「………箒ちゃん?」
目の前にいたのは、六年ぶりの再会になる幼なじみだった。
「屋上でいいか?」
「う、うん。」
すたすたと廊下に行ってしまう箒ちゃん。そこに集まっていた女子も道をあけている。屋上にでても扉の奥で包囲網が取り囲んでいた。しかも盗み聞きする気満々だった。
「そういえば箒ちゃん。」
「何だ?」
「去年、剣道の全国大会の優勝おめでとう」
「///!?」
私はにかっと笑って箒ちゃんに言った途端顔を真っ赤にした。…え?私なにか変なこと言ったかしら?
それはあなたが朴念J…ゲフンゲフン天然だからです
「な、何でそのことを///!?」
「な、何でって、新聞に載ってたし…」
「な、なんで新聞なんて見るんだっ///」
箒ちゃんは顔を真っ赤にしていたが少しうれしそうだった。
「あ、それと箒ちゃん」
「な、なんだ!?」
「そ、そんなに怒らなくても…」
びっくりして少し泣きそうになった。
「あ、ああ、すまない一夏。少し感情的になってしまった。」
そう言いながら私の頭を撫でてくれた。
「うう…、頭は撫でないでぇ…」
「……はっ!!すまない。撫でていると何故か癒されてしまってな…つい…。」
「そうだったんだ…でも頭撫でるできるだけやめてね?」
「うっ!?わ、わかったできるだけ控えよう。///」
「???(なんで顔が真っ赤なんだろう?)」
それはあなたが身長補正で上目遣い+しかも驚いて涙目になってるからです。
「それでね箒ちゃん」
「何だ?一夏」
「久しぶり。箒ちゃん六年ぶりだけどすぐに箒ちゃんってわかったよ」
「え……」
「ほら、髪型とかふいんきとかあのままだからすぐにわかっちゃったよ?」
「そ、そうだったのか。よく覚えていたな…」
「うん、忘れないよ?」
キーンコーンカーンコーン
「チャイムが鳴っちゃったよ?私たちも行こう?」
「わ、わかっている」
そう言いながら私達は教室へと戻った
スパァンッ! ぺしん
「遅かったなお前らとっと席に着け、篠ノ之、織斑」
「「す、すみません織斑先生(お姉ちゃん)」」
ぺしん
「織斑先生だ」
「はい。わかりました。」
〜おまけ〜
「お、織斑先生、何故か織り斑君の時は力を抜いてませんか?」
「山田君、気のせいだ」
「気のせいだ」
「でm「気のせいだ」」
「…はい」
「(もしかして…織り斑先生ってブラコン?)」
「山田先生・・・あなたは『触らぬ神に祟り無し』
ということわざを知っていますか?」
「ええ、下手に関わるとろくなことがないという意味だった
と思いますけど・・・っ!?」
「つまりはそういうことです。
下手に嗅ぎ回ると、どうなるか・・・お分かりですよね?」
「ッ!?」
その時私は、今まで感じたことの無い『ナニカ』を感じました。
次もがんばってみます!あ、セシリアどうしよう…