい。いろいろとぶち壊しだ。
「まだ着るんですか!?もう嫌ですからね!!そんな服着るのは!」
私はもうすう十回にも及ぶ衣装チェンジで心身ともに疲れ切ってきた。
「まあまあいっくん!
七夕っていったらコレしかないでしょ?
さあさあいっくん!
覚悟決めないと束さんが服脱がせて着せちゃうよ?」
「って、姉さん!!やりすぎです!一夏が可愛そうだ!というか彦星は私がやる!」
「え!?私じゃなくて!?」
「いいえ!箒さんではなく私がやりますわ!」
セシリアも!?
「いや、僕だよ!!」
「いや、嫁がやるなら私だ!!」
シャルにラウラも!?
このパターンはまさか!?
「お前たち、何を言っている。」
「彦星は私だ。」
「お姉ちゃんも!?」
「いや、私だ!」
「いいえ!私ですわ!」
「いーや!僕だよ!」
「いや、夫の私だ!」
「ふっふっふっ、この束さんだよ!!」
「いや、姉の私だ。」
結局騒動は収まらず私が一人ずつ順番に撮影することで収まった。
「「「「「「ふふふふふ。」」」」」」
六人全員が撮った写真を見て顔が見事に緩みきっている。一番ひどかったのはお姉ちゃんと箒ちゃんだった。
まあ、いろいろあったけど、みんなが楽しめたらな私は言いと思う。
そういえばみんなは短冊になんて書いたんだろう?
そう思いながら一夏が吊した短冊には
『これからもみんなといれますように』
と書かれていた。
次もできるだけ速く投稿できたらいいなぁ…